13/08/25 22:49:13.50 KO9eZ7uD
Part71がまだ書き込めそうですね。あとどれくらい書き込めるのでしょうか
?埋めネタ藤原に活躍してもらいましょうか。SS職人さんの規制はまだ解け
ないのでしょうか。たくさんお作品を期待しています。
36:この名無しがすごい!
13/08/25 23:30:22.63 yChrhZkB
>>32
乙です 続き物は大変でしょうが気長にやっていってください
>>35
本来500KBまでで15KB前後位余裕あるんでしたよね?
1KBって何文字くらいでしたかね? いつまでたっても覚えきれない……
37:この名無しがすごい!
13/08/26 01:57:31.19 JFl7u7ls
佐々木さん、こんばんは
38:この名無しがすごい!
13/08/26 08:13:56.59 5VZQFvY6
西日本の大雨がひどいですよ佐々木さん
大阪梅田に店持ってる知り合いが浸水がシャレにならんと半泣きで連絡してきましたよ
関西程ではないにしろ福岡もまだ結構な大雨ですよ
39:この名無しがすごい!
13/08/26 11:48:31.71 pRk8/n0F
テスト
40:この名無しがすごい!
13/08/26 11:49:45.29 pRk8/n0F
ついに復活なのですよ、佐々木さん*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
41:この名無しがすごい!
13/08/26 12:20:09.68 WmaPU52S
おめでとさんwwwこれからまたよろしくー
>>38
何年か前の話だけど、未明に大雨が降って数十cm浸かったことがあった
夜明けにはもう水引いてたけど、アパート1階に住んでた人はびっくりしただろうなあ
42:『ねこのレポート』
13/08/26 14:26:16.99 pRk8/n0F
皆様。皆様は現在、興味深い事は何であろうか。私はご主人とその番いの巣における行動様式である。
今回、ラボ…ご主人の巣だが…における行動様式を纏めてみた。取り留めないレポートではあるが、皆様に報告をしたい。
「暑い…」
「言の葉に乗せるのはやめたまえ。余計に暑くなる。」
ご主人とその番いは、羽根が高速回転して異音が立つ物体の前に寄り添っている。
最初は離れていたが、次第に物体の前に寄って来た。風よりは自分のように日陰にいたら涼しかろうに。
番いも番いだ。ご主人に寄り添っては暑いという事は、この番いの中には無いらしい。ご主人の腕に手を回している。
だが、ご主人は気付いてすらいない。汗をかいた飲み物を入れた透明なもの。カランと音を立てる、水が固まったもの。
ご主人からも少し発情の香りがする。番い?言うに及ぶまいよ。漸く子を成すか。
ここはそっと巣から出るのが思いやりだろう。だが、ご主人よ。せめて物陰に移動したほうがいい。
番いも下が冷たいほうがよかろう。煮えた床では肉球が火傷してしまう。
「佐々木。」
「キョン…」
やれやれ。初めての発情ではやむを得んな。レクチャーしようにも私には相手がいない。ここはご主人達の勢いに任せるべきであろう。
出歯亀を止めて外に出る私。主人の幸せを願う忠猫といえる。
「シャーミー♪」
……人によっては天使の音色と呼ぶであろう、その声。私は地面に落ちたセミが、最後の力を振り絞り騒ぐが如き勢いで振り向いた。…そこには…
「あそぼ♪」
殺猫兵器の権化たるご主人の妹…私のもう一人の主人が立っていた。
私は逃げた。心肺機能の限界に挑むが如く走り、猫のオリンピックがあれば有数の成績が取れるであろう走りを見せた。
だが。現実は非情だ。
アメフトで世界を狙えるであろう凶悪タックルに、私は成す術なく倒れ…敢え無く妹の腕の中ご主人の巣へ戻された。
耳をつんざくような叫びがあったが、それはご主人、妹、番いの叫びだといっておく。
あまり関係ないが、ご主人と番いは日陰に移動していた。どうやら心配は杞憂だったようだ。
だが。番いの匂いを嗅いでもご主人の匂いはしなかった。猫は5分もあれば……。ううむ、人は難しい。
まだまだこの巣には、私の学術的関心を引くものが多い。ご主人と番いの研究はまだ、始まったばかりだ。私はご主人の膝の上に座り、次なる機会を待つ事にした。
レポートを取る機会があれば、皆様にご紹介していきたいと思う。また次回に期待して頂きたい。
END
43:この名無しがすごい!
13/08/26 14:44:10.86 pRk8/n0F
シャミセン視点。
『ねこの森には帰れない』の続編という事でお願いします。
44:この名無しがすごい!
13/08/26 18:32:45.35 WmaPU52S
おつー
妹ちゃんは「ちゃん」仕様のようですなw
はたして部屋への突入は故意か否か…
45:この名無しがすごい!
13/08/26 19:35:02.92 pRk8/n0F
シャミセン視点をシリーズにするとしたら
『ねこの森には帰れない』
と
『あの子の愛した三毛猫』
のどちらがいいですかね?
46:この名無しがすごい!
13/08/26 19:58:31.44 WmaPU52S
>>45
『あの子の愛した三毛猫』が検索しても見つからない(´・ω・`)
どんな話だったっけ…
47:この名無しがすごい!
13/08/26 20:20:19.29 pRk8/n0F
いえ、後者はSSは書いてないです。
シリーズのタイトルという事で…
48:この名無しがすごい!
13/08/26 20:30:01.20 bPigsAQF
「ねこの森には帰れない」に一票。お待ちしていました。
>>42 乙です。
49:この名無しがすごい!
13/08/26 20:46:34.86 WmaPU52S
>>47なるほど
ならワタクシもねこの森に一票
50:この名無しがすごい!
13/08/26 21:39:30.50 pRk8/n0F
ありがとうございます。
では、『ねこの森には帰れない』にしたいと思います。
毒吐きモノローグを長門に読まれ、こっぴどい目に遭わされないよう祈りましょうw
51:~移ろい花火~俺の後ろに佐々木がいる
13/08/26 22:08:06.08 bPigsAQF
~移ろい花火~俺の後ろに佐々木がいる
夏休みが終わり、最初のテストもまあ上々。新しい季節と学期が始まった、最初の週末。
夕食を食べ終わったあと、佐々木から電話があった。
「キョン、今からお邪魔していいかい?」
どうぞ、どうぞ。別に予定はないし。
「それじゃ今からすぐそちらに向かうよ」
夏に比べれば、日が沈むのも随分早くなって、周囲は宵闇が覆っていた。
「お待たせ、キョン」
電話を受け取り、程なくして佐々木はうちにやってきたのだが、佐々木はかなりの大荷物を
抱えていた。
一体何を持ってきたのだろう?
そう思っていると、俺の目の前で佐々木は荷物を広げ始めた。
「これは花火か?」
「そう、その通り。買い物に行ったら、投げ売り状態で、半額やら割引シ-ルやらが貼られて
いたのでね。今年の夏は花火をやらなかったから、急にやりたくなったんだ」
そう言われると、去年、まだ中学生の夏休みの日に、俺と佐々木と国木田、岡本、須藤、中川
と花火をやった。
中学生の夏の最後の思い出。今、そのうち3人は、俺たちと別の道を歩んでいる。
「早速やろうか、キョン」
うちにも妹が親にねだった花火が残っていて、それも使い、妹も参加して、庭で花火に火をつけた。
打ち上げ花火はなく(あっても住宅地じゃ苦情が来るから、火はつけられない)、いわゆる家庭用
の玩具花火、手持ち花火と呼ばれるものばかりだが、俺も佐々木も妹も多いに楽しんだ。
別に花火は夏だけのものではないのだが、やはりこの季節ではないとどうもしっくりこないような
気さえする。佐々木が見たように、投げ売りされていたのも、やはり花火は夏物、という考えが日本人
の多数に意識されているからだろうか?
「これが最後の花火だね」
かなり長い時間、花火を楽しんだあと、佐々木が取り出したのは、丁寧に梱包された線香花火だった。
「佐々木、その線香花火、何か特別なものか?」
「さすがキョン。よく気づいたね。」
よく見かける線香花火に比べ、佐々木が取り出したのは、先が黒く短くて色も素朴なものだった。
「線香花火は二種類あるんだよ。関西では、今僕が持っているスボ手牡丹というものが一般的だった。
諸説あるが、三〇〇年前に最初に作られた線香花火はこの花火で、その原型を受け継いでいる。一方、
よく見かける線香花火は長手牡丹と言って、スボ手牡丹が関東に伝わり、進化して全国に広まったと言わ
れている。どちらも日本で生まれたものだけど、いまや日本で生産しているところはほとんどない。この
スボ手牡丹も生産しているのは、日本でただ一件、福岡のみやま市高田町の花火屋さんだけなんだ。そして、
この花火は、その貴重な国産のスボ手牡丹の線香花火なんだ」
「よくそんな貴重なものが手に入ったな」
「親戚のお土産なんだよ。九州旅行に行ってね。僕にくれたんだ」
良くはわからんが、何かすごいもののような気がする。締めくくりにふさわしい花火である。
線香花火には、花火の状態で各それぞれに名前がついているという。
添加した直後の状態が「蕾」、そして「牡丹」、「松葉」、「散り菊」。それらは人の一生を、花火で表現
したものだという。
「僕らの今の状況は、線香花火に重ねると『牡丹』に当たるらしい」
安物の線香花火にはない、闇夜に瞬き、儚さを持ちながら、しっかりと存在感を主張して、スボ手牡丹の線香
花火は火花を放っていた。
52:~移ろい花火~俺の後ろに佐々木がいる
13/08/26 22:09:14.14 bPigsAQF
すべての花火に火をつけたあと、俺は後片付けをする。
夜風が涼しく、もはや季節が夏から秋に変わったことを感じさせた。
庭の片隅に潜んでいた秋の虫たちの音色が聞こえる。
「今日は楽しかったよ、キョン。こうやって季節に区切りをつけるのも悪くはないね」
いや、俺の方こそ楽しかった。
「それじゃ僕は帰るよ」
ああ、それなら家まで送るよ。結構遅くなったしな。
「ありがとう、キョン」
「それじゃ、キョン」
佐々木の家までついてきて、玄関先で俺達は別れる。
「ああ、そうだ、キョン。君は明日も時間があるかい?」
今日と同様、何も予定はないさ。
「そうか。キョン。文化祭の準備もあることだし、よかったら明日本屋に行きたいんだけど、一緒に来てくれな
いかい?」
構わないよ。そういえばもうすぐ文化祭だったな。
「君が応募する小説も、もうすぐ締切だしね。取材に出かけて細部を詰めないと」
もうほとんど完成はしているんだが。
「その小説の賞金で、晩秋の行楽シ-ズンに、君と旅行に行く予定を立てておいていいのかな?」
佐々木は面白そうに、くっくっくっと笑った。
53:この名無しがすごい!
13/08/26 22:15:33.70 bPigsAQF
今回の花火の話は、福岡県のみやま市高田町竹飯1917の筒井時正玩具花火製造所
さんのホ-ムペ-ジを参考にしました。以前TVでここの会社のことを知り、使って
見たいと思っていまして、昨日、弟と買い物に行った時、半日に割引シ-ルが貼られ
ているのを見て思いつきました。
54:この名無しがすごい!
13/08/26 22:43:31.61 WmaPU52S
おつー
筒井という花火師、打ち上げ後に毎回製作した花火師の名を告げる福岡の某花火大会で聞いたことあるような
連発花火の締めで白色の花火が一斉に打ち上がり、辺りを明るく照らし出す様子は爆音とも相まって凄い迫力だった記憶が
55:この名無しがすごい!
13/08/26 23:07:17.31 YPUhoBWC
>>40
復帰おめ。
2ch全体できな臭いことになっているようだけど、なるようにしかならんか…。