12/06/02 23:32:55.52
>>507
官能小説でよく指摘されるのはヒロインを魅力的に書けるかどうか。
でもねぇ、それが一番大変なんだよね。
そもそもヒロインの魅力の客観的判断基準が分からない。
プロ(ちなみに自分が考えるプロの基準は著作20作以上か、それだけで食って
いける人)なら蓄積した経験で分かるんだろうけど、寡作の間はとても無理。
どうしても自分の主観的判断に頼るんだけど、変な趣味に走ってないか、自分の
好みのポジションはチェックしておく必要はある。
自分がやっている方法として、ヒロインのディテールを、これでもかというほど
作り込んでおくのも一考。身長、体重、サイズは勿論、出身校、初恋や初体験の
相手、等。そうしておくと、主人公とのちょっとした会話で、話を膨らませやす
くなるし、エピソードの追加も楽にできる。こういう失恋をしたヒロインがこん
な事言うはずがない、とかキャラクターも作りやすいと思う。編集から「真ん中
をカットして、二人の絡みを追加してください」とか言われても対応しやすいし。
勿論、慣れてくれば必要ないんだろうけど、最初のうちはやって損はないと思う。
ヒロインの魅力の王道は、やっぱり欠点を作り、それで長所を際だたせる、位かな。
自分も魅力的なヒロインを書けないって悩んでいるんで、みんな同じだと思うよ。
ま、キャラの魅力を引き出せるようになれば、9割方デビューは決まりだろうけど。
それまで試行錯誤しながら自分なりの方法を見つけるしかない。