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米中情報機関が北朝鮮めぐり情報交換へ―金正恩第1書記の性格分析も
執筆者:春名幹男 2013年4月16日
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核・ミサイル情報
さらに大きい課題は、北朝鮮による核兵器およびミサイル開発に関する正確な情報の入手だ。
下院軍事委員会公聴会では、共和党のダグ・ランボーン議員(コロラド州選出)が突然、DIAの報告書「ダイナミックな脅威の評価8099:
北朝鮮の核兵器計画」の一部を抜き出して、「北朝鮮は弾道ミサイルで運搬可能な核兵器を保有している」と読み上げた。
報告書自体は機密文書だが、北朝鮮のミサイル搭載核弾頭に関するこの部分だけは「機密が解除された」と同議員は説明している。
これに対して、国防総省報道官はそうした能力を「北朝鮮が十分に実験し、開発、実証したとみるのは正しくない」とする声明を発表した。
ランボーン議員自身は「ミサイル防衛予算を削減させない」ため発表したとしており、政治的目的のためにこの情報を利用したのは明らか。
米国民が北朝鮮のミサイル能力に脅威を抱いており、オバマ米政権としても、この点について、中国側からの情報提供に期待しているとみられる。
米中関係は近年ぎくしゃくしてきたが、「朝鮮半島情勢の安定が中国の国益」(ブレナンCIA長官)。
中国側としても、米中関係の改善を大きい課題に掲げており、朝鮮半島情勢の緊迫化をきっかけに、双方が歩み寄る可能性も出て来た。