12/05/13 15:34:42.10
>ノモンハン戦以前から13mmの開発は始まってるんだ。
確かに。考えてみれば二式単戦の初飛行が15年10月。試作は2年近くかかるから、
遅くとも14年の初め頃には仕様を煮詰めて設計に入ってるハズで、ノモンハン前に
12.7mmの導入は決まってたってことだな。
陸軍航空本部航空兵器研究方針改訂ノ件
C01001741800
議題 航空本部兵器研究方針改訂ノ件
(昭和一四、三、六)
幹事会研究済
(一)第一 飛行機ノ部 戦闘機ノ項 (一)軽(重)単座戦闘機 主要装備中
「重単座戦闘機{砲一、銃二}」トアルヲ「重単座戦闘機{砲二(若クハ一)、銃二)}」ニ改ム
(三)第二 航空武器弾薬ノ部 機関砲ノ項中
「四、口径ハ二〇粍級トス」トアルヲ「四、口径二〇粍級及一三粍級トス」ニ改ム
「重単座戦闘機{砲一、銃二}」というのは液冷エンジン+モーターカノンのことであって、
当時の陸軍では現実的ではないから、これは欧州機を想定した文章上の定義ってことかな。
それがキ44の試作開始で、実現可能な翼砲装備で「砲ニ」となり、13粍級が出て来る訳か。
でも20mmに関してはノモンハン後でやっと「研究ヲ進ムルノ要アリ」だから、先は長そう。
海軍は具体的にエリコン20mmに決めてから零戦の試作開始してるのと較べると、
ちょっと陸軍は呑気すぎるな。