12/02/26 11:44:33.12
もうひとつアメリカ側の資料を出しておこう。ウォルター・ロードの『逆転』より。
5月31日(日本時間6月1日)の描写だ
「(燃料補給を終え、補給隊を分離した後)
進撃を続けた第十六任務部隊には、感動の光景はほかにも見られた。
パイロットの中には、絶対の無線封止のことを考えると(それは索敵飛行中にエンジンが故障したときでさえ
母艦に救助を要求できないことを意味していた)うつろなさびしい気持ちをした者もいた。」
6/1時点でTF16がすでに完全無線封止に入っていたことを意味する。
「6月2日(日本時間3日)正午近く、二機のヨークタウンの飛行機が突然南方から姿をあらわした。
エンタープライズの上空を低く旋回し、メッセージの入った報告球を投下した。
それはフレッチャーからのメッセージで、集合時刻は午後3時30分になるだろと書いてあった。
午後0時8分、第十六任務部隊は探照灯を明滅しながら付近の海面をまわり、反転して東の針路を低速で航行しはじめた。
すると午後4時直前、北緯32度4分・西経172度45分の地点で、前方の水平線にマストを発見した。
こうしてスプルーアンスとフレッチャーは”幸運点”で合同したのである」
報告球を使用しているから無線封止を発令済みであると推測される。
TF17がいつから無線封止に入ったかは明記されていないが、TF16と同時期と考えるのが妥当なところかと。