12/05/31 08:30:34.45
>>316
手書きの場合は、ニと二、夕とタどころか、「シ」のつもりで「ツ」と書くの
がいる。それに迎合したのか、私の認識ソフトは、「シ」と「ツ」が逆転する
ことがある。土屋氏の紹介したパナソニックの「認識革命」の体験版をつかっ
たが、革命どころかアンシャンレジーム。それを活字やJIS漢字はすべて正しい
文字にしてくれる。数字の二を誤認識で色つきのニと出たら、いちいち数字の
二に再変換(一括変換でもいいがたいして便利ではない)しなければならない。
何と不便なこと。手書きならどっちでもかわりはないのに。
ところで漢字のケはJIS漢字では収録不能だろう。漢字は普通片仮名より大きめ
に作るのだが、今ある片仮名のケより大きめのケを製作して漢字の分野に収録
するのは現実的ではない。それほどに、現実ではヶが多用されており、ケは
片仮名として定着してしまい、関ケ原のケなどを見ると、なんだこれは?
片仮名のようで片仮名でない、それはなんだと問われたら、言われん、
言われん、だ。ちょうど変体仮名で書いた「そば屋」の暖簾のようだ。
土屋氏のように片仮名だと割り切ると楽だろうが、どう考えてもあれは
片仮名ではない。数量を示すときは「箇」又は「個」、助詞の場合は「が」
を使うように政府で指導し、固有名詞の場合は特例的に漢字の「ケ」を
認めるとかしてだんだん変えていけば、何とかなるだろうが、今の
混乱状態では(といっても言葉はいつの時代でも、またこれからも、
混乱状態が宿命)JIS漢字では手の打ちようがない。こまるのは土屋氏
のようなJIS漢字の誤解と、トミーのような変人のものしらずの片意地だ。