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中学時代から喫煙するとどうなるかというと、咳や痰が出始めたり、
集中力や運動能力の低下をきたします。
やがて中高年を迎え、50~60歳の死亡率が非喫煙者より4倍、
循環器疾患にかかる率は10倍、がんになる率は喉頭がんでは30倍以上
というリスクを負います。
病気で早く死ぬ傾向はいなめません。
妊婦の喫煙も胎児にはきわめて有害です。
大人になって吸い始める人は少なく、若いときの体験がそのまま
習慣化していきます。
それはタバコには一度吸い始めるとやめられなくなるという、
習慣(中毒)性をもたらすニコチンが含まれているからです。
この若年層の喫煙対策が最も重要です。
吸った後の煙は主流煙、そうでない煙を副流煙といいますが、
副流煙の方には数倍の有害物質が含まれ、周囲の人に悪影響を及ぼします。
個人の好みの自由ではなく、社会問題とされるゆえんがここにもあります。
欧米の禁煙標語、「喫煙はあなたを殺します」。