11/11/27 12:32:38.89
>>454
砲腔内の磨耗、焼蝕での命数は発射装薬の燃焼による高温、高圧、火薬ガス
による化学変化に影響されるんだが、火薬技術だけの問題ではない。
内燃機関だって高出力高回転、高圧、高温の過酷なレース用エンジンは材質からして
民生用のクルマとはちがう特別誂えだし。
特種アルミの鍛造ピストンとか(市販車だと大抵鋳造)
冶金技術も大いに関連があるよ。
>>455
…それは、陸軍の装備体系の中において二十糎榴と二十四糎榴のどちらを開発装備
することが有利と考えるかが問題であったが、結論からいうと、弾丸効力では
二十榴は二十四榴にはとても及ばず、ほぼ十五加砲と同等であった。
発射速度は二十榴は十五加より劣るが、二十四榴と二十榴との差は、二十榴と
十五加との差ほどではなかった。
これから考えると、二十榴は二十四榴に較べて弾丸効力が劣り、他の諸条件でも
これに勝るとは思われず、一弾の威力が最も大きい二十四榴と、十五加を
採用するのが一番良いということになったのである。
「知られざる日本の兵器 九六式二十四糎榴弾砲 佐山解説」
…とは解説してるが、陸軍の重砲関係者で実権握ってた将校も何人かいただろうし
けして一枚岩でなかったとみるのが自然と思われ。
Mrs18はほそぼそ終戦まで生産してるんだけどね、対砲兵戦を想定した軍砲兵
装備としては射程が短かったのと、砲弾威力の半端さだね。同じ砲架つかった
17cm K18に生産の主力がシフトした。
米ソの20cm砲はまた思想や運用状況が異なるだろう。