12/10/31 07:53:48.31 PrBanVR3
>>168
>・どこまで読めたか
一、の終わりまで
理由は後述します
>・ここ明らかにいらないだろっていうシーン
>・主人公の行動
読んだ範囲が短いので、これはなんとも
>・よかった点と悪い点は
>・明らかな違和感を感じる文章、シーン
後述すると言った点と合わせて
>・その他なんでも
まず良かった点といっていいかと思うのですが、会話の掛け合いメインである軽い作風はラブコメに適しているかと
ですが手放しに良かったとは言えないかとも思います
まず文章というか、人称の問題ですけれど
ここまで主人公の内的焦点化に特化した三人称だと、正直三人称である事に何の必要性も感じなかったです
むしろ、語り部によって高校生主人公の息遣いが遮られて、感情移入を阻害しているだけに感じました
一人称で主人公のありのままの心中を吐露した方がよほど興味を持てたんじゃないかなと
そして一、の中盤から後半にいくと、これでもかってぐらいの掛け合いの応酬が始まりますけれど、間に差し込まれる地の文なんて完全に一人称
この時点でキリのいい所で閉じようと決めました
これ多分ですけど、何となく書きやすいからで三人称の体を取ってません?
一人称小説と三人称小説のデメリットだけが合わさっている気がします
と、ここまでは文章だったりなんだったりについて書きましたけど、一番の問題に感じた事がありまして
主人公とヒロインには運命の赤い糸が見える
この設定が肝の筈なのに、全然機能してないですよね
最後まで読んでないので結末にどう絡むのかは分かりませんが、読んだ範囲では別にメインキャラに糸が見えなくても同じ事が出来る展開ですし、だからと言って赤い糸が見える事を深く掘り下げてる訳でもない
読んでいる側としては「赤い糸?なんじゃらほい?」と引き込まれる用意をしてるのに肩透かしを食らいました
赤い糸の設定が必要不可欠なら、冒頭からそれを活かした展開をして欲しいかと思いますし、それをやらないのなら、過去に「それが見えた事でこんなエピソードがありました」とか設定自体に興味を持てるような構成にするべきかと思います
現状を読む限り「赤い糸の設定」をとりあえず飾ってあるだけの十把一絡げラブコメ
これではその設定が活きる場面へ辿り着くまでに、興味を失ってしまうかと
そして、せめてヒロインか主人公のキャラに求心力があれば印象は変わったかも知れませんが、これもまたテンプレの範疇
ちょっと読み進める事は出来ませんでした
ラノベにおいて、おそらく異能バトルとラブコメというカテゴリは二大巨頭だと思うんですが、それってつまり弾数が多いって事な訳です
その中で目を惹く物を作るとなると、独自色を「きっちり活用する形で」盛り込む事じゃないかなと
設定がいくら奇抜なものでも、お飾りではまったく意味を成さないと思います
本筋となるストーリーラインにしっかり絡み、その必要性をみせてこそではないかと
そんな感じです