12/08/16 19:19:56.05
>>75の続き
「都間大尉に警戒心が欠如していたことは、まぎれもない事実である。
彼の怠慢をあざ笑うかのように、運命の女神はとんでもない悪戯をした。
筑摩一号機が飛ぶ第五索敵線(77度)上をたどれば、スプルーアンスの
第16機動部隊上空に到達することになるが、彼らを雲の下にすっぽりと
覆い隠したのである。
都間機は何も気付かず、悠々と雲の上を飛んでいた。
索敵機の機長としては、致命的な過ちを犯していたのだ」
(『ミッドウェー海戦』第一部知略と驕慢)森史朗/著(p395)