12/05/28 00:53:27.39
先の見えない野球選手が、野球に興味の無いソープ嬢とセックスします。その表現が絶望的につまらない。
「二度目は最初の時よりも、男の動き方がゆっくりだった。まるで恋人同士がセックスをしているようだった」
これ、芥川賞作家の最新作からの引用です。
そしてこの話の最後の7行がこれです。
「よかったよ。最高に気持ちよかった」
「ヒット打った時みたい?」
「俺がね、もしすごい選手になったら、今日のこと、バラしていいよ。自慢しろよ」
「だからさあ、日本のプロ野球にすごい選手なんていないから。あんたが何万本ヒット打ったところで、あんたはあんたでしかない」
「打つよ。何万本も。見ててくれよ」
「無理しないでね。でも見てくれって言われてもさ、テレビ中継とか、ほとんどないし」
「いいから、見ててくれ」
こうやって書き出してみるとラノベですね。
これでタイトルがまた「客の男」ときています。完璧。