12/10/26 00:53:48.02
(^ω^)⊃ アウト!!!
(⊃ )
/ ヽ
「故郷の潮の満ち干(ひ)きする渚の、
おどろくほど緻密な観察と鮮明な記憶、
まのあたりに見ているような平明な描写力。
読んでいてふいに胸えぐられる感じになるのは、
今はこの列島の海岸線すべてから、
氏の書き残されたような渚が消え去ったことに思い至るからである」
(石牟礼道子「山川の召命」『ちくま日本文学全集 53 宮本常一』1993年、461頁)
「潮の満ち引きまで感じられる渚の写真を眺めながら、
ふいに胸えぐられるような思いに駆られるのは、
かつて宮本がカメラにおさめたような渚が、
日本の海岸線からことごとく消えてしまったことに思いいたるからであろう」
(佐野眞一『宮本常一の写真に読む失われた昭和』平凡社、2004年、6頁)