12/04/16 00:26:55.57
>>773
敵策源地攻撃について解釈するときに用いられる分類は
1,予防攻撃;敵がミサイル攻撃に着手してない時点での予防的攻撃
2,攻勢防御;敵がミサイル攻撃に着手した時点での自衛的攻撃
3,反攻策源地攻撃;敵のミサイル攻撃を受けた時点での自衛的攻撃
このうち先制攻撃の意味で使われるのは予防攻撃であり、政府見解での憲法上認められる敵策源地攻撃には含まれないが
攻勢防御と反攻策源地攻撃については政府解釈でも国連憲章でも認められてる敵策源地攻撃
これらを混同させて策源地攻撃=先制攻撃へとミスリードを誘うのが九条信者やマスコミがしばしば用いるテクニック
【麻生太郎首相は26日夕、北朝鮮のミサイル発射基地への先制攻撃を想定した敵基地攻撃能力について
「一定の枠組みを決めた上で、法理上は攻撃できるということは昭和30年代からの話だ」と述べ、
法的には可能との認識を示した。敵基地攻撃、法的に可能=能力保有には言及せず-麻生首相(時事通信)】
たとえば上の記事でも冒頭で時事通信が述べてる「先制攻撃を想定した敵基地攻撃能力」と
麻生元首相が述べた「法理上は攻撃できる」敵基地攻撃能力とは意味が違うにもかかわらず
文脈構成的には攻撃防御=先制攻撃と歪曲されてる
ちなみに北朝鮮が98年にテポドン発射を敢行した際に、当時の野呂田防衛庁長官が答弁した敵策源地攻撃の法的可否は
「我が国に現実の被害が発生していない時点であっても、
我が国としては自衛権を発動し、敵基地を攻撃することは法理的には可能である」が
法的に可能な敵策源地攻撃は攻撃防御であって予防攻撃すなわち先制攻撃ではない