12/03/21 09:51:10.92 VTcOjqQn
「感覚が麻痺してる」以前に、普通の家族の暮らし自体の感覚を知らなかったよ。
歴代の奥さんたちはある程度暮らしたらダメだと見切りをつけて出て行かれるけど、
残された子どもは自立できるまで何があろうとそこに居るしかないんだよね。
誰かが異常な事態に気づいて、手を差し伸べて施設に入れるとかしてくれる人がいなければ耐えるしかない。
だから自立は早かったよ。14で年ごまかして働いて家族養って普通の家庭を作ろうと必死だった。
自分の父親がほんとうにダメな親だと認めざるを得なくなったのは自分が子どもを持ってからだよ。
子どもを持つと親の有りがたみがわかるって言うけど、私は反対に親のダメさがひしひしとわかった。
親って、子どもを思うならどんなこともできるって知ってしまったから。
葛藤もあったけど子どもへの影響も考えて自分の方からもう何年も前に縁を切った。
それでその後アルコールにはまって行く時期に向かうんだよね。いろんな罪悪感で。
自分でも馬鹿だなと思うけど、それでもやっぱり心配になるんだよ。子から見たらどんな親でも親なんだよね。
戦後の話し?なんて言われて凹んだわ。40代前半だけど昔の話ってことになるのかな。
目を向けないし、知ろうとしないだけで、どこかにそういう子が今でもいると思うよ。
巣鴨の置き去りとか、大阪二児置き去りとか、私には身近なことだった。