13/04/24 11:40:25.86 PxrfOmMX
将棋というゲームの性質上、遅かれ早かれコンピューターが人を凌駕することは目に見えていたわけで、
本当に
「将棋なんてコンピュータに負けるような程度の低いゲームに一生かけるんじゃなかった」
とか
「子供の時から何年も何十年もの時間をかけて苦しんで修行してきたことが、一瞬にして機械以下である。
夢もロマンもない。私自身も、今とてもプロ棋士という職業が誇りには思えない。」
なんて思っている棋士がいるのなら、
それは、単に認識が甘かっただけじゃないの?
将棋ファンにしたって、もちろん
「コンピューターに勝てないなら、人の指す将棋には価値がない」
と考えるファンもいるだろうけれど、
「コンピューターに勝てなくても、人の指す将棋には価値がある」
と考えるファンだって大勢いるわけで、
電王戦を受けた以上は(そして負けてしまった以上は)、
将棋界としては、後者の方向性で行くしかないと思うんだが……。
それに、棋士自身が「コンピューターに勝てないなら無価値」という価値観に立ってしまうと、
スポンサーからの契約金削減の圧力に全く抗えなくなってしまうので、
ハッシーの言っていることは、政策的にはあまりよろしくないんじゃないかと思う。
(もちろん、棋士側からいろいろな感想が出てくること自体は、面白いし、意義あることだと思うが。)
ただ、開発者の方に文句を持っていくのは、完全に筋違いじゃないかな。
夢やロマンなんて人によってそれぞれだし、コンピューターの圧倒的な計算力が
棋士の感覚や大局観を凌駕しうるということにロマンを感じる人だって大勢いるしね。