【百年の孤独】ガルシア・マルケス 3at BOOK
【百年の孤独】ガルシア・マルケス 3 - 暇つぶし2ch427:吾輩は名無しである
14/01/17 20:22:06.22
バナナ労働者虐殺事件についての文学を装った告発の書、という読みは面白いけど
事件が起こったのはガルシア=マルケスの祖父の時代のことで
『百年の孤独』の発表とはずいぶん時が隔たってる。
小説発表の当時にも何らかの政治的抑圧は残っていたかもしれないが
虐殺事件の挿話はあまりにも直接的に書かれていて
文学の装いを凝らしたと言えるようなものじゃない。

『百年の孤独』のときには、それはすでにコロンビアのひとつの歴史になってたんじゃないの?
ガルシア=マルケスに非難の意識がなかったとは思わないけれど
『百年の孤独』を政治的告発を主目的とした小説と読むのはどうなのかな。

入植から独立をへてその後のグローバライズの中で焦点を失って消えていくという限られた運命を背負った
ラテンアメリカの歴史を、ひとつの家庭の姿に圧縮して示した小説、ではないかな?

428:427
14/01/17 20:29:13.78
祖父の時代のこと、という言い方は変だったかな。
事件の当事者であったのはマルケスの祖父たちだった、ということ。

429:吾輩は名無しである
14/01/20 11:37:42.21
読みが甘いな
ホルヘ・エリエセル・ガイタン をググってみろ

1924年     バナナ虐殺
1928年(0歳) ガルシア・マルケス生
1948年(20歳)ボゴタ暴動:虐殺事件を告発し続けていたガイタン暗殺される、ガルシアは犯人虐殺を目撃
  ↓ ガイタン暗殺をきっかけに、コロンビアは暴力の時代に突入
1955年(27歳)落葉
1965年(37歳)百年の孤独 執筆
1967年(39歳)百年の孤独 出版、ゲバラ処刑
  ↓ コロンビア麻薬・暴力続く
1993年(65歳)誘拐

バナナ虐殺を告発していたガイタン暗殺が、コロンビアの暴力時代の幕開けとなり、
ガルシア・マルケスは20歳でその暗殺現場に近く目撃した上、その後新聞記者となって情報を集められる立場になった。

政府に都合の悪い民間情報なども多々あったことだろう、
しかし、世間は暴力、暗殺、誘拐なんでもありが続いている、ほんとのことをそのまんまでは書けない

百年~が書かれた時は、まさに、コロンビア国民はバナナ虐殺から続く圧政のまさに被害者で当事者で一番切実な人たちだったのだよ。

430:吾輩は名無しである
14/01/20 12:27:41.24
>虐殺事件の挿話はあまりにも直接的に書かれていて
文学の装いを凝らしたと言えるようなものじゃない。

俺は逆にここに冷静を装えないほどの作者の怒りの強さを感じるが

>グローバライズの中で焦点を失って消えていくという限られた運命

大佐の血を受け継ぐガルシア・マルケスは、そんな傍観然と諦めるような根性なしの冷血ではない
「じっちゃんの名にかけて」コロンビア人よ、誇りを取り戻そうぜ、ってことだろが

431:吾輩は名無しである
14/01/20 13:31:45.89
全小説を毎月一冊ずつあつめることにした

432:吾輩は名無しである
14/01/20 14:21:18.62
そのうち絶版になって入手困難になるからな、全小説

433:吾輩は名無しである
14/01/20 16:28:46.64
全部揃うまでもてばいいのですが

434:427
14/01/22 00:21:02.15
>>429,430
同じ人の書き込み?意見としては違いそうだから違う人かな?

俺はコロンビアの近現代史には疎いし、資料にあたってみたわけでもないので
読みが浅いのはそうかもしれない。
ただ事実として、あんなあからさまな虐殺の描写がある作品が
当時大っぴらに認められて世間に流布したという点は無視できない。
429さんの言うようになお暴力の時代ではあったのかもしれないけど
そうだとしても弾圧はより巧妙化して間接的なものになっていたからこそ
あの描写が見過ごされたのでは。そんな公認の告発などガルシア・マルケスの目的になったのだろうか?

ひととき離れ小島に咲いて繁栄することもなく途絶えていくヨーロッパの花のような
ラテンアメリカのはかなさを描いたからといって、それが負け犬根性だとは思わない。
ガルシア・マルケスが熱血の人だったろうという意見を否定するつもりもないけどね。

435:427
14/01/22 02:01:44.20
あまり政治的な方向にばかり読み込むことに違和感があるから、もうひとつ。

>>399さんが触れている
マコンドに物忘れ病が流行って、アウレリャノだけがその対処方法を見つけた、すなわち、紙に書いておくこと。

というくだりは、中南米の暑気の中で腐食されていく移民たちの古きよき伝統の記憶を
文学といったもので代置しようとする試みに対する、ひいては文字によって築かれる知識という試み全体に対する痛切なパロディーだと思える。
そういう試みを笑い飛ばしてしまうような笑いまで『百年の孤独』という叙事詩ははらんでる。

一時は解決したかに思えるこの忘却というテーマは、それでも小説全体を通して完全には止んでない。
まるで中南米で経験された健忘症的な危機を読者にも痛痒く追体験させようとするかのような、同名異人の登場人物たちの登場。
そしてこのスレで誰かが書いていたけど、記憶と予言の円環を閉じるかのような、一族の終結。

この上なく緻密な年代記であるということを「百年」と
同時に忘却に侵された書だということを「孤独」と謳ったのでは。

436:吾輩は名無しである
14/01/23 00:25:40.98
読み方が平和呆けの甘ちゃんすぎ

バナナ虐殺事件が、百年~出版当時のコロンビア国民の周知のことだったか?
どう考えても、NOだろ、
住民を政府側が大量に殺したのだぜ。
おおっぴらになれば権力者の立場もやばい、そりゃもう権力側も必死で隠すに決まっている。
百年~に書かれている通り、
・公的記録からは削除され、
・事件のあった町でも目撃者・証言者は徹底的にあぶり出し連行され
↑つまりアウレリャノが命がけで家に隠れたようにだな↑
・歴史から抹消され
・中央の権威ある歴史学者も事件を語らず
↑君子危うきに近寄らず、ってやつだ↑
・そういう事件があったことすら一見だれも憶えていない、町には諦めと退廃の雰囲気がただようのみ
↑恐怖政治の見せしめで互いに疑心暗鬼となり縛られている様子だ、ソルジェニーツィンとも重なる↑

という状況だっただろ、ガルシア=マルケスが百年~に書いているとおりだ、
”謳った”とかきれいごとじゃない、作者も命がけだったろう、目を開けてよく読め。

437:427
14/01/23 01:06:54.41
>>436
ホルヘ・エリエセル・ガイタンをググってみろってことでググってみました。
Wikipediaですけど。

「ガイタンは1928年、カリブ海沿岸のユナイテッド・フルーツ社のバナナ農園での労働者のストライキを支持し、保守党政権によるスト弾圧と大虐殺を激しく非難した。 その結果、1930年の総選挙で自由党の大躍進に貢献した。」

とあります。ガイタンは確かにその後48年に暗殺されますが
1930年の段階で大虐殺のことはすでに農業労働改革運動から出たガイタンによって
公に告発され争点にされていますよ。

438:吾輩は名無しである
14/01/23 09:25:14.35
いまごろか、ますます甘い

1924年     アメリカ資本のバナナ会社で労働者大量虐殺事件
1930年(2歳) ガイタンがバナナ虐殺を争点にし自由党が勢力を伸ばす
1936~1942年ガイタン市長・大臣と出世/保守党地主階級は農地改革で反感をつのらす
  (8歳~14歳)
1946年(18歳)保守系大地主は、自由党系農民への迫害と虐殺を始め
          多くの農民が難民化、ボゴタでは難民が3万人に達した。
1948年(20歳)ガイタンはあくまでも非暴力の抵抗運動を提唱し、
1948年2月、ボゴタで市民20万人による平和のためのデモを行なった。
          一方、政権は自由党に対し、警察力で取り締まる。 

439:吾輩は名無しである
14/01/23 09:26:08.07
          1948年4月、ボゴタでトルーマン・アメリカ主導のボゴタ憲章が採択され、
          米州機構(OAS)が設立され、アメリカを盟主とする反共軍事同盟が結ばれた
          ラテンアメリカ学生会議はそれに反対し総会をおこなう。

4月9日、学生総会の一環として、ガイタンはキューバ学生団との対談のために徒歩で向かう途中、
射殺された。
犯人のフアン・ロア・シエラは27歳の貧しい青年で、
犯行直後に激昂した群衆により隠れていた薬局から引き出されて殴り殺された。

↑20歳のボゴタ大学学生だったガルシア=マルケスはその現場を目撃、
「薬局の前で人々を煽動しているようだった男(背が高く、落ち着いた威厳のある態度の男性)
が真新しい車に乗って立ち去った。
私はあの男が偽の暗殺犯を群衆に殺させることで、真犯人の身元を永遠に隠すことに成功したのだ、
という思いつきに襲われることとなった」と述べている。

440:吾輩は名無しである
14/01/23 09:28:09.78
ガイタンの死が全国に伝わるとボゴタでは大暴動が発生、弾圧で1週間に5000人が虐殺された。
政権は急速に右傾化し、自由党左派や共産党は地方でゲリラ戦を展開、
いわゆる”暴力の時代”に突入。

1965年(37歳)百年の孤独;
この頃、40年前のバナナ事件のことなどもはや忘れられていただろう、
アメリカ依存の政権下で、アメリカに都合の悪い歴史は学者さえも避ける、
しかし、この暴力の連鎖のそもそもの原因は何だったか、クリアにしなければ解決しないという思いが
作者にはある

重ねて言う、都合のいい上っ面だけでなく、よく読め。

441:吾輩は名無しである
14/01/23 09:50:01.20
証人の弾圧のようすは、バナナ事件にかこつけてじつはボゴタ暴動の様子じゃないか?
ガボが実際に見聞しただろうことだし、
書かれる17年前のことだろ、ガボはまさに目撃者の証人だし、
ますますヤバい状況じゃないか
もはやそうとしか考えられんw

442:吾輩は名無しである
14/01/23 12:21:36.94
人の名前の、繰り返し混乱を誘うイメージ、というのも
40年前のバナナ事件と、
17年前のボゴタ暴動、
実はどっちも外国が裏で糸を引いてて、国民同士が殺し合って、利は外国にもって行かれちゃった、
なんか僕たち同じ過ち繰り返してるよね~、昔から変わってないね~っていう、
反省とか自嘲とか、あてこすりじゃない?
イメージ重なってるんじゃないかな~
本が「バナナみたいに」売れた、っていうたとえも皮肉だよね、分かる人はニヤッとしたろうね

443:吾輩は名無しである
14/01/24 09:56:33.89
>>434 >>435

>ひととき離れ小島に咲いて繁栄することもなく途絶えていくヨーロッパの花のようなはかなさ
>中南米で経験された健忘症的な危機
>一族の終結

その上から目線は、いったい何様?自分が強国の立場にいると勘違いして、見下していないか?

ガルシア=マルケスが「百年~」ではっきりさせたいのは、
世界に流布しているように、また、チャラこくお前が先入観でインプットされいるように、
ラテンアメリカの気候や人の資質は、はかなくも忘れっぽくも破滅的でもない、
もともとは、
働き者、凝り性、理知的、科学的、勇敢、先取的、義理堅い、というような美点もあった

それを、だれが押さえつけ、途絶えさせたか、だれが忘れるように強いたか、ということだ。

巧妙に外力が加わっている、と、20歳で直感で感じ取ったのだろうな。
それにずっとこだわり続け、長い思考を経て、たしかに外力だけが原因ではないが、
やはり外力をかけた・かけているアメリカの罪は許せん、というのが、後の作品を追っていてもうかがえる。

444:吾輩は名無しである
14/01/24 09:59:47.06
444

445:吾輩は名無しである
14/01/24 21:26:44.62
どっちが上から目線だかw

446:吾輩は名無しである
14/01/24 21:40:15.70
ものにこだわらない人、というのが褒め言葉となり、
情緒的、で場に合わせたり水に流すことが得意な日本人においては
434のような感想のほうが多いのかもしれないな

こだわりが強くてしつこく物事を突き詰めて独りでも考える頑固者ばかりでてくるじゃないか、百年は。
多くの日本人には感情移入できにくいのだろうね、
つい他人事になって雰囲気的感想にとどまってしまうんだろう、
あんたや俺みたいなへんこ以外はね

447:吾輩は名無しである
14/01/24 22:28:36.56
独りでも考え続ける、っていうのが、「孤独」の意味?

448:「ガスライティング 集団ストーカー カルト」で検索を!
14/01/25 02:05:32.19
★マインドコントロールの手法★

・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
 偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法

・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
 誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法


↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること

TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。

リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に理がないことをわかっているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。

449:吾輩は名無しである
14/01/25 05:09:05.14
ん?この人、右翼と左翼の区別ついてる?

450:吾輩は名無しである
14/01/25 11:53:13.32
日本人の大勢が443のようになってしまったら、中国や韓国と変わらなくなってしまう。

451:吾輩は名無しである
14/01/25 15:21:04.28
ガルシア=マルケスの優れている特徴は、
しつこさ・極端なこだわりの強さ・義理堅さ(カストロとの変わらぬ友情とかね)と
人への理解の努力や優しさが共存しているところじゃないかな。

苦しい不利な状況であっても、客観的・冷静に自分たちのおかれた状況を見ようと努める姿勢が
「百年の孤独」のマジックレアリズムとユーモアいう手法に結実したのではないか、と思えるのだが、
これは、アングロサクソンの客観的に自分を笑うユーモア、に、対抗しうる大発明かもしれない。

450は中国、韓国の過激な愛国主義を言っているのだとおもうが、それとは正反対の作品だろう

一般に日本人も情緒的で狭視野的・狂信的になりやすいね、
そうならないツールとして、ガルシア=マルケスの小説を理解することは、日本人に参考になるのじゃないかな
書かれた背景を知ると、こんな破天荒な小説にまとめた作者は、本当凄い精神力だと思う。

452:吾輩は名無しである
14/01/25 16:23:17.36
ユーモアですか
ユーモアは感じなかったな百年の孤独

453:吾輩は名無しである
14/01/25 16:44:40.79
>>451>>443
小説を真に受けて、見えない敵に敵意を燃やすのは、中国や韓国と一緒だよ。

454:吾輩は名無しである
14/01/26 11:40:55.39
作中で、人が簡単に死ぬ&残虐な殺され方をしているのに
それが、その日の天気くらいの扱いでかるく書かれてるのが何よりも印象的
ガルシアマルケスの小説を読んでからというもの
「南米は恐ろしい場所」と思うようになった

455:吾輩は名無しである
14/01/26 11:45:58.54
あと「エレンディラ」は最高に笑えた、最後の結末がほんと笑えた
しかし女性の人生に対する寓話になっていて…
なんか色々とすごい小説だったな

456:吾輩は名無しである
14/01/26 12:11:30.48
エレンディラは映画もおもしろかったけど、未だDVD化されてないんだなぁ

457:吾輩は名無しである
14/01/26 12:38:30.32
三度目の諦めは奇抜だね
死体が主人公だ

458:吾輩は名無しである
14/01/26 14:59:55.71
ありえないことを語ることによって
からかっているのでしょうね

459:吾輩は名無しである
14/01/26 18:18:29.80
>>453
いつまでもバスタブで甘い夢に浸っていないで
ちょっと最近の出版書見てみ
ショック・ドクトリン(カナダ人の社会レポート)、バナナの世界史(アメリカ人の自然科学レポート)、
おっぱいとトラクター(イギリスのユーモア小説、ウッドハウス賞受賞)
すぐに挙げられるが、近年とみに顕著化したアメリカ型略奪型資本主義に言及されている本だ。
それほど思想的に偏っているとは思えない科学レポートや小説においてもね
その台頭は世界的に認識・記述されている常識の域で、
決して”見えない敵”ではない。
さらに敵意というのはあたらない、
「作者はおそらく一生の間アメリカ資本主義の暴虐を許さなかった」と作品群から読み取れるということで
作品から汲み取るべき知恵は、無駄な感情的敵意はかえって混乱と消耗につながる、持つべきは理性と危機感だ、ということ。

グローバル化の声かしましい日本・韓国はまさに渦中
>グローバライズの中で焦点を失って消えていくという限られた運命
澄ました上から目線には今自分たちがそのターゲットになっている認識がないんじゃないか?
そこまで読み取ったなら、
”グローバライズ”の実態の、最初期の貴重な記録のひとつが「百年の孤独」である、ということに、
ファンを自称するなら気づいてしかるべき

460:吾輩は名無しである
14/01/26 18:25:19.75
百年も孤独に耐えられないよ・・・(´;ω;`)

461:吾輩は名無しである
14/01/26 18:39:54.33
「百年の孤独」最初から爆笑だったけど
ホセ・ブエンディアとウルスラ中年夫婦のやりとり、もう最高に笑えました
愛人と本妻の間でうろうろオロオロするアウレリャノ・セグントとかね

462:吾輩は名無しである
14/01/26 18:59:08.77
>>459

私は百年の孤独を批判しているのではなく、それを真に受けて視野が狭く
なってしまう人が発する警告に警戒している。ちょうど中国や韓国で一方的に
日本が何もかも悪いと決めつける人たちと同じだからだ。

463:吾輩は名無しである
14/01/27 08:41:37.14
作品から受ける情緒的イメージ vs 作品が書かれた背景・歴史・世界情勢を文献比較
どっちの視野が狭いのか?

464:吾輩は名無しである
14/01/27 10:02:56.29
エレンディラはガボさんの女の人に対する視線の優しさに感動しました
ガボさんいい男だわ、はあと
バルリョサに殴られてパンダみたいな写真、大好き

465:吾輩は名無しである
14/01/27 10:46:41.27
>>454

でも、一代目ブエンディアは若さのはずみで殺してしまった相手を一生悔やんで弔っているじゃない?
そのせいで故郷を捨てたりボケてから話し相手だったり、すごく道徳的で人を大事にしていると思う
一番愛すべき人だわ、できた妻ウルスラに看取られてよかったねって感じ

466:吾輩は名無しである
14/01/27 18:04:15.13
ようやく三冊

467:吾輩は名無しである
14/01/28 11:05:20.98
なかなか美しい本だね全小説

468:吾輩は名無しである
14/01/29 08:59:28.57
ひとつ
>ガイタンは1928年、カリブ海沿岸のユナイテッド・フルーツ社のバナナ農園での労働者のストライキを支持し、
保守党政権によるスト弾圧と大虐殺を激しく非難した。

すこしググれば分かることだが、このユナイテッド・フルーツ社に関係が深いのがブッシュ家だ。

ガルシア=マルケスが対談したのが民主党のクリントンであり、
絶対に共和党のブッシュではありえなかったことが分かる。

世の中は混沌と流れる根無し草のようだが、たまに根っこが光るときがあるんだな。

469:427
14/02/01 06:58:19.70
混同があるみたいなので最初に断っておくけど、俺は>>427からあとは全部427と名乗ってる。

文学が多かれ少なかれ政治的だということは俺も認めるよ。
ただしそれは梶井基次郎がレモンを爆弾だと言った意味でね。

アメリカの略奪型資本主義ということを話題にしているけど
たとえば日本は「今自分たちがそのターゲットになっている」どころではなく
とっくの昔からその渦中にあるし散々犠牲にもなってきた。
ラテンアメリカが払った犠牲とはおのずと色合いが異なるけどね。

そういう流れへの憤りや抵抗の意識には共感するよ。

その上で文学に期待する役割だけど、資本主義によって画一化されたり
個々人の保身の最小公倍数として常識が固定化されたりする中で、
「現実」とかいうものに対する別の感受性を生み出すことを俺は期待してる。
できるなら、作品の数と同じだけの新しい感受性をね。
視点をひとつ生み出すということはひとつの革命を起こすことに等しいんじゃないかな。
それはストーリーが悲劇的なものであるということと矛盾はしない。

俺はそんな風に思ってるから、『百年の孤独』に直接的な政治的メッセージを読み込むことにはやっぱり同調できない。あなたがすごく大切に作品を読んでいることは認めるけど。

ずいぶん一般論になってスレ違いだからこれで終わりにするよ。相手をしてくれてありがとう。
スレの人たちにはスレ汚しごめん。

470:吾輩は名無しである
14/02/01 19:47:29.72
>>469

全くあなたに同意。今は80年代じゃないのだから。
マルケスの政治面を強調するのはいかがなものかと思う。
それはマルケスの文学的な価値がわかってないという、表明じゃないかとさえ思う。
マルケスは時代を描いた。書くはしから嘘になってしまう時代をマジックリアリズムで
描いた。嘘で嘘を描き、逆の逆で、逆転させることで真が幻燈のようにうかびあがって
消える。今が80年代ならその事実に熱くなってもそれはありだっただろうが、
なんで今更、韓国人のように突拍子もない理由で政治にあつくならなくてはならないのか甚だ疑問だ。

471:吾輩は名無しである
14/02/06 23:31:28.85
ビル・クリントンは470と違って高校生の時点で書くハシからウソだとか幻灯がどうのこうのという寝ぼけた読み方はしてなかったようだぜ
「百年~」は合衆国の隠された残酷さ・犯罪を描いているからこそ、教師に熱く反論したんだろう、
そして政治家になりパパ・ブッシュを追い落とした
生涯の愛読書の意味はエロ本だからってわけじゃないと思うぜ・・・スキャンダルはあったがな・笑

472:吾輩は名無しである
14/02/07 10:09:03.36
クリントン流の読み方を披露した娘チェルシーに、ガルシア=マルケスが喜んで、全著作を贈った、ってことからしても
マルケス自身、告発書的とらえられ方を歓迎していたようだ

というか、欧米でもちょっと気の利いたヤツはそう読んでいるんじゃないか?

マジックレアリズムすげー的軽薄思考停止でインテリを気取っているのは平和ボケの日本人だけじゃないかと、危惧する

473:吾輩は名無しである
14/02/07 15:41:48.46
物語の作り方
いい本だ

474:吾輩は名無しである
14/02/08 11:46:10.05
物語と言っているがただの物語ではない生きた物語で、普通の意味の物語ではない。

475:吾輩は名無しである
14/02/08 17:58:42.38
百年の孤独挫折したけどパラパラと読む限り今なら読めそう
ウイスキーや日本酒のようにちびちびいただく作品の予感
癖になりそうな予感

476:吾輩は名無しである
14/02/08 23:52:39.16
「百年の孤独」
自分の親族のことを考えて
ああ、俺の従兄弟のこういうとこ、あのじいさんの生き写しじゃないか
いやむしろより悪化してるな。あのばばあが混ざったか
などと考えるときのような面白さ。
まさにちびちび楽しむことができる。

「百年の孤独」「コレラの時代」の愛と読んでちくま文庫のエレンディラ買ってきた。
最初の一話でやられた。
鶏小屋にぶちこまれ、家の中をふらついて邪魔者扱いされる天使(?)
なにこれwこの一話だけで当面精神的に満足できるわ。

477:吾輩は名無しである
14/02/09 18:40:34.75
マルケスとリョサの対談本が出るらしい?
対談なんていつやったんだろ

478:吾輩は名無しである
14/02/10 14:28:08.09
密航チャイニーズ光金空気警察プレン  沖縄海局員うどんそば

密航チャイニーズ交通混乱空気オレオレプレン  沖縄海局員マー君焼きそば

チャイニーズ交通混乱空気オレオレ警察プレン  沖縄海局員マー君焼きそば

チャイニーズ交通混乱空気オレオレ警察プレン  沖縄海局員マー君焼きそば

479:吾輩は名無しである
14/02/12 01:49:24.26
>>11
最近、読み返してみて、川端とマルケス、立ち位置が似ていると思ったよ。

480:吾輩は名無しである
14/02/12 06:51:31.13
東欧やロシアの文学が日本に来るまでには2ー30年の時間のずれを
覚悟しとかないといけなかったが(甚だしい場合は50年)、
南米文学は今だにそうだろうな。マジックリアリズム以後の動きは
どうなってるのかね?

481:吾輩は名無しである
14/02/13 13:16:00.77
チャイニーズ強制送還著作権オレオレ空気プレン  沖縄海マー君博多焼きそば

チャイニーズ強制送還著作権オレオレ空気プレン  沖縄海マー君博多焼きそば

チャイニーズ光金強制送還著作権オレオレ空気プレン  沖縄海マー君博多焼きそば

チャイニーズ光金著作権ブラックジャック空気  沖縄海マー君焼きそば

482:吾輩は名無しである
14/02/14 13:53:14.24
かつては控えめで質素さを誇っていた国。
ある政権が、国有物をすべて民間に返還し、国を民間資本や多国籍企業に売り渡した。
アメリカ合衆国とIMFが巨額の資金を貸した。
その結果は、不必要な贅沢とお飾りの公共事業の爆発で、
6、7年後、崩壊、
浪費の結果は
ほんの一握りの金持ちをますます肥やし、大部分の国民をますます貧困に陥れた。

・・・おいおい、いつの、どこの国の話だ?

~ガルシア=マルケス著 戒厳令下チリ潜入記 より~

483:吾輩は名無しである
14/02/15 18:01:41.82
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484:吾輩は名無しである
14/02/16 21:05:37.89
>>477
1967年らしい。彼らが仲たがいする直前。
URLリンク(www.larepublica.pe)

485:吾輩は名無しである
14/02/17 00:30:21.89
>>484
なるほど、サンクス
『百年の孤独』の年だ。リョサの『緑の家』も同じぐらいか。
二人とも脂の乗りきった頃で面白そうだな

486:吾輩は名無しである
14/02/18 13:07:15.48
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487:吾輩は名無しである
14/02/18 14:25:27.09
ようやく四冊

488:吾輩は名無しである
14/02/25 19:40:35.60
コルタサルの短編集出たけど、
彼とは仲よかった?
コルタサルもキューバ革命政府支持だったらしいので

489:吾輩は名無しである
14/02/26 00:07:44.91
マルケスおもろいやん
唯一無二やね

490:吾輩は名無しである
14/02/26 12:19:42.76
『百年の孤独』より『族長の秋』のほうが好きだなあ。
訳分かんない感じが丁度いい。

491:吾輩は名無しである
14/02/26 16:19:47.90
ガボはいい人間だ

492:吾輩は名無しである
14/02/27 03:23:39.82
族長の秋いいよね

493:吾輩は名無しである
14/02/27 14:06:22.77
>>479
川端より中上健次じゃないの?どちらもガボと並べると弱小な気がするが
精神的タフさやしぶとい粘り強さ、ユーモアではガボにならぶ人は思いつかない
エリートの出でもないよね、すごい作家だ

494:吾輩は名無しである
14/02/28 17:40:10.74
コレラの時代の愛も素晴らしい

495:吾輩は名無しである
14/03/10 03:15:20.41
この本、もう10年以上前に買ったんですが、なぜか読み始められない。
悪い意味じゃなくて、読み始めると、その語りの濃密さゆえに
この自国文学をあっという間に超えていて、それなりの心のおさまり場を整えたくなるから。

読んだ人、
A)どのくらいの時間を掛けて読了しましたか?
B)とっつきにくい箇所をどのようにクリアしていきましたか?
C)で、これおもしろいの??

496:吾輩は名無しである
14/03/10 09:42:08.50
a 一週間
b 後半はキツかったが最後まで読むとすべてがいい
c マルケスみたいな人になりたい!

497:吾輩は名無しである
14/03/10 09:47:17.11
あと純文学読むというより落語みたいな語りを聞くみたいなノリでひとまず読んだらのれた

498:吾輩は名無しである
14/03/10 09:54:35.06
A 8時間くらい 休日を丸一日費やした
B 家系図作ってメモ
C あんま覚えてない、族長の秋とかの方が面白かった気がする

499:吾輩は名無しである
14/03/11 16:02:26.58
ハッピーエンドの素晴らしい作品はありますか?

500:吾輩は名無しである
14/03/11 19:28:31.81
コレラの時代の愛

501:吾輩は名無しである
14/03/12 02:57:54.97
あれって、俺たちの恋愛はこれからだ! ~完~

て感じだった覚えが

502:吾輩は名無しである
14/03/13 01:56:13.84
保坂和志は、百年の孤独ほど
「小説というのは読んでいるその瞬間にしかその実体がない」
ことをわからせてくれる小説はない、と言っています

503:j
14/03/13 06:42:50.58
鴻巣西中出身で城西川越高校出身の小林裕貴は氏ね

504:吾輩は名無しである
14/03/13 14:42:36.03
マンローもうすこしで読み終わる
そしたらマルケスを読もう
族長の秋

505:吾輩は名無しである
14/03/13 22:23:21.68
>>497
俺も前々からガルシア・マルケスの小説は落語っぽいと思ってたわ

506:吾輩は名無しである
14/03/15 17:35:58.49
橋本治が百年の孤独より百年の独居って感じって書いてたな

507:吾輩は名無しである
14/03/23 14:09:11.23
ガボ×マリオの対談本、かなり内容盛りだくさんみたいだな!
書店に並ぶ日が待ちきれんわ。
URLリンク(urag.exblog.jp)

508:吾輩は名無しである
14/03/26 19:14:32.09
全小説絶版なのかな

509:吾輩は名無しである
14/03/26 19:24:39.21
2014/04/30発売予定
ぼくはスピーチをするために来たのではありません

URLリンク(www.hanmoto.com)

510:吾輩は名無しである
14/03/28 00:34:14.50
まだまだ出るなぁ。とはいえさすがに小説は無理なんだろうけど

511:吾輩は名無しである
14/03/28 00:37:33.23
百年と族長とコレラは凄いですね、みな心のど真ん中撃ち抜かれた

512:吾輩は名無しである
14/04/02 16:33:18.75
コレラは凄いですね

513:吾輩は名無しである
14/04/04 12:11:42.75
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
「百年の孤独」作者マルケス氏が入院 肺感染症などで

中南米文学を代表するコロンビアのノーベル賞作家ガルシア・マルケス氏(87)が、
肺感染症などでメキシコ市内の病院に入院したことが3日明らかになった。
メキシコ政府の発表などに基づいてAP通信が報じた。深刻な病状ではないという。

ガルシア・マルケス氏はメキシコ市在住で、親族によると、近年は認知症を患っている。
1967年に発表した長編「百年の孤独」などで中南米文学の旗手と呼ばれるようになり、
82年にノーベル文学賞を受賞した。(共同)

[ 2014年4月4日 08:51 ]

514:吾輩は名無しである
14/04/04 14:44:12.28
そうかフェイスブックもガボじゃなかったんだ


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