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司馬は私立上宮中学校しか合格しなかったにも関わらず、
その当時、司馬や海軍兵学校、陸軍士官学校、東京帝国大学法学部
への入学を夢見ていたようだ。
しかし、旧制弘前高校にも合格できなかった司馬がエリートになれる
はずはない。
戦争中、文系学部の司馬は学徒動員され上官にこっぴどく殴られてから、
自身にあるエリート・コンプはさらに増大した。
戦後、そんな司馬に一つの考えが頭に浮かんだ。陸士にも陸大にも
全く無縁の人間でも小説家になれば、エリート軍人を叩けるのでは?、
と。
司馬は、乃木が司馬同様、陸士も陸大も無縁の人物なのに日露戦争の
功績を認められ、日本からは功一級金鵄勲章と勲一等旭日桐花大綬章、
ドイツからはプール・ル・メリット勲章、フランスからレジオンドヌール勲章を
もらったことに以前から異常なまでの嫉妬心を持ち、アンチ伊地知派が
書いた大嘘だらけの機密日露戦争に飛びついた。