13/02/12 05:42:46.87
孫市は戦後民主主義が産み落とした典型的キャラクターだな。
国家主義から個人主義への価値観の大転換が行われた。
個々人の考える自由が何よりも価値が高いとされたので、猥褻・好色・無作法…
すべてが自由で最高の価値であると真剣に考えられた。
自由を抑圧するものは排除すれば結構であるが、
猥褻や無作法までが自由として称揚される社会というのは異様という他ない。
それが、この小説における門徒衆のようなイデオロギーの虜になった反権力の輩を中心に行われてきたために、
常に外国を利する売国行為になってしまった。
戦後左翼が強力に推進したのが、国家と道徳の分離。
国家が道徳に触れただけで、国民の自由が奪われるという神経質な態度であった。
この神経質な態度は、軍事や改憲に関する話を口にするだけで平和が崩壊すると信じている左翼の奇妙な思考と共通する。
戦争を反省するとは、なぜ負けたのかを考えることである。
戦争の時代を全面否定することではない。