12/10/26 20:07:03.69 tjiVUz5g
>>121
抑揚の効いた理性的な文章で読みやすく、多感な時期のドライさがよく出ていると思います。
”くすくす””キラキラ”といった擬態音もそのドライさを表していて良好です。
ただ序盤だけで擬態音がなくなってしまったので、どうせなら最後の方でも使って欲しかったです。
あきちゃんの話と靖史の話が色々なところで交錯しますが、これがTVドラマや漫画なら場面の切り替わり
がすぐ分かるのですが、現状の表現方法だと読者はちょっと戸惑ってしまいます。
靖史は~と文章が来ても「あれ?靖史って誰だっけ?あきちゃんの話じゃないの?」って一瞬止まって
しばらくして、そうか塾の少年か、と思い直して読み進む感じです。
読者によってはそこで読むのをやめてしまう人もいるかもしれませんので、思い出話に入ったのか、
今目の前で起こっていることを書いているのか、きちんと分かるように表現する必要性があると思います。
いじめが終わったことが「ターゲットが変わった」だけでは不十分でしっくりきません。
直前のあきちゃんとの話との因果関係もなく、作者のご都合主義的な終わり方にも見えます。
ギャルの裕子が本が好きというのは一般的に不自然に感じます。
裕子がなぜ本が好きで、本が好きなような人間にかかわらずギャルをしているのか、というのを
きちんと説明しないと作者のご都合主義に見えます。
”高校は県内の底辺校に進んだ。中学の頃、個性的、空気を読めなさ過ぎて痛い目にあっ
た私は周りに合わせようと必死になり、友達も作れるよう周りに溶け込む努力をして、気
がつけばギャルになっていた。”
これだけでは高校デビューの説明としてちょっと不足しています。
デビューするにはそれなりに劣等感やら自己顕示欲やらあると思いますが、それが説明されておらず
これも作者のご都合主義的展開に感じます。
急に六甲山が出てきてあきちゃんが関西弁をしゃべるのも不用意だと思います。
舞台が関西なら関西で構いませんが、なら最初から関西弁をしゃべったり、関西の風景を出すべきです。