12/01/05 12:06:45.58
>>599 長文ですまん
タイトル「取引」
魔王が死んだばかりの娘の魂を引き取りに天国に来る。
神々は娘の人柄と信心深さから「悪魔の取引」で生き返らせるものだと思った。
しかし、娘を地獄に連れて行くという。「取引」は一つの願いが叶う代わりに地獄送りになるもの。
何故、誰かが娘を地獄に送って自分も地獄行きを願うのか、神々が驚いてその訳を問うと、
魔王は、娘の願いの代償だと述べる。
神々はさらに驚いて余計にわけがわからなくなった。信心深い彼女が何を何故? と。
そこに娘が登場し、願う経緯と死に際を説明する。
ひとりの神が何を願ったか伺うと、突然彼女に平手打ちされた。
神々は三度目の驚愕。魔王は大笑い。
信心深い娘は死ぬまで神の救いを求めていたが、死に際で現れたのは悪魔。
その裏切りが「神を叩かせること」を願わせた。
生者も死者も救えない神は無能と皮肉り、魔王は高笑いと共に娘を地獄へ連れて行く。