12/07/28 11:18:33.12
>>550
取りあえず山下公子「ヒトラー暗殺計画と抵抗運動」(講談社選書メチエ)
など読んでみる事をお勧めするけど、その本始め通説から見るに
・当時の連合国側というか米英は「黒いオーケストラ」等
国防軍系統の抵抗運動にほとんど期待していない、
というか本質的には同じ穴のムジナの軍国主義者集団と見なしてる。
・悲しいかなそうした米英側の評価はかなり当たってて、
「反ナチ派」とされる人達の中には米英とは講和するが
対ソ戦は継続すべきで、アカ相手なら米英も援助してくれるよねとか、
伍長とナチは嫌いだけどズデーテンやダンツィッヒ回廊は
やっぱドイツの物だろうとか妄言を吐く人間がゴロゴロいた時点でお察し下さい。
・戦時中のアメリカ国民からしてドイツ人は皆ナチというステレオタイプに
凝り固まってるし、カイロ宣言で無条件降伏しか認めないと宣言しちゃったので
連合軍の圧倒的優位という戦局そのものが変化しない限り、ヴェルサイユ体制の時点に
戻れるかすら疑わしい。
(というか、連合軍側の認識は「ヴェルサイユ条約では締め付けが足りなかったから
ドイツは再軍備が出来た」なのでこれまたお察し下さいとしか)