【ラノベ】自作を晒す人と感想人が語り合うスレ2at BOOKALL
【ラノベ】自作を晒す人と感想人が語り合うスレ2 - 暇つぶし2ch340:本スレ467
12/07/21 09:17:16.43 UqQI0zM2
おっと、レスを書いている間に。リロードすればよかった。

>>337
あ、あれ…一人称的三人称で書いていたつもりだったのに…と一瞬思いましたが、
場面の最後とか、ブルーの過去の話で、結構あちこちに視点飛ばしたんでしたね、今回は。
今回のシナリオでは、誰が裏切り者かわからないサスペンスを狙っていたので、知らぬはシシルばかりなりで、
全員疑わしく見えたりしないかなーという下心があってチョロチョロ入れてみたんですが、
視点が点在することで内容が発散しているのであれば逆効果ですね。
ただ、もしもこれが、メイン部分でシシルの過去やら思考やらで肩入れ出来るように書いてあれば、
シシルのフレームに他キャラよりも強度があれば、別だったと思いたいところなんですが…。

「復讐しか良い物語がない」というのは、ほかが誰の心理にも絡んでいないイベントしかないせいかと思うので、
メルが王位に執着する理由、シシルが助けようと思う原動力なんかがあれば印象も変わるかなと考えたのですが…、
何が出来ていないのか、まだ本当にわかったわけではないので、違ってるかも。

今回は三人称でも言葉の制約が多くてちょっとシンドイので、一人称は難しいです。技術的な理由ですみません。
視点をよそにやらずにか…疑わしく見えるようにしたければ、あの細切れをやめて描写で頑張れってことですね。
嘘を書かずにミスリードか、出来るかなあ…かなり不安だw
何とかなるか、プロット段階で検討してみます。

341:本スレ15
12/07/21 17:07:49.92 4QoDUxvf
>>340
狙いは成功しても効果はでてないという悪循環を理解しよう
だから「ああ、うまいね」だけで終わってる

小説ラノベの物語は情緒的な経験を読者にさせるものなんだ

あれだけ読ませて読者にはろくに面白い部分がたいしてないというのは普通は有り得ないけど
あなたはかぶってないプロットを書いてるつもりかもしれないけど
そういった部分はとっくにやりつくされてほぼ面白くなくなってるの

このままじゃたとえばミステリーの賞を一度貰っただけで二度と出てこない
読者のつかないような作者になってしまうよ
君が投稿しようとしてるラノベだって
読者が着かない売れないのは作者としてあっさり終了するの

作者に厳しい競争のなかでなんとか生き残ろうっていう目標を感じない
現実には新しいことをやるっていうのはやろうとしても後回しになって
最低狙ってるジャンルとして面白くできることを最初にしようと努力するもの

作者としての目標を「新しい」から「生き残る」に早く設定し直してくれ

342:本スレ467
12/07/21 21:47:25.75 UqQI0zM2
>>341
狙いが成功して、効果は出ない。そんなことが…!
本当に成功してますか? こんなこと質問してしまうのも何なんですが。
もしも狙いが成功しているのだとしたら、狙い自体は効果を発揮しているにもかかわらず、
ほかに失敗しているものが足を引っ張って全体が失敗に終わってしまっている可能性はないかなあ…とか。
成功したものはそのまま留め置き、失敗したものを引き上げる方式でないと直せないので、
出来ていることと出来ていないことを明確にしておきたいです。

組み合わせが新しければ新しいっぽく見えるかなというだけで、この話の素材に新しいものは何もないと思います。
プロットも大きな筋としては王道で、王女が王位につくのをサポートするのは、非常によくあると思っています。
組み合わせによって既視感を消そうと躍起になっていますが、新しいことやめずらしいことをしているつもりは特にありません。
既視感について気にしないようにするには、ちょっとこれまで感想や評価シートに書かれすぎました。
晒しではここ2作は既視感という感想がなかったものの、結構言われましたしw
小手先の目新しさをほしいとは思わないのですが、どこかで見たような、は避けないことには始まらないかなと。
生き残るためには、まず生まれないと始まらないので、どうしても当面の目標はそこになってしまいます。
ただ、2作品で言わなくなった程度なので、話と主人公が合っていないのは不慣れでぎこちないせい…と思いたいところです。
作り方に慣れてきたら、テーマに合う範囲で、よくあるというほど見かけない組み合わせの設定を作れるようになる…かもしれません。

ライトノベル、というより、小説を書けてないのでしょうねえ。
何があれば楽しくなるのか、何がないから楽しくないのか、その根っこの問題が明確にならないと、
何をどう何回かいても、おそらくこの話と同じようなものしか書けないままだろうと思います。
その原因を、今回はシーンに登場人物の心理的な遷移が絡まないためという結論にしたのですが、
それを意識して書いて、出して、まあGAじゃ駄目でしょうけど、そうしたら評価シート見てまた改善するしかないですかね…。

343:本スレ15
12/07/22 01:57:45.08 QwMYGdy4
>>342
もうね俺は全部読んだからまだいいけど
変な理屈をこねないw

あと既視感とかいうのを感じるなら逆手にとってそこからの変化を見せていくのが普通の感覚
既視感とかあるのは既存の作品を良く模倣できてるからこそ恥じることはないよ
指摘されてるのはそれだけでこころに迫るとこも新設定もないよって話だろう

面談方式じゃないといけないのか?w
>ほかに失敗しているものが~可能性。などなど。

467氏は落ち着こう焦りすぎテーマなり物語なりプロットなり熟考していこう
まず
床に落ちて割れた卵に特に衝撃がかかった部分があったとしても
他の部分に当たれば割れなかったとは思わないよね

プロット上は王位継承で話が進んでるけど
ブルーの復讐なんかはまずブルーの悲劇があってから王位継承事件の参加になってる
そこはメルが王位継承する王国を建て直す
とかいう筋外の人間の悲劇的運命の筋のなかなわけだ

ということは本質的に
*A海近くの人間達が難民化したことがまずテーマか物語の軸なわけだ
でもそこに
*B王位継承の筋が入り
微妙にAとBに絡んだ
*Cブルーの復讐
*D未熟なシシル
*E人間の王国をつくる騒動
が入るが、とはいえCはBに対しての直接的な進行にはなるけどAには弱い
実際物語り上でも根本的な解決には辿り着いていないよね。
で、そこに*Dであるシシルの筋を入れようとしている……。

結局はAから見るとCはちょっとしたエピソード扱いなんだよね。
まあでも物語としての情緒面は一番主要なものを与えられているわけだ。
プロット上でも条件の進行となる鍵となっている。
他にはシシルが影武者役するのもあるが、これは特にACとは関係性の薄いものだし、
影武者役は成功してるけれども扱い方を考えると、
意外性を狙いすぎなのか後半終盤から唐突に成功する。
まあ実は当初から張られていたわけだけど、そこが「ああ、なるほどね」となる点のひとつ。

で読者は一体何を解決したいのか考える
Aじゃないようだ(少しはなんとかなってるのか)
BなのかでもBは解決したでもAを少ししか前進させない
Cは解決したじゃあCをもっと中心にしろよ
じゃあDのシシルって何なのよ? Eの人間達ってなんなのよこいつら……
そんな風になるわけだ

まずグループ・ストーリーじゃないしブルーの物語でもない
それなのにCが最も成果を得て解決することに疑問を持たれてるわけだ
ということはBについてもAについてもその価値は揺らいでくる
テーマだとか物語だとかプロットがずれまくってるか多すぎるんだよ
あなたに評価シートを送ったところ感想人達、皆はそこを厳しく指摘してるわけだ

普通は一人称か一元やってれば、「あっ主人公ダメだ。物語がダメだ。テーマが。筋が悪い」とか感じだす
やりたいのは群像劇でもないのにラノベ一本にこんなにプロット造ってるのはまずおかしい。
王位継承といってもラノベではとても安直になってたりする。遠大になっててもまず最初に王位継承までやったりしない。
群像劇でなくとも普通は一本書き上げる作品にここまでしない。質を上げるとかどうとかじゃなくて収まらない。
収まらなくて原稿二千枚になったとかならまだ分かる。でも数百枚にしましたじゃ通らない。
うまくみえるだけ、既視感、萌えなし、全体的に面白くない、と判断されてるんだから。普通は懲りてるはず。

344:この名無しがすごい!
12/07/22 03:23:11.51 z4JxfYCf
>>50「暮空島恋愛実験」
電気についてだけ書いておく。

まず始めの常識だがスタンガンは人を殺す為に作られた武器だ。
これは当然恐怖の対象となる。
W=E*E/RでありW=I・I・RなんだがRの位置に注目して欲しい。
Wを大きくするのは電圧より電流を大きくした方が有効(破壊力が強い)である事を意味する。
高圧電線が高電圧であるのにもそう言う意味がある(エネルギーロスが少ない)。
判り易く言うと人を殺す目的(大出力)で作っていなければ絶対に人は死なない。

高校時代に1.5Vの乾電池を30,000Vに上げて感電する遊びをやった事がある。
メチャクチャ痛いが電流が小さいので絶対に死なない。
人によっては快感になるんだよこれが。人間の皮膚抵抗値は結構大きいので電気の仕事している人間は交流200Vくらいだと触れても気にしない。
普通の人は家庭用交流100Vで飛び退く筈だが、人間は意外と電気になれ易い。
だから死なないと判っている電気攻撃はあっという間に恐怖の対象から消えてしまう事実がこの作品の不味い点。

次に対策の話だが電気の近道は距離ではなく、合計抵抗値が一番小さいルートになる。
電気が二点間を流れるのは間違いない。が、体を接触し合い断面積が増えるとルート数が増えるので電流(しびれ)は減る。
並列回路だと流れる電流が減るって意味だ。
そもそも小島なんだから腕輪や首輪を海水に漬ければそれだけで電流は小さくなる。
あくまでも『スタンガンは人を殺す為に作られた武器』である事を混同しないように。

この作品では恐怖の対象として準備した小道具の設定が甘過ぎたって所ですね。
恐怖の対象となる設定に煮詰めれば性能部分を書き直すだけで作品に支障が無くなります。
設定が甘いだけでつまらないとか言われたらたまったものではないと思いますので、もう少し煮詰めて下さい。

ちなみに皮膚が無い状態(体に針を刺してるとか)は6Vが限界と言われているが場合によってはそれ以下でも死ぬ。

345:335
12/07/22 04:04:53.39 BbF/Gkq3
>>338
心理ステータスが一場面で二人変わるなんて、そんな変な効率は考えても仕方ないよ
考えるべきなのは、それはシシル(主人公)の心理変化なのか、あるいはシシルが他人に引き起こした心理的変化なのか、の二点
どちらでもないのはいらない
物語の全ての要素は主人公に奉仕するべき

これは自論だけど、主人公は物語の牽引役ではなくて、物語そのもの
物語ってのは、主人公の心的変化、または主人公が周りに引き起こす心的、状況的変化のこと
現状あなたの話ではシシルが主人公になれてない
まず、この話はシシルの為に設計された話ではないよね
だからと言って、物語の必要に迫られてシシルが設計されたわけでもない
これは一つ二つエピソードを付け加えてもどうにもならない

他キャラだと内容がシビア?
どうしてシビアさで勝負しようと思わないの?
メルっていう年若い王女がいるんだから彼女を主人公にして上手く読者の同情や共感を引いていけばいいじゃない
「井の中の蛙が大海を知る」にしても王女の王位継承に関わってシシルが大海を知ったようには思えない
シシルの得た知識は全て伝聞で実体験に基づいたものではないからね

プロット上の狙いである「メルの王位継承」と
主人公上の狙いである「大海を知る」の
(本来は相互補助の関係にあるべき)二つの狙いが遊離している
今のプロットを活かすのであれば主人公がシシルなのはベストではないし
主人公をシシルにするのならプロット上の狙いは変える必要がある
いずれにしても、物語の根本から練り直す必要がある
主人公が主人公たりえる物語
(この話はシシル(仮)が以外が主人公だと成立しないって話)を紡いでください
「なんで主人公を○○にしたの?」と言われるような話を書いてちゃ駄目なんだよ
最後に反乱の鎮圧の話だけど、小野不由美の十二国記シリーズの「風の万里 暁の空」の研究をお勧めする
祥瓊(または鈴)の描かれ方とシシルがどう違うのか、比べてみるといいと思う

346:この名無しがすごい!
12/07/22 04:17:33.03 1xho6NzM
>>344
横から口を出して申し訳ないが

>まず始めの常識だがスタンガンは人を殺す為に作られた武器だ。

これ、まったく違うぞ
スタンガンは英語でStun-Gun
読んで字の如く【気絶させる、呆然とさせる為の銃】だ
広義のスタンガンにはゴム弾やマイオトロン、スタンバトンやテーザー銃なんかも含まれるように非殺傷個人携行兵器の総称だから

それと電流は数ミリアンペアだが、電圧は10万~50万ボルトぐらいある
つまり死ぬ事はないが薄手のレザーコートぐらいなら貫通して制圧する事が可能
この数値からも逆説的に殺傷目的の兵器でない事は分かるだろう

347:本スレ467
12/07/22 10:05:59.71 4WHsELC3
>>343
すみませんすみません、ほんと申し訳ないです。
こうやって原因を明らかにしていかないことには先に進めないので、
大体いつもこのやりとりみたいなことを、数ヶ月くらいテキストで一人ブレストしてます…。
数学でいうとこの、公式を暗記できなくて公式を導いた証明を理解しなくては先に進めないタイプです。
一人称で書いたとしても多分、制約が難しいなあと思うだけで、気づかずに書ききってしまうんです。
自分にとって、プロットさえ作ってしまえば、あとは演出を気にして文章に起こすだけの作業なので。
高校生男子の一人称で書いた前作も、もらった感想は、よくできてるとは思うけど…でしたし。
途中でこれじゃ駄目だと気づけるなら、もっとマシな場面選択が出来ているんでしょう。
正直に言うと、面白いってことがよくわからなくなっています。
ほかの人には自明な感覚が欠落しているか、やって当然の手順をやり損なっているか、
そういうレベルの根本的なことでトチってるはずなんですが。

A~Eで解説していただいて、結構多いなあと実感しました。駄目すぎる。
Aは度外視というか、作者脳で変わらないことが分かり切っていたので意識していませんでした。
英雄を書くのが苦手な感覚と同じで、あれを全部変えてしまうのは無理だろうと思うのと、
もともと人が多い分筋も多くなってしまうので、Aはバックボーンとし放置しておきたい部分ではあります。
Eのディーエラインが弱すぎるのは気になっていたので、改稿では第三勢力にしたいなあと考えていました。

現状でCが一番いい理由がよくわからないですね。どうしてこれはもっとも成果を得ているのか。
大勢の中に存在する普遍的な流れだからか? 具体的なエピソードとして書いてあるからなのか?
これの理由を全体に応用することが出来れば、今回のこのシナリオでも上手くいくのではないか?
…というのが、今一番の関心事です。
既視感はさておき、萌えに関してはキャラクターの魅力ということになるでしょうから、
結局はこのへんをクリア出来ればいくらかは何とかなるのではないかなと睨んでいるのですが。



>>345
やべえ、祥瓊バレてるw
実際に意識したのは月の影影の海の方なんですが、狭い世界しか知らない小物でも、
書き方によっては入り込むことも出来るんじゃないかと考えてました。
出来ていなかったので、全然駄目なんですけども。
もう一度読み直して来ます。

シビアを避けたのは、これはラノベじゃないですねって感想を回避するためでした。
これもまた、既視感共々、もういいってぐらい感想をもらったのでw
そんなわけで今回も評価項目に入れておいた次第です。

メルを主人公にした方が手っ取り早くて楽なんでしょうけど、話自体は捨てずに行きたいので、
シシルが主人公になるように直したいと思っています。
主人公のために話を作ったつもりだったのになあ…おかしい。
今回のシシルの知った大海は、実体験を伴っていない知識であって経験ではないということで、
考えている改稿では、人間側の現実を見に行くとか、人間は汚いものだと知るとかした上で、
メルを選び、綺麗ごとを信じると決意するという話に出来たらなあと思っています。
与えられた情報でキリキリ舞いするのではなく、自分の足で歩いていけば印象も変わるかなあと。
シシルの内面が変化すること、一歩先に進んでいけることを話の中心に据えておけば、
そしてそのために王位継承問題とかが存在するという比率になれば、いいということと理解したので。
要は、シシルが動いたことによって王位継承が転がればいい…んですよね?
でもこの方向で行くとシシルが軍師ポジションに収まってしまいそうで、それも何だか微妙な…。

348:この名無しがすごい!
12/07/22 12:15:24.11 5IuFmmEQ
シビアだとラノベじゃない、って変な思い込みだなあ
それを上手く料理して読者を楽しませることを考えるのが小説家じゃねえの?
主人公が不幸のどん底から始まるラノベなんかいくらでもある
どうも、自分が楽しようとしてることをあれこれ理由つけて正当化しようとしてる気がする

349:本スレ467
12/07/22 12:29:34.94 4WHsELC3
>>348
シビアな話は、駄目ではないでしょうが、現状の流行を考えると厳しいだろうなと思います。
晒しの感想でも1人の方は「重さが気になるけど」と書かれてますし。
それと、自分として禁じ手にしているのは、好きなだけあって歯止めがかからなくなってしまうからでして…。
ブルーの過去の話とか、あのへんがデフォルトで、さらに下に行ってしまうというか、
そばかすが虐殺されていくシーンなんかを楽しく書いてしまって失敗するパターンです。
不幸のどん底というより、エグいだけになっちゃうんですよね。

現状、その他にも出来ていないことが山積している状態ですし、
失敗する可能性が高いパターンを選ぶより、出来る手を打ってみる方が確実かと思っています。
その上でやれるなら、やってみたいとは思いますけどね。

350:335
12/07/22 13:28:32.17 BbF/Gkq3
>>347
シシルが祥瓊なのなら(陽子でも構わないけど)、祥瓊のキャラとしての変化をもっと意識してみるべき
(陽子の変わり方は無知→人間不信→自己嫌悪→誰に何をされようと自分は他人を信じる、だけど
これを素人の筆力で描くのは無理ゲーすぎる)
風の万里では祥瓊が慶王憎し→慶王に諫言しなければ
鈴は慶王なら助けてくれる→慶王は誅殺すべき
と二人の180°態度が変わる。同じことがシシルに起こっているか?
シシルの考えは何も変わってなくないか?

王宮という井の中で「自分は何も悪くない」と思っていた祥瓊が
月渓、恭王、楽俊との関わりをへて
「王に諫言しなかった自分は公主としての責任をはたしていなかった」と考えを変える
その為の舞台装置と同じものがシシルの為に用意されているか?
無知ゆえに「人間には魂の誇りがある」と言ったシシルは
何を知ってどう考えが変わったの?私には読み取れなかった
祥瓊の心情変化がどのように設計されているか、心境の変化が起こったシーンで
「何が原因で」「どのように変化したのか」をメモ取りながら読んでみ
あなたの小説はここが決定的に足りていないように思う

現状の無知ゆえに人間を信じる状態から一度落として
(作者が意図するシシルの最終状態は「人間は信じられない」ではないと仮定する)
再度人間を信じる状態にもっていくのは紙面の関係上難しいと思う
(月の影で陽子が二度三度と裏切られたのを思い出して欲しい。落とすなら徹底的にやらないといけない)
だったらどうするかって、人間不信の(望ましくない)状態から
屋敷でメルやディラに触れることによって
人を信じられる(望ましい)状態へ変化させるべき

シシルを主人公に選ぶなら王位継承権問題はおまけであると割りきれ
シシルが動いて王位継承権問題を動かす必要はない。それはメルの仕事
場合によっては全て省いて別のエピソードにするべき
また、祥瓊にとっての楽俊、鈴にとっての清秀となるキャラを用意すべき
現状のキャラを使うならメルかディラだけど、ディラの方が衝撃的かもね
ブルーと関わることで派生しただろう人間への理解やメルへの恨みを上手く書き込めればだけど

>>343氏と言ってることが全然ちがくて混乱すると思う
たぶん343氏はエピソードや構成面からのアプローチ
私の意見はキャラクター小説としてのアプローチ
小説を設定から作っていくか、キャラから作っていくかだけど、やりやすそうな方面から改稿すればいいと思う
気持ちに余裕ができたら、使わなかったもう一方のアプローチから自分の小説を眺めてみるといいと思うよ

351:本スレ467
12/07/22 14:29:26.90 4WHsELC3
>>350
その陽子の変遷をなぞるのは、上下巻のページ数と投稿のページ数の違いをさっ引いても、
「無知」の段階でコケてる自分じゃ無理そうですね。
落とすだけならやれそうですが、そこから戻すとなると、王位継承とかしてる余裕がなさそうですし。
ディーエの動機がが実は人間のためとかではなく自分が王になりたいだけだったショックと、
そのショックを慰めてくれたと思ったらグレーズよお前もかショックの二段構えで、30~40DPくらいかと計算しています。
追加でスィッラとバトルしたら楽しいかなあ、絶望しちゃうかなあ、えへへ。とかにやにやしましたが、
そうすると半分くらい使っちゃうし、ちと重すぎるかな、さすがに…その時点で人間を諦めていたらいいだろうか。

そこから復帰するとなると、鬱々期間+転機の2つが必要で、本筋は棚上げしても15~20DPほど必要になりそうですし、
こうなると、本格的に王位継承問題に絡むか、こぢんまりとシシルだけの話に閉じるか、どちらかにせざるを得ませんね。
こぢんまりした話をこの世界で書いても仕方がないので、前者という結論になって、
転機となるイベントは、メルの本心を知るのか過去を知るのか、そのへんと絡められたら行けるかな?という目論み…。

そういえば、シシルは友達いませんでしたね。メルが適任なんでしょうけど、向こうも向こうで大変そうだし…。
名もなき猫耳の女中長と仲良くなれたりしたらいいのかなあ。ツンデレ女中長。
もしくは、女中長があれだからこっそりと接触してくる女中の女の子(猫耳)。
シシルと接触していたのがバレてエラく叱責されて、それでもよくしてくれることで、ダブルショックから立ち直るとか。
そうすると今度はその猫耳がなぜ味方するのかって理由も必要になっちゃいますねえ。
あー全然違う物語が展開し始めたので、ちょっとここは保留しておきます。
これ以上新規キャラを増やしたくはないし、今いる人物で楽俊になれないか検討したいところです…。
ディラだと、ラストでまたシシルがガックリしちゃいそうなので、難しいかもしれませんが。

単純化して、初期のステータスが何らかの契機を経て裏返ればよし、という感じで受け取りました。
意識しているつもりではあるんですが、どうも上手く組み込めていないようです。
変化前と変化後の場面を書いていて、変化する契機になるものを書いていない、のでしょうか。
まあ、シシルに関しては何が変わったのか説明しないと通じない微細な変化にとどまってしまっているので、問題外なんですが。

352:この名無しがすごい!
12/07/22 16:37:12.50 PKaG/yqQ
>>347
>現状でCが一番いい理由がよくわからないですね。どうしてこれはもっとも成果を得ているのか。

簡単だよ
1 ある程度情緒的な経験を与えることができている
2 作中において完全に解決させることができている
3 各プロット上において他の筋を進行させる主要なメインプロットとして位置している

まあ1は個人差があるけど
2は過去の因果関係まで明かされて作中で完全解決してしまっている
3はこのプロットが条件になって王位継承と一応は人間の運命も好転する

353:この名無しがすごい!
12/07/22 17:24:13.78 PKaG/yqQ
352は本スレ15です

354:本スレ467
12/07/22 18:44:46.19 4WHsELC3
>>352
2と3、納得です。
確かに、完全にスッキリして終わりましたね、あの筋は。
メインシナリオを動かしていたつもりはなかったんですが、過去からしっかり絡みを書いたのはあの筋だけで、
話の中で動かせない要素であると考えれば、主人公よりよほど本筋に絡んでいますし。
というか、それが1なんだと思っていたのですが、1を別要素として出してあるということは、
それはまた違う原因ということなんですね。
ううむ、解決出来ない1が残る…w

355:本スレ467
12/07/22 21:17:45.76 4WHsELC3
あまり長々とこのスレを占有しているのも申し訳ないので、そろそろ締めたいと思うのですが、
もし差し支えなければ、情動を起こすために必要な条件は何か、お考えを伺えたらと思います。

今回の晒しでは、主人公が機能不全を起こしていたために、話が上滑りしていたというのが皆さん一致したご意見でした。
まことにその通りだと思いますので、改稿の際には、人物設定や表面的なイベントは流用したいと思っていますが、
裏側の流れは、シシルの心理面を変更するためのイベントを主軸に、全面的に構造を組み直すつもりです。

その際、今までおつきあいいただいた話の流れで、説得力のある契機による心理的ステータスの変更というものと、
シナリオの主流に深く食い込んだ抜き差しならぬ筋を持たせることの2点を心にとめています。
それ違うとか、それじゃ足りないとか、何かあれば、ご指摘いただきたいです。

356:この名無しがすごい!
12/07/23 00:17:21.77 wVanZPJo
>>50「暮空島恋愛実験」
読まれてくれる事を願う
大問題が持ち上がった

ベルトをナイフで切って首輪や腕輪に挟み込んだら全てが解決する
ストーリーを納得させるだけの小物を選定できる事を陰から願っています

357:この名無しがすごい!
12/07/23 00:30:51.26 wVanZPJo
>>355
過疎板の過疎スレだから荒らしでない限り大手を振って使っていいよ

シシル英雄推進派なんだが(多分俺一人だろうな)『転結』の英雄ではなく
『起』のアイドルにしたいと思っていた
改稿案はほぼまとまったのでそれで進むと思うけど、
『起』の掴みが弱すぎてラノベである必要性の無い事が心配です。
これが第二巻とか第三巻なら多めに見るかもしれないけど投稿作で掴みが無いって
弱点丸出しです。なにかひねって下さい。期待してます。

358:この名無しがすごい!
12/07/23 00:52:34.04 wVanZPJo
>>346
他人の言葉より自分の判断で行動するように癖をつけた方がいいですよ
スタンガンが鎮圧目的なのは実用化する為の方便ですよね?
開発目的はドイツ軍やフランス軍による捕虜の殺害
これが電気式拷問(死なない電流値)の経緯を過ぎて護身具になってます
相手の言葉を信じて幸福の壷を買って幸せになったと思っているなら相手の言葉を信用しなさい

ミリネタとかこう言う専門ネタは作品の要ですが読者にとってどうでもいい情報です。
「それが今重要か?」
といっても作品の根本ですから変えるわけに行きません。
それで専門職の方々が入れ替わりで説明しますが読者にはどうでもいい事です。
作品内にリアルをいかに素晴らしく作るかの方が大切なんですが専門系読者は「はあ?」になります。
以下ループですね。

359:本スレ15
12/07/23 04:43:29.75 0O04ER48
>>354
まあキャラ個別の成長については>>350氏が書いてくれてるけど

なんというかもっとプロットに対して明確な機能関係とかを意識して欲しい
作者がこれを重視してるから
ある物語の構成のなかで一部のプロットと作者の重視が自然に一致して
プロット上でも最重要とかになるわけではないよ

>というか、それが1なんだと思っていたのですが、1を別要素として出してあるということは

うん、何? Cには同居するメインシナリオ・本筋があるために
1が備わってると思っていたけど、Cだけに1が別にあるということは
情緒的な経験が与えられている原因は本筋にはなくて
何故Cに情緒的な経験があるのか理解できないってことなの??

情緒的経験って相当範囲の大きいざっくりした各個人的なものだから
まああれだけど

あの晒しの作中なら
シシルの未熟メインシナリオなんかより
Cを抜き出してさらに普遍的に構成し直して考えれば
Cのプロットとある程度のシナリオを含めても
独立させて思考したときには人の死が関係して外面的な行為も激しいし
成功しやすいよね

360:本スレ15
12/07/23 06:51:22.00 0O04ER48
>>354

まあ>>350に関連したやりとりを考えると
>>350
>無知ゆえに「人間には魂の誇りがある」と言ったシシルは
>何を知ってどう考えが変わったの?私には読み取れなかった
>>345
>実際に意識したのは月の影影の海の方なんですが、狭い世界しか知らない小物でも、
>書き方によっては入り込むことも出来るんじゃないかと考えてました。

などを考えるとせっかくの>>350を書いた335氏の提案が無駄になりそうだなあ
私のは467氏のできあがった作品を分析的に少し話してるだけだし
テーマらしきものを並べてるのに
テーマが作者自身のテーマでもないキャラとも一致しないっていうのは
これで心理的成長物語をを描くにはしんどそうだ

これ以上居残るかは467氏次第だけど
心理的成長についてちょっと書いておく

・苦悩を持った人物とカタルシス(浄化・解消)
・心理的状態の変化の段階、ステップをいくつかきっちりと踏んでいく

というか心理的成長を書けるかどうかうってつけの素材があるじゃないか
ブルーの筋を短編にしてちょっと変えて書けばいい
すでに苦悩とカタルシスがあるんだから
あとはブルーに心理的状態変化を与えられるか試してみればいいよ

この作業はプロットみたいなのを書くだけでも充分理解できると思う

たとえばあとはブルーみたいな敵を殺すだけみたいなある意味で安直な人物に、
時間を、心理的状態変化のゆとりを与えたときにあなたのなかでその人物はどう変化するか?
実際に復讐劇というのはたくさん書かれてきたけど
まあ書けば作者の視点により複雑さや繊細さや個性的なものを与えられる。

シシルについて心理的成長が達成し得るならブルーにおいてはそれはもっと簡単なはずだしね。

つまりブルーのユーティナ拷問と死の事件で
そこに心理的状態変化の時間的ゆとりを与えられればユーティナの死は直接的な苦悩としては扱えなくなってくるはず。
時間とともに因果関係のなかの苦悩だった単純な動機は間接的なモノに変化していき
心理的状態変化の段階それぞれで敵を倒すべき直接的な軸と苦悩が与えられる

まあ十二国記読んだことないけど……
王を諌めなかったって行為が苦悩するに値するということは
王を諌めなかった行為自体の苦悩の萌芽は間接的なモノに変化してしまい、
若干、哲学的な道徳的な宗教的な愛情的な、苦悩の一連が出現しプロットが変化し、
なにかの具体的な存在に対する認識の追加が与えられていき。
なんというか当初の臣下が機械的儀式的な王を諌めるという行為に、すでに因果関係にあった事件に、
真に、ある人物が今度こそ王を諌めるというときには、直接的に道徳やそのほかの信念的な行為に変質しているという狙い。

ある因果関係を発端とした苦悩(の萌芽)、そして苦悩の萌芽としてそれを扱う、
苦悩を含んだ心理的状態変化の一連の段階がまああるんじゃないのかな。
よくは知らないけど物語の構成だとかプロットとして考えればそういったものがあるはず。

単に、早く諌めろよ! よしさっそく復讐しろ!
とならずに因果関係(間接的なもの)にされるように時間を与えられるというのはそういったことでしょう

そういった目線があるなら次は成果が出そうだね。いつになるか知らないが読めるなら読むよ。

361:本スレ467
12/07/23 07:47:29.14 38byrDrz
>>357
いてもいいよと言われると、えへへーそぉー?って言っていつまでもズルズル続けちゃうのでw
英雄ですか。うむむ。
隠れた英雄なら大歓迎というか、そっち方面にしたいとは思うんですが、起のアイドルか…ちょっと面白そうな。
力押しでなく軽業系の戦い方をするので華やかで人気があるとか、そういうのなら楽しいかも。
そうなれば、ディーエが声をかけようと思う理由にもなりそうですし。
ただ、剣闘士になる気がなかったのにぃぃぃという部分をどうにか妥協させなくてはならないので、
この設定なら、最初から剣闘士で目立つことで何かしら野望を達成するという目標を持たせるといいかもしれませんね。



>>359-360
Cについては、そういう意味でした。さらなる解説ありがとうございます。
問題を分析していただいて、根源的に何がマズいのかがわからないと轍を踏んでしまうので、本当に助かりました。
いつも越せないポイントなので…。

人の死や恨みのような、普遍的でプリミティブな感情をベースにしているので共感しやすいということですね。
つまり、シシルを主人公にしたいのなら、彼女にも明確でわかりやすい動機をつけた上で、
>>350の方の書かれたように、主人公の明らかなステータス逆転が起きるようにすればいい…のかな。
ブルーの現状は、訓練等を繰り返して礼儀作法を身につける過程で、恨みが後悔と自責に変わっていて、
半ば魂が死んでたみたいですが、シシルと会ったことで、守りたいような感覚が芽生えたっぽいですね。
少し日常が楽しくなって、だからまた大事な存在を失いたくはないのだけど、
興味を持っていると知られると、また奪われてしまうかもしれないというジレンマがあって、云々。
今脳内でトレースした感じでは大雑把にそんな具合っぽいです。
こういう日常的なことなら、キャラが固定されさえすれば、聞けば答えてくれるんですが、
物語に転換点を組み込んでダイナミックに心理を動かすというのが、どうも苦手みたいです。

十二国のは、某北の将軍様の政権(仮)が倒されて、彼の娘が牛裂きの刑になりかけたところを命からがら逃げ出して、
てめーら復讐してやんよ!と思っていた彼女は、父を諫めるのが私の勤めだったのにやってこなかったのだと目覚めて、
とある別の国の王に何とか諫言しなくてはと頑張るようになるって感じでしょうか、すごい適当な説明ですがw
まだ読み直してないので十年以上前の記憶でしゃべってますが、無知ゆえの傲慢からステータス変化を起こすような、
だいたいそんな話だったような気がしています。

とまれ、
・苦悩を持った人物とカタルシス(浄化・解消)
・心理的状態の変化の段階、ステップをいくつかきっちりと踏んでいく
これですね、これ。特にこの1つめが、無意識には考えていましたが、プロットには反映していませんでしたし、
2つめは、へたくそゆえ入れ損なっていました。
この二つを意識して、プロットを作ってきます。

362:本スレ467
12/07/23 07:51:02.81 38byrDrz
皆さん、長々おつきあいくださってありがとうございました。
晒しの問題点も明確になって、改稿する際の指針も見えて来ました。
これで一度考えを纏めて、プロットを作ってみようと思います。
改稿にかかる時間次第になってきますが、改稿作を晒すことがあったら、その際にはまたよろしくお願いします。

足りなかった部分がわかって、すでに成長した気分ですw
本当にありがとうございました。
…といっても、語るスレもまだ見ていますので、ちょっと待ったーなどあれば是非お願いします。(未練)

363:本スレ15
12/07/23 08:23:40.03 0O04ER48
>>362
一先ずお疲れ
語っていて俺も整理したり再考再認識して得るものがあったよ

364:335
12/07/23 09:53:29.49 a8qE1k0p
>>365
お疲れ様ー
偉そうなこと色々言ったけど、これから入る自作の推敲で自分で言ったことができてるか
鬱になりながら改稿する予定orz
これだけ付き合おうと思ったのは、やっぱり最初の晒しが面白かったから
応援してるから頑張ってね!

365:335
12/07/23 09:54:46.91 a8qE1k0p
安価間違い>>362だった
恥ずかしい

366:本スレ138
12/07/25 08:28:06.76 ZHU+so2h
本スレ143
あまり、本スレ占領するのも何なのでこっちに

女装ネタは確かに神話でもあるけど
そもそも、ヴァイキングの男性にとっては「男らしくない」と言うのが最大の侮辱であることは知ってる?
(この辺は『ロキの口論』のオーディンとのやり取りみると多少雰囲気わかるけど)
ってことは、好きな人の中には女装ネタをもって「侮辱されてる」と思う人もいるわけだ
慎重になった方がいいってのは、ロキの女装自体がヴァイキングたちに肯定的に受け取られていたのかわからない以上
下手に萌え系男の娘みたいなのにしちゃうと魔ロキ以上の袋叩きになる可能性があるってこと
(神話的なロキの性質って意味では彼は「境界線上の神」で
神々と巨人、敵と味方、内と外、生と死など、「あちら」と「こちら」を行き来する神。
この境界線の一つに男と女も入っているわけだ)
まあ、この辺りを知っててやる分にはいいんだけどね
知ってるかどうかで、自然と扱い方は違ってくるから

神話を元ネタにするなら、一般常識でない辺りをネタにしたり
多少捻った学説の解釈とったり、学説を発展させてたりすると面白く感じることが多い
上であんなこと言っといてなんだけど、
いっそのことロキを三兄弟の母親にしちゃう(『ヒュンドラの歌』四一節)とか

367:この名無しがすごい!
12/07/25 09:06:56.88 qAeOqR9B
>>366
わざわざこちらでまですみません
とてもありがたくおもいます

>そもそも、ヴァイキングの男性にとっては「男らしくない」と言うのが最大の侮辱であることは知ってる?
トールの反応から不名誉であることは感じ取れましたけど
明確にそうだというのは知らなかったので勉強になりました

>まあ、この辺りを知っててやる分にはいいんだけどね
>知ってるかどうかで、自然と扱い方は違ってくるから
境界線上の神、というのは面白い解釈ですし納得もできますね
片方に染まりきらないことが肝要かな

>神話を元ネタにするなら、一般常識でない辺りをネタにしたり
そんな説もあるんですね
アングルボザの心臓を食べて孕んだ的な記述は見かけたことがあるので、ソレかな
確かに、いっそやるんだったら論拠はあるけど一見トンデモなものの方が面白いやも

368:本スレ138
12/07/25 10:08:46.45 ZHU+so2h
>アングルボザの心臓を食べて孕んだ的な記述は見かけたことがあるので、ソレかな
ソレですね。ヒュンドラの歌40、41節
『ロキはアングルボザと狼を産み、スヴァジルファリとの間にスレイプニルを生んだ。
一人の魔女が何より恐ろしい。
それはビューレイストの兄(ロキ)から生まれたのだ。

ロキは半焼けの女の心臓を見つけ、菩提樹で焼いた心臓を食べた。
ロプト(ロキ)は性悪の女のため、孕んで、
そのときからというもの地上にありとあらゆる怪物が生まれ出た。』
この記述だと、ロキが孕んだのはフェンリル兄弟とも、別の怪物とも取れるけどね

北欧神話は名前の拝借は多くても、本格的に扱ったものは少ないので
論拠のあるトンデモは(個人的には)大歓迎です
元々はチュールが主神とか、農民の間では主神はトール(次点でフレイ、オーディン)とか
ラグナロク後に君臨するのはヘイムダルとか、ロキは花の化身とか
(弟のビューレイスト=蜜蜂の靴下=花粉、ヘルブリンディ=冥府の盲目=種
なら、長男のロキ=閉ざす者=花じゃないかって説)
表面を撫でるのから一歩踏み込むと色々ネタは転がっているのです

369:この名無しがすごい!
12/07/25 20:25:17.77 qAeOqR9B
>>368
本当に博識でいらっしゃいますね
色々と勉強になりました
今後の参考にして、精進して参りたいと思います

ただ、ご自身もおっしゃられているように母体数が不安なところがあるので
定石あっての定石破り
定番に沿うところと異説に沿うところは使い分けが肝要そうですね

一度自分で書いてみた結果、どうも一本分の話しで神話まで掘り下げると
尺が足りない傾向がありました
完成させた一作では、オーディン、フェンリル、ヨルムンガルド、フギン&ムニン、ジークフリードが限度でした
一作につきメインキャラは4~6人という説もありますし
登場人物のひたすら多い神話ものは匙加減が難しいところですね

370:この名無しがすごい!
12/08/03 12:14:42.30 ehK792To



371:この名無しがすごい!
12/08/03 15:52:37.66 HucBq4nI
本スレ240さんへ
壁新聞甲子園ってのがあってそれに出場するために、部員が一丸となって戦う
マンガの「咲」とか「ベン・トー」とかのように今まであり得なかった部活の形を表現できるなら、アリだと思いますが
果たして新聞部でそれができるか
放送部ってのなら将来アナウンサーになりたいって人もいます
新聞部……
将来新聞記者になりたいと思う人がいますか?
新聞部からプロの物書きになった人
思いつきません
やるなら文芸部でしょう
谷川流も高校の時文芸部だったそうです

372: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
12/08/03 16:09:58.38 PxHdlczb
>>371
ご返答有り難うございます
学生新聞でも、壁新聞だけじゃなくて
印刷会社に頼んで印刷して貰うような、しっかりとした活字の奴を
作ることもあるんです
それだと、壁新聞にはない苦労とか、色々あるんですが
そういう感じで出来ませんかね

373:この名無しがすごい!
12/08/03 16:28:35.53 HucBq4nI
今はパソコンで作ってプリンターで印刷できる
そういう時代です
昔みたいに活字になるのが特別すごいってわけではありません
印刷されたものが手書きより優れているわけではないのです
それに同人誌も印刷屋さんに頼んで作ってもらいますよね
じゃあ「印刷」ってのがポイントなら、新聞じゃなくって同人ってのがよりウケるでしょう
で、新聞というのは新しい情報でないと意味がありません
新しい情報が売りの週刊誌でさえ苦戦しているのです
新聞なら日刊でないと意味がないし、ネットの情報なら分単位で変わります
そんなご時世で新聞に価値を見出すのは難しいです
あなたは新聞に将来性があると思うますか
あると思うなら、その他の媒体と「ここは違う」って主張をして、新聞の面白さを読者に伝えなければなりません
できますか?
できるならやってみてもいいでしょう


374:この名無しがすごい!
12/08/03 16:51:16.74 layO6i8G
製作の苦労と言ってもさ、本人にとっちゃ大変なんだろうが、それ以外の人にしたらただの雑事よ

新聞部にこだわってもいいけれど、それならそれでちゃんとエンターテイメントしなきゃいけないよ
全国大会優勝を目指すという背景を持った上で何かしらの事件を追う、とかね
情景描写として製作課程が付随する分にはなんの問題もない
あまり熱心に詳しく書かれても困るが

375:この名無しがすごい!
12/08/03 16:55:40.83 uSmG/dbu
>>372
夏休みの間に何らかの成果を上げたい、成長をしたいと思うなら今回の晒しを書き上げろ
それが一番の近道になる筈だ

376: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
12/08/03 16:57:41.70 PxHdlczb
>>375
どっちですか?

377:この名無しがすごい!
12/08/03 17:04:36.51 uSmG/dbu
ところでUSBの人で合ってるよな?
出だしは『昨日受け取ったUSBの中身を確認する為に早朝登校した』を薦める
宿題なんて本題と関係ないんだから切り捨てろ

378:この名無しがすごい!
12/08/03 17:06:46.18 uSmG/dbu
>>376
すまん
前回のは読んでないから眼中に無かった
2作あるなら両方に決まっている

379:この名無しがすごい!
12/08/03 17:07:10.02 4xTfsktS
>>376
375では無いけど、ブンヤテールズの続きを希望。

380: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
12/08/03 17:12:03.60 PxHdlczb
>>377
わかりました。そうしてみます
>>378
了解です
ただ、殆ど出だしだけのブンヤの方はともかく
あの量でだめ出し喰らった悪魔祭は、モチベーション的になかなか厳しいものがありますが
努力してみます
>>379
ブンヤテールズは、一旦白紙にして書き直すつもりです

381:この名無しがすごい!
12/08/03 17:24:55.93 HucBq4nI
ブンゲイブテイルズなら煽り文的なものなら、今適当に思いついた

文芸部員の俺は部室で謎の少女と出会う。
「このUSBメモリーを記事にしてもらえませんか」そう言って彼女は立ち去った。
俺はそのメモリーをお菓子の缶に入れて、とりあえず何もなかったかのように部室に入ってくる他の部員を待った。
部長のA美(腐女子)、同級生のB夫(やたらとジュースに詳しい)、下級生C子(俺に気があるように見える)
奴らは俺の態度がおかしいことに気づき、三人で俺を拷問した。俺は白状して缶の中のメモリーを差し出す。
奴らはそのUSBメモリーの内容を吟味した。
中に入っていたデータはこの学校が抱える重要な問題だったらしい。
俺には内容を教えてくれなかった。
文芸部として見過ごすわけには行かない、そう言った部長はとりあえず俺に謎の少女を探して来いと命ずる。
しかし彼女は我が校の生徒ではなかった。
彼女の正体は如何に。
そしてデータの内容は……

誰か続き書いてくれ

382:この名無しがすごい!
12/08/03 17:36:20.23 huvnAlqX
データの中身教えてもらわずに部長にこき使われるって
主人公はどんな弱味握られてるのかが気になるわ

383:この名無しがすごい!
12/08/04 01:50:08.21 113zFAX+
>>380
第三者のあおりとして読んでくれ

モチベーションなんか関係無い
自分の頭の中身を正しく文章にできるか
書き終えた後の作品が自分の初期構想とどうずれているか、何故ずれているか
それを確認する為に完成させる事が重要なんだよ
完成させないと自分の欠点は絶対に見えてこない
推敲のやり方は本スレROMしていたら身に付く筈だからあがいてみろ


384:この名無しがすごい!
12/08/04 02:01:07.66 113zFAX+
悪魔祭で悪魔出す理由が思いつかないなら羽田空港にバベルの塔でも出現させろ
作者は神である事を忘れるな

385:この名無しがすごい!
12/08/04 09:30:04.02 KtFzVw5o
半端に羽田より、スカイツリーが実はバベルの塔の方が面白そうじゃね

386:この名無しがすごい!
12/08/04 13:31:06.85 azPAvzmR
スカイツリーのせいで東京モンと大阪モンの言葉が通じなくなるのかよ

387:この名無しがすごい!
12/08/04 15:40:57.18 KtFzVw5o
本来は東京の結界を強化するために建設したんだが、それに気づいた悪の枢軸にバグを仕込まれて、
今テレビ用に流している電波に、対人ジャミング電波が流され始めるってとこまで考えて、
ジジババがしゃべるレベルの方言しかしゃべれなくなったら、東京は地方出身者多いから大変だなと思った。
そして小説にするのも大変だな、と…。

388:この名無しがすごい!
12/08/04 19:01:00.60 QBpR0rcW
>>386
ある意味事実ではあると思う
1990年の花の万博の時、NHK大阪が大阪のいいところを紹介する番組を作った所
こんなものは大阪じゃない、汚くてアホなイメージで作り直せと東京側が怒鳴りつけたというエピソードがある

こういうまとめサイトは被害妄想も多分に入ってるとは思うが一応参考までに
URLリンク(www.eonet.ne.jp)

389:この名無しがすごい!
12/08/05 14:02:03.46 a4Z2Ujj0
>>380
現役高校生さんということで、読ませていただきました。
最初はそれなりに面白かったです。しかし日常場面の冗長さに5DPで投げたくなりました。
「新聞部、何するの?」というのが、この物語を手に取った読者全員の共通の興味ですよ。
その興味を全力で放置してダベる小説の冒頭など、ありえません。

USBの話が出るのが遅すぎます。
緩い部なのはわかります。しかしUSBの少女が部室に訪れ「やっと物語が動くか」と思った途端に
また放置して、読者の興味無視のダベリ展開。伏線にしろ日常にしろ許せません。
少女の2度の来訪を何とも思わない主人公にも、好感をもてなくなりました。

キャラはそれなりに特徴あります。ロスト能力。元気度会。なするり。イケメン長谷川。虚弱六角。
しかし小説を作る順序が逆です。キャラを並べて事件があれば物語ができる、と思うのは間違い。
まず「新聞部」らしい小さな事件を起こし、完結させる。
キャラの個性はダベリではなく、新聞部や事件での役割を通じて、明らかにしてください。
事件を読者に「面白い」と思わせ、読者が物語に没入させる。それから緩い日常を存分に描こう。


新聞部、素材として面白いですよ。どんな話題にも首をつっこめるんだから。
手垢のついた探偵部やオカルト部、文芸部よりはるかに推奨。ぜひ再挑戦してください。

迷子のネコを探す。期末試験の予想記事を作る。美人先生の結婚のうわさを調べる。部活を突然やめた
野球部エースにインタビューする。締め切り直前にパソコン死亡。別学校の生徒会取材が恋愛沙汰に。
小事件の連続する日常をひたすら描くか、新聞大会や生徒会選挙の不正など「背骨」を挿入するか。
投稿作なら、例え日常系でも背骨のある物語をお薦めしますが。

筋を作ってから、物語に必要な人間を配置する。
緩い新聞部の緩い編集長。校閲だけは一言ある日本語フェチ。印刷さんとの関係で締め切りにキレる部員。
迷惑無視の突撃取材で困らせる下級生。変なネタだけ持ってくる情報部員。アホコラムしか書かない上級生。
キャラを物語との関係で立ててください。あなたのキャラのどこに新聞部との関連性がありますか?

現実世界は、いろんな人が偶然に集まり、それから事件が起きます。
小説世界は、あなたが神です。舞台や事件や物語が先にあり、それにふさわしい人間を揃えねばなりません。
そういう物語の作り方を勉強しないと、いくら書いても上達しないと思います。がんばってください。

390:この名無しがすごい!
12/08/05 22:47:44.15 btVTujZx
確か羽田空港に出現したのはバベルの塔とスフィンクスだな
「イメージを形に変える超能力。神こそ天下無敵」
本当に高校生なら何の話か判らないだろうなw

391:この名無しがすごい!
12/08/05 22:51:32.23 oDpeucYu
ぐぐってやっとわかったけど、それアラフォーじゃなきゃわからんのじゃ?

392:本スレ317
12/08/09 22:08:07.17 GmE0Wbpf
議論スレ>.>809
自分の改稿×はただ自信がなかっただけだったので、どういう風に改稿されるか興味があります
ただ元の文が文なので確実に大変だろうと……もしよろしければ、で

393:本スレ・デビュ一君
12/08/10 22:30:38.04 AVywrban
>>317虚実の空
・一章より後で描写過多が復活している部分
 前のを知らないんで今回を読んだ限りです。
他の晒しでも良く見かける文体ですからはやりだと思いますが、使いこなせてないと言うよりは日本語がおかしいです。
1.ケルビム起動からジャンプシーン
2.ダイブしてた理由を聞かれた後の風景描写
3.直前まで見ていた動画の内容描写
4.アバター嫌いがブルーに惹かれる理由
5.音。からまぶたを閉じるまで
6.剣舞。から卑怯な部分も、そうすれば。

ヒナとのデートが一番読み易いですね。
10回目読んだ頃には「結構面白いんじゃないか?」と洗脳されてましたからストーリーをいかに膨らませるか期待しています。


・キャラどれくらい薄いですかね
 薄くないです。たぶんこの手のジャンルが好きな人は問題なくのめり込むと思います。
私の場合は猫耳娘が人語を使う所で引っかかり、乗り遅れました。
動物が人語を解すると革命が起きるって昔からのネタがありまして猫耳娘がにゃーにゃー鳴いていない事にかなり違和感がありました。



394:この名無しがすごい!
12/08/10 23:46:21.33 V54lyuQk
 高層ビルの隙間。昼でも暗い路地の奥に、箱が立っていた。
 少女の背ほどもある白い箱だ。
 いや、近づいてよく見れば、ただの箱ではない。
 その箱の底からは、フリルたっぷりのスカートと細い足が生えていた。
 ときおり体重をかける軸足が変わることから、おそらく中には人が居るのだろう。
 そんな箱に入った女性らしき物と、一人の少年がむきあっている。
 純和風の装いの少年である。交差した襟に裾が丸く広がった袴、一見ワンピースのようにも見えるそれは、女性的に整った少年の顔立ちと合わさり、その性別を曖昧に見せる。
 彼は伏せた顔をもちあげ、白い箱にむかって口を開く。

>>317
議論スレの809ではないが、冒頭を改変してみた
俺の文章も下手だと思うけど、元の文章より意味は通じやすくなっていると思う
ポイントとしては
・立っていたが二行連続で出てきたので変更
・箱の何処から骨が出ていたのか判らなかったので、その辺りを変更と削除
・交差した襟に裾が丸く広がった袴では、イメージが難しかったので、ワンピースと記述
意味がわからなかったり、考えていたイメージと違ったりしてたら、遠慮無く突っ込んで

395:この名無しがすごい!
12/08/11 00:28:06.89 nSHFJkod
>>393
丁寧にありがとうございます。1~4はまさしく調子に乗ってたとこで、見破られてますね…
3と5はどう書くかつまったとこです。6はぐだぐだ悩むのをうまく処理できていないのがわかりました
・ストーリーをいかに~
死亡フラグな気もします、それはw でも純粋に嬉しいです、次は「面白かった」と言ってもらえるよう練り直してみます

猫語ですねえ…「もあ」「けっ」とか鳴く知り合いの猫が頭にあったので、基準が緩かったです
猫らしさをもっと大事にしてみます

>>394
おお、ありがとうございます。イメージ通りです
やっぱり一度他の方のレンズを通すと、見えることもありますね
あの流れであの一章にはいけないなあ…

396:この名無しがすごい!
12/08/11 00:35:57.47 2XLM/8T4
いやイメージ通りじゃねえだろw
骨どこ行った

397:この名無しがすごい!
12/08/11 09:22:43.75 O7iKsGNJ
 箱が立っていた。
 高層ビルの隙間。昼でも暗い路地の奥。少女の背ほどもある白い箱が立っていた。
 そんな奇妙な細長い箱に、ひとりの少年が声をかけた。
「それでも僕は、彼女のことを助けたい」

俺ならこんくらいざっくりやりそう
序章は意味ありげな会話や事件で読者を掴むための場所なんだから、足だの袴だのフリルのスカートだのは要らん
そんなもん一章で一条が出た時にやれって感じ
もしもここがミスリードになってるとかいう構成だったらごめんね☆

398:この名無しがすごい!
12/08/11 11:42:36.10 huBZz3ti
>>397
俺もざっくりカットしちゃうだろうなぁ
あの文章では視覚に頼った描写を中心に文を組み立てて、それが元で文章が冗長になってる印象
それでもいいんだけど、使いドコロを考えた方がいい
よっぽどうまくやれるなら話は別だけど

あと、あの文で突っ込みたいのは「少女の背ほどもある」って部分かな
大人の背丈、子供の背丈で表現するのは解るんだけど、なんで「少女」って性別情報入っちゃったのか
この時点での外見情報では「少女」だと書かずにおいたから、後の文章でわざわざフリルのスカートだの描写したんだよね?



399:この名無しがすごい!
12/08/11 22:56:57.49 nSHFJkod
うう、説明してもらってはじめて不要な文が多かったのを理解
やりたかったイメージとは、暗い路地に白い箱娘が立ってるのと、未来っぽい風景の中にいる古風の少年、
どっちも周囲から浮いているのに真逆のスタンスっていう中身の対比だけなので、

骨もそうですが、どうも最初の登場ってことで外見の説明に変な力がはいってたように思います
詳細な容姿は確かにあの時点では不要なんですよね
一応服の意味みたいなものはありますが、展開に絡んだりはしないのでw
例示していただいた文のようにバッサリきって良いのかも。
削除したぶん冒頭の分量のまま、もっと会話内容を具体的にふみこめる気もします

情景が見えるように気をつけた結果、話が見えなくなっては困りますねw 気をつけます
性別いれたのはその通りですね。箱が少女なのはちょっと重要だったので、ついやってしました
「少女が箱をかぶっている」のほうが文としては自然ですね

400:この名無しがすごい!
12/08/11 23:41:11.51 huBZz3ti
>>399
暗い路地に白い箱娘が立ってるのと、未来っぽい風景の中にいる古風の少年、
どっちも周囲から浮いているのに真逆のスタンス

こういうのはイラストとかでなら確かに印象的だろうね
作者が抱くイメージとしては悪くないんじゃないかな
それをどこまで文章で表現できるかは、やっぱり作者の力量次第

「四日間の奇蹟」って「このミス」大賞とった本があるけど、あれの冒頭の描写は見事だよ
内容は賛否両論だけど、あの部分はかなり評価されてたよ
もしかしたら、あなたが表現したかったのはああいう方向性かもしれない
もし良かったら読んでみて


401:この名無しがすごい!
12/08/12 21:21:12.92 zw+Q+8rV
>>400
その本は未読でした。おすすめありがとうございます、読んでみます

402:この名無しがすごい!
12/08/19 22:25:36.65 zB3AfUKw
本スレ445

本スレ443ですが、質問があったのでとりあえずこちらに

まず人称ですけれど、基本的に一人称か三人称かはストーリーを「どの角度で」見せたいかで決めるべきものだと思います
どちらにもメリット、デメリットはありますよね
一人称だと主人公への感情移入を促し易い反面、主人公の知らない事実は読者に開示出来ない
逆に三人称だと主人公が不在のシーンでも話を回していく事が出来るので、主人公だけでなく、敵やヒロイン、サブキャラに軸を持たせる事がやり易いなんてのが、広く認識されていると思います
ですから、良い悪いではなく作者が物語を「どう見せるか」で決めるべきポイントなので、そこはストーリー展開やどんな感情を与えたいかなど、読者に何をどう見せるかを考えた上で決めるのがよいかと

で、ストーリー展開について
導かれて一人前になるより、虐げられて一人前になる方がカッコいいのでは?という事ですが
それに対しては別に異論はありません
ただし、このストーリーだと虐げている人間の立場、それと主人公のメンタルに問題があるかと
「味方の筈なのに敵のようなクズキャラ」「ヘタレ主人公」というファクターは単体ならよくあるんですよ
けれどこの作品の場合、それが相乗作用で「クズな上司や同僚に言い返す事もできない、無力で無能な主人公」になってしまっていて、それこそが問題な訳です
だからレスにあったように味方でありながら生殺与奪の権限を握られているなんて設定を追加するならば、それはかなりの部分解消されると思いますよ



403:393
12/08/20 02:43:59.03 Qg1OPt7D
>>395運が良ければ読んでくれ
>猫らしさをもっと大事にしてみます
俺が書くのもなんだが、あれは切り捨てるべき一読者の意見だ
あのキャラが人語を話さないとストーリーが成り立たないんじゃないのか?
それともそのレベルのキャラなのか?
読者感想を大切にしすぎて自作を振り回すのは愚の骨頂だと
バクマンで編集部の三浦が説教してたぞ

404:395
12/08/20 23:18:51.52 bJdjabtt
>>403
はい、買ってきて少しずつ読み進めてるところです
映像化しやすい文で、どっからこんな文章が出てくるのかと悶々してます
>猫らしさ
あ、どうも自分、勘違いしていたようです
今のままだと猫っぽくなさすぎて 普通の人+語尾でもOK=猫からアバターになった設定が生きてない
って意味かと思ってました…
世界設定や展開はいじらない予定なので、あのキャラと人語のままだと思います。猫っぽい仕草描写を増やそうかなと
なかなか手応えをえられなくて焦りますが、軸を忘れないように気をつけますね

405:本440
12/08/26 11:26:04.86 BIy+QY5S
本スレ440です、仕事の関係で返事が遅れてしまいました。すみません。

人称については今のやり方でやっていこうと思います
視点を適宜変更させれば、主人公の見えないものも表現できますし

あれこれ調べてみたのですが、結局三人称がどういうものなのか
神の視点で書いた文章と、自分の書いている文章とどう違うのかもよくわからなかったので……

感想と問題点の指摘ありがとうございました

406:この名無しがすごい!
12/08/26 12:35:29.23 tFeSPB8Y
>>405
まだ見てるかわからないけど、横から失礼。

個人的には人称の問題というよりそれ以前の、情報の出し方に問題点があると思うんですよ。
まず主語と目的語を常に明確にする。これだけでだいぶ読みやすくなる。
次に、その時点でまだ具体的に描写していないもの(「周りにあった他の何かのように」とか)を、他の描写や説明で参照しない。
それから、人物や情景を詳細に描写するときには全体→細部(細部→全体)といったようにカメラのズーム/パンを意識する。
まぁ描写の基本ですね。
ぶっちゃけこれらが出来ていれば多少視点が混乱しても読みやすいと思います。

改稿可となっていたので冒頭部分をちょっと書き直してみました。参考までに。

「ここか……」
 逃げていてくれればどれだけいいか。気弱な考えが鎌首をもたげていた。
 第六十八保護区と非保護区の境界近くに闇獣“蛇”が現れたとの通報がつい先刻。辻村武瑠は出撃命令を受けて現地に向かっていた。
 しかしたどり着いた現場に人々の姿はなかった。かつてそびえ立っていたビルは大小の瓦礫と化し、ひびわれたアスファルトの上にまき散らされている。
「ひどいな、こいつは」
 真夏の蒸し暑い風が頬をなめる。武瑠はつたう汗を拭いながら空を見る。いつもと同じ、分厚い雲のかかる鼠色の陰鬱な空。……だが、地上の色彩は日常とかけ離れていた。
 ペンキで無造作に塗りたくったような赤色の地面。その中に奇妙な塊が散乱している。まだ蠢いているものもあったが、近づく間もなく他の塊と同じように赤色の中に崩れ落ち、動かなくなった。
「……間に合わなかったか」
 武瑠はかつて人間だった塊に歩み寄る。歩を進めるごとにぴちゃりと血の跳ねる音がした。十歩目の辺りで気配を感じ、ゆっくりと背後に視線をやる。
 そこに化け物が立っていた。
 身の丈約二メートルの人型、深緑色の甲冑。全身の肌はあざやかな緑の鱗に覆われている。丸くつるりとした頭部、平坦な鼻孔、白く濁った両目の非人間的な眼光―“蛇”そのものだった。屈強な右腕には身長ほどもある剣。その刃は真っ赤に塗れている。


407:この名無しがすごい!
12/08/30 21:41:55.58 WMcqWs1x
>>本スレ90
>ぶっちゃけると、性格の悪い主人公は性格の良い樋口さんに惚れているんだけど
>結局最後には自分と同じようにひねくれているヒロインに惹かれていくという展開ですね
いいんじゃないの。性格悪い主人公がそれを伏せたまま性格のいい彼女作るよりは共感できるんでなかろうか

108での例はギャグでならありと思う。いくつかそういう事件をくり返して、本当は性格悪いのに周りからの評価は高い。みたいな
でも読者にむけて主人公ageするために他をsageるのは、個人的には気分悪い

408:この名無しがすごい!
12/08/30 22:10:14.54 gB6iYS27
こんなスレがあったのなんて知りませんでした。

ギャグかー
勧善懲悪ものが嫌いなんで、悪が悪を滅ぼすみたいなダークヒーローものを書きたいんですよね。
たとえば「今日から俺は」とかみたいな。ってあれもギャグですねw
善人を陥れるのはやはり読者も気をよくしないだろうから、最初から悪いやつだしたほーがいいですね

409:この名無しがすごい!
12/08/30 22:59:19.35 WMcqWs1x
タイトルとジャンルからして、ダークヒーローが書きたいなんて思いもしなかったぞw
続き読まないって書いたけど、興味わいたわ
三橋のヒキョーはギャグだから、悪人じゃない今井がやられても許せるし面白いんだよな
ギャグにしないなら、相手より主人公のが性悪だとやっぱきついから、悪人だすのが無難かと
がらっと話変えることにも抵抗なさそうだし、また一から書き直してみたほうが面白くなる気がする。じゃあ頑張って

410:この名無しがすごい!
12/08/31 01:07:20.57 vHPkuqYG
本スレ90の主人公って、ひねくれ者が鬱陶しい思考を垂れ流してるだけだと思う
「悪人だけどカッコ良い」、そういうダークヒーロー的な魅力がまったく無い

411:この名無しがすごい!
12/08/31 01:25:41.72 Ed+VWzLz
うん。
だからどうやったらダークヒーロー的な魅力を出せるのか
それを考えるのが難しいですよね。


412:この名無しがすごい!
12/08/31 02:55:51.85 YmHGGraR
自分の中でイメージされるダークヒーローってなんか悩まないんだよな
普通のヒーローが理想と現実の間で葛藤したり、情に動かされて躊躇したりとかするのに対して
ダークヒーローはとにかく目的(もしくは美学)が第一で
事件解決の手段に関してはあまり悩まない、もしくは手段云々に関しては始めからあまり興味がない
目的とか美学だとかに対して常に一貫した姿勢をとって、自分の軸が決してブレない
そのブレないところがダークヒーローらしい魅力であったり強さであったりするんじゃないかと思う


413:この名無しがすごい!
12/08/31 03:05:33.82 YmHGGraR
話作りの基本ってとこを考えると『予想を裏切り、期待を叶える』って意味で
ダークヒーローは読者の持つ道徳観を裏切って予想もつかないような
鮮やかな手段で難問を解決するってのは理にかなってる思うんだがな……なかなか難しい……

414:この名無しがすごい!
12/08/31 04:00:21.15 sZh7uSuK
悩まないってのはあるな
ヒーローは自分が行う人殺しについて悩む場面が多いんだよな
ガンダムの主人公は大体悩むしw

そういう”悩まないでいられる”のはどうしてか掘り下げるとキャラの過去に繋がるんだよな
一見血が通ってない用に見えるキャラクターでも、何かしらの過酷な過去があってそうなってしまった
という見せ方をされると人間的な魅力を感じてしまう



415:この名無しがすごい!
12/08/31 11:19:01.64 jlHnoIVc
あと今日俺の三橋だったら「やってて楽しそう」ってのも大きいな
あんなぐしぐじうじうじ糞みたいな思考垂れ流しとか、なにが面白いのか分からん

416:この名無しがすごい!
12/09/03 23:16:19.77 WG3622C9
あれから色々聞いた話を参考にして
ちょっとダークヒーロー的な方向もっていてみた
もういっかい晒して意見ききたいけど
連投ばっかするのもはずかしい

417:この名無しがすごい!
12/09/04 00:18:25.15 igdz30qN
ある程度まで書いてから晒せば? 序盤晒しを繰り返されても読む気になれない

418:この名無しがすごい!
12/09/04 00:39:44.51 qyO+qWJB
前は10DPくらいだっけか
せめて20DPはあればまた読むよ。今晒し少ないし

419:この名無しがすごい!
12/09/04 00:47:49.87 wxlQgAjG
30DPくらいかな
短編連作っぽい長編だからいちおここで感想を聞きたいです
けっこーぶっとんじゃったんだけど、このままつっこんでいいのか
悩んでる

420:この名無しがすごい!
12/09/04 01:10:02.70 qyO+qWJB
よし、晒しちゃえよ
俺はもう寝るからすぐには感想書けないが

421:この名無しがすごい!
12/09/04 02:01:34.58 igdz30qN
十日程度で再び晒すのって、新たな思いつきを殴り書きしただけが多いんだよなぁ
あるいは前の晒しに多少手を加えただけで、本質的な問題はそのままだったり

422:この名無しがすごい!
12/09/04 02:10:15.30 wxlQgAjG
ストーリーに破綻がないよう前の晒した時の意見(もちろんこのスレも)をもとに
キャラの方向性を若干修正したんだけど、方向転換した途端キャラがぶっとんでしまったんです。
とくに後半の主人公。
このまま話を進めるとぶっとんだ方向へ一直線になってしまうので
一旦ここで感想を聞きたかったんです。

いいぞおもろいぞもっとやれって意見をもらえれば安心してこのまま書いていけるんですが
そうじゃないならブレーキをかけなければいけないし…・・・

あぁどうしたらいいんだよどうしたらいいんだよわからないよわからないよ

423:この名無しがすごい!
12/09/04 02:25:50.71 igdz30qN
新しい晒しを流し読みしたけど何もかもが破綻してるよ、ゼロから書き直せば?

424:この名無しがすごい!
12/09/04 02:37:22.21 wxlQgAjG
とくにどういうところが破綻してる?

425:この名無しがすごい!
12/09/04 03:19:29.77 igdz30qN
強引に1から3へ展開させる為としか思えないような人物の唐突過ぎる変化かな
あとダークヒーロー的な方向ってどこが? 陰口叩いて溜飲をさげてるだけじゃん

426:この名無しがすごい!
12/09/04 03:29:59.83 wxlQgAjG
ダークヒーロ目指してたらコメディなったって書いてます
人物の唐突すぎる変化にしても自分で書いてます
生意気いってごめんなさい



427:この名無しがすごい!
12/09/04 03:32:44.68 igdz30qN
わかってるなら破綻してる事は理解できるはずだよね、ゼロから書き直せば?

428:この名無しがすごい!
12/09/04 03:45:16.28 wxlQgAjG
ゼロからでもなんでもいくらでも書き直しますよ
本スレでつまらんと言われたら絶対に書き直すし
次につながる意見をとりいれたいから。
そしてもちろん書き直したものも晒して意見を乞います

でも今の状態で破綻しているのはわかっているが、
どの方向性に進むべきか悩んでいる。
実際俺はどうしたらいいんだろう?
そんな貴重な意見を聞けるから本スレで晒してます。


429:この名無しがすごい!
12/09/04 03:59:24.59 igdz30qN
「自分は何を書きたいのか」すら決まってないのね……もういいや、ご自由に

430:この名無しがすごい!
12/09/04 07:36:09.58 yb77hxAl
>>428
読んだけどさラノベの文体真似てるから面白くみえるだけ
中身は薄い
その薄い中身を作者が拾えてない
そしてお前はすでに原稿用紙にすると80枚くらいどうしようもないものを書いてる
読者に無駄に頭を使わせて疲れさせるだけだ

一行に30分使って大事に一枚一枚書いていけ

もしお前が求めてる実力の高さでお前の短編連作の一部とやらを書いたとしたら
原稿用紙10枚~30枚で全部書きれてるんだよ
枚数増やしたいなら一度書いたあとから好きに増やしとけ

431:この名無しがすごい!
12/09/04 10:29:37.80 wxlQgAjG
>>430
おーありがと。そういう意見欲しかった。
テンポの悪さは俺も致命的だと思ってます
場面が3つしかないから、普通は30枚で書けるよね
ラノベの文体ってより、ベースはこれでも一般小説のある作品を意識してて
だけどそっちは場面転換がテンポ良くてサクサク話がすすむ。

コメディ色強いから中身薄いのを厚くみせる必要もないもんね
ほんとに的をえてる意見だと思うよ。ありがとう

432:この名無しがすごい!
12/09/09 01:48:19.29 GO0HUzwJ
本スレ187

レスを読んだ限り、言いたい事は汲み取ってもらえているようなので一つだけ

>説明すべきことが多くてかなり最低限に圧縮しています。

これが読者の求める部分と違う方向に視線が向いてるんじゃないですかね
説明しなきゃならない事が多いのはどんな原稿でも同じ事で、しかも当然の事ですよ
だって作者の脳内で紡がれている物語を文字だけで他人に伝えなきゃならんのですから
けれど、一から十まで設定語りじゃ単なる設定資料ですし、ただの説明だけでは読者が楽しめない
じゃあどうするかって話ですけど
「本当にこのタイミングでこの設定説明が必要なのか?」をまず考えるべきだと思いますよ
例えば領民云々領主云々の話も言われるまでもなく、本筋に絡む事なんて重々承知です
ただ「このタイミングで主人公と領民の関係性を知らないと物語を楽しめないのか?」って事です

祖母が死んで領主になり爵位を受けた事や、一年目はこうで、二年目にはこうなって、今はこんな感じって事を逐一知っていないと、この時点で話が理解出来ない訳じゃないでしょう
例えばモブの農夫を一人出して「旦那様、こんにちは」でもなんでも話し掛けさせる
その上で笑顔で返事をしながらも、心情描写でしっくりいっていない事を語っておけば当面はクリア出来る訳じゃないですか
で、改めて詳細を語る必要がある時にそれをやればいいと思います
それが読者の欲しい情報を適宜適量与えるって事かと
それよりはこの直後に発生するバトルを理解する為に必要な説明に筆を割き、盛り上げる為のお膳立てをする方が賢明かと思います
それに必要な情報を圧縮して伝わらなかったら本末転倒ですよ

情報の出し方とタイミング
それをもう少し練られてみては?と


433:この名無しがすごい!
12/09/09 21:08:31.76 PmH3eAEE
>>432
おっしゃるとおり
冒頭の設定説明に関してはもう十回以上説明の配置しなおし、その為のイベントの変更をやっていて、
その度に友人に読ませては同じ事を言われているという具合でして。

設定の多さや回想の多さが嫌で、三年前を時系列に並べて魔術についてしっかり書いた10DPくらいのプロローグのバージョンもあるのですが、
引きが悪いせいか友人二人に却下されました。

>>「このタイミングで主人公と領民……」
長さとしては1DPしか無いんですがねえ
何の話か分からん話をくどくどとされても面白くもなんともないんだろうなと。
要するに、つまらん話を冒頭でだらだらやるな、読者を引っ張れないだろ、ということですよね。
必要だとしてもいきなりマイナスポイントからはじめたら放り出すまでカウントダウン。
適切に配置しようと思うと迷いますが、起は完全に引っ張ることに全力投球すべきということでしょうね。
要するに引きどころか読者が投げる要素だと言いたいのでしょう。

ただ、全体の話でいうと、畑の話、というか主人の境遇の話はここでしかできず、あとはもう無いんです。
事件開始でひっくり返る前の主人公の日常はここだけしか無いわけで。
書き方の問題もあるでしょう。
おっしゃるように会話で書いたほうが読みやすいですし。
引っ張れてるか、と考えると、1章の終わりでエリーを疑い始めるまで面白くともなんともないんですが。
(関係ないですが、エリー登場当初から疑ったほうが面白いですね。)
このぐだぐだに意味を持たせるために、冒頭のプロローグに父が死んだことを配置するのはどうでしょうか?
時系列にシーンとして書くと長くなりすぎるので短く父の死の回想ていどで。
そうすると、父の死と絡めて一人で領主をやっていることに読者が何かしらの意味が見いだせるかなとか。

魔術の設定については
>>主人公一人称で、更にその主人公が魔法になんらかの後ろ暗さを持っているようですから説明を入れるのは難しいのは重々承知です
と書かれているとおりです。そのバトルで理解できればいいかなというつもりでいます。
方法が思いつかないことにはどうにも……。

と思っていたら、おかげで思いつきました。
風呂の炉を炊くときに、魔術なんてたかだかこんなことしかできない、アーティファクトがあれば別だが、
と加えようかと。そこ以外に魔術を嫌っている主人公に語らせるタイミングが無いですし。

このレスを書いている間にいろいろと重要な点に気付かされました。
ありがとうございました。

434:この名無しがすごい!
12/09/09 21:46:52.76 jshyLw9t
1DPしかって言うけど、乾杯の前の挨拶は30秒でも長いよ
ある程度世界に興味を持たせてからなら堪えられる場合もあるから、単に技術面の問題で、作者が楽をしてはいけないということ
出来ないとか言ってても落ちたら意味ないんだから、出来なくてもやるしかないんだよ、我々は

435:この名無しがすごい!
12/09/10 00:34:47.38 Hm/BDXpd
>>434
おっしゃるとおりです

436:この名無しがすごい!
12/09/21 11:10:22.83 0LuBlIKq
つか1DPって文庫にすれば2ページじゃん
見開き2ページ丸々設定解説とか狂気だろ

437:この名無しがすごい!
12/09/21 19:15:23.01 BxDVArns
本スレ248

改稿自由だったから、冒頭だけ改稿してみた。
議論スレで話題になってた「はぁはぁ」を削除、序盤で「ナツが女であること」をはっきり示す文を追加。
ナツナツうるさいので、地の文の「ナツ」を減らしてみた。
・・・改稿してて思ったが、普通はこういう場合、男が女の手を引っ張って走ると思う。
それでいてナツがシズの到着を遅らせたいなら、遅く走るよりもわざと転ぶ方が自然じゃなかろうか。
転びそうになったナツを庇って、シズが足をケガするのでもいいと思う。

【改稿案】
 六月二十日は雨だった。
 明け方から降り始めた梅雨の雨は、終わりの知れない雨音を奏で続けていた。冷たく注ぐ雫の中を、僕たちは傘も差さずに走り続ける。吐息は荒く、呼吸をするのが辛い。
「……っ、ナツ! もう三十分も経ってる! 急がないとっ!」
「わっ、わかっとるけどっ! 息、つらくて……っ!」
 ぐっしょりと濡れた袖から覗く腕時計が、心をひどく駆り立てる。焦りにちりちりと神経を焼かれ、僕は堪らずナツに叫んだ。
 先生から電話があってから、既に半刻あまりが過ぎていた。学校からバスを乗り継ぎ、駅前から必死に走り続けて、それでもまだ目的地は遠すぎた。
「はぁっ、はぁっ……シズ、ごめんっ! 急がなあかんのに!」
 ようやく追いついてきたナツが、頬に張り付くダークブラウンの髪をかきあげながら言う。肩を上下させて喘ぐ姿は見るからに辛そうだけど……僕たちには時間がない。
 走るんだ。僕には伝えなきゃならないことがある。
「ナツ、まだ走れるよねっ? あとちょっとで到着だ! 急ごうっ!!」
 遅れてついてくる少女を励まして走り出す。水たまりを踏み散らし、降り注ぐ雨をかいくぐるように道路を駆ける。
 町並みの上にゆっくりと大きくなる、白くて巨大な建物に向かって。

438:この名無しがすごい!
12/10/16 23:19:04.96 QVdP1K5e
 9 名前:この名無しがすごい! sage 2012/10/15(月) 05:48:07.88 ID:DwHSeC6F
>・期待について
>何を期待させたいのか出ていない
>姫への拷問具合?姫の家来との再会?
>姫と接していくうちに変貌する主人公?

この作品のコンセプトは変態性ですので、基本的には変態性欲とそれに関連して起こるラノベ的なストーリー展開に期待してほしかったです
変態性の内容は三大精神病理学?のフェティシズム、マゾヒズム、サディズムを中心とする予定でした
この後はそのままの流れで学園モノ系になる予定でした


 10 名前:この名無しがすごい! sage 2012/10/15(月) 14:31:49.98 ID:XWHf0RA8
>・文章の上手さと下手さ
>上手さはないっつか、むしろ酷い。
>出来事をひたすら一本調子で並べてるだけ。文章だけそこそこ整った小学生の作文って感じ。
>あと、一人称を使ってるけど文章が一人称なりきっていない。というか大半が三人称でたまに一人称になってる程度。
ラノベ的な文章ってどうしても書くのが難しいですよね・・
鎌池和馬や竹宮ゆゆこ系の文体に憧れがあります。あの主人公の思考が地の文に溶け込んでいるようなリズミカルな文体が良いです

>・登場人物について
>これだけの分量では判断しかねる程度の濃さ。まあつまり、さほど立ってない。
>ただしこれは、キャラのせいっていうより文章のせい。

つまり文体があまり面白くないからキャラまでつまらなくなるということですよね?


>11 名前:この名無しがすごい! sage 2012/10/15(月) 14:47:16.01 ID:H8objcah
>・その他なんでもいいのでお願いします
>とりあえず冒頭三行は全力で読者を突き放しに行ってるなと
>そこで閉じようか迷ったぐらいです

確かに、そのとおりのようです


> 12 名前:この名無しがすごい! sage 2012/10/15(月) 15:29:37.49 ID:BLt+7Qp+
>文章は上手いといっていいかと思います。文体も安定しているかと。
>ただ、内容はどちらかというと悪いですね。

これはちょっと、不思議ですね。
文章は良いけど内容が駄目という人と、内容は良いけど文章が駄目という人がいる
受け取り方は人それぞれなので当たり前といえば当たり前かもしれませんが、
うまい落とし所を考えないといけないようです

>構成を考えるときは、今、説明調のところを物語の進行に含めるようにするのがいいかと思います。
良いですね

> 13 名前:この名無しがすごい! sage 2012/10/15(月) 16:05:53.44 ID:MkJ9UszN [1/2]
>自分が考えた自分だけの世界の紹介を一から十までやっちゃう人が多いんだけど、
>読者が読みたいのは実はそこじゃないんだよな
>もちろん話を進めるために必要なのはわかるんだけど、”ここで”書くべきかどうか考えると微妙な記述ばかりじゃない?

過去に2回くらい晒したことがあるんですけど、なんかどっちも情景描写がなさすぎとか言われたので増やしてみたんですが、ちょっと増やしどころを間違えてしまったみたいです



多くの感想をもらえて嬉しいです
ありがとうございました
皆さんの意見を参考に、改良して完成させてきます


439:この名無しがすごい!
12/10/18 07:38:26.95 NoeTptw4
本スレ28
ごめん、書き方が悪かった
感想での引用はありかを聞きたかったんだ

440:28
12/10/18 08:15:10.15 wXom6YBf
大丈夫です。お願いします


441:この名無しがすごい!
12/11/01 08:11:15.77 iD6GhwGn
石田徹男
「すべてを見ても何か思い出せない」

晒しに来てやったぜ

まあ、よんで感想書いてみろよ


442:快晴ラッコ  ◆7Qp8DaIHF.iX
12/11/28 17:16:34.50 FwbWTwQy
まず個人的に、該当箇所をコメディとするのは無理があると思いました。
あなたさんはコメディとして成立する理由をとうとうと語っておられますが、当方の目には、このようにしか映りません。

(98ページ目で判明する)好意を隠していたのがばれたと焦って挙動不審になるヒロインと、
好意に気付かず挙動不審なところを疑い、(のちに)頓珍漢(と、わかるがこの段階では不透明)な指摘を偉そうに語る主人公。
そもそも分かっていないと気付き、腹を立てるヒロイン(というお話だったのは、98ページ目にわかる)。

特に重要なのが二行目です。
主人公が正しいか間違っているかは完全なグレー。判明するのはしばらくしてからの話。
つまり疑ってるところでは、ヒロインの好意を(読者が)信じることはできません
主人公が正しかった場合、好意らしき描写は「すべて演技」でおしまいになりますからね。
そういう読まれ方が不本意であるのなら、ヒロイン側の一人称を入れる。三人称で暴露する。
またはコメディパートの始まりでちゃんと書く……といった工夫を入れてください。

※ここからの数ページを読む前に、98ページ目からの展開をご覧ください。

この遠い先っぽを読んだあとなら、意味も理解できますからね。
だから本スレのほうでは、「反省するまでが長い」と書いているわけですし。

次のレスでは、思ったことのふたつ目を書きます。

443:快晴ラッコ  ◆7Qp8DaIHF.iX
12/11/28 17:21:32.59 FwbWTwQy
父の死でからっぽになった自分。
そんな自分を救ってくれた少女。
それが父の仇である結社の一味。
彼女がくれた―と思っていた温もりは、彼女が奪ったものだった。

これってもしも事実なら、一生人間不信になってもおかしくのないお話じゃないですか。
仮に敵が言ってきたなら、「デタラメを言うなっ!」と一喝するようなお話じゃないですか。
疑うにしても、「そんなバカな……」と思いながら動くようなお話じゃないですか。
そこを積極的に疑うノリがコメディならば、家族たちの死は茶番。「終わった世界」は「終わった世界(笑)」ということになります。
死亡が茶番で舞台が「終わった世界(笑)」なら、主人公が浸かっていた喪失感も相応に軽いもの……と言えますからね。
主人公の喪失感が軽いものなら、ヒロインをコメディで疑えるのも納得です。

しかし文中における「終わった世界」は「終わった世界(笑)」とはなっておりませんでした。
となると読んだ身としては、
「一円玉より薄っぺらですね。軽く疑える主人公さん」
となります。
設定の重さが逆に、主人公の薄っぺらさを演出しているように見えるわけです。

そうは言っても、これは無責任なひとりの2ch民による感想にすぎません。
「いや、違う。オレのヒンメルは人間としての重さと厚みを持っている!」
と思うのであれば、気にせずに応募すればよいと思います。
直したあとに落ちたところで責任を取ったりするわけではありませんし。

444:この名無しがすごい!
12/11/28 18:49:38.47 xOGFFdHh
いやまあ全く面白くない時点でコメディとして成立してないよな

445:この名無しがすごい!
12/11/28 19:37:25.45 ErkJq4hx
ラッコ辛辣だな
しかしそれが通用する相手とはとても思えない

446:本スレ382
12/11/29 23:31:11.85 ewn6hSoh
>>442
重ね重ね、丁寧な説明ありがとうございました。

確かにそうも読めます。
内在的に完結した「小説」になっていないということですね。
理解できました。

いまのところ、具体的にどう直せば伝達齟齬を減らせるか、
もしくはそこが伝わらないなりに楽しんでもらえるにはどうすればいいか、
すぐには思いつきませんが、改善策を考えてみたいと思います。
(ページ数の問題と、主人公視点一人称のメリットを感じているため、ここだけのために多視点にはしたくないです)

指摘の中にありませんでしたが、
ヒロインの挙動不審がラッコさんにどう映ったかが気になります。
そこが分かればラッコさんの感触をもっと想像しやすいんじゃないかと。
気が向いたらでいいのでおねがいします。

ありがとうございました。

447:本スレ382
12/11/30 00:45:03.91 8NTP1f37
>>443
すいません、追加で。

>設定の重さが逆に、主人公の薄っぺらさを演出しているように見えるわけです。

この指摘は分かり易いです。
「終わった世界(笑)」になっていなかった、というのは嬉しいところですが。

評価シートではキャラはそれなりだが軽すぎると指摘され、
シリアス一本に直したものは、ただでさえややこしい話なのに息が詰まると言われ、
三年前をしっかり書くとだるいと言われ、
三年前をかなり削った前回の晒しは、冒頭の主人公の状態が分からない、回想が多すぎる、キャラが地味と言われ、
今回は過去を短くプロローグにまとめて1章の冒頭の理解をスムーズにしつつ、キャラを分かり易くするためにコメディを追加したのですが

散々何パターンも書いて、これがベストバランスだと思いましたが、まだまだのようです。
正直、ほんと絶望的にぐったりですが、こういう主観と他者のギャップを埋めていくことが地力をつけると思えば……。

解決方法としてすぐ思いつくのは、
1・冒頭をおとなしくして主人公に合わせる。少し(笑)側へ調整。
 冒頭のシーン数が多すぎ、切り替えすぎ、という指摘もあり、僕自身そう感じるところもあり。
 出来れば少ないシーン数で、1シーンあたりは長めに、全体ではさらに短めにまとめたい。
2・主人公の心情を落ち着かせる。
 三年経ったわけですから、ある程度心の整理ができつつも、無気力な状態から始める。
 憎しみレベルでなく、未だに納得が行かない、という程度に。

 しかし、動機となる部分ですから、軽くするのは副作用が大きい気もします。
 かといって、コメディを抜くと、息苦しくなるし、シリアスのままキャラを効率よく立てるのも(僕には)難しい。
 何か盲点となるようなオルタナティブを見つけないといけなさそうです。

 重ね重ね真摯なレス、ありがとうございました。

448:快晴ラッコ  ◆7Qp8DaIHF.iX
12/12/01 08:32:35.69 CGv8bDIS
>ヒロインの挙動不審がラッコさんにどう映ったかが気になります。

自分は単純に「なんだろう。先を読まんとわからんな」で済ませました。

「好意を隠している」っぽくも見えるんですが
「結社の一味だからきょどってる」とも読めますし、
「それらとは別のナニカを隠している」とも読めます。

「ひさしぶりに会ったと思ったヒロインであるが、本当は別人」みたいなネタも世の中にはありますし。
逆にもっとくだらなく、「バストを魔法で水増ししてるのを隠してた」みたいなネタの可能性もあります。
(そして疑っている段階では、どのネタも絶対にないとは言い切れない)
というわけで、「なんだろう。先を読まんとわからんな」で済ませました。

適当っちゃ適当なんですが、推理小説でもないのに読む手を止めて、「このヒロインの行動の意味はいったい……?」なんて考える人は、ぶっちゃけ少数派かと。

あと言っておきますが、「ヒロインの挙動不審」自体は別にアリだと思います。
ヒンメルの過去とヒロインが与えた恩恵を考えた場合、「それだけはないわー」ってなるだけで。


それとついでに言いますが、

>しかし、動機となる部分ですから、軽くするのは副作用が大きい気もします。
>かといって、コメディを抜くと、息苦しくなるし、シリアスのままキャラを効率よく立てるのも(僕には)難しい。

この考えは根本的にズレている気がします。
重い過去を持っている主人公のお話にコメディを入れるのも、作品の空気を軽くするために動機そのものを軽くするのも、副作用の可能性は同じです。

そもそもどうしてトラウマがトラウマなのかと言えば、日々の暮らしに深い影響を及ぼすからにほかなりません。

火事に見舞われた人が消防車のサイレンの音を聞くたびに泣きそうになる。
津波に巻き込まれた子どもが風呂にもプールにも入れなくなる。失った母を夢に出し、目覚めて泣きじゃくってしまう夜を迎える。
養父から虐待を受けた少女が、養父と同じ名前の人間を見るだけで吐き気を感じ、息を、動悸を荒くする。

トラウマや重い過去ってのは、そうなることを言うわけで。
そのへんについて重く書くほど、キャラクターの行動も制限されていくわけで。
逆に言うなら、フリーダムに動いていたら「重い過去」を感じられないわけですよ。
「僕は津波の被害に遭った。今でも時折り夢に見る。水があまりに怖いから、プールにも入れない。ちなみに趣味はサーフィンです」
なんて言う人がいたら「えっ?」ってなるじゃないですか。

ひとつの思考や行動を変化させるってことは、玉突き的に複数の思考や行動、時にはストーリーラインをも変化させる可能性を持っているわけです。
それは動機を変えるのと大差ありません。
「動機を変えるのは副作用が……」で「行動」を変えるのは、「焼酎はアルコール度数が高いから、代わりにウォッカを飲むことにしよう」みたいなものなわけで。
そのへんを意識しないで漠然とした改稿をくり返していると、やればやるほど「行動にしっくりとこないところが多いキャラクター」になっていくかと。

そして最後に疑問なんですが、なんでコメディ=ヒロインを疑うしかないのでしょうか。
もっといろいろとあるじゃないですか。旅してんすから。
宿のところでふたり相室の狭い部屋になってしまって悶絶したり戸惑ったりぃ~、とか。
その宿に温泉がある設定にしてなんかハプニング起こしたりぃ~、とか。
ニンジン嫌いなヒロインと、それを食べさせようとする主人公のやり取りをコミカルに書いたりぃ~、とか。
(特に主人公は自然の多い村で三年を過ごしているのだから、農家的な存在への意識が強くても普通)
このへんのお話はセンスがなければ平坦で退屈なだけになりますが、そういうお話を面白く書くのが「コメディのセンス」ってやつですし。
(なお、シリアスでキャラを立てるのが苦手なのにコメディのセンスもない場合、「がんばって磨け」となります)

さらにこういった描写は、作品の外に置いておくだけでもそれなりの意味を持ちます。
キャラクターを書くのが苦手……という人は、そもそも自分のキャラクターを理解していないことが少なくありません。
そこで日常を書き集めてやると、人物像が鮮明になっていくわけですね。
「本編に入れよう!」と思って書いたら没にするのが辛くなりますが、「細かく書いた設定資料集だ!」と思って書けば、本編から抜けてもともとになりますし。

449:この名無しがすごい!
12/12/04 19:10:37.42 AJDXGaIE
URLリンク(uproda11.2ch-library.com)
俺あんまあラノベとか知らないんだけどさ、一応改善していってるつもりだけど意見ください
まぁ全然途中というかはじまりだけなんですけど、書き出しとかそういうので

450:この名無しがすごい!
12/12/29 23:40:17.00 459LLoFE
>>友絵少尉

本スレ96です
議論スレ拝見しました
まず先に
>これでも収拾付かない大風呂敷をひろげたことになるのでしょうか??
これは、収拾付かない大風呂敷とは言っておらず、寧ろ逆で
「何故急に変な風呂敷を広げたのか。そして広げたのに何故すぐにたたむのか」
と言っていますのでお間違えなく

確かにこの作品は、外界からの影響で事件が起きても、それを密室内で解決するという基本を表面上は徹底してあります
けれどこれはあくまで表面上でしかなく、言外で広げてしまっているんですよ

この作品の世界観は「現代社会に魔法が存在しており、素養のある学生がそれを学んでいる」という基礎の上に成り立っています
でもそれを一般的な現代社会ベースに整合化はしていませんよね?
それどころか何の説明もしていませんよね?
勿論それが悪いと言っている訳ではありません
例えば、何故魔法が存在するのかだとか、魔法を何に使うのだとか、もっと深読みすればこの世界の魔法に対する法整備はどうなってるとか、魔法使用に対する資格や罰則はどうとか、確かに気にしだしたら色々気にはなりますよ
でも、そんな事はどうでもいいんです
だってドタバタ系のラブコメなんですから
その点でリアリティを放棄して勢いで読ませる方向に舵を切っているのはいいと思いました

が、巨豚兵のくだりで違和感を覚えたのは、放棄していたリアリティを急に持ち出した事ですよ
例えば自衛隊の隷下といいながら、テレビのニュースになる程の災害に何故学生だけで事の収拾にあたるのか、指揮官である筈の自衛隊はどうしてるのかとか、学生は予備自衛官的な扱いになるのかとか、疑問は山ほど出て来ます
「自衛隊」というリアルな組織を持ち出す事、それが言外で外界を作品世界に流入させてしまっているという事です
そしてそれは今まで触れずに来た「整合性」が必要な展開を生むので、ストーリーに説得力がなくなるんですよ

姉妹対決のバトルと、対魔獣のバトル、切り出してそこだけ読んでみれば分かりますけど、別の作品と言われても納得するぐらい温度差がありますよ?
それくらい自衛隊うんぬんを言い出した後の継ぎ接ぎ感が凄いです

そして、仮にこの後、日本全域を巻き込んだ大騒ぎでも始まるならば、繋ぎになる部分を滑らかにすれば、多少違和感は減少したかも知れません
けれど、次章に入ったらまたミクロな舞台で今度はお風呂でしょう
ニュースになるほどの魔獣災害とやらを出した必然性がさっぱりな訳です
これが「そんなすぐに畳むのなら、変な風呂敷を広げない方がいい」って意味ですよ

魔法学校の女子寮でキャッキャウフフしているなら、それに見合った色とサイズの風呂敷を広げるべきです
別にニュースになるような大災害じゃなくても、小学生が召喚に失敗したという同じ理由で、校舎の一角が崩壊したとかでも同じ展開が出来るじゃないですか
それこそ「外界」へ影響を及ぼさない為、密室内で処理する為に、女帝や主人公達が倒滅に乗り出すという大義も立つじゃないですか

強大な魔獣を倒す事で彼女達の凄さを見せようとしたのだとは思いますが、ここまで継ぎ接ぎ感満載では逆効果ではないかと
作品世界の舞台を拡大すれば読者は往々にそこへ新たな展開を求めます
故に、拡大する必要がある時にこそするべきで、作者の都合で肥大化させたり矮小化させるべきではないかと
ドラマチック、ドラスチックな展開もいいですが、まずは作品世界の空気を統一する事が一番大切かと思います

451:友絵少尉 ◆MoriartyRk
12/12/30 00:11:55.11 mXLaXWHE
>が、巨豚兵のくだりで違和感を覚えたのは、放棄していたリアリティを急に持ち出した事ですよ
>例えば自衛隊の隷下といいながら、テレビのニュースになる程の災害に何故学生だけで事の収拾にあたるのか、指揮官である筈の自衛隊はどうしてるのかとか、学生は予備自衛官的な扱いになるのかとか、疑問は山ほど出て来ます


>>450

貴重なご指摘ありがとうございます。
おっしゃるとおり、このあたりの整合性に関して、あきらかに雑な扱いをしておりました。

急に変な大風呂敷を敷いて、すぐにたたむ、
この辺、特にたたみ方を間違えた、そんな想いに駆られています。

さらに、学生ががんばっているのに自衛隊は何をしているのか?

この問いもまったくごもっともかと思われます。
あきらかに不自然ですので、早急に改稿したいと思います。

私自身、魔導災害が急遽発生、では唐突感が強いと思っていたので、
序盤、真琴が女子寮管理等にいく場面で、
魔導災害に関する死傷者の電光掲示板を登場させて暗に
世界設定をほのめかしたつもりでした。

まだまだ詰めが甘かったようです。

ご指摘にもあるように、必殺技の見せ場としてこのシーンを
考案しました。
必殺技の凄さ、スケール感の演出、外連味。
これらを考慮してバトルはシリアス風味で持っていったのですが、
これも違和感を読み手に与えてしまう原因かも知れません。

整合性を考えて、また推敲致します。
読んでくださってありがとうございました。

452:この名無しがすごい!
13/03/22 10:50:43.86 RAfsYtHW
本スレ186です

○前世の記憶がこの後の鍵になる
○三才の時の事故も同様
よってこの2つを冒頭から外したくない
でも内容を分かりやすくしたい
という事ですかね?
回想の中に更に別世界の話を絡めるから、ぶつ切り感が物凄い訳です
だから時系列をもう少しシンプルにすれば十分可能だと思います

例えば
冒頭の現代日本のシーンはそのままで、次に成長した主人公の寝起きを持ってきて、現代日本のシーンを成長した主人公が見た夢って形にしてしまう
で、主人公に「またこの夢だ」みたいな事を語らせる訳です
そしてこの夢を見た翌朝の寝覚めは頭が割れるように痛いとかなんとか、それらしい設定を付けてしまえばいいでしょうか
で、皇太子の子息だから侍女の一人ぐらいはいるでしょう
身仕度の手伝いに来たその侍女に「また古傷が痛むのですか?」みたいな事を言わせて、三才当時の回想に入る
そこで冒頭の夢を初めて見たのはその落馬の時であるという事を明らかにする
こうすれば出したい情報を省く事なく、把握しやすい時系列に出来るかと

上記は一例ですけど、いずれにせよ展開の基本軸に作中のリアルタイムを据える事で、分かりやすくなると思いますよ
現状一番の問題点は、物語のスタートという読者に何の情報もない状態から、リアルタイムを経由せずに延々違う時系列の話を続ける事で、話のスムースな流れが阻害されている事かと
一般に作劇の基本は時系列順と言われるのはその為ですから

まあ参考になるかは分かりませんが、何かしらヒントになれば幸いです

453:本スレ180
13/03/22 15:12:28.91 InkVfISl
>>452
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

細かいアドバイスをしていただきありがとうございます。時系列とかはもう少し気を付けて、まずは読んでもらえるよう頑張ってみます

454:この名無しがすごい!
13/03/23 22:01:05.16 z7D4kIxh
>>452
あー……もしかして手塚氏の火の鳥みたいにやりたいのかな?
戦国時代?編の主人公・くちいぬ。
その後世に当たる近代科学の世界を生きる主人公。
主人公は前世の人物・くちいぬの妖怪や神々との戦いを夢を通してみる。
やがて主人公は前世の記憶を取り戻し、敵対組織の女=くちいぬと恋仲になった妖怪の生まれ変わりだと知る。
互いに惹かれ、前世の姿(狼人間と狼)の姿に戻り、霊界へと旅立ってしまう。

おおまかに書くとこんな流れだったはず。
でもこれは過去と未来の両方の話を描く話であって、
そちらのは二本とは関係のない異世界の話にシフトする。

455:この名無しがすごい!
13/03/27 13:04:08.84 rnfucbI4
>>本スレ227

本スレ218ですが一つだけ補足を
早くに提示をする事が可能ならばそれに越した事はないとは思います
けれどそうする事で展開がフラットになったり、次のイベントへ牽引する謎が弱くなるようでは逆効果にもなり得るかと
じゃあどうするかって話ですけど、謎を残しつつも明らかにするべきは明らかにする
という選択肢もありかと
言うは易し行うは難しの典型で、非常に塩梅の難しい部分ですので、これこそ作者の腕の見せどころなんですが

例えば私が気になった部分で言うなら、リリィが校門の前で主人公の学校の教師と揉めたシーン
「平日昼間から門の前に突っ立っていたリリィが教師に咎められ、それを見かねた主人公が間に入り彼女を助ける」
この展開だったからダメだと思った訳です
理由は本スレで書いたようにキャラクターにチグハグさを凄く感じたからですね
けれどこれが
「平日昼間だから門の前は不味いと校舎の陰に隠れていたリリィだが、巡回中の教師に見つかり騒動が起きる。それを目にした主人公が間に入り彼女を助ける」
その後で何をしていたのかという主人公の疑問に対して「平日に門の前で突っ立っている訳にもいかないだろう」とか、
この世界での最低限の常識は知っていますよ、けれど主人公を監視しなきゃだから無茶してるんですよって事が分かる程度の情報開示があればそれで十分だったかなと
多分それならば読み進めたと思います
こんな感じの展開ならば有名女子校の制服を着てる事にも、きっとそれなりの理由があるんだろうと想像出来ますから、それを補完する程度に、
「なんでそんな制服着てるんさ?」「私にも色々と事情があるんだからほっとけ」ぐらいの掛け合いを一つ挟んでおけばそれは「謎」になって物語を牽引する要素の一つになるかと

まあ、要するに総てを開示する必要もないし、謎は残しておいた方が面白くなるケースが多いと言いたいだけなんですけどね
一個人の意見ではありますが、何かしらの参考にでもなれば幸いです

456:この名無しがすごい!
13/05/14 16:03:40.03 9RKm3P9F
それはそこまで変えたらほぼ別物だから、変わったverを出してみろとしか言えないよ
まぁ変更自体は必須だと思うがね
四人のヒロイン全員にストーリーの鍵を握らせるとかどう考えても無謀

あと俺は本スレ66の人じゃないが、主人公のブレは妄想の影響! とするのは無理があると思った
つーのも主人公のベースがどの顔で、どの顔が妄想の影響を受けているのかサッパリわからないから

パンツパンツ連呼するバカエロがベースでヒーローに憧れるのが妄想なのかウジウジがベースでバカエロが妄想なのか、非常にわかりずらい
あと正義のヒーローになる! とか言ってるけどオマエ妹にイタズラしたのは正義のヒーローの人格じゃねぇか、とかツッコミもある

【ラノベ】自作を晒す人と感想人が語り合うスレ2
スレリンク(bookall板)

457:この名無しがすごい!
13/06/06 07:34:56.85 dbpttQnI
議論433

本スレ221です
左腕がない者同士ならウジウジしてる主人公の苦悩を一番理解できるはずなのに「こんな人は叩かれても仕方ないって思った」
って、やっぱりねーわ
このヒロインは克服できただけの強さがあるんだろうが、それをまだ克服できてない主人公に「克服できた自分の結果」
ばかり押し付けてる。義手がまともに動かないのなんか度外視だ
金がなくて出来の悪いものをつけてるのかも? ロボットみたいな義手で嫌な目にあったから見栄えのいい義手にしたのかも?
同じ悩みを持つ者としてその辺りに考えおよびそうなにのに、このヒロイン、そして作者も一切考えない
『義手のヒロインがハンデを克服し可憐かつ勇猛に戦う、美少女バトルロイヤル!』みたいなのがこの作品のテーマなんだろうが
それをやるには、作者の考えが浅い。読者の共感を得るまでに及んでない
読者は主人公やヒロインに同情はできるだろうが、共感はなかなかできない。それに、実際の感想にあったように、この主人公に
同情する人ばかりじゃない。「ウジウジしてる」と切り捨てる人もいる
ストーリー上のハンデが作者のハンデにもなっているということを作者は理解してるだろうか
あとヒロインの左腕がないのに、どうして親父は共通の苦悩を持つ主人公を「生ゴミ」と言えるのか
他人をモノとしか認識せず娘を働かせて金稼ぐクソオヤジじゃないと思ったが、最後の会話で「本当は人がいいのか?」と混乱した
こんな風に、登場人物の立ち位置が定まってない。後で色々出てくるにしても立ち位置は統一できるし、設定上統一できないのなら
ある程度のフォローをすべきだろう
生ゴミ扱いするシーンの前後取り出してみると、
「使えない主人公はゴミだから捨てろ」と言う変な方言使いの親父
「できるって言え!」と狂ったように引っぱたいて気絶させるヒロイン
読者に与えられる情報はこれだけ。ここで何か匂わせればいいのに何もないからヒロインがいきなりヒスってるようにしか見えない
なんつか、全員コミュ障くさい。要は察する描写ができていない。伏線張れるところに張ってない
>あのビンタは、叩いた本人からしたら当然なんですが、冒頭に持って来るにはあまりにも唐突でしたね……
と言ってるが、時系列に沿って、生ゴミのところにあれ持ってきても唐突なのは変わらない
俺はあの冒頭いいと思う。叩いてる理由を知りたいという気持ちもあって、最初でやめようと思ったけど最後まで流し見たからな
だが、ヒロインの言動が「暴力系ヒロイン」という域を超えている。たどり着いた答えが魔がさしたとか叩かれても仕方ないとか
なんだそれwwwwwwwwwwこの子どんだけ自己中wwwwwwww
ラストのところで「何か理由があって叩いたんだろうな」というのは分かるが、その「何か」が今まで匂わされてないから
全てが後付け後付けの説明になってる

バイパスについて、バイパスと通学路はかちあわないという本スレの感想はちょっと的外れだと思った
バイパスってそういう理由で作るもんじゃないし。ただ都会と田舎ではバイパスの扱いが違うのかも知れん
黄色い帽子だって今は学年に限らず登下校時は被る、というところもあるから一概に低学年と決めつけることはできない
(少なくとも俺んちの近くの小学校は全学年被るのが義務だった)が、まあ普通なら低学年と思っても仕方ないかな
ただラッシュと下校時間は一緒にならないと思う。4時半はラッシュには早いし下校時間には遅いんでは
モデルとなる道路があるんだろうが、その道路ラッシュでなくて普段から交通量が多いだけなんじゃね
あと方言について、どこの言葉か分からないので触れなかった
間延びした話し方と最初の印象で、ホラーによくある無害な大男がある日突然殺人鬼に変貌して笑顔で斧脳天に叩きつける系のキャラか
と思ったけど、違うんだろうか。そういう印象しかなかった

458:本スレ223
13/06/06 12:25:31.39 CffwSzou
>>457
いや、バイパスはそういう理由で作るもんだぞ
お前の認識がおかしい
バイパスは生活道路と通過交通を分離する目的で作るもの
それこそがまさに道路改良事業の趣旨で、原理原則だ
車が快適にぶっとばせるように便利にするためじゃねえのよ
そこはワナビとしてでなく、社会の中で生きる者の常識として知っておかなければならないことだ
つーか交通戦争の時代は小学校でも叩きこまれたもんだが、今は車が正義な時代だから知らんかね

「よく分からんけど」って添えておいたのは、現実にはバイパス沿いにも市街が拡大するし、
歩道が整備されるため通学路に指定されることもありえるからだ
現実にあることは否定しないし実例を意識したものなら仕方ない
完全に頭で作った設定なら、原則として背反な設定を並べているわけで、よくない、ということ

俺言ったよな?
書いたことと書いたことの整合性に気を配っているか?という問いだ
不自然な設定だが説明がつかないわけではない、というのはあらかじめ認めてる

459:この名無しがすごい!
13/06/06 12:37:14.96 wsXV9UlZ
>>458
ID変わってるけど457
認識不足ですまんかった。一応wiki見たんだが
俺の田舎じゃ普通に通学路になってたんで(っていうかバイパス通らないと学校行けない)
ただの近道みたいなものという思い込みがあった

460:本スレ223
13/06/06 12:41:24.94 CffwSzou
黄色い帽子についてはナンノコトダカワカリマセーン
俺はあくまで「黄色い帽子かぶった小学生の下校時刻にしては遅い」としか言ってない
「学年に限らず」ってどういう意味だかさっぱりわかんないな
俺も作者も学年の話なんて全くしてないが

以下本音トーク

「黄色い帽子かぶった小学生」にはおそらく「低学年」のニュアンスが含まされているだろうね
でも低学年が~と書けば「高学年も黄色い帽子を被る」と反論が見込まれるし(実際来たわけだね)
書かなければ今度は「高学年が部活や生徒会活動などで四時半に下校してもおかしくない」って反論が来るだろ?w
だからあくまで「黄色い帽子かぶった小学生」という元の表現をそのまま引いておいたんだ
それが低学年であるともないとも言ってないぞ、俺は

低学年のニュアンスがあるともないとも読めるから、俺もどっちの場合でも間違いにならない表現を採用しておいた
決めつけないように心を砕いて書いたんだよ
そこで「低学年と決めつけんな」って何なの?
決めつけてるのお前じゃんっていう


このレベルの気配りって多分ラノベでは求められないしできないししないんだけど
文章表現って本来はこれぐらい水面下の殴り合いなんだよな


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