12/11/01 17:36:33.33
当時の戦車の砲弾は、おもに2種類。
弾着すると、内部の火薬(炸薬という)が爆発して周囲に砲弾片と爆風を撒き散らす「榴弾」
=対歩兵、対砲兵など非装甲目標用
敵の装甲板を貫通して内部で跳ねまわって乗員を殺傷したり機器を破壊する「徹甲弾」
=対戦車など装甲目標用
徹甲弾は、命中した時に弾の重さよりスピードが貫通力に効いてくる(速度は二乗で利く)ので、
砲身を長くして発射時の弾の速度を上げることが重要
=砲弾の大きさ(重さ)より速さが重要→小口径でも長砲身になる。
榴弾は、内部に詰め込んだ炸薬の量が重要。命中時の弾のスピードは基本的に威力と無関係
→長砲身にする必要がなく、ひたすら大口径!