12/04/28 18:55:17.54
>>49
確かに政治における「思想」(つかイデオロギー)も、
軍事における兵器同様、目的ではなく手段に過ぎないからな。
で、どちらの場合も半可通は得てして主客転倒に陥り易い。とw
一応ここは書評スレなので書評すると、
江畑の一連の作品は、確かに今日の「軍事ライター」に政治的中立性に好感が持てる反面、
運用思想や戦略的な方面への突っ込みが今一つだと思う。
その点プラモ辺りから入った兵器マニア上がりの初心者ニーズには応えてるとは思うが、
戦略戦術や戦史に興味を持ち始めるとやや物足りない。
もし彼が今も存命だった場合、
ミリタリーマニアの勢力図も政治的見解の開陳への敷居も変わった現在、
どういう軍事評論や著述を行ったか興味深い。