11/02/14 17:06:24
>>396
>全部読みました。携帯小説でよくある話です
全部読んでくれたのですか。有り難うございます。僕も一言で作品を表現するなら『この小説は携帯小説っぽい小説である』です。
如何にもな展開。古臭い手垢に塗れた小説の型であると。
文芸作品として考えると、現実感があるでもなし斬新さもない。
つまりそういう意味で価値のない作品だと僕も思うのです。
>ホテルに俊夫を呼び出しておいて、父が目の前で優子を犯し、
>明日からこれがお前の嫁だと床に転がした優子を指さすとか。
>そして、父の前で、優美と俊夫の公開セックスが行われ、服従させられるとねえ。
>陰惨すぎますかあ。
色物化ですか。確かにその方がまだ読者に与えるインパクトで上なのかなと。
ただ僕はそれって悲惨さを極端に振り切っただけの、これもまた単純な、手垢に塗れた技法を使うに過ぎないって気もしますし
方向性を強く出したとして、それで作品を読み終えた読者に何かしらの思いを伝えられるのか疑問に思うのです。
作品の価値って一体どこにあるのか。ある文芸批評家は作品に意味なんて求めるな過程を楽しめと書いてましたが、本当にそうなんでしょうか。
村上龍氏の作品、僕も好きで高校生の頃一通り読んだです。初期作品には確かに異様なパワーが籠められていて、売春婦の描写も秀逸です。
ただ今の年になって読んでみると読後、虚しさしか残らないのです。
読み進めたときに感じる心の揺らぎは、ジェットコースターに乗った時に感じる類のそれでしかなく
実は錯覚なだけじゃないかと。感動とは言えないのではないかと。
……と、まぁ、グダグダ言いましたが、過程も読後も抜けたいなら両方出来ればいいだけなんで、ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽPさんの感想は有難かったです。
目指す作品の全てではないですが、今の自作には無い必要不可欠な側面を再認識した思いです。
>東京には星がないが人々の暮らしの明かりが星の代わりとなる。
あとこれちょっとセンチになってる女子高生の一人称視点での心情起点なので甘い感じにしたが駄目かな。
三人称なら書かないけど。女子高生の一人称っぽくない? 駄目かw