12/10/31 14:57:43.68 ub+cd1qB
長くなったので2レスに分けます
・どこまで読めたか。断念した場合はその理由をお願いします。
途中に休憩を三回ほど挟んで最後まで読みました
・よかった点と悪い点はどこだったか。
よかった点
会話や地の文がラブコメらしくなっているところ
読者の期待にこたえるという意味でここはとても重要な部分だと思います
恋愛ものは作品ごとに好き嫌いが分かれるジャンルで
個人的にはこの作品のノリはいまひとつ好きになれませんでしたが
それでも最後まで読めたのは要点を抑えてくれていたおかげです
悪い点
まず目新しさがない
赤い糸という設定は言うに及ばずキャラクターもおおよそテンプレどおり
読者の期待にこたえるのは重要でしょうけど
それだけではつまらなくないだけの作品に終わってしまうのではないか
さらに重要な場面での会話に締まりがない
これはしばしば商業作品にも言えることですが
ぐだぐだと会話を続けて心情をすべて説明しようとする
こういうのが私はあまり好きではありません
ここぞというときに伏線を張った一言でずばりと決着をつけてほしい
普段の会話も長めだからなおさらそう思います
そしてなによりの問題点が最後のオチ
ここまで延々と尺を使って悩んできた
物語の核心とでも言うべき赤い糸が実は不正確なクソ能力でしたって
なんだそれそんなんアリかよ
告白が失敗して臆病になってた主人公に見えてたのはとりあえず付き合えるだけの糸で
しっかり信念を持ってるヒロインに見えてたのは付き合えば最後には幸せになれる糸だった
みたいなロジカルなオチかと思ったらそんなことはないし
糸がつながってないのがはっきりと分かってるけどそんなの関係ねえ
いいぜなんでも赤い糸のとおりなるってならまずはそのふざけた幻想をぶち殺す
みたいな熱血展開なら赤い糸が不正確だったって設定は邪魔だし
もうなんていうか台無しなんだぜ
キャラクターがテンプレとか山場がぐだぐだとか
そういうのも最後にきっちりオチがつけばとりあえず許されるかもしれないけれど
これはなんかもうどうしようもないがっかりです
私がどこか伏線を読み飛ばしてるだけならそれでめでたしなんですがね
・明らかな違和感を感じる文章、シーンなどはなかったか。
文章そのものは読みやすくて特には
ただひとつ気になったのはおそらく書き間違いなんでしょうけど
ツンデレですね→ツンがねえよっていうやりとり
ないのはデレじゃないのか