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5つ星のうち 3.0 「かな式まちかど」のために買い, 2010/12/28
By バンパー - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 原色の想像力 (創元SF短編賞アンソロジー) (創元SF文庫) (文庫)
総評して、地味。
いまだ前時代的なSFをやってる気がする。
1930年代から進化しないのかと疑問をもつ。
おいらは、この流れに抵抗しようと、
荒唐無稽なビッグバンとか起こるSFを応募してるのだけど。
「うどん、キツネつきの」いちばん安心して読めるSF。ひとまず、納得。
「猫のチュトラリー」ロボットものに斬新さを求める。おれは思いつかないから、ロボットは書かない。
「時計じかけの天使」いじめ問題に対しては疑問。二人同時にいじめられることはある。
だが、アイデンティティものとしては面白かったかも。
「人魚の海」これでありなのかよ。もっと荒唐無稽なのも頼む。平凡だが、耽美。
「かな式 まちかど」傑作。言語遊戯の幻想文学。
「ママはユビキタス」だから、ロボと宇宙開発の試行錯誤が1930年代と同じ。
「土の塵」すごく平凡な幻想文学だと思った。なぜ受賞?
「盤上の夜」すごく平凡なサイボーグSFだと思った。なぜ受賞?
「さえずる宇宙」すごく下手で物語として破綻している。なぜ受賞?
「ぼくの手の中でしずかに」高度な理系知識があるのはわかるが、オチてない。