幕末(19世紀後半)の軍事全般4at ARMY
幕末(19世紀後半)の軍事全般4 - 暇つぶし2ch156:名無し三等兵
11/07/13 11:17:17.60
平和だし、まともな海防もしてなかったんだから国内生産分で充足できるんじゃない?
URLリンク(ja.wikipedia.org)

157:名無し三等兵
11/07/13 11:20:04.07
ヨーロッパでも人んちの床下から硝石をとっていたとは思わなかったな。>>156

158:名無し三等兵
11/07/13 12:23:54.43
>>155
これを見ると輸入品目に中には硝石はないな。むしろ輸出費目に「日本の火薬 Japanse boscruijt」というのがある

1635~1641年度 平戸・出島オランダ商館の輸入品一覧
URLリンク(www.pref.nagasaki.jp)

おそらく五箇山や白川郷での硝石培養で国内生産分はまかなえていたんだろう

加賀藩の火薬 1.塩硝及び硫黄の生産
URLリンク(dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp)

159:名無し三等兵
11/07/13 13:36:47.18
>>154に関して
大気を変える錬金術―ハーバー、ボッシュと化学の世紀
トーマス・ヘイガー みすず書房
はおすすめです

160:名無し三等兵
11/07/13 13:48:43.05
グスコーブドリの傳記に飛行船を使って空中窒素を固定して田畑に肥料を降らす実験が書いてあったね。

161:名無し三等兵
11/07/13 13:52:45.87
F135エンジンでも稼動させて板のであろうかw

162:名無し三等兵
11/07/13 21:26:36.30
「ナイトロジェン・フィクサー、すなわち空中窒素固定法」と書くと、なんか怪獣が倒せそうだ。

163:名無し三等兵
11/07/13 22:50:24.38
>>162
 空中から硝酸の雨が降ってくるならたしかに色々倒せそうだ。

164:名無し三等兵
11/07/13 22:58:22.88
ゴジラ第1作目の最終兵器「オキシジェン・デストロイヤー 酸素の破壊者」よりは
理屈に合ってるような


165:名無し三等兵
11/07/14 03:15:40.96
軍靴のヴァルツァー読んでみたけど、なかなかおもしろいな。19世紀の兵器と戦術の進化をわかりやすく解説してる。

ただボルトアクション小銃がkar98kっぽかったけど、さすがにそれは19世紀半ばにしてはオーバーテクノロジーでは。

166:名無し三等兵
11/07/14 07:17:15.01
ドライゼ銃と違うん?

167:名無し三等兵
11/07/14 07:39:06.85
普通の漫画家が描くにはドライゼ銃の資料は少なすぎるかも。

168:名無し三等兵
11/07/14 08:55:17.04
このスレでは、ドライゼ銃やシャスポー銃の評価が高いが
そんな良い銃かな?ドライゼは、撃針が折れ易い、発射ガスが顔を直撃する、モーゼルが金属薬夾使用のM1871を開発するきっかけになった。低威力、つまりレバーアクションみたいだね。
シャスポーにしてもガス漏れ、ゴムパッキン、不発の問題は解消しなかった。
結局は、M1871、グラー銃で完成したんじゃない。

169: 【東北電 67.9 %】
11/07/14 09:00:32.06
>>168
今から見ればお粗末だが、それでも出現当時は画期的な銃であったことに変わりはないからね。

170:名無し三等兵
11/07/14 09:25:48.88 W9e/NKNQ
というか、幕末の兵器が欧米の旧式中古兵器だけでなかったという重要な論拠だし。

171:名無し三等兵
11/07/14 09:30:35.20
>>168
まだ試行錯誤の段階だし。

172:名無し三等兵
11/07/14 09:55:44.60
アメリカって、金属薬夾の本家本元なのに、金属薬夾使用の銃と言えば、拳銃やレバーアクション式銃ばかり。ボルトアクション式銃を開発する気は無かったのかな~
南北戦争でそれどころではない と言われれば仕方ないが

173:名無し三等兵
11/07/14 10:57:32.63
ドライゼ銃は威力弱すぎて、距離によってはオーストリア兵のコートを貫通できなかったとかいう戦場伝説を聞いたことがあるんだが。

174:名無し三等兵
11/07/14 11:12:05.77
火薬の性能も安定してないからなぁ

175:名無し三等兵
11/07/14 11:43:54.04
西南戦争では、ドライゼ銃使用部隊から、精密構造故、故障しやすいので
信頼性の高いスナイドル銃に変えてくれ と言われたらしい。
過渡期の銃ということだね。

176:名無し三等兵
11/07/14 13:26:17.31
戦闘中に撃針が折れたりしたらなあ。
比較的簡単に交換できると言っても命をあずける気にはならんだろうなあ

177:名無し三等兵
11/07/14 16:35:09.47
しかしスナイドル銃も低威力、低射程なんだよな~
射程も45度上向きで1500m、
人を殺傷出来るのが180m
だからすぐに、ヘンリーマルティニ銃に替わった。

178:名無し三等兵
11/07/14 17:30:26.27 vlSulPH/
一応レバーアクションは金属薬局だと思ったが

179:名無し三等兵
11/07/14 17:30:53.35 vlSulPH/
「金属薬莢」だね

180:名無し三等兵
11/07/14 17:59:48.81
はいじゃーバリウム処方しときますねー
一日3回食後ねー

181:名無し三等兵
11/07/14 20:57:24.35
スナイドル以前の金属薬莢のライフルは、更に威力の弱いリムファイヤだし。

182:名無し三等兵
11/07/14 21:06:35.45
>>172
当時のアメリカ軍はとんでもない田舎陸軍で規模も極めて小さかったからな
南北戦争後は一時的に膨れ上がった軍は大リストラだし
他はともかく歩兵銃はスプリングフィールドが独占だし、民間企業のインセンティブが働かなかったのよ
それに対して民間需要が極めて大きかったから、どこもそっちに注力した
アメリカの民間発明家の設計は、リーエンフィールドみたいに海外に流出してる
それで挙句アメリカはクラグヨルゲセンとか奇怪な駄作を19世紀の終わりには制式化するというわけのわからなさなわけだが
まあリーとどっちがマシかっつうとあれだがさすがにクラグヨルゲセンよりはマシだろうというw
リーに限らず、マキシムとかルイスとか、軍用向けの発明家はむしろヨーロッパで仕事してるし
ブローニングは機関銃はほぼコルトで開発してるが、あれはWW1期になってからの仕事だしな


183:名無し三等兵
11/07/14 21:15:27.05
>>177
しかし、リトル・ビッグホーンのような例もあるからなぁ。

184:名無し三等兵
11/07/14 21:23:05.00
>>183
リトルビッグホーンはスプリングフィールドM1873じゃないか。


185:名無し三等兵
11/07/14 21:26:04.82
>>184
いや必ずしも大威力、長射程が絶対条件にならないのではってこと。

186:名無し三等兵
11/07/14 22:19:41.36
>>184
スー族側がWinM66装備してたこと言ってるんだろ
リムファイヤのションベン玉でも乱戦になったら侮れないよね、という

187:名無し三等兵
11/07/14 23:28:43.71
ホイットワース・シャープシューターは、スナイドル銃に負けたんだっけ?

188:名無し三等兵
11/07/15 04:10:16.94
負けたってどういう事?
なんかスナイドルの話からいきなりリトルビッグホーンに飛んだり、
急にホイットワースの話になったり、論点がつかめないんだが。

189:名無し三等兵
11/07/15 05:50:50.05
>>188
負けとは、英軍採用されなかった事を指してるのだと思われ。
ホイットワースはエンフィールド銃の後継をもくろんでいたけど、コストの問題等で不採用になった。
とはいっても試験は1859年なので、スナイドルとは直接対決してない。

190:名無し三等兵
11/07/16 07:10:54.91
ホイットワースライフルといえば南北戦争で、主に南軍のシャープシューター達の手に握られていたことで知られているが、
手元の資料によると、その数すべての型式を合わせても150挺ほどにすぎないとか。
その後どれほどの数が日本に流れてきたのやら。

191:名無し三等兵
11/07/16 17:09:10.04
なんか銃の性能がうんぬんとか正直どうでもいい。19世紀後半の戦場は
指揮官の能力と兵士の士気が勝敗を決めていた。

192:名無し三等兵
11/07/16 18:02:29.39
仮に銃の性能が大して影響しないなら、南北戦争の様相ももっと違っていたろうさ。

193:名無し三等兵
11/07/16 19:01:25.85
戦術面での話題がよければ、ネタを振ってくれればいいと思うよ。

194:名無し三等兵
11/07/16 19:45:22.12
>>191 西南戦争は?

195:名無し三等兵
11/07/17 17:59:10.95
>>192
少なくとも、南北戦争における主な戦いにおいて「北軍の装備していた一般的なライフル銃の性能が
南軍のそれを上回っていたから南軍に勝利した」という記述にはお目にかかったことはない。

196:名無し三等兵
11/07/17 19:37:38.68
北軍であれば、バーダン(ベルダン)大佐のシャープシューター連隊(射撃の名手を集めシャープスライフル等を装備)が、
アンティータムの戦いやゲッティスバーグの戦いで、南軍の猛攻に対して激しい損害を与えたらしい。

まあ個別の戦闘が全体の戦いにどれほどの寄与を与えたかをはかるのは難しいけど、火力の増大が主に防御側に有利に働き、
戦争を長引かせたというのは間違えないんじゃないか?

197:名無し三等兵
11/07/17 21:54:25.16
>指揮官の能力と兵士の士気が勝敗を決めていた。
の反論としての
>仮に銃の性能が大して影響しないなら、南北戦争の様相ももっと違っていたろうさ。
なら意味が通ると思うが

198:名無し三等兵
11/07/18 09:09:12.73
>>194
例外じゃあなかろ

199:名無し三等兵
11/07/18 11:44:03.83
銃の性能っていうか
大砲との差だろう

200:名無し三等兵
11/07/18 11:49:18.71
散兵戦術とそれにふさわしい小銃の存在、かな。
種子島では行いようがないからな。

201:名無し三等兵
11/07/18 13:09:03.98
小銃の性能があがれば、戦術も変わるし、必要とされる兵士の資質も変わってくるから、
単純にどれが重要かなんて言えないな。

202:名無し三等兵
11/07/18 14:11:59.15
南軍では軍需品一般が欠乏していて兵隊に品質の悪い被服しか与えられなかったし、
砲の数も弾薬の量も足らなかったし。
あれだけもったのが奇跡のようなものじゃないか。

203:名無し三等兵
11/07/18 14:45:10.97
まぁ幕末のことを考えると、小銃の性能に格差があれば、劣ってる方は伏兵かゲリラ戦ぐらいしかできないし、
指揮官の能力と兵の士気で劣っていれば当然負けたという普通の結論しか生まれないと思うが。

204:名無し三等兵
11/07/18 20:56:11.41
それでいうと指揮官の能力・兵の士気・小銃の性能が、実戦に耐えうる諸隊は
両陣営でどれくらいいたのかな?マイナーな部隊も希望

205:名無し三等兵
11/07/19 09:44:36.26
戦争全体の勝敗と戦場の勝敗は分けて考えないと。
南北戦争で評価が高い将軍って軒並み南軍の将軍ばっか。
北軍だとグラントとシャーマンくらいか?続くのがミードとマクレラン。


206:名無し三等兵
11/07/19 13:59:40.84
>>205
ま、不利な状況で奮戦したほうが個人としての評価は高くなるでな


207:名無し三等兵
11/07/20 19:46:04.92
>>195
どっちが勝った負けたじゃない。
例えば、銃と大砲の性能向上で横隊陣形での射撃・突撃から
散兵戦術による射撃・突撃と塹壕戦に変わっていったことについて言ってるんだよ。
兵器と戦術が相互に影響し合って変遷したということ。

208:名無し三等兵
11/07/21 10:18:38.93
すでにフレンチインディアン戦争や独立戦争の時に植民地兵や先住民は
そんな常識は無視して戦っていたのにな。

209:名無し三等兵
11/07/21 10:55:18.28
>>208
言ってる意味が分からない

210:名無し三等兵
11/07/21 11:45:25.69
横隊陣形での射撃・突撃

211:名無し三等兵
11/07/22 10:17:19.20
>>208
戦っていただけで、それで勝利できたわけではないんじゃ?
そういえば、新婚旅行でイギリスのグリニッチ天文台に行った時
天文台がある丘の上にウルフの像があった。
仕事でフランス行った時、ベルサイユ宮の戦争の間には戦死した
フランスの将軍の胸像があってモンカルムももちろんあった。
兵器の進歩はおいておいて、作戦・戦術の進歩に一番影響を与えたのは
通信手段の発達だと思う。


212:名無し三等兵
11/07/22 20:48:52.01
アメリカ独立戦争でも戦争に勝つためには正規軍とフランス軍の横隊戦術が必要だったな。
ゲリラや民兵のような戦い方は攻勢作戦では出来ないから。

213:名無し三等兵
11/07/23 07:07:20.56
横隊といっても何列にするかが問題だな。
wikiみると英軍は2列が多かったみたいだけど、他のケース(南北戦争や戊辰戦争等)は
どうだったんだろう。

URLリンク(ja.wikipedia.org)横隊

214:213
11/07/23 18:06:34.23
自己レスで推測だけど、南北戦争のころは2列かもな。
もともと横隊での一斉射撃は、命中率が低いのを補う為のものだし、
精度が上がればその分間引いても大丈夫そうな気がする。

215:名無し三等兵
11/07/23 18:40:31.33
流れをぶった切って申し訳ないが
クリミア戦争時の英仏間や下関攻撃の4ヵ国間では、
作戦会議とかで何語が公用語で使われてたんだろう?

216:名無し三等兵
11/07/23 19:09:42.31
南北戦争なら、当時の歩兵操典が復刻されて売られてる。
それをみれば分かるんだが、どこへ行ったか忘れた。

今の教範と違い、諸動作(兵の装填・射撃動作、部隊の号令・行進・展開)
を丁寧に説明したものだけど、散兵の派出、分離、復帰なんかの記述も
ある。

217:213
11/07/23 19:30:45.12
>>216
それはなかなか面白そうですね。
昔は歩いて移動する距離が半端じゃないんで、行進、展開なんかも切実だったんでしょうね。
そういえば「グローリー」には訓練シーンが延々と有った気がするので、近いうちに見直してみようかな。

218:名無し三等兵
11/07/23 21:29:35.46
Web ArchiveとGoogleBooksで教練本が大量にあるよ。
特に1800年移行のアメリカ・イギリスの教練本はほとんどあったはず。興味があるなら調べてみるがいい。
manual, practice, exercise, infantry, cavalry, musket, rifleなどの用語で検索すると見つかると思う。

219:名無し三等兵
11/07/23 22:07:51.38
>>215
英語か仏語・・当時の将校の教養なら仏語の方が主流だけど、米や英もいるから
英語も使ってたと思う

220:名無し三等兵
11/08/03 09:26:41.76
銃の性能に関する話題がないと途端に過疎ルな

221:名無し三等兵
11/08/03 16:33:57.88
では、コーヒーでも…。
URLリンク(www.museum.nps.gov)

222:名無し三等兵
11/08/04 16:28:36.08
URLリンク(www.militaryrifles.com)
スナイドル銃の亜流、アルビニ銃等の写真でも見ながら(^。^)y-~

223:名無し三等兵
11/08/15 21:58:11.11 LFFuEDKI
振武軍が保守しています

224:名無し三等兵
11/08/23 17:46:53.32
幕末の日本では欧米の教練本を翻訳して使用したんだろうけど、歩兵戦術書なんかは
具体的に18XX年のものを使ったんだろう?翻訳・製本に時間も掛かるだろうから、
最新のやつなんか無かったと思うが・・・

225:名無し三等兵
11/08/23 18:04:31.30
>>224
1861年のオランダの歩兵操典が1864年に訳出とか、意外とタイムラグは少ない
幕末の洋式調練って当時としてはかなり近代的

226:名無し三等兵
11/08/23 20:10:54.90
横浜開港資料館に結構集められてるんだね。
古いのだと、砲術語選 上田仲敏輯・山田重春校 1849(嘉永2)年序
有名どころで、官版歩兵練法 第二帙 大鳥圭介訳 陸軍所 1864年
URLリンク(www.kaikou.city.yokohama.jp)

227:名無し三等兵
11/08/24 08:30:19.64
>>225
1861年のものを1864年に訳して使うって、この時期南北戦争開始前と終盤だから
かなりズレたものになっていると推測。

228:名無し三等兵
11/08/24 08:45:26.10
>>227
でも、欧州が南北戦争の戦訓を操典に反映させるのは、もっと後の時代だから仕方なかろう

229:名無し三等兵
11/08/25 16:14:56.03
疑問なんだが、戊辰戦争って個々の戦闘による損害って意外に少ないように
思えるがなんで?南北戦争以前の教科書使ったら損害が大きくなりそうなもんだが・・・

230:名無し三等兵
11/08/25 17:10:57.33
片方が錦の御旗をゲットし、それで片方の頭目が早々と戦意喪失したからじゃない?

鳥羽・伏見の後でも幕府側には上方に十分な戦力があったそうけど
公方様が帰っちゃったりしたし。
世界最大級の都市江戸が無血開城したし、あとは不満分子が脱走して戦っただけだし、
東北も分裂したし。たぶん最後まで錦の御旗が効いていたからじゃない?

231:名無し三等兵
11/08/25 19:03:11.53
白河口の2回戦目は同盟軍2000余の内700余りが死傷。
3割が被害受けるとか相当な損害だと思うが。

あと、比較的射撃戦が多かった面とか。
白兵戦の方が射撃戦よりも双方の損害が続出する傾向ある。

232:名無し三等兵
11/08/25 22:23:12.90
>>229
同盟軍が戦い方を知らなかったので右往左往してしまった。

233:名無し三等兵
11/08/25 22:30:42.58 +Vt2X4He
>>229
個々の戦闘は参加兵力少ないからな
鳥羽伏見の戦い以外は、幕府側は統一して兵力展開してるとはとうてい言えない状態だった
死傷700名は数字で見ると少なく思えてしまうが。

234:名無し三等兵
11/08/26 14:01:55.34
>>231
同じ兵力2000でも船橋の戦いでの旧幕府軍の死者は13人らしい。

235:名無し三等兵
11/08/26 17:37:05.81
>>230
別に皇族をくさすわけではないが実際の戦場で錦旗は役にたったのか?
今まで誰も見たことがない代物だぞw、東北諸藩も(権威的には)東武皇帝として
北白川宮能久親王を担ぎ出してるし、文字通り勝てば官軍だったんでね?
まあ、鳥羽伏見で薩長が敗れてたら玉を拉致して本土決戦やる計画もあったと
いうが・・

236:名無し三等兵
11/08/26 19:14:18.97
>>235
しかし鳥羽伏見の状況で幕軍が総崩れになるにはマジックアイテムでもなければ説明できないこと

237:名無し三等兵
11/08/26 19:24:19.33
>>236
初っ端に事実上の奇襲を受けた上に立ち直りかけたところで淀藩や藤堂藩の裏切りを受けたことは前提条件として無視できないと思う。

238:名無し三等兵
11/08/26 23:01:18.92
南北戦争の速報!? ちょうど150年前の今日の新聞が毎日届くアプリ(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース
URLリンク(www.excite.co.jp)

>新聞は「今日のできごと」「今日の名言」「現在の北軍と南軍それぞれの死傷者数」「今日の写真」「戦局地図」などで構成されている。
>記事のお気に入り機能や検索機能もあって、資料としても使いやすい。1日1回だけチャレンジできる南北戦争クイズもあるし、
>なぜかtwitterのつぶやきを投稿するシステムも内蔵していて、投稿するときにはモールス信号を使って文字を打つ必要がある。

ちょっと前の記事だけど面白い話だねぇ。さすがに当時の新聞は残ってないのかな。

239:名無し三等兵
11/08/28 16:04:01.30
>>235
少なくとも後方の総大将慶喜には効果が有った。
勤王の家出身だったからショックが大きい。

240:名無し三等兵
11/08/30 07:13:10.18
まさに、水戸の徳川本家へのコンプレックス(の裏返しの勤皇)が幕府を崩壊させたんだな

241:名無し三等兵
11/08/31 11:08:52.16
いやしかし、鳥羽伏見で勝ってれば流石に無問題だったのでは

242:名無し三等兵
11/08/31 11:29:17.75
見慣れない旗が出たので幕府側(各藩)指揮官の一人が
「それはなんの旗だ?」と聞いて「これは帝の旗、錦の御旗だ」と言われ
「それでは我々は朝敵ということか?」、「そういうことになる」というやり取りの後
戦意喪失したとの記述を見たことがある。
もちろん兵卒には何のことやらだけど、この頃の幕府側で上級中級指揮官がやる気なくしたら
組織的戦闘は出来ないのではないかな。

243:名無し三等兵
11/08/31 13:30:05.96
秩父事件ではオルグの一人は「朝廷の置く役所を打ち毀したからには我々既に朝敵なりよ、気張って戦え」
と煽っていたww

244:名無し三等兵
11/08/31 15:07:10.31
>>243
明治に入って朝敵とかwww
ずいぶん間の抜けた背水の陣だなw

245:名無し三等兵
11/08/31 20:12:01.57 aIGYu61c
>>244
西南戦争の薩軍だって朝敵だし
226事件で蜂起した青年将校は朝敵になるぞって脅された訳だし
戦前は朝敵っと言葉にかなり威力あったんじゃないか?

246:名無し三等兵
11/08/31 21:05:00.43
>>245
薩軍は遠くの天子より身近なせごどんを仰いでいたし、226では秩父宮を担ぎ出そうという
動きもあったというから、抜け道は色々あるんでね?さらには君側の奸を除くというかっこいいw
言葉もあるからな~

247:名無し三等兵
11/08/31 21:18:05.32
>>246
薩軍はせごどんが通れば各鎮台は道を空けるどころか整列すると思ってたが
実際は朝敵になったことでその目算は狂ってしまった。
薩摩人は西郷を担いでチェスト!で済むけど他の地方が呼応してくれないと状況はひっくり返せない。

承久、建武の時代ならともかく明治幕末となると適当な皇族を担ぎだして
天皇にしても(しようと)おそらく人が付いて来ないと思われる。
当事者たちは出来ると思ってやるのだろうけどね。

248:名無し三等兵
11/09/01 11:58:29.62
鎮台といくさをしないでただただもくもくと東京を目指して歩いていけば各地の不平士族をまきこんで雪だるま式に大軍になったんじゃんないかとおもうんだ

249:名無し三等兵
11/09/01 13:12:33.85
長門や四国へ渡る場所で官軍が船を全部押さえてしまえば九州から出られないじゃまいか。

250:名無し三等兵
11/09/01 13:14:26.45
うん、そだな

251:名無し三等兵
11/09/01 18:27:07.70
関門橋や関門トンネル通れば良いジャマイカ

252:名無し三等兵
11/09/01 18:35:49.34
薩摩兵ノ児が議ィ言うかぁ!
泳いで渡りゃあいんじゃィ!

253:名無し三等兵
11/09/01 20:29:20.44
>>248
不平士族ってカスをどれだけ集めても、所詮烏合の衆

254:名無し三等兵
11/09/01 20:33:08.30
>>248
それは政府が一番嫌なやり方なんだが薩摩兵ノ児は
人の嫌がることはしないのですw

255:名無し三等兵
11/09/01 20:42:50.33
鹿児島県内ですでに暴発して蜂起しちゃってるからそら物理的にムリポ

256:名無し三等兵
11/09/01 21:14:11.15
>>253
政府が恐れたのは農民が動き出すか否かだものなぁ。

257:名無し三等兵
11/09/01 22:37:41.83
>>248
熊本鎮台を放って先に進んだら退路と鹿児島との連絡線が断たれてしまう。
それと食糧・武器・弾薬その他諸々足りないので政府側の軍事拠点から調達せにゃならん。

258:名無し三等兵
11/09/01 23:10:05.80
>>257
戦わないなら普通に買えばいいだけだよw
大集団が移動するだけなら参勤交代と変わらんw
デモ隊襲うようなもんだから、したら政府側の人気がリビアシリア並に暴落するだろう

259:名無し三等兵
11/09/01 23:15:48.50
>>258
既に山県有朋によって各鎮台は戦闘態勢に入っているよw
それと西郷、桐野、篠原の三名は軍籍と官位を剥奪されているから
武装兵を引率してるだけで違法行為となり、討伐対象とされる。
これを打開するには私兵と化した私学校党を解散して、西郷一人か
あるいは上位の人間だけで上京する必要があるんだよ。

繰り返すけど西郷が部隊を率いて進軍していることそのものが叛乱と看做されてるだよ。

260:名無し三等兵
11/09/01 23:19:51.68
>>259
冗談の通じない人ですね…

261:名無し三等兵
11/09/01 23:21:18.77
そりゃ面白くない冗談ではなぁ。

262:名無し三等兵
11/09/01 23:47:03.60
>>258
蜂起する前から政府が鎮圧、追討に向かった佐賀の乱というものがあってな…
デモ隊だの人気の暴落だの理屈が通じる相手ではないよ大久保はw
同郷の西郷らは江藤らと違ってそれをよく理解してたろうし。

263:名無し三等兵
11/09/02 15:05:16.52
まぁ武装してないデモ隊なら、木戸と大久保が二人掛りで西郷を説得する様が見られたかもなw
木戸は行く気満々だったが、寿命的に厳しいかもしれんが。

264:名無し三等兵
11/09/02 22:49:05.84
>>263
大久保の方は殺る気満々でねw

265:名無し三等兵
11/09/03 12:21:33.09
>>263
「寿命的に」だと、まるで老人みたいじゃないか
せめて「体力的に」にしとけw

266:名無し三等兵
11/09/03 14:47:28.36
維新後の木戸はほとんど廃人だもんな

267:名無し三等兵
11/09/03 15:37:49.49
>>74
西南戦争がらみで海音寺潮五郎の知り合いの父親の
西郷軍側の医者(郷士出身)の話。
「大抵軽い傷では病院に来ないから大抵は手遅れのものだった。
ある兵士が腕を負傷してきたが、腐って切断しなきゃならない。
そこでのこぎりで麻酔なしでやったがと痛いとわめくので
『普段お前たち城下士は俺たち郷士を馬鹿にしてたくせに
こんな痛みも我慢できんとは本当に情けない奴だ』
というと後はうめき声立てずに手術受けた。
終わったら
『ああさっぱりした、ありがとう』とそのまま戦場戻っていった。
城下士は本当に強いもんだったよ」

268:名無し三等兵
11/09/03 16:05:54.94
>>240
むしろ慶喜の場合は母親の影響が大きい。

269:名無し三等兵
11/09/03 19:04:46.66
>>267
こんな無茶苦茶な奴らと斬り合いとか…どんな罰ゲームだよ…

270:名無し三等兵
11/09/04 10:54:13.82
普通にゾンビ相手のシューティングだろ?頭潰せば良いところも同じだ

271:名無し三等兵
11/09/04 11:20:35.52
言うのはタダ

272:名無し三等兵
11/09/07 10:23:09.59
>>264
いやいや、江藤については殺る気満々だったとしか思えないが、
西郷については違うんじゃないか?w
たしか、俺が西郷を説得してくる!とか言い出してた筈。
同じ案件で木戸の次に大久保を説得する破目になった伊藤の苦労推して知るべし。

273:名無し三等兵
11/09/07 19:27:25.19
私学校党の暴発から即山県を通して臨戦態勢に入らせてるけど。

274:名無し三等兵
11/09/07 19:57:51.93
>>273
私学校の暴発は予定通り。

一蔵どんにとって予想外だったのは吉之助さぁが情に流された事。

つか、うどめさぁ(西郷さん)って戊辰戦争の火蓋を切った(藩邸を焼き払った)庄内藩には寛大な処遇したのに、
(これが縁で西南戦争では庄内勢が一部薩軍入りしているし、今も庄内と鹿児島は姉妹都市)
坂本を見殺しにしたり藩邸の3人組を抹殺したという説が罷り通ったりと冷酷な面も見せる。

まー、兵を残して逃げてきた江藤を冷淡に追い返すのもまた情の深さ。


275:名無し三等兵
11/09/07 20:04:59.64
いやだから鹿児島の軍議で桐野利秋の「今や区々たる大義名分論がないごて必要があっか」に対して
「お前様がたがそのつもりなら何も言いもはん、俺の身を預けもす」と返した時点で決まってるんじゃないの。
軍議でも提案された代表上京案等の穏便な手段じゃないと大久保もテは抜けないだろう。

276:名無し三等兵
11/09/07 20:16:47.84
>>275
そう、卒兵上京の上奏が出されて初めて一蔵どんは吉之助さぁの薩軍加入を知った。
それ以前の暴発の時点では私学校党=西郷、という認識はなかった。

最終的に確認したのは大山巌が薩軍戦死者の日記から吉之助さぁが薩軍本営にいる事を知った時じゃなかったかな

277:名無し三等兵
11/09/07 20:24:55.60
>>276
西郷は西郷で大久保らによる西郷暗殺の試み(西郷側はそう捉えた)をかなり恨みに
思ってるからなあ。
大山綱良に言明した記録が残ってる。
心情からして政府と私学校の間に立って仲裁という方向に行かない気がするよ。

進発前に大山県令が西郷の名前で各府県・各鎮台に上京通達書を送ってるから
西郷が居ることは分かってたんだじゃないかな。

278:名無し三等兵
11/09/07 20:51:51.22
庄内へは新政府側が押されっぱなしだったから、寛大な処置は当たり前。
それを西郷の人徳と思ってしまう庄内の人の不思議

279:名無し三等兵
11/09/07 23:27:15.44
>>278
確かに庄内の寛大な処置はは自らの力で勝ち取ったものだけど、それを取り次い
だのがせごどんでしょ、あと薩摩への留学生が参戦して戦死してるのも大きいとは
思う・・戊申の復讐と称して政府の旗についた旧東北諸藩藩士と比較するとね~

280:名無し三等兵
11/09/08 08:41:50.77
そら江戸の薩摩藩邸の連中に江戸市中で乱暴狼藉を働かせたのはせごどんだし、
それにブチ切れて藩邸焼き払った庄内藩の連中には負い目があったんだろうよw

281:名無し三等兵
11/09/08 09:36:51.70
西郷にしてみりゃ、まず上手くいかないと理解していても
失敗しても悪くない結果を得られることまで勘案してそう

282:名無し三等兵
11/09/23 20:25:30.83
ラストサムライ初めて観た

あんな映画だったとは・・・

283:名無し三等兵
11/09/24 09:48:49.16
あれは良くも悪くもハリウッドって感じだったな。
ファンタジーニッポンになるのは仕方ない。

284:名無し三等兵
11/09/25 22:35:55.04
描き方はアレだが、一応ネタ全部現実にソースがあるんだけどね、ラストサムライ
(いくらなんでもねーよ、な忍者に至るまで、桑名の第十三代服部半蔵正義が西南戦争で官軍の部隊長やってたっていうのが下敷きになってたりする)

285:名無し三等兵
11/09/25 22:59:21.14
>>284
監督が言ってたけど、日本人以外の観客に見せるためには
どうしてもデフォルメせざるをえなかったらしいね。

286:名無し三等兵
11/09/25 23:07:16.51
まあパールハーバーとかに比べりゃ真摯に作ってあるよ

287:名無し三等兵
11/09/26 23:18:47.05
>>284
そこまでこだわって細部の考証はあのザマか
デフォルメじゃなくて不勉強の域だろ


天子様の前で和装なのに無帽だったり

そもそも敵に捕まることを潔しとしないからこそのハラキリなのに捕まってからではおせーよw

だいたい最後の決戦の戦場は何なんだ。攻めるにも守るにも不適当そうな平原ww

288:名無し三等兵
11/09/28 09:05:44.24
通信手段が未熟なんだから見えるところで戦争しないと戦況がつかめない

289:名無し三等兵
11/09/28 17:25:58.92
>>282
あの映画でガトリングガンの使い方と威力を知った。
あとは官軍歩兵がたくましく成長するのを楽しむ映画です。

290:名無し三等兵
11/09/28 21:29:52.88
そしてオオムラの超人っぷりに感嘆する映画です
分かりやすくする為とはいえ、あらゆる人物の功績をひとまとめにしてるから有能すぎるw

291:名無し三等兵
11/09/28 21:48:32.67
ストーリーは普通に面白かったし、細かいツッコミ入れながら観るのはお約束だからその意味でも楽しめたし、まぁ悪い映画じゃなかったと思う。

292:名無し三等兵
11/09/28 22:18:04.68 wczkZ/J1
維新前後の幕藩・明治政府問わず、補給についてまとめた本ってある?
鳥羽伏見の戦いで弾薬をどうやって運んでたんだろうと気になって

293:名無し三等兵
11/09/28 22:49:21.04
人夫を雇ったり徴発した記録は多いね、西南戦争でも博多から人力車かき集めて前線に
運んだと聞くし、お雇い外国人教官も補給概念の乏しさを嘆いていたとか

294:名無し三等兵
11/09/28 23:03:13.70
>>292 
俺が読んだ範囲では戊辰戦争の兵站関連で割と詳しかったのは
保谷徹の「戦争の日本史18 戊辰戦争」かな

新政府側は人夫を雇ったりときちんと金払ったみたいね

295:名無し三等兵
11/09/29 20:49:45.76
>>290 大村の汚職については山城屋和助事件と開拓使官有物払い下げ事件を元にしてるね。
山城屋事件だと山縣有朋だが、その師匠の大村益次郎からあのポジションの名前を取ったのが、現実とのぎりぎりの接点だろうな。

296:名無し三等兵
11/09/29 21:46:48.47
>>294 横入りだが、実に興味深い。探して読んでみる。
「きちんと金を払う」という信用は、いつの世でも強力な力があるのだろうな。

297:名無し三等兵
11/09/29 22:16:47.33 Y+/owmOL
>>294
ありがと
当時の人間の手記や日記ながめても、補給という概念がなかったようにみえるんだよなあ

298:名無し三等兵
11/09/29 22:42:38.41
>>294
ただ新政府も金がなかったからな~薩長軍が進出先の藩を<説得>して金や米を提供して
もらっていたからね。加賀前田家の記録でもさんざん巻き上げられた(怒)と書かれていたよ

299:名無し三等兵
11/09/30 19:15:21.44
少数の金持ちから余剰を巻き上げて多数の貧乏人夫に賃金を払う、経済的にはすごく正しい

300:名無し三等兵
11/09/30 22:05:48.32
>>298
まあ払う金があっただけマシじゃないか
ヘタに供出しぶったら、加賀藩の位置だと奥羽列藩同盟との内通疑われて悲惨なことになったかもしれんぞ


301:名無し三等兵
11/10/31 18:51:52.83
個人的に一つ不思議なのは、今の今まで200年も徳川家によって支配されてきた世の中に
ある日突然、王政復古だ!と天皇をぶち上げた事に対する民衆の反応がまんざらでもない事なんだよね。
当時の民衆達が、「武家が実権を握ってるけど法の上では天皇家が…」と理屈っぽく考えてたのか、
「日々の暮らしで忙しいし、誰が権力握るかなんて興味ないし」とドライに考えてたのかは興味深い。

302:名無し三等兵
11/10/31 19:43:44.64
まだ国民国家という思想自体がないわけだから庶民には
家だとか、商家なら奉公先や取引先、せいぜい自分の仕えてる(いわゆる殿様)が大事という感じじゃないのかね。
昔からの江戸っ子が「権現様の土地で急に薩摩っぽやら長州っぽが我物顔で威張りだしやがって面白く無え」というのはあったらしいが


303:名無し三等兵
11/10/31 20:42:34.19
言葉の通じないド田舎者がでかい顔してるんだから腹も立つわな

304:名無し三等兵
11/10/31 21:16:04.79
>>301
列強との通商協定成立後、金銀の流出によって物価がべらぼうに上がって生活が苦しくなった。
具体的に言うと貿易じゃなくて両替比率の設定に失敗してしまった。
元々日本国内の金銀産出が枯渇しつつあり、水野忠邦の悪貨改鋳(天保銭)で経済が混乱していたのに加えてね。
だから庶民は何でも良いから「世直し」を期待したんだよ。

維新後に国から取られる金に関してはむしろ徳川時代よりガッチリやったんで抵抗も起こってるよ。
地租改正反対一揆とか義務教育反対運動とかね。
昔は義務教育が国庫負担じゃなかったから。

305:名無し三等兵
11/10/31 22:22:29.26
>>301
知識人レベルでは、天皇>将軍・武士って形而上の認識が地方の豪農レベルまで浸透してた
そういう層が自治や民政のフロントエンドとして機能するわけでな
武力で負けている以上もう、ああそうですか、って納得しちゃう状況

306:名無し三等兵
11/11/01 08:46:33.31
天然理心流の近藤家とかね。

307: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
11/11/02 10:56:43.08
>>そういう層が自治や民政のフロントエンドとして機能
今も残る特定郵便局もそうだね。

308:名無し三等兵
11/11/10 20:43:24.79
水戸天狗党の乱って、たった1000人ぐらいの反乱軍を関東から近畿辺りまでの間で討伐できなかったという点で
幕府の軍事行政の弱体化を世間に知らしめてるよね。大坂の陣ぐらいの時の幕府なら半日で殲滅できただろうに。

309:名無し三等兵
11/11/14 15:21:33.68
前から疑問だったのだが
初期の曳火式信管の砲弾というのは打ち上げ花火みたいに発射前に着火していたのだろうか?
それとも発射薬の燃焼により引火する方式だったのか

310:名無し三等兵
11/11/14 15:28:42.78
>>309
発射薬により引火。
初期のライフル砲弾では弾の頭部にヒューズがあった。
砲腔内径と弾外径との間に余裕があったからそれで十分火がついた。
改良されて余裕がなくなると後部に信管を取り付けるように変わった。

311:名無し三等兵
11/11/15 21:41:02.47
打ち上げ花火も発射薬の燃焼による引火ではなかったか?

312:名無し三等兵
11/11/16 09:19:08.34
そうだね。大昔みた百科事典の図によれば。
導火線 (とはいわないw) を上に向けて玉を落とし込み、
振り薬という黒色火薬を少し振りかけてから火のついた何か (忘れた) を投げ込む。

313:名無し三等兵
11/11/17 10:13:33.46
発射に失敗したときはやっぱり砲身ごと爆発するのだろうか

314:名無し三等兵
11/11/18 21:35:09.40
榴散弾なんかは調整が大変だったろうな。

315:名無し三等兵
11/11/20 04:46:01.71
>>314
奥行き側の効果範囲が百メートル以上あるからそんなにシビアでも無いかと

316:名無し三等兵
11/11/20 10:09:30.50
>>314
大変。適切な高度と高さで炸裂させないとまるで意味がないから。
地上に落下してから炸裂する榴弾とはまるでちがうからね。
あの当時の砲兵士官はそれこそ数学に長けた専門職でないとやってられない。今でもそうだけど。

317:名無し三等兵
11/11/20 12:43:05.33
>>316
しかしああいうのって、砲の弾道性能自体は決まってるんだから、ある程度までチャート作っといて観測の諸元で自動的に撃てるもんじゃないのかね?
いちいちその場で計算してたら、電卓さえない状況じゃあとても対応できないだろ
むしろ曳火信管の微妙な調整とかのほうが大変そうな

318:名無し三等兵
11/11/20 14:40:15.37
>>314
本気でやると大変なんだけど、
信管に刻みがあるので穴を開ける位置を距離で変える。
だから調整自体は簡単。

319:名無し三等兵
11/11/20 20:41:29.36
19世紀前半には、ある程度正確な時間(零コンマ数秒単位かな)で起爆できる信管があったのかな。
そういえば雷汞の発明もこの頃だったような気がする。

320:名無し三等兵
11/11/22 18:35:32.31
>>308
あれは御三家の水戸からの挙兵で幕府もなかなか腰が定まらなかったのが裏目に出たんでしょうね、
一方で政府軍は奇兵隊でも佐賀でも刃向ったらきっちりぶち殺してますからね

321:名無し三等兵
11/11/24 10:35:15.63
>>309
臼砲の場合はダブルトーチと言って、砲弾に点火→発射薬に点火と別々でした。
事故(砲弾に点火出来たが発射薬が不発とか)も有りましたが、自然着火より確実な為、炸裂してなんぼの臼砲弾では19世紀中期以降も使用されて続けていました。
大型の物は他の砲列から離したり、胸壁で囲んだりして、万が一の事故に備えたそうです。


322:名無し三等兵
11/11/24 12:43:31.21
南北戦争で北軍が使った臼砲の肉厚なのも
砲身が腔内発火に耐えるように、なんだろうね。

323:名無し三等兵
11/11/24 13:14:32.14
>>322
あの異常な肉厚の臼砲はそうなんでしょうね。
>>321に書き忘れましたが、ダブルトーチは映画「ラスト オブ モヒカン」で再現されています。
18世紀が舞台なのでスレ違いかもしれませんが、銃砲に関して丁寧な描写の映画です。

324:名無し三等兵
11/11/24 18:44:33.41
イギリス兵が「射撃用意」の号令の後気合入れるみたいに声だすのもいい。
それにモンカルムがちょこっとだけ出てくるのもいいな。
モンカルム対ウルフって戦史に残る名勝負だからなお更。

大砲といえばリメイクの方の「アラモ」でメキシコ軍が撃ち込んだ砲弾を
トラヴィスが「もったいない」と言って導火線?みたいのをナイフで取って
砲弾の再利用を命令するシーンがあるな。

325:名無し三等兵
11/11/24 18:48:19.80
曳火式着発信管というのもあった。
石膏の管に黒色火薬を突き詰めた構造になっており、発射時はまだ火薬が充填されている状態で強度があるため石膏管は壊れないようになっている。
発射後、砲弾が到達する頃には引火した黒色火薬が燃えて半分くらいは中空になっており、詰め物がなくなり壊れやすくなった石膏管が着弾の衝撃で
崩れ炸薬に引火する。
万一石膏管がこわれなくても石膏管内の黒色火薬が端まで燃えれば炸薬に引火し曳火時限信管として働く。

326:名無し三等兵
11/11/25 07:47:26.05
>>324
さすがはトラヴィス、実際にそう言うエピソードが残っているんでしょうね。
臼砲で砲弾点火後に発射薬が不発を起こした時は、砲弾点火手が砲口から手を入れて導火線を切る事になっていました。
また、その為のナイフやハサミも支給されていました。
落ち着いて作業すれば何の問題も無いとされていましたが・・・


327:名無し三等兵
11/11/25 13:40:13.01
>>325
スプリング式以前にも着発信管が有ったのか。
色々なアイディアが有るもんだね。

328:名無し三等兵
11/12/09 08:34:07.12
第二次長州戦争の段階で、日本(全国の藩)にはどれぐらいの軍艦があったの?
記録を読んでると肥後とか熊本がそこそこの軍艦を持っていたらしいが…

329:名無し三等兵
11/12/09 10:10:18.70
高杉晋作は上海で太平天国の乱を見てたんだね。
そのまま参加してたら面白かったのに。清朝・列強・太平天国軍・侍の戦とか胸熱だ

330:名無し三等兵
11/12/09 23:15:56.00
案外、民兵組織の常勝軍が奇兵隊のルーツなんじゃないかね。
民間人から集めた傭兵組織として。

331:名無し三等兵
11/12/10 02:03:42.96
南北戦争150年ということで、ヒストリーチャンネルでその特集を組んでるね。

332:名無し三等兵
11/12/10 03:46:48.69
>>328
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
蒸気船の数は88隻らしいけど
スペックみてると正規軍艦を複数隻もってる藩は本当に少ない

333:名無し三等兵
11/12/11 19:32:21.40
榎本はダメ元でも新政府海軍と決戦して欲しかった

334:名無し三等兵
11/12/12 19:47:36.67
このスレ見てて思ったんだがなんで幕府って薩長に勝てなかったんだ?
幕末を描いたドラマだと必ずといっていいほど刀槍VS近代兵器という構造で片付けられるけど
むしろフランスと取引したり新生陸海軍を揃えてた幕府のほうが軍事的には近代化してたんじゃね?
官軍側に寝返った藩の大多数は火縄銃が標準の雑魚でしょ?

335:名無し三等兵
11/12/12 21:12:05.32
>>334
勝てなかったんじゃなくて勝つ気がなかった、ってスレ見てれば判断できんか?
錦旗が揚がった瞬間に総大将がケツ捲って逃げて、以降恭順の姿勢変えないんじゃ勝てるわけなかろw


336:名無し三等兵
11/12/12 21:13:50.33
そんな簡単な話なのか?
開戦前から勝ち目がないという意見が多数だったから大政奉還まで踏み切ったんだろ。

337:名無し三等兵
11/12/12 21:30:08.69
装備は互角もしくは幕府が上、数は圧倒的に幕府が上だったが、
それを運用する現場指揮官の採用基準が能力主義か身分主義か、で明暗を分けた

338:名無し三等兵
11/12/12 21:57:13.07 gmzVRUff
薩長土も幕府も指揮する人間という点ではあまり変わらない身分主義なはず。

339:名無し三等兵
11/12/12 21:59:32.40
長州征伐・鳥羽伏見・奥羽戦争それぞれで様相が全然違うので、分けて考える必要がある。

340:名無し三等兵
11/12/12 22:24:22.24
親藩やら譜代大名が寝返って、数では勝っていてもやる気をなくした。

341:咲田☆真帆 ◆SAITAMAHo.
11/12/12 22:26:05.17 BE:738441784-2BP(1693)
if、もし、仮定の話れ良く言われるのが
小栗上野介の駿河湾、箱根の迎撃案が通っていれば薩長を壊滅

342:名無し三等兵
11/12/12 22:42:55.82
房総半島から漕ぎ出して一刻箱根を抑えた連中ならいたんだが、後が続かなくてなあ…

343:名無し三等兵
11/12/12 23:07:48.21
戦国初期には数十万を号令して大坂城を包囲した幕府がなぁ。
親藩譜代の日和見主義的な寝返りは官僚制のなれの果てなのかもしれぬ
まぁ東北諸藩じゃ逆の意味での官僚制の弊害となってしまったようだが

344:名無し三等兵
11/12/12 23:53:00.19
最大の理由は統帥の不明でしょうね。
特に徳川慶喜さんは軍事政権の長としては致命的なまでに軍事的無能だったと評せざるをえません。
ぬるま湯に浸かりすぎて既に幕府は軍事政権ではなかったとか、政治的評価はまた別ですが。

345:名無し三等兵
11/12/13 00:07:25.81
松平春嶽さんとこ福井藩って新政府の初期有力メンバーなのに維新後の影がすごく薄いよね

346:名無し三等兵
11/12/13 00:27:49.60
>>345
四賢候のうち松平春嶽と伊達宗城は維新後も要職に就いたりはしたけど、
明治5年までに早々に辞しているからなぁ。

なので、越前も宇和島も目立たないことに。

347:名無し三等兵
11/12/13 02:47:17.65
宇和島と福井の影が薄くなったのは藩の軍事力って背景が薄かったからじゃないの
幕末の政治情勢に加わらなかった佐賀が要職に割り込めたのはそういう事でしょ

348:名無し三等兵
11/12/13 09:23:56.23
慶喜が逃げなかったら官軍は本当に勝ってたの?
幕軍の尖兵を使った鳥羽伏見じゃ大惨敗だったじゃないか

349:名無し三等兵
11/12/13 17:48:57.33
>>348
装備の質では幕府軍側の方が上。

350:名無し三等兵
11/12/13 18:15:04.68
>>348
鳥羽伏見の緒戦で幕府歩兵隊が後れを取った原因に「幕府側は示威行為のつもり、薩長は戦争する気満々」という認識の差があった
だから歩兵隊が行軍隊形で前進してるところを一斉射撃でなぎ倒されるみたいな羽目になったけど

本格的な武力衝突と認識を改めた後は互角に近い打ち合いをしてる。
加えて大阪城に温存されていた奥詰め銃隊や予備の歩兵隊が無傷で残ってるから銃兵の質量ともに幕府側のほうが上だったりする

351:名無し三等兵
11/12/13 20:06:09.61
まあ日本人の気質というか、付和雷同体質というか、勢いのある方になだれうっていったんでしょ。
みんな必死に空気読んで行動したんだよw

352:名無し三等兵
11/12/13 20:41:37.37 Whi9cF1R
>>348
>本当に官軍が勝ってたの?
官軍というのは薩長側のことを普通言うわけだが……

幕軍が勝ってたの? と変換して読むと、
陸上戦力の装備の優位も大きいが、
「圧倒的に強大な海軍力」がとくにでかい。
 鉄道がないし、道も狭いし、制海権を奪ってしまえば
すぐに補給切れだろう。
 東海道を直接艦砲射撃しても、そこそこ効果は得られるんじゃないか。
 開陽丸の14センチクルップ砲に撃ち勝てるような砲なんて薩長は持ってないよ。
(連中のアームストロング砲は60ミリ程度の小型砲)
もっとも、開陽丸、戦う前に座礁して沈没しちゃうかもしれんがw
日本の歴史上、屈指のまぬけ軍艦だよなw 

353:名無し三等兵
11/12/13 21:11:16.54
ヴァーサさんディスってんのかこの野郎

354:名無し三等兵
11/12/13 21:14:33.53
>>353
ヴァーサさんは浮揚保存されて貴重な歴史資料になっただろ!いい加減にしろ

355:名無し三等兵
11/12/13 22:51:41.21
>>352
東海道を東進してくる官軍を幕府軍が迎撃する場合、幕府海軍の優位性の話しがいつもが出るけど
当時の軍艦の大砲の性能と絶対数なんてたかが知れてるでしょ?

356:名無し三等兵
11/12/13 22:59:40.67
それと征討軍の主力は中山道だね。

357:名無し三等兵
11/12/13 22:59:48.29
夜間の移動に関しては無力だしな。全天候性もないし。

358:名無し三等兵
11/12/13 23:10:33.27
>>355
とはいえ砲兵戦力で言えば官軍側もそのたいしたことない幕府海軍以下だけどね。
鳥羽伏見に参加した砲隊て三隊だけで
薩摩潘の四斤山砲16門、六ポンド砲4門、携臼砲4門でしかない
長州に至っては砲隊なしだったりする

359:名無し三等兵
11/12/13 23:55:41.89
彼我の比率で考えるんじゃなく、絶対的な能力の問題かと。
第二次大戦中の戦艦の艦砲射撃じゃないんで。

360:名無し三等兵
11/12/14 00:00:38.29
どうせ使うなら対地攻撃より敵艦船の撃破を目指したいよね

361:名無し三等兵
11/12/17 21:58:02.84
江差の開陽丸を眺めるたびに思うんだけど、マストが高いのである意味、現用艦よりも目立つのな。
沖を遊弋していたら威圧感は相当あったろうな。実効性はともかく。

362:名無し三等兵
11/12/18 00:45:19.70
ちと話を逸らして申し訳ないけど長州藩の山田顕義さんって軍事的評価はどうなのかな
幕長戦争や戊辰戦争じゃ海軍もやったりもして常に最前線を任されてたことから評価が高かったのは伺えるんだけど
戦術や具体的な戦闘のことがよくわからなくて。
なんぞ良い本なぞありましたら教えていただけたら。

363:名無し三等兵
11/12/28 16:24:18.60
>>355
観測も殆ど出来ないだろうが、海に面した道があれば何かしら役に立つんじゃない?
まぁ補給の途絶とかなら大阪湾封鎖がいいんだろうが、
ただ大阪の近くに補給港が要るかな
凪でも石炭で動けるのは強みだが、そういや当時の石炭の積み込みとかどこでやってたんだろ
あと補給戦とかの記録を見るに、糧食とか抜きで弾薬の補給のみなら、結構陸路のみで賄えちゃうのかしらん

364:名無し三等兵
11/12/29 14:07:43.58
>>355
>>363
幕府艦隊が制海権を有していれば由比で東海道を分断できるな
文字通りの意味で

365:名無し三等兵
11/12/29 14:11:00.32
官軍の主力は中山道だけどな

366:名無し三等兵
11/12/29 16:17:37.37
>>363
ロクに海図も無く、砲の射程も短いんで
海岸に近づきすぎて座礁して終了だろうよ

仰角が取れないんで海面より標高のある地面は撃ちにくいし
この手の対地砲撃に向いたケッチとか持って無いし
そもそもスダマ撃っても大した被害にもならんし

367:名無し三等兵
11/12/29 19:21:59.58 QV96F7Ox
東海道をゆく部隊への威圧にはなったろうな
大砲積んでる軍船が睨み効かせてたら近寄りたがる部隊は少なかろう

ただ、実質的な効果については>>366ノいうとおりだろうな。
座礁させたくはないから艦長が拒否って沖合から打ち込んでみて終了。


368:名無し三等兵
11/12/29 20:16:17.31
>>366 >>367
箱館戦争や薩英戦争では艦砲射撃は効果があったじゃないか?
(もちろん世界大戦の頃とは比較にならないが)
開陽丸が座礁したのは「艦砲射撃したから」じゃないし。
座礁しないように撃つことはできるよ。




369:名無し三等兵
11/12/29 20:17:52.82
>>368
>箱館戦争や薩英戦争では艦砲射撃は効果があったじゃないか?

拠点という狭い範囲の攻撃でね。それにあくまで歩兵の支援だ。


370:名無し三等兵
11/12/29 23:36:33.99
馬関戦争では、あれだけ派手に打ち込んで、実害は死傷数人だったような。

371:名無し三等兵
11/12/29 23:57:17.75
>>368
座礁しないように上陸作戦することも出来る筈だよね?

372:名無し三等兵
11/12/30 00:23:45.31
第二次長州征伐で海上部隊に掩護された幕府歩兵を
迂回して脆弱な彦根兵を攻撃、幕府歩兵は方位を恐れて
撤退てことがあったから、指揮と装備を統一できないと
箱根でも同じことが起こるかも。

373:名無し三等兵
11/12/30 14:56:20.84
駿河湾に艦隊が居座ったら避けようもないと思うけど
それに開陽丸は榴弾うてたと思うが

374:名無し三等兵
11/12/30 15:28:34.48
地上部隊はどこから持ってくるの

375:名無し三等兵
11/12/30 18:46:32.89
薩英の被害の話に尾ひれがついて艦砲射撃脅威厨が湧いてただけなんじゃないの

当てずっぽだけど

376:名無し三等兵
11/12/30 20:55:52.23
対施設攻撃なら効果も見込めるだろう

377:名無し三等兵
11/12/30 22:04:15.21
薩英戦争は戦略レベルでは薩摩側の勝利だからなあ

378:名無し三等兵
11/12/31 07:14:18.99
>>377


379:名無し三等兵
11/12/31 17:05:51.77
イギリス海軍は撃退されたからな。
薩摩藩は防衛できたし。

380:名無し三等兵
11/12/31 20:57:48.34
って言うか、台風のお陰じゃん。

381:名無し三等兵
11/12/31 21:48:49.96
>>379


382:名無し三等兵
11/12/31 22:16:16.83 L3HgGjKi
>>379
賠償金いくら払ってんだよ

383:名無し三等兵
11/12/31 22:19:36.36
弾で片付けるより金で片付けるほうが安上がりだからな。

384:名無し三等兵
11/12/31 23:56:37.70
>>379
どちらかといえば話は逆で、
「戦術的には薩摩藩はけっこう善戦した(英国兵をたくさん殺した)
 でも戦略的には完全に敗北」
 だろう。
 薩英戦争の英国艦隊は、なにも薩摩藩を滅ぼそうとか占領しようという
目標はもっていなかった。だから英国艦隊が立ち去ったことは勝利ではない。

385:名無し三等兵
12/01/01 00:05:18.43
>でも戦略的には完全に敗北」
> だろう。

英国はその意図を破棄しているが?


386:名無し三等兵
12/01/01 00:14:00.42
>>385
英国艦隊は占領の意図があったんですか?
ウィキペディアには「生麦事件の犯人の処罰、賠償をもとめた。要求が受け入れられなかったので砲撃した」
としか書いていません。

387:名無し三等兵
12/01/01 00:17:05.76
>>386
ウィキペディアにはかいてないけどw

賠償がはらえなければ租借だよね。

388:名無し三等兵
12/01/01 00:46:31.75
>>387


389:名無し三等兵
12/01/01 01:10:39.89
>>386
>「生麦事件の犯人の処罰、賠償をもとめた。要求が受け入れられなかったので砲撃した」
それは外交的目標。
戦略的目標は、
「砲撃して政庁を制圧し武力で屈服させ要求を認めさせる」。
しかし、薩摩に事実上撃退させられる。

390:名無し三等兵
12/01/01 12:35:05.18
薩英戦争って、「薩摩軍の大砲は英軍に届かなかった」ってよく書かれてるけど
届かなかったのに英軍に死者がでている不思議。


391:名無し三等兵
12/01/01 13:05:32.73
>>390
薩摩側の砲撃が届くようになったのは、戦闘の最終段階。
壊滅させたと思った砲台に不用意に近づいて反撃された。

392:名無し三等兵
12/01/01 19:48:14.90
薩英戦争なら
「描かれた幕末明治―イラストレイテッド・ロンドン・ニュース日本通信1853-1902」
に、軍の報告書を元にした記事が出ているよ。
大事件だけあって、特集と言える位の記事が当時書かれている。

393:名無し三等兵
12/01/02 05:32:22.93
イギリス側は、アームストロング砲に暴発事故が起こったんだよ。
アームストロング砲は当時のイギリス海軍の主力兵器だし、機密を保つためにこの事実を隠していた。
それため薩摩側の戦果と、過大に評価されただけ。

イギリスの不運はこの先も続き、更新したばかりのアームストロング砲を、一斉に廃棄して旧式に交換している。
ただ艦載の大型砲はともかく、国内で導入された小型のアームストロング砲には、これといった事故は起きなかった。
といってもボートに載せて、上陸してから使うような小型砲だしな。

394:名無し三等兵
12/01/02 15:03:56.12
アームストロング砲は月にまでライフル弾を打ち込んで
しかも自分で戻ってこられるんだ
ぞ!!11!!1!!!!!11!!!

395:名無し三等兵
12/01/02 19:34:02.78
今日は一段と冷え込みますな。

396:名無し三等兵
12/01/02 23:15:39.28
さてシャモ鍋でも食うか

397:名無し三等兵
12/01/11 16:24:23.11
>>392
その本、地元公立図書館にあったので予約した。
日清日露戦役なんかも入ってるかな?

398:名無し三等兵
12/01/11 20:48:31.01
>>397
日清と義和団までは入っていた気がしますが、日露はどうだったか・・・
薩英戦争も面白いけど、イギリス公館が襲撃された一次東禅寺事件も面白いですよ。
特派員のワーグマン自身も巻き込まれたので、迫真の記事です。


399:名無し三等兵
12/01/11 20:57:57.52
>>397
このスレ的に重要な記事を忘れてましたw
幕府軍の洋式訓練や軍装の記事も興味深いですよ。


400:名無し三等兵
12/01/12 08:55:25.36
>>398
ワーグマンだっけ、床下に逃れてそこから斬り合いを見ていて
あとでスケッチにしたのは。

401:名無し三等兵
12/01/12 20:23:01.10
>>400
ワーグマンですね。
この事件絡みで3枚程スケッチが。

402:名無し三等兵
12/02/15 14:03:45.47
上げとく。何かネタないかな。
新選組ものを「燃えよ剣」から色々と読んだが、
最初は後半に登場する輸入小銃の優劣が全然わからなかった。
近藤が投降したとき配下部隊の小銃を引き渡したが、
「官軍」のよりずっと良かったので喜んで早速取り替えたとかさ。

403:名無し三等兵
12/02/15 19:25:04.76
戦闘技術の歴史4はいつになったら刊行されるのか…

404:名無し三等兵
12/02/16 14:26:00.11
>>402
「燃えよ剣」にどう書いて有ったかは忘れてしまったけど、有馬藤太の回想に、
「…タシカ砲三門、小銃二百挺余りを持って来た、
それでゲベル銃を持ってる兵には、今持って来たミニヘル銃と交換してやった、
だから夫以後彦根兵は皆ミンヘル銃斗りに、なったのだ…」
と有りましす。
この時期でもゲベール銃装備の東征軍がいたのが実情かと。
大鳥軍と戦った北関東諸藩の中には火繩銃装備の藩も有ったし。


405:名無し三等兵
12/02/16 14:54:22.63
ミニヘルってミニエライフルのことかい?
でゲベールはマスケットか。

406:名無し三等兵
12/02/16 15:28:56.30
>>405
ミニエーに限らずエンフィールドやウィンチェスターも一まとめにしてライフルドマスケットは全部ミニエーと呼んでたみたい


407:名無し三等兵
12/02/16 16:17:33.47
>ライフルドマスケット

フリントロックのライフル銃があるのか?と焦ってしまった

408:名無し三等兵
12/02/16 16:48:59.89
>>407
有るよ。
イギリスのベーカーライフルとか、幕末で言う所のヤーゲル銃とか。
それ以前に、マッチロックのライフル銃も有ったし。

409:名無し三等兵
12/02/16 16:58:02.31
この場合は長時間かけて押し込まないとダメなんだよな?
ミニエ殻とか使ったら暴発

410:名無し三等兵
12/02/16 17:56:34.10
>>409
弾による。

表面を銅などの柔らかい金属でコーティングしておけば、発射の際の熱や圧力で変形してライフリングを噛むように
なるから、装填しやすいサイズの弾が使える。

411:名無し三等兵
12/02/16 18:38:43.00
逆に予め弾丸に小さな出っぱりが3~4つあり
これがライフリングに食い込むのだが、
そのために装填時にその出っ張りに合わせてねじ込まないといけず、
それゆえ銃弾先端に十字型の切れ込みがあり、押し込み棒がプラスドライバーのようになっているもの

というのを考えてみたw

銃弾先端に十字型の切れ込みがある段階でもうダムダム弾なのだがw

412:名無し三等兵
12/02/16 18:55:34.28
ミニエー弾を使用するパーカッション式施条前装銃 -> すべてミニエー銃
球弾を使用するパーカッション式平滑前装銃 -> すべてゲベール銃

ということかね


413:名無し三等兵
12/02/16 20:17:19.77
>>411
四斤砲とかそうだよ。十字の切り込みとか無いけど。ぐぐったらリベットドライブ方式というらしい。
小銃だとブランズウィックライフルがそれに近い。
URLリンク(en.wikipedia.org)

414:名無し三等兵
12/02/16 20:35:37.06
>>411装填に時間が掛かりそうだなあw

そしてこの>>413のリベットドライブの、リベットに弾丸が推されて変形しているのを見ておおおっ!

と思ったのがミニエー卿だったのか?

415:名無し三等兵
12/02/16 21:15:44.06
>>412
球弾を使用するフリントロック式平滑前装銃 -> ゲベール銃
球弾を使用するフリントロック式施条前装銃 -> ヤーゲル銃
高島秋帆が小銃を輸入(ゲベール300挺、ヤーゲル50挺)して洋式兵法訓練を始めた時は上記だったよ。
時期的にはパーカッション式が存在していたけど、了解の上購入したのか、在庫を押し付けられたのかは不明。
その後はパーカッション式もそう呼ばれる様になった。

416:402
12/02/17 09:39:54.18
なんだ、ネタ振ったら一ヶ月閑古鳥が鳴いてたスレが急に活きいきと。

417:名無し三等兵
12/02/17 11:19:12.40
ヤーゲル銃 の装填~発射 動画
鉛球弾をライフルに噛み合わせるためパッチでくるんで銃口から槊杖で力をかけて押し込んでいる。

Loading and shooting a Franco-German Jaeger Rifle
URLリンク(www.youtube.com)

418:名無し三等兵
12/02/17 11:26:24.71
最近YouTubeでは最後にFaveした動画がどこにあるのか探しにくくて困る。
本来Watch laterに入れるべき動画もFaveしているわけだが、
Watch laterの強制連続再生もうざいし。

419:名無し三等兵
12/02/17 11:44:09.68
>>417
この動画の7分あたりで、100グレインの装薬だと銃口初速が1646fps……500メートル毎秒近く、って出てるな。
ぎっちり銃身と弾丸の間を詰めるライフルだと、こんなに高初速になるのかね?


420:名無し三等兵
12/02/17 12:05:12.48
>>419
センターファイアーの金属薬莢が出現する以前の開発途上の閉鎖が不完全な後装式(ドライゼ銃、シャスポー銃、)や構造的に脆弱なリムファイアカートリッジにくらべれば
射手の顔前に高圧高温の発射ガスが吹き出す心配がないぶん銃身の耐久度いっぱいに装薬量を増やせるわけだし初速もあげられるということだと思う。


421:名無し三等兵
12/02/17 16:03:20.67
それにしても18世紀に初速500はすごいな

422:名無し三等兵
12/02/17 16:17:17.42
それをより素早い装填で実現する工夫がミニエ殻だったと

日本人がもっと早くからヤーゲルライフルに親しんでいたらどうなったかなあ?

423:名無し三等兵
12/02/17 16:19:11.78
平滑銃身の火縄銃を使った実験でも初速は
「1550フィート秒から1590フィート秒で安定しているのと、意外に早い。これは約480メーター秒 になり、現代の拳銃のそれよりも早い。」とある。
円弾だから距離が離れると空気抵抗による威力の低下も早いと思われるが
URLリンク(www.japaneseweapons.com)



424:名無し三等兵
12/02/17 17:43:59.74
至近距離だととんでもない威力になるわけだな

425:名無し三等兵
12/02/17 18:13:39.69
距離30メートルくらいでは南蛮胴具足でも貫通できたそうなので
脅威ではあるな
その距離なら命中率もあがるし。

426:名無し三等兵
12/02/18 09:36:42.64
銃弾を鏃みたいな形にすれば命中率上がるんじゃね?っていう発想はなぜ生まれなかったんだろうか

427:名無し三等兵
12/02/18 09:54:35.27
>>436尖った方を向けて飛ぶ限りはそれが空気抵抗最少になるから一番飛ぶさ

でもジャイロ回転していない、ドングリ型やラグビーボール型の銃弾を打ち出した場合
飛行中にすぐ横を向いてしまって急激に減速してしまう
それなら球形の方がマシだったのだ

428:名無し三等兵
12/02/18 10:00:15.88
弓矢やクロスボウがあって、現代ではAPFSDSなんかもあるわけで
羽根付き弾を作る奴ってのは出なかったのかね

429:名無し三等兵
12/02/18 10:04:43.97
棒火矢があるじゃないか

430:名無し三等兵
12/02/18 10:29:22.39
ライフリングのない銃で椎の実形状の弾頭を射ち出しても樹の枝を投げつけた時のように重心を中とした短軸で回転する。
飛行姿勢によって空気抵抗が変わるから、弾道はでたらめに変化して命中率も悲惨なことになる・。
弾頭を正面に向けるには矢羽のようなものを後端にとりつけるしかない。
それくらい面倒なことをするなら最初から球形にして飛行姿勢による空気抵抗の変化をなくしたほうが簡単。

余談になるが日本のエアソフトガン(ライフリングは当然無い)でも黎明期はつづみ弾や椎の実型の弾頭を模したものがあったが
球形のBB弾が登場するとその命中精度の良さから他の形状の製品をすべて駆逐してしまった。

431:名無し三等兵
12/02/18 11:41:46.08
>>428
APFSDSは弾体の短径と長径が1対10以上ある形状のためライフリングでスピンを与えてもすりこぎ運動によって
かえって弾道が不安定になるので安定翼がついている

432:名無し三等兵
12/02/18 13:29:08.86
>>428
茶筅弾とかでそういう方向への模索は行われた

433:名無し三等兵
12/02/19 20:42:39.50
>>430
エアソフトガン用のツヅミ弾は弾頭を前に飛んでいかないってコトは当時のユーザーでも常識だったな。
BB弾の普及は弾道性能もあるけど、装填が楽ってこともあった。
それと弾自体の破損が少ないってのも。

実銃に比べて射程が極少だからってこともあっただろうな。
アメリカ並みの玩具銃での初速がOKだったらまた別な進化をしたと思うが・・・。

火縄銃のヤーゲル化は、銃身製造技術的に可能だったのかな?
旋盤ないと難しいよね?
洋書の前装銃の本を読んでいるけど、当時の雌ネジ切りの水準で可能だったかどうか今ひとつ解らない・・・


434:名無し三等兵
12/02/20 12:11:06.02
>>433
「銃身にライフリングを施すことは15世紀終わりにすでにウィーンのJaspard Zollerによって発明され、その後1520年にウィーンの武具師August Kotterが改良を加えていた」 とあるから
当時はフリントロック(1620年発明)以前のマッチロック(火縄式)かホールロック(歯輪発火式)しかなかったはず。

アメリカ並みの玩具銃での初速がOKだったらまた別な進化をしたと思うが


435:名無し三等兵
12/02/20 12:25:34.49
>>433
アメリカ並みの玩具銃での初速がOKだったらまた別な進化をしたと思うが>
タカトクSS9000とか結構初速の早いエアソフトガンもあったのだがつづみ弾の材質が単なるプラスチックなので比重がやたら軽い(現在のBB弾は石粉等が混入されてそれなりの比重がある)ので
ティッシュペーパーを丸めて力いっぱい投げつけるようなもので空気抵抗の影響がもろにでた。(スコーブでみると弾道が曲がるのがはっきり確認できた。)

火縄銃のヤーゲル化は、銃身製造技術的に可能だったのかな?>
銃身にライフリングを施す技術は「15世紀終わりにすでにウィーンのJaspard Zollerによって発明され、その後1520年にウィーンの武具師August Kotterが改良を加えていた」とある。
フリントロックの発明は1620年だから当時はマッチロック(火縄式)かホイールロック(歯輪発火式)しかない筈。
初期のライフリングはどうやって彫ったのか自分でも調べてるのだがよくわからない・・・

436:名無し三等兵
12/02/20 13:05:03.58
URLリンク(www.warbirds.jp)
URLリンク(www.firearmsid.com)
戦鳥ソースだが
極初期のライフリング(というかただの溝)は職人がタガネで彫ったんだろうが、
お馴染みの「回転する溝」はこういうので彫ったそうな。

437:名無し三等兵
12/02/20 13:30:21.93
子供の頃友達のプラ鼓弾を見たことあるけど、中空じゃなかった?

うちの親爺はスプリング式のエアガンを持ってた。
市ヶ谷か水道橋かその辺の銃砲店に弾を買いに行くのについていった憶えもある。
今じゃエアガンも散弾銃やライフル並の厳しい規制対象なんだな。
犬を飼ってから犬を喜ばすために空気銃猟を始めようかと思ったことがあったが、
ガンロッカーを購入して家の壁に取付けして購入の証明と取付写真を提出云々を読んで
嫌気がさした。

438:名無し三等兵
12/02/20 13:43:48.88
>>437
子供の頃友達のプラ鼓弾を見たことあるけど、中空じゃなかった?>
弾頭の下の方はスカート状になっていたけど頭部は詰まっていたと思う。
SS9000は威力のほうは薄いベニヤを貫通するくらいあったが5m先の週間誌にも当たらないくらい集弾性能が悪かった
ので当時は弾頭をハンダゴテで溶かして鉄製のボルトや釣り用の錘を埋め込んで撃ったりしていた。

439:名無し三等兵
12/02/20 14:40:38.63
初期はこんなかんじで1本づつライフリングを彫っていたらしい

Hand Rifling
URLリンク(www.youtube.com)

ライフリングカッター
URLリンク(www.flintriflesmith.com)

440:名無し三等兵
12/02/20 15:35:52.01
ライフリングを彫る時、銃身を変形させること無く確実に固定する為に、初期は六角銃身だった訳だし。

441:名無し三等兵
12/02/20 16:40:06.14
火縄銃の銃身が多角柱だったのも同じ理由?

442:名無し三等兵
12/02/20 18:28:26.21
>>441
日本の火縄銃は滑腔銃(ライフリングなし)。
鉄砲鍛冶が芯鉄の周りに板金を巻きつけて熱しながら叩いて鍛えるという製造方法のため外形が多角形になっている

動画 鉄をしらべる(火縄銃)
URLリンク(cgi2.nhk.or.jp)

443:名無し三等兵
12/02/20 18:31:43.55
叩き方によって多角形が微妙にねじれてて結果としてライフリングになる匠の技が
日本で出来ていたら!

wwwwwwwwwww

444:名無し三等兵
12/02/21 08:06:36.26
流石にライフリングは無理でも、エアガンのホップアップシステムもどきは出来上がるかもね。
球弾だしw

445:441
12/02/21 08:42:03.65
それはポルトガル人などから教わった製法だと思うけど、
ドイツなどでは製法が違ったの?

446:名無し三等兵
12/02/21 14:59:19.71
>>439
ようは螺旋穴を刻む要領だな。

447:名無し三等兵
12/02/21 16:22:11.14
西欧でも初期はやはり瓦金を巻いて鍛えるという方法で銃身を作っていたんだろうなあ。
鉄の丸棒をドリルでくりぬいて銃身を作るには人力以外の動力(水力とか蒸気)が必要だろうし

下から4枚の写真が当時のライフリング切削工具のレプリカと作業の様子だな(上は銃身作成と中ぐりの工程らしい)
URLリンク(www.flintriflesmith.com)

448:名無し三等兵
12/02/21 23:41:51.95
>水力とか蒸気)が必要だろうし

日本も水車小屋はあったんだが、大規模な工業的な動力としては使わなかったよなあ

449:名無し三等兵
12/02/22 09:05:03.22
揚水を別にすればせいぜい米を搗いたり蕎麦を挽くぐらいだね。

450:名無し三等兵
12/02/22 22:07:01.88
スプリングフィールド造兵廠1799年
URLリンク(www.forgeofinnovation.org)
芯金に鉄板を巻いて鍛えてますね。

スプリングフィールド造兵廠1853年
URLリンク(www.forgeofinnovation.org)
水力を利用して各種工作機械を動かしてますね。かなり本格的です。

451:名無し三等兵
12/02/26 03:10:16.62
戦国期に火縄銃の製法と一緒にライフル掘削技術も伝わっていたら面白かったかも。

杉谷善住坊による信長狙撃・暗殺成功とか。

452:名無し三等兵
12/02/26 08:34:29.09
施条銃自体は結構昔からあるみたいだけど、狙撃が有効な戦術として語られるのは
フレンチインディアンあたりからみたいですね。

でも三十年戦争でのグスタフアドルフあたりは何回も狙撃されてる様なので、昔か
らあるといえばあるのでしょうけど。

453:名無し三等兵
12/02/26 10:43:45.30
18世紀に800メートルからの狙撃成功記録があったような。

454:名無し三等兵
12/02/26 11:38:38.29
螺旋式の施条は公式では1520年発明(もっと以前からあったという説も多い)。
日本へ(滑腔)火縄銃伝来が1543年。

日本人はその後発明された火縄のいらないフリントロックを集弾性能が悪いという一点で嫌ったくらい命中率にはこだわる国民性だから
装填に手間が掛かっても砲術家とかは使っていただろうな。

455:名無し三等兵
12/02/26 15:28:24.67
軍靴のバルツァー2巻が出てたぞ

456:名無し三等兵
12/03/02 22:51:15.98
ウィキペの
URLリンク(en.wikipedia.org)
に、トルコ兵の優位のひとつはウィンチェスター連発銃を装備していたことだ、とある。
ウィンチェスターというと俺には軽快な騎兵銃というイメージがあるが、陣地戦にも
有効だったのはどういう面が秀れていたからだろう?

457:名無し三等兵
12/03/02 23:14:56.49
大日本絵画の「ガンズ オブ エリート」にその記載があるね。
プレブナ会戦。

露側がトルコ陣300ヤードに接近したところでウィンの速射を食らった、と。
第1波の1/3が戦死・負傷とのこと。

速射性能が物を言った、というところだろうね。

458:名無し三等兵
12/03/03 08:08:03.00
ただ当時のウインチェスターのレバーアクションライフルは構造的に脆弱なので拳銃弾なみの威力の弾薬しか使えなかった。
(じっさいリボルバー用実包の44-40弾を使うモデルが一番良く売れた)

1894年以降にジョン・ブローニングが高威力の実包が使える改良型のM1894やロシア軍に採用されたM1895を発表したが
構造が複雑で高価、アクション時に機関部が露出するため泥埃に弱いという弱点は依然として軍用に不向きなままだった為
モーゼルの設計したボルトアクションライフルが主流になっていく。

459:名無し三等兵
12/03/03 17:22:02.37
>>456
英語は不得意なんだけど、そこのwikiみるとトルコ軍はマルティニライフル(と後装式のクルップ砲)も使用してたみたいだね。
で、ウィンチェスターはリムファイアカート使用のM66らしい。

正直M66は当時はもう旧式だけど、あくまで近接用としてのみ使用して、効果を上げたんでないかな。

460:名無し三等兵
12/03/03 20:20:37.69
M66で大戦果とか、スー族かよw

461:名無し三等兵
12/03/03 21:06:11.60
これね。
URLリンク(www.militaryrifles.com)

ロシア側の小銃もリンクしてあるので参考にしてね。

462:名無し三等兵
12/03/03 23:30:04.49
ロシア軍はスナイドル銃相当か。
射程は上だが精度が低いんでやっぱ肉薄するしかないってことだね。

463:名無し三等兵
12/03/03 23:47:55.70
M1866の装填~連射 動画
URLリンク(www.youtube.com)

マルティニライフルの装填と発射 動画
URLリンク(www.youtube.com)


464:名無し三等兵
12/03/05 08:19:09.19
さすが銃器の話題になると盛り上がるな

465:名無し三等兵
12/03/08 10:12:26.61
よっ、ストッパー>>464

466:名無し三等兵
12/03/09 08:14:25.03
一言でスレが止められてしまうとは・・・
まるで正規軍による一回の斉射で敗走してしまう民兵部隊のようだ

467:名無し三等兵
12/03/11 23:11:26.43
散弾ではなく?

468:名無し三等兵
12/03/12 12:23:08.21
武器の威力ではなく士気と錬度と指揮官による

469:名無し三等兵
12/03/12 12:46:12.88
散弾は陸戦では使わないと思うよ。少なくともWWIまでは。
海軍では叛乱が怖い士官が持ってたようだけど。

470:名無し三等兵
12/03/12 13:21:06.10
南北戦争で使われてる。

南軍兵士
URLリンク(upload.wikimedia.org)

471:469
12/03/12 13:36:23.03
ほんとだ。

472:名無し三等兵
12/03/12 14:30:07.14
脇のナイフが怖いんですけど。

473:名無し三等兵
12/03/12 15:07:06.14
どんな状況で使ったのかな。

474:名無し三等兵
12/03/12 16:55:05.26
URLリンク(www.nps.gov)

ウィーラー将軍麾下の偵察隊かな?
英語は苦手だ

475:名無し三等兵
12/03/12 22:14:50.14
ブランダー・バス(ブラウン・ベス)は戦闘用散弾銃じゃないのか?

476:名無し三等兵
12/03/12 23:54:19.31
>>470
漢那くんに似てるな。同僚の。

477:名無し三等兵
12/03/13 01:32:55.97
>>476
どんな職場なんだよw

478:名無し三等兵
12/03/13 04:52:56.84
大砲の世界では散弾使ってたよな。葡萄弾とか。

479:名無し三等兵
12/03/13 09:06:13.41
ブランダー・バスはいわゆるラッパ銃で、ブラウンベスは英陸軍制式マスケットじゃないのか?

480:名無し三等兵
12/03/13 09:39:28.50
URLリンク(en.wikipedia.org)

そだね。少なくともマスケットとは違うね。

481:名無し三等兵
12/03/13 21:36:16.22
マスケットはマスケットで球弾+散弾を撃つ場合もあったみたいですね。

URLリンク(en.wikipedia.org)
URLリンク(www.youtube.com)

482:名無し三等兵
12/03/14 02:27:34.37
400 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2012/03/13(火) 18:47:19.84 ID:???
>398
そう言えば前に。以前は弓矢を使って行われてた部族間の戦争が。
冷戦が終わってダブついた銃器が大量に流れ込んだために、一気に死者が増えてシャレにならん状況になってるみたいなニュースを見たな。

403 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2012/03/13(火) 19:16:32.53 ID:???
>400
休刊になってしまったが、雑誌『アフリカ・レポート』の2009年3月号にこんな記事がある。
自動小銃は社会を無秩序化するのか - 東アフリカ牧畜民の民族間関係を事例に) / 佐川 徹
URLリンク(www.ide.go.jp)
無料でpdfが読める。

マスケットだけの世界に、いきなり射程3倍の銃が装填時間30秒で登場したらそりゃ戦い方も激変するよなあ
1980年台のエチオピア南部では、ガチャポンライフルが一方の軍だけAK-47コピーになって同じような状況になったような

483:名無し三等兵
12/03/14 09:37:05.52
「宝島」のスチーヴンソンがサモアに移住してからの日誌かエッセイを昔読んだが、
1890年前後、そこの住民は好戦的で輸入物の小銃でよく戦争をしていた。
村を守るときは土塁の陰に伏せて撃つ。

ある宣教師がある村に来たら総出で戦争の準備をしていた。
戦争する理由はなんなのかと尋ねたら、
偶々火薬の樽の一つが保存が悪く水が入っているのが見つかり、
このままじゃひと樽全部が無駄になってしまうから戦争して使おうということになったらしい。
宣教師はどうやら皆をなだめて戦争を回避した。

484:名無し三等兵
12/03/14 10:19:59.43
19世紀頃、安物のマスケットをアフリカあたりに売って荒稼ぎしてたのはイギリスのバーミンガムとベルギーのリエージュあたりらしい。
そして19世紀も後半になって、ミニエーやら後装銃の余剰品が市場に出回る様になって苦労したらしい。

ちなみにリエージュの製造組合はモーゼルライフル製造をきっかけに会社組織になってFNとなり、
バーミンガムの方もすったもんだしたあげくBSAという会社になり最終的には単車のメーカーとなった。

485:名無し三等兵
12/03/14 13:17:08.67
>>481
火縄銃にも「二つ玉」というのがあった。杉谷善住坊が信長狙撃に使ったのもこれ。
井沢元彦が間違いを指摘されてた。

137 名前: 武田研究家 投稿日: 01/10/10 00:55
> 善住坊も,六角承禎にえらばれるぐだいだから,名人だったろう.
>「二つ玉(弾丸が二発)」というところに御注目願いたい.
>この時代の火縄銃はすべて先込めの単発銃であり,二発続けて撃
>つことは不可能だ.それでも二発撃ったということは,あらかじめ火縄を点
>火した銃を二挺用意しておいた,ということだ.
> そんな「名人」が十二間つまり約二十二メートルの至近距離から狙撃し
>たのに,かすり傷で済んだというのだ.

井沢氏はもう少し砲術の勉強をするべきですね.
『信長公記』に「二ツ玉にて打ち申候」とあり,「にて」という表現は
「二つ玉」という方法で射撃したことを示しています.
でこれはどんな射撃法かといいますと,銃身に小さ目の玉を二発,紙で
包んで装填する方法です.言うなれば「散弾」の発想でしょうか.
当時の火縄銃というのは破壊力はあっても命中精度が低く,
雑賀衆の一人で佐武伊賀守というものが敵を10間まで引きつけてから
狙撃した話を書き残していたり,あるいは西洋の火縄銃が60フィートで
かなり大きな目標に当てることが出来たという記録があることなどから,
狙撃が可能な距離は18メートル程度であったと考えられます.
となるとこれを越える距離で確実な命中を狙うのは難しく,善住坊も
それを知っていたからこそ「散弾」で狙ったのだと言うことになります.
「日本初のスナイパー」というネタは井沢氏にしては面白いですが,
細かい知識の誤り,古文献史料すら訳せない実力の露呈など,ネタを振った
ばかりに墓穴を掘っているようにも思えてなりません.

486:名無し三等兵
12/03/14 22:40:48.94
>>485

長文乙
どうせなら戦国・大航海時代の軍事全般とかスレ立てすれば?

487:名無し三等兵
12/03/14 22:49:19.37
>>486
おい、そのスレならもうあるぞ

[近世総合]大坂の陣、火縄銃、戦国・江戸・大航海時代3
スレリンク(army板)

488:名無し三等兵
12/03/17 22:31:51.08
引き続きマスケットのはなしだけど。

アフガニスタンではJezail(ジェーザイル?)という長銃身のマスケットが使われ
英軍は苦しめられたらしい。
高所で待ち伏せして、渓谷や隘路を通る敵を狙い撃ちしたとか。
ワトソン博士がアフガンで負傷した理由もJezailで撃たれたことになっている。
URLリンク(en.wikipedia.org)

山岳戦はレンジが長くなるのか、アフガンで近年米軍もM16系では射程が足りない
場面が多いため、M14等を引っ張りだしてるのを思い起こさせます。

489:名無し三等兵
12/03/17 22:35:34.21
>>488
引き続きアフガニスタンの話だけど。

ソ連侵攻後、エンフィールドライフルコピーがムジャヒディーンに多用され、AK小銃の射程外からソ連兵を狙い撃ちしたとか。

山岳戦はやっぱり時代が変わってもそういうことになるのだね。

490:名無し三等兵
12/03/28 10:12:14.34
>>488
木が生えてなくて、砂丘みたいなものもなく見通しがいいからかな?
しかしいずれ無人機の数がさらに増えればいらなくなるね。

491:名無し三等兵
12/03/28 21:43:08.52
>>490
費用対効果と即応性で残るだろ

492:名無し三等兵
12/03/29 05:51:02.93
第二次アフガン戦争では、マルティニ銃や後装砲など装備に優越してた英軍は、それにもかかわらず手酷い損害を
受けたみたいだしね。
結局、政治的に折り合い付けて幕引きにしたみたいだけど、そういうところも今のアメリカとかぶるなw

493:名無し三等兵
12/03/29 21:45:19.93
「薩英戦争」は本当に惨敗だったのか?
スレリンク(army板)

494:名無し三等兵
12/03/30 00:46:18.37
佐賀藩がアームストロング砲を国産化した伝説は、もはや完全に否定されてるってことで良いの?

495:名無し三等兵
12/03/30 21:51:45.39
元込式でライフリングのある砲=アームストロング砲というくらいの
アバウトなくくりでよければ国産化できたと言えるんじゃない?

本家とおなじ製法・おなじ構造かと言うと、そりゃ無理だ

496:名無し三等兵
12/03/30 22:26:33.02
>>495それは弾丸が実際にライフル回転で高精度で飛んでいくものだったのかどうか?w

497:名無し三等兵
12/03/30 22:54:00.40
そもそも元込式にした場合の尾栓の閉鎖方法が一番難関じゃないの?

498:名無し三等兵
12/03/31 01:36:10.66
田中久重が自分の著作で『鉄製元込アルムストロング銃』製造について言及してるけど
結局完成した物の出来についてはよくわからん

499:名無し三等兵
12/03/31 08:35:33.81
アームストロング砲についてググったら最近は海外ホームページを翻訳されているサイトとかあるのね。

最も成功したのは12ポンド砲(口径76.2mm)で、大口径砲はアームストロングも乗り気でなかったとか、
トラブルが発生したのはメンテ不足で、兵に文盲が多かったからとか、(本当かなw)
火口ピース(ブリーチ部)は初期は錬鉄製で、後にひずみに耐性のある鋼鉄製に換えられたとか。

ふと思ったんだけど、当時の日本では錬鉄製の部品の製造、加工あたりまでが限界で、鋼鉄製の精度ある部品の
製造は難しかったんじゃないかな。

坩堝炉とか使うんだろうけど、バネとかの小部品ならなんとかなったかもしれないけど、火口ピースとかになると、
大型ハンマーによる鍛造や、適した熱処理、あと切削加工なんかも大変なような気がする。
素人なんで詳しい事はまだまだよくわからないんだけどねw

500:名無し三等兵
12/04/02 12:20:06.68
普仏戦争時のフランス軍の野砲って
前装式ライフル砲だったのかな?

501:名無し三等兵
12/04/02 12:33:49.03
>>500
四斤山砲と同レベルの技術の前装式ライフル青銅砲だったようだね。
トレブニツァのザイトリッツ像は、普仏戦争で鹵獲した青銅砲が材料とな。

502:名無し三等兵
12/04/02 12:40:52.03
アルゼンチンとチリの国境にも、
青銅砲を熔かして作った「もう二度と兄弟同士で争いません」の碑があるってさ。
いちおうそれ以来二国間での総力戦争はしてない。

503:名無し三等兵
12/04/02 15:43:39.42
青銅砲溶かして作ったと言えば、勲章もあったよな。
クリミア戦争の露軍から鹵獲したやつで作ったやつ。

504:名無し三等兵
12/04/02 16:30:19.08
>>502
「総力戦争は」てのがポイントだねw

505:名無し三等兵
12/04/03 13:03:04.52
プロシアのクルップ砲は、あの口径の太さで
後装式かな?

506:名無し三等兵
12/04/03 13:11:31.30
>>503
英国のヴィクトリア・クロスね
ちなみに砲身の大半を既に使用してしまったため、残り80個程の勲章しか作れないらしい

507:名無し三等兵
12/04/03 13:49:33.09
戦争しなきゃ大丈VC。
URLリンク(en.wikipedia.org)
ここ四十年間の受勲者はフォークランド紛争で二人、イラクとアフガニスタン出兵で一人づつ。
そのペースならまだだいぶもつよ。


508:名無し三等兵
12/04/03 14:01:09.42
あとその鹵獲砲で作ったという節も怪しいってウィキペの記事に書いてあったよ。
上にリンク貼ったのとは違う、VC勲章そのものの記事。

509:名無し三等兵
12/04/06 10:12:20.16
話を戻すと、近藤勇を襲うのに御陵衛士の残党が薩摩藩から借りた鉄砲ってのは
何だったんだい?火縄銃じゃあないよな。

510:名無し三等兵
12/04/06 10:44:19.93
推測で
時期的にエンフィールド辺りじゃないの?スナイドルは少数だし
スペンサーは佐賀藩のもので少数だし

511:名無し三等兵
12/04/06 14:00:46.66
襲撃者の一人、阿部十朗の回想には銃二丁と槍二本としか…
見たのは途中が略されていたので、そこに何か書いて有るのかもしれないけどね。
再装填せずに切り込んでいるから、先込め式なのかな?

512:名無し三等兵
12/04/06 15:35:49.00
近距離ならゲベールでもバックアンドボールを使えば効果大。

513:名無し三等兵
12/04/06 16:10:04.08
なにそれ。
back and ball(s) でぐぐって見たけど整骨とか腰痛みたいなことしかヒットしなかった。

514:名無し三等兵
12/04/06 16:24:33.73
BUCKだろ

515:名無し三等兵
12/04/06 16:50:47.39
Buck & Ball
URLリンク(www.youtube.com)

516:名無し三等兵
12/04/06 16:51:06.71
buck shotと言えば鹿玉 (大粒×九個)だが。

517:名無し三等兵
12/04/06 16:54:32.38
ジョージ・ワシントン推奨

518:名無し三等兵
12/04/06 16:54:48.78
にゃるほど、勉強になりました。

519:名無し三等兵
12/04/06 17:03:17.54
マスケットの方がミニエー(初期のもの除く)より口径が大きいから、この手の使い方には効果的だな。

520:名無し三等兵
12/04/06 19:54:31.15
つーかライフリングのある銃身で散弾を撃つと遠心力で8の字状にバラけるし
鉛片がライフリングに食い込んだりロクなことにならない

521:名無し三等兵
12/04/06 20:13:58.95
この戦闘の流れ面白いね
・射手一名が早まって射撃→近藤に命中
・銃声と指揮官(近藤)の負傷で新撰組隊士が浮足立つ
・それを見た襲撃側は銃を捨て、刀と槍の白兵襲撃に切り替える
・終わっみれば、
新撰組側15(20?)名中、切り死に2名(1名は馬丁)、銃による重傷1名(近藤)
襲撃側5(6?)名は無事逃走
結局、浮足立った方が負けと…

522:名無し三等兵
12/04/07 17:58:50.50
近藤は重要人物の上、負傷して剣が使えないとあれば彼を逃がすしかない。
残党側は待ちぶせで先手だし。

523:名無し三等兵
12/04/24 15:39:35.26
英語版ウィキペディア Boshin warから。
戊辰戦争の兵器。
URLリンク(en.wikipedia.org)


524:名無し三等兵
12/04/25 00:04:05.62
>>523
イカスな
しゃぐまも紹介してる

525:名無し三等兵
12/04/25 18:41:17.77
村田銃の設計者を主人公にした「狙うて候」読んだがなかなか面白かった
ホント小銃の過渡期だったのね

526:名無し三等兵
12/04/26 09:14:07.92
図書館で予約した

527:名無し三等兵
12/04/26 11:05:54.84
そういえば文庫版化されてたんだよね。
東郷隆の力作、というか代表作といってもいい。

528:名無し三等兵
12/04/27 18:56:19.38
「狙うて候」は未だ読んで無いけど、「大砲松」は面白かった。

『幕末明治実歴譚/青蛙選書』に、
「村田銃発明談/村田経芳述」が載っているよ。
村田経芳からの聞書きだから生の声に近い?


529:526
12/05/01 08:42:39.50
3/4くらい読んだよ。
あれどれくらいフィクションというか作者の想像が入ってるのかね。

530:名無し三等兵
12/05/08 13:59:29.33
History Channelという米国の番組で Tales of the Gun というシリーズが面白い。
現役の銃から博物館の銃まで結構色々と網羅している。日本語版もある。

最初にみたのはこれ。
URLリンク(www.youtube.com)

531:名無し三等兵
12/05/08 14:01:44.43
これには英軍が使う保式みたいな保弾板式の機関銃も出てくる。
URLリンク(www.youtube.com)

532:名無し三等兵
12/05/09 17:40:24.56
何で今更ヒストリーチャンネル?
つか誤爆か?

533:名無し三等兵
12/05/10 08:53:57.77
いや決して。ネタ古かった?

534:名無し三等兵
12/05/15 10:41:08.98
>>528
「狙うて候」に続いて「大砲松」も読んだが、
こっちはただの小説じゃないかいな。

535:名無し三等兵
12/05/16 05:39:26.52
>>534
そもそも東郷隆は歴史家じゃなくて小説家だし・・・
史実や実在の人物の中に架空の人物を放り込みむのは、私は好きな手法だけど好みは分かれるよね。

536:名無し三等兵
12/05/16 07:47:26.54
架空の人物を主人公といえば、「獅子の時代」をレンタルDVDで観てるけどやっぱ面白いなあ。
会津藩と領民の関係がそれほどうまくいってないのが、それとなく描かれてたりして芸が細かい。
来年の大河も面白くなってくれればいいけど。

537:名無し三等兵
12/05/16 08:21:31.51
>>536
確かパリ万博の騒動から始まったんだよね?
主人公二人の因縁話みたいな展開だけど、どちらも一度は反政府側に身を置いているところに製作時代を感じる。
会津や函館の話しも面白かったし、やはり傑作だと思う。
近くでレンタルしていないのが残念・・・

538:名無し三等兵
12/05/16 08:33:30.47
今、CSで放送中だな。

539:名無し三等兵
12/05/16 10:55:07.17
個人的な意見だが安彦良和作の漫画「王道の狗」は、「獅子の時代」に影響を受けていると思う。
「獅子の時代」は秩父事件で終わるけど、「王道の狗」はそこから始まる。
そして北海道の監獄を挿話としているところも似ている。

540:名無し三等兵
12/05/16 12:58:30.23
秩父事件で村田銃は最初に実戦で使われたんだぜ。
その時は困民党軍の銃隊と憲兵隊が川を挟んで撃ち合ったが、
実包が銃に合わないとかで憲兵は早々に退却した。

541:名無し三等兵
12/05/16 18:43:32.52
獅子の時代は面白いね。
次点で飛ぶが如くかなあ(ただし第1部)

542:名無し三等兵
12/05/16 19:51:03.11
獅子の時代、第十話鶴ヶ城攻防で、包囲されている城内に主人公達が入城するために、「通り囃子」を奏でながら堂々と
行進したため官軍側があっけにとられ、入城を許してしまったというエピソードがある。
ナレーションを聞くと実際にあったエピソードとのことなので、ググってみたら山川大蔵という人の話しらしい。

幕府のロシア派遣使の一行にも加わったとのことだから、このドラマの主人公平沼銑次のモデルになった一人かもね。
ちなみに山川大蔵はその後軍人となり西南戦争でも活躍したらしい。
URLリンク(www.geocities.co.jp)

543:名無し三等兵
12/05/16 21:20:03.12
>>542
山川の妹婿は大山巌だし、熊本城の件も含め、軍板では有名人の一人じゃないのか?

544:名無し三等兵
12/05/16 23:27:49.29
>>543
妹婿が大山巌というべきか、妹が大山捨松というべきか。
来年の大河ドラマは新島八重だから、山川大蔵も大山捨松も出てきそうだなぁ。

545:名無し三等兵
12/05/16 23:46:59.24
>>544
更に、弟は東大総長だな。
てか、八重ではなく山川兄弟を主役にすれば良かったのに。

546:名無し三等兵
12/05/17 01:54:59.85
案外、会津藩士とかには討幕派の主要と交流あった人も多いんだよなあ
容保とかガチガチ佐幕派連中は色んな意味で孤立無援だったけど

547:名無し三等兵
12/05/17 02:34:12.20
秋月と高崎の京都と熊本での話しは、大河に出てくるかな?

548:名無し三等兵
12/05/17 16:26:26.01
>>546
そりゃ、蛤御門の変で長州を相手にしたのは会津・桑名と薩摩の連合軍だからねい。

549:名無し三等兵
12/05/17 16:37:46.31










550:名無し三等兵
12/05/17 16:42:50.44
ところで、會奸はカイカン (カイクワン)と読むんだと思ってたが、
アイカンと読むって意見がチラホラある。
どっちがほんと?

551:名無し三等兵
12/05/19 17:28:16.10
皇をノウと読ませる漢字の流れ的にはカイが正しいと思う。


552:名無し三等兵
12/05/21 15:02:20.68
というか、漢文なんだからアイと訓読みにするのはおかしいね。

553:名無し三等兵
12/05/22 20:52:43.98
>>546
薩摩はギリギリまで佐幕だったし、幕末の京都で政治的に動いてればそれ以外とも接点はいくらでも発生するべ


554:名無し三等兵
12/05/27 14:20:17.43
ブランズウィック銃って凄いの?

555:名無し三等兵
12/05/28 09:29:33.07
そんなアラレちゃんみたいな質問されたって。

556:名無し三等兵
12/05/30 01:22:59.94
軍事史学会年次大会6/2-6/3
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)

去年だっけ、上山藩についての発表があったのは


557:名無し三等兵
12/06/01 08:18:43.81
BSプレミアムのドラマ「陽だまりの樹」って伝習歩兵隊の話なの?

558:名無し三等兵
12/06/01 12:44:45.15
ぐぐってみたらどうなのか?

559:名無し三等兵
12/06/01 15:06:32.08
>>557
手塚治の原作読めや

560:名無し三等兵
12/06/01 16:17:04.97
や、ドラマと原作はだいぶ違う可能性もあるぜ。ぐぐった方が速くて安い。

561:名無し三等兵
12/06/12 11:27:09.77
江戸時代にも旋回砲架のなどの改良も試みられていたんだけど、
砲自体が非力だったからものの役には立たなかったんだろうね。

あとオランダ人が売ったライフル砲で
ライフルの一部が薬室の方まで入っている理由を蘭人に尋ねたが答えなかったのを
解き明かしてみせたとか何かで読んだ。

562:名無し三等兵
12/06/12 18:53:14.00
幕末以前に千島でロシアと軍事衝突したときに、
戦国時代に南蛮貿易で輸入されたフランキ砲が鹵獲されてるんだってね。

563:47
12/06/13 08:51:09.92
フランキ?そりゃ朝鮮征伐時代の代物じゃないのかい。
その写真なら見たことあるが。

564:名無し三等兵
12/06/13 09:43:07.74
文化の露寇で1807年(文化4年)に利尻島でやられた日本船4隻のうち、
幕府御用船「盤春丸」から奪われた大砲のうち800匁大筒について、
津軽藩の文書では、朝鮮出兵のときに鹵獲した蛮国製の名品だとしてるようですね。
URLリンク(www.hh.em-net.ne.jp)

ただ、ロシアに残ってる現物のフランキ砲は、構造的特徴から日本製らしいです。
しかも印章FRCOが大友宗麟の洗礼名「ドン・フランシスコ」の意味らしく、
大友宗麟が鋳造させたいわゆる「国崩し」の1門の可能性が極めて高いと。
URLリンク(www.oita-press.co.jp)

565:名無し三等兵
12/06/15 13:28:26.90
ほほー、戦国時代の代物だったんだ。
オリジナルを売った蘭人も、極東までの航海で使えない砲と判明したから
売ったんだったりして。

じゃ「国崩し」もこれだったのかな。

566:名無し三等兵
12/06/29 10:31:51.30
ヒストリーチャンネルのTale of the gunシリーズの
日本軍の銃の回、「彼らはこれで十分だと思っていたんです」
なんて言ってるが本当の理由は「貧乏だから」だよね。

資源もなく国民総生産も低いのに、植民地にされないために
過大な軍事力を維持しなくてはならなかった。


567:名無し三等兵
12/06/29 20:33:05.05
>>566
ここは日本軍専用のスレでもないし、話の流れも今は明治維新以前の話題なんだけど。
新たに話題をふるなら、日本軍の銃というのが何か具体的に書かないと。

568:名無し三等兵
12/07/04 22:01:07.04
>>566
38式歩兵銃の話をしているのなら
アレは別に他国の小銃と比較して
低性能でも、古くも、貧乏臭くもない。
反動が小さく抜群の長射程と命中精度を誇る銃で、
イギリス・ドイツ・ソ連の主力小銃とほぼ同世代か、やや新しい。
小銃に関しては「貧乏を物ともせずに素晴らしいものを作った」といえるね。

それとも村田銃の話?

569:名無し三等兵
12/07/05 03:53:43.58
弾丸ぶち撒きは物資豊富なアメリカだから出来たこと

570:名無し三等兵
12/07/05 17:10:59.49
村田銃も傑作じゃん 連発はアレだけど

571:名無し三等兵
12/07/06 08:15:45.12
一人で操作できるジャンゴ型ガトリングガン(あるいはミトライユース?)があれば最強。

572:名無し三等兵
12/07/06 11:21:12.15
>>571
棺桶に入れて引きずる河井継之助を幻視した

573:名無し三等兵
12/07/06 11:36:50.03
>>569
重機の給弾方式だって弾倉の使い捨てが勿体無いから保弾板式を選んだし、

574:名無し三等兵
12/07/06 15:39:45.69 hL6yAqNd
弾倉式の重機って・・・

575:名無し三等兵
12/07/06 15:41:58.50
上げてゴメンm(__)m

576:名無し三等兵
12/07/06 20:53:17.21
紀州和歌山藩は日本で唯一プロシア式調練を取り入れたって本当?
ってことは学生服みたいな詰入り軍服にトライゼ銃を持ってピッケルハウベ被ってたの?
シュールだなぁ

577:名無し三等兵
12/07/06 21:21:40.80
1860年代中盤でプロシア式陸軍を
採用するのって、
先進的というよりは変態的だよな。
所で、何故日本陸軍は英国式を採用しなかったのだろう?
海陸合わせてセットで英国式を採用するのもあり、というかそれが合理的で正解だった気もするのだが。

578:名無し三等兵
12/07/06 21:46:03.01 vRDAj0/4
プロイセン軍人に憧れるのは男の子のロマンさ(キリ

579:名無し三等兵
12/07/06 22:07:28.02
>>576
プロシア式の採用は戊辰戦争後で、さすがにピッケルハウベは被ってないよw
軍服は礼服と野戦服(それぞれの正規の呼び方は忘れた)に別れていて、礼服は烏帽子に鎧直垂の純和装、野戦服が洋装だった。
洋装の帽子は烏帽子を押し潰して、つばを付けた様な型、ケピの変型版?
服は、兵士は詰め襟(ダブルの合わせ、うろ覚えだけど)、将校は肋骨服(肋骨の数は少ない)。
それと、全ての兵科がプロシア式だった訳ではなく、工兵はフランス式、猟兵はプロシア式とフランス式の隊に別れていた。
過渡期だからなぁ・・・


580:名無し三等兵
12/07/06 22:19:17.53
>>579
サンクス!髷とピッケルハウベに期待したんだがなぁ。
プロシア政府から派遣された将校とかがどーいう人か気になる


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