12/10/05 00:03:14.60
また自分の分かる範囲でお答えしたいと思います。
>>260
ROTCはReserve Officer Training Corpの略で日本語では予備役将校訓練課程と呼ばれます。
1年生から4年生までをそれぞれMS1~MS4と呼び
大学在学中には主にPT(Physical Training)とMS(Military Science)とLab(Laboratory)
とそれぞれ大まかに分かれたクラスを受講していくことになります。
PTは毎月・水・金曜日の朝6:30~7:30までで内容は簡単に言えば筋トレです。
MSは座学のクラスでMS1~MS2は主にLand Navigationと呼ばれる地図の読み方や
各種軍隊の慣習やルール、基礎的な動きなどを学びます。更にタイムマネジメントや
各種命令の構成等も少し触れます。
MS3~MS4になってくるとより専門的になり本格的なタクティカルな内容になってきます。
Labでは実際に外に出て小隊の動き方を学んだり手榴弾の使い方、各種兵器の使い方
等を勉強します。このLabの集大成が年に2回行われるFTX(Field Training Exercise)と呼ばれるものです。
金曜から日曜の夜まで3日間近場の基地で実際に野宿しながらより広い土地と多くの集団で訓練を行います。
近場の大学のROTCと共同でやることもあります。
夏休み等の長期休みには更に進んだ訓練のチャンスがあり希望し選ばれればAirborneやAir Assault
Mountain Warfare School(山岳訓練)、 Northern Warfare School(寒冷地での訓練)、
Cadet Troop Leadership Training更にRanger Challenge等の機会があります。
MS3は(PBJさんがそうですが)Leadership Development and Assesment Course(LDAC)と呼ばれる
訓練がありこれは5週間のより実践的な訓練で必修の訓練です。
ROTCのCadet達は契約をするとContracted Cadetと呼ばれる立場になり規約上は必要な時招集に応じる必要が
ありますが、現実的にはROTCのContracted Cadetが招集された例は長い歴史の中でもありませんので無いと
思っていいと思います。(あるとしたらアメリカが核攻撃でも受けた時でしょうか)