12/05/18 08:44:26.83 d654Ydnm
BCAS職員の朝は早い。なぜなら、殺到した注文が貯まるまえに急いで発送を行う必要があるからだ。
「4月まではよかったんだけどね・・・。先週から急に増えて大変なんだ・・・。」
中村さんは我々との話を切り上げ、カードを握った。
右下の極小の文字を一つ一つ見つめ、どんどん分けていく。
速い。まるで一つの精密機械のようだ。
またたく間に1グロス入りの箱が見事にM002だけになった。
「どれ、今日のの注文はどうかな。」
「600万枚、達成してみせますよ。」
とても穏やかな笑顔だ。この笑顔に、日本の最先端技術が支えられているのだ。