(大東亜)商船+戦標船(大欧州)at ARMY
(大東亜)商船+戦標船(大欧州) - 暇つぶし2ch501:名無し三等兵
09/08/06 22:04:47
>>486
クリスマスってのは戦前から商売戦略として使われてたのか・・・
今の商業バレンタインだけは戦後起源でいいよね?

502:名無し三等兵
09/08/07 00:00:53
>>489
確か第三図南丸をわざわざトラックから引き上げて復活させたんだって。

どこまでも強運な。

503:名無し三等兵
09/08/07 00:24:20
日本に返ってきた第三図南丸の姿を父は見たそうな。
それはそれはでかい船でだったとか。

504:名無し三等兵
09/08/07 03:07:27
基地機能の貧弱なトラックで、燃料タンク代わりにしてたんだっけ?

505:名無し三等兵
09/08/07 07:13:44
>>494
灰色の雄々しいPTボートと、カラーで描かれた粋なスピードボート……
あー、こんな粋な広告を出せる余裕がうらやましすぎる……

この民間用スピードボートには、ライカミングかコンチネンタルあたりの直列8気筒積んでるんだろうなあ
で、復員してきた若いビジネスマンがハンドル握って海上を疾走し、デッキでは念願叶って結婚した若いワイフが左下のように……

同じ頃の日本だと、急造の木造漁船が粗悪燃料でも回る焼き玉エンジンポンポン言わせながら海上に出て、
徴用から生き延びて帰ってきた漁師のオヤジさんたちが、日本国民のための沿岸漁業にひたすら勤しんでいたわけですが……

506:名無し三等兵
09/08/07 10:01:00
>>505
>この民間用スピードボートには、ライカミングかコンチネンタルあたりの直列8気筒積んでるんだろうなあ

高級艇の何隻かは余剰のPT用パッカードV12で建造されたらしいw

>同じ頃の日本だと、急造の木造漁船が粗悪燃料でも回る焼き玉エンジンポンポン言わせながら海上に出て、

>>470の本は、復員した技術士官が手慰みに木造漁船の設計をしたら
横須賀の艦船修理廠内で輸出向けプレジャーボートの建造を始めた
東造船から声がかかって、て話だった。
職人は横浜ヨットから引き抜いてきたとか。
4年前まで震洋の建造をしてた職人がアメリカ人のヨットを造るのは
歴史の皮肉というか・・・

507:名無し三等兵
09/08/07 11:03:29
焼き玉エンジンは、始動性に難があるけど、そんなに悪いもんでもないらしいよ。
粗悪な材料で変な燃料で走らせるから遅いけど、長く使われたのは
ちゃんと製造した戦後のエンジンなら漁民に使い勝手もよかったからとか。

と、ポンポン船の音を聞いて育ったオッサンが言ってみる。

508:名無し三等兵
09/08/07 12:13:41
むしろ二昔前まで舶用小型ディーゼルはあてにならなかった印象が。

509:名無し三等兵
09/08/07 12:24:12
>>501
大正時代の日本でも、クリスマスになるとパーティしたり
プレゼントを買って上げたり、一方でキリスト系の学校や団体が
イベントしたり慈善行為をやったり。
今とあんまりかわらんかんじ。
大都会だけだろうけど。

510:名無し三等兵
09/08/07 12:42:35
昔の人は新年迎える準備で忙しいだからクリスマスなんてやってる暇無いよってイメージ

511:名無し三等兵
09/08/07 13:12:13
>>507
ふとアメリカの小型漁船はどうだったのだろうと思って
ネットで調べたら、戦前からフォードトラック用のエンジンを流用した
ガソリン船内機が普及してたのね。爆発事故も多かったらしいが。

512:名無し三等兵
09/08/08 00:59:31
今でもポンポン船走らせてるところがあるよ。
URLリンク(www.ichinomiya.org)

家から電車で30分位の所だけど行ったこと無いや。

513:名無し三等兵
09/08/08 05:53:28
>>507
昭和40年代まで漁船用に製造は続いたそうだね>焼玉エンジン。
ソースRMライブラリー「石油発動機関車 福岡駒吉とわが国初の内燃機関車」
構造とか運用とかこの本でかなり詳細まで知ったけど、確かに構造は単純の極みだな。

514:名無し三等兵
09/08/08 12:19:06
>>513
その本を読んでないのでよくわからんが
石油発動機と焼玉発動機は別物では?

515:名無し三等兵
09/08/08 12:48:13
>>514
メーカーはこのミニ機関車を「石油発動機関車」と称していたので、著者もそれに従ってるが、
焼き玉エンジン車だ。
著者もその辺りの傍証はきちんと行って記述している。

古い文献だと、低圧縮比火花点火の石油発動機と、圧縮蓄熱点火の焼き玉発動機を混同している物が多いが、
>>513の本ではきちんと区別してある。

516:名無し三等兵
09/08/08 15:45:25
なるほど、サンクス。漏れも読んでみるお。

517:名無し三等兵
09/08/09 06:09:17
>>516
鉄道用機関車の話がメインだけど、横須賀海兵団が漁船の戦時徴用に備え準備した
運用手引書を引用していたり、焼玉機関の専門家に聞き取りしているんでかなり面白い。
何より1000円ポッキリという破格のお値段で図面も豊富、今なら入手も容易なのは有難い。

つかこんなに濃い本をそこいらの本屋で1000円で買える鉄ヲタが羨ましい。
軍事や海事の世界で焼玉機関の本出しても数倍のお値段で最悪自費出版になりそう。

518:名無し三等兵
09/08/09 22:37:54
焼き玉エンジンをLPGボンベ繋いで動くようにすれば(ry



とうたたねして夢見てしまったw

519:名無し三等兵
09/08/10 15:45:13 VkObNhFq
関釜連絡船の金剛丸・興安丸に付いて話しあおうか?

520:名無し三等兵
09/08/10 21:06:19
石炭焚きタービン船という、戦前の鉄道省らしいスペックですな。

青函連絡船の鳳翔丸・洞爺丸型・2代目津軽丸型や、
稚泊連絡船の宗谷丸型と並んで、国鉄連絡船の歴史における大型連絡船の代表格でしょう。
しかも関釜は車両渡船や砕氷船でないだけにスタイルがいい。

それだけに、戦後まで生き残りながら、
金剛丸は座礁して解体、
興安丸は石炭焚きの不経済さが祟って横井英樹(……船主としては最悪の部類でしょうな)に身売りされて
長年のドサ周り仕事の末にあえなく解体、という末路、
氷川丸のようにNYKの気概で生き延びられたキャリアと違って、もの悲しいものがあります。

521:名無し三等兵
09/08/11 09:49:50 ADH9Iq+y
大阪商船の高砂丸も戦争を生き抜いたけど石炭炊きが災いして戦後10年で解体された。

522:名無し三等兵
09/08/13 10:58:24
そう考えると国鉄の石炭焚きに対する情熱って凄いよな

昭和45年まで戦標船の改良型みたいな石炭焚き船運用してたんだぜ。
たぶん戦標船使い倒した企業なんて国鉄くらいなモノ

523:名無し三等兵
09/08/13 11:21:05
>>522
昭和45年まで石炭焚きの船が動いていたなんて知らなかった。

想像だけど、国鉄はSLをまだ動かしていたからじゃないかな。
JRが今も自前で発電所を持っているように、石炭の入手と
供給のシステムを自己完結で持っていたんじゃないかと。

古いOSで古いネットワークを動かし続けているようなもんで、
国鉄ほど大きいと切り替えは難しいのだろう。

524:名無し三等兵
09/08/13 18:39:17
1982年(昭和57年)に石炭焚き蒸気タービン船が建造されてはいるけどね。
URLリンク(www7.tok2.com)


525:名無し三等兵
09/08/13 18:56:17
>>524
32年振りに建造された石炭焚き船って説明があるw
オイルショックは過ぎた後なのに、スゴイね。

526:名無し三等兵
09/08/13 20:20:46
>>523
国鉄が洞爺丸台風の代替船として青函にディーゼル船を入れたのは昭和31年以降、
青函間3時間50分に高速化された近代化新世代ディーゼル船の二代目津軽丸型デビューは昭和39年ですからね。

そのうえ国鉄が蒸気機関車を全廃したのは昭和51年、
奥羽線では47年まで、そして北海道の主要幹線では49年頃までD51・C57クラスの幹線・亜幹線用蒸気機関車が現役でした。
国策のせいで44年以降、道内炭鉱の閉山が続出していたとはいえ、
夕張などまだ盛んに掘られていたヤマは残ってましたし。

船もカマ数を揃えてあれば、戦標船やその改良型である洞爺丸型でも4時間30分の鳳翔丸級レベルでの運航はできるので、
石炭焚きといえど早晩全廃とは行かなかったんでしょうね。
青函は貨車を載せられる車両渡船が標準ですが、
旅客も載せる船が旧型化すると改造で貨車搭載スペースを広げる車両専用船格下げもやってました。

それにしても、あの美しい洞爺丸型が
お粗末なW型戦時標準船の設計をベースにボイラー増設や二重底など平時化改良しただけ、というのは合理的な速成策とはいえ、
初めて知った時はずいぶん意外でした。

527:名無し三等兵
09/08/14 06:57:08
>>525
River Boyne級近影と解説。仏語。
URLリンク(www.afcan.org)

ちょっと見普通のバルカーなんだけどね。

528:名無し三等兵
09/08/14 07:04:22
>>523>>526
国鉄は福岡県志免に自前の炭鉱(旧海軍炭鉱)持ってたけど、基本的に売炭。
最後まで石炭炊き船を使い続けたのは鉄道会社なので石炭焚きボイラを使い慣れてた
というのもあるけど、最大の要因は機関科要員の定数の問題だと思う。
重油炊きやディーゼルにすると合理化は避けて通れないけど、国鉄はそれが難しかった。

529:名無し三等兵
09/08/17 22:53:26
あの、今の商船って貨物輸送用にしてもなんかバルカーだのコンテナだのと色々ありますけど、
この当時の貨物船もこんなに多種多様だったんですか?

530:名無し三等兵
09/08/17 22:54:27
>>524
ボインだ!

531:名無し三等兵
09/08/18 10:09:42 f8TP0yqP
>>523
昭和40年代までは石炭の方が手に入りやすかった=国内で掘られていたから。
国内の炭鉱が右肩上がりに追い詰められたのも昭和45年以降。

532:名無し三等兵
09/08/21 11:18:24
>>528
航空機関士をリストラできなくてクラシックジャンボを使い続けた
JALみたいな話だけど、よくわかるw

民間でも諸事情で採算は採れてなくても切れない部門や支出項目はあるから。

533:名無し三等兵
09/08/25 00:34:47
>>529
当時って大戦中のこと?大戦中は専用船って原油タンカー程度で後は一般貨物船しかない。
少数鉱石専用船とかセメント専用船とか木材専用船とかあったけど。
現在のような用途ごとの専用船が数多く出てきたのは1960年代頃からかな。

534:名無し三等兵
09/08/25 03:36:53
>>529
太平洋戦争中の日本の第一次戦時標準船だと、一応次の区分がある。
A~C、E~F:一般貨物船。大きさの違い。
D:長尺貨物船。船尾機関型で鉄道レールなんか積める。徴用時には大発搭載に便利。
K:鉱石船。見た目は三島型の貨物船と大差なし。
TL、TM、TS:タンカー。大きさの違い。

戦前の貨物船の微妙な違いでは、
木材用だと、デリック用のウィンチがマスト基部の高台の上に置かれてて、
甲板に木材を山積みしても、デリックの操作が容易にできる。

カリブ海辺りでは、通称バナナボートってのが居て、
傷みやすいバナナを新鮮なうちに輸送するための、冷蔵庫積んだ快速船。

535:名無し三等兵
09/08/26 21:30:22
快速船から無理矢理横に延ばしますが、
フラッシュデッカーで払い下げられて商船になったのが居ますが
何やってたんでしょう?
物が積めるようにも、燃費が良いとも思えないし、
それこそ最高速度位しか取り柄がない様な気がすんですが。

536:名無し三等兵
09/08/26 21:41:16
それこそバナナボートやってたのがいるな。後は知らない。

537:名無し三等兵
09/08/26 22:34:42
バナナ運搬船てなんだっけかなぁ

538:名無し三等兵
09/08/28 17:23:47 tjUQLTOg
>>529
平時標準船=第一次戦時標準船をググル。

539:名無し三等兵
09/08/29 22:33:22
>>536
遅くなりましたがありがとうございます。
>>534を読むと見事に条件に合致しますが、
それで他の使い道は?と言われると難しいですよね。

540:名無し三等兵
09/09/01 11:09:14
>>535
>フラッシュデッカーで払い下げられて商船~バナナボート
世界の艦船、特集「高速船物語」に顛末あり

戦前大阪商船の台湾航路で「バナナボート」と称されたのがあったよ。
彰化丸級とか。
URLリンク(www.warbirds.jp)
URLリンク(homepage2.nifty.com)

話題からズレるけど航路特化船で耐氷/砕氷船はどうだろう?
宗谷あたりが有名だけど。

541:名無し三等兵
09/09/04 17:07:47 eq6/Xo0S
戦時標準船の詳しい詳細や船名は本で探すのは苦労するだろうな。

542:名無し三等兵
09/09/04 19:29:43
大日本絵画じゃだめかい

543:名無し三等兵
09/09/04 20:47:12 falJGKt3
戦時標準船ってかっこいいよね。なんか昔の船とは到底思えないデザイン。
造船大国ニッポンの礎は戦時標準船が築いたんじゃないかと思う。

544:名無し三等兵
09/09/04 21:00:53
平面形は死ぬほどダサいと思う。

545:名無し三等兵
09/09/05 19:10:37
>>544
おまえにデザインセンスがないだけ

546:名無し三等兵
09/09/05 19:24:55
ブロック工法とかは戦標船によって導入された技術だけど、過大評価するのはどうかと。

547:名無し三等兵
09/09/05 21:43:03
プロジェクトXだっけ?戦時の経験が戦後の効率的な溶接技術考案の元となったとか

548:名無し三等兵
09/09/06 00:20:10
リバティ船もブロック工法でしょ
造船は人海戦術なんで賃金安くて技術がそこそこあれば発展するのは必定
戦後日本なんて条件バッチリね

近年は韓国、さらに中国へとシフトしてもうだめぽ

549:名無し三等兵
09/09/06 05:59:13
一時期韓国は追い上げてきかけたけれども結局ウォン高になって青息吐息。
中国も結局為替レートの問題が出てくるんじゃない?

もっとも日本の場合、輸出産業は自動車で為替レートを円高に誘導されて
他の輸出産業は打撃を受けた挙句、自動車産業が蓄えた利益がプールされた
ままで日本国内に循環しないという経済構造を抱えているけどね。

550:名無し三等兵
09/09/06 21:30:55
そうなんだよな。自動車メーカーばかり得をする構造になっている。
経団連を牛耳ってるからなの?
奥田のせい?

551:名無し三等兵
09/09/06 21:36:46
全体的に電機の方が何か政治的な動きは多いみたいだけどね。
その風にトヨタも乗っかってると言うか。
電機はトヨタの輸出構造で苦しめられてるけれど、それで輸出企業
奨励みたいに一見自分がトクするように見える政策を政府にロビイング
して、それでそういう輸出企業優遇策を取ったらトヨタがますます
強くなってますます円高構造になって自分の首を絞めている、でも
本人達はその構造に気がついてなくて泥沼、みたいな感じには
なってるみたい。

552:名無し三等兵
09/09/07 00:44:20
電機はなぁ・・・。なんか落ち目だとおもったがそんな事情があったのですね。
結局トヨタばっかり得して景気が悪くなる罠か・・・。
鳩山が落ちて、551が首相になればよかったのに・・・(ぼそ


553:名無し三等兵
09/09/07 04:00:10
電機が政治的というのは組合サイドの話だろ。
連合系の単産の中でも組織力や動員力で電機連合が最強だし。
企業そのものの政治的発言力はどこも大したことはない。

どっか好調な業種があればそれにくっ付いて食っていけるし、核の重電は需給バランスが
非常に長期的に動く業種なんで部外者が思ってるほど中は苦しくないのが本音。
不況やら円高がそれなりに効いているけどコスト削減や合理化で対応可能なレベル。
むしろ突発的な自然災害とか不祥事の方が怖い。


554:名無し三等兵
09/09/08 23:09:35
>>543 前間孝則「世界制覇」読んどきなさい。

555:名無し三等兵
09/09/10 21:17:17
戦艦大和誕生、とか言う本でもOKな気がする。

556:名無し三等兵
09/09/13 13:02:21
>>555
セットで読めばIHIのちょっとした技術史になるな。
大和のほうは西島大佐で世界制覇のほうは真藤恒がメインになるけどな。

557:名無し三等兵
09/09/20 11:51:45 5zTIlHoM
スレ違い?
戦時標準船TM型の図面ってない、ですよね・・・?

558:名無し三等兵
09/09/30 17:48:50 qk56SuWZ
戦時標準船の図面、何処かの本に載ってなかったか?

559:名無し三等兵
09/09/30 17:52:20
図面と言うか、側面図とかなら『商船戦記』とか『輸送船入門』とかのことかな?

560:名無し三等兵
09/10/01 18:00:15 K70mGr5V
空母スレで三池丸型を空母する案が出てたぞ。
あるぜんちな丸型より短い三池丸型が空母になるか?

561:名無し三等兵
09/10/01 18:39:00
>>557
昭和造船史1巻に2TM型の船内配置図のってたよ

562:名無し三等兵
09/10/01 21:43:27
>>560
なるかもしれないが、もっとも実用的な使い方は航空機輸送艦になるだろうね。
艦隊決戦は不可。九六式艦爆などに余剰があれば対戦哨戒に使えるかも、というぐらいではないか

563:名無し三等兵
09/10/02 02:25:08
>>560
陸海軍の相克の一つの現れとしている人も居る。

空母改装検討の際に、三池丸型を空母適正有り、としているが、
実は三池丸型は全て陸軍の優秀船として取られている、と言う背景
があったり。

564:名無し三等兵
09/10/03 00:04:12
カタパルトがなくてまったくと言っていいほど役に立たなかった
日本の商船改造空母群だが
旧式低速雷爆撃機でいいから運用すればよかったのに
ソードフィッシュの例もあるんだし

というわけにもいかんのかな

565:名無し三等兵
09/10/03 00:06:22
97艦攻乗せて、船団護衛していたよ。
昼間はいいけど、夜に潜水艦の攻撃食らってダメ。


566:名無し三等兵
09/10/03 00:18:41
いや当然それは知ってる
60kg航空爆雷数発積んだ軽装での護衛任務でしょ
そうではなく魚雷や25番積ませてまともな対艦打撃力として
運用できないもんかなと

ソロモンで消耗して正規空母に載せるパイロットすら足りない現実は
とりあえず置いといて

567:名無し三等兵
09/10/03 00:23:34
搭乗員不足が無いなら、米軍の護衛空母みたいに後方に待機して即時損失補充用にする。


568:名無し三等兵
09/10/03 16:11:26
ウンザリだ

569:名無し三等兵
09/10/04 11:51:05
>>566
確かそれやると機体は重くなるから飛行甲板が短すぎて発艦出来ない、
だったんじゃなかったっけ?

570:名無し三等兵
09/10/05 06:13:31
>569
いくら低速小型でもそんなに使えないわけないぞ。
大鷹型の場合、雷装の天山なら3機が同時発艦出来たとの事。
発艦促進ロケットもあるしね。

それより問題なのは着艦の方だと思うな。


571:名無し三等兵
09/10/05 12:17:02
決戦兵力に使おうという発想にウンザリ
対潜哨戒用途で十分。複葉機で十分。

572:名無し三等兵
09/10/05 17:01:58
わざわざ二度もウンザリしなくて結構です

573:名無し三等兵
09/10/06 18:01:15 9iz441B0
日米では潜水艦の運用違いがあるから、
米みたいに集団行動しないのが米空母側を脅威に陥れなかった。
日も米みたいに集団行動で夜間攻撃とかしてたら・・・・



574:名無し三等兵
09/10/07 06:30:36
潜水艦に関しては細かい運用以前に戦略思想が全然違ってた。
通商破壊は二の次で艦隊決戦に凝り固まってた時点でもうダメ。
そのせいでやたらと凝った航空機搭載の大型高速艦を無駄に作ることになったし。

今となっては呂型に毛の生えた1000トンクラスの中速艦を多数揃えていればと思う。
南洋方面での長期運用にギリギリ耐えられるレベルの艦で良かったのにね。

575:名無し三等兵
09/10/07 13:28:08
>今となっては呂型に毛の生えた1000トンクラスの中速艦を多数揃えていればと思う。
>南洋方面での長期運用にギリギリ耐えられるレベルの艦で良かったのにね。

つまり中型やん。評判もよく実際大量建造を試みようとしてたが・・・

576:名無し三等兵
09/10/07 16:27:02
>>564-575
スレ違いだから他でやってくれ。
だいたい船団護衛や対潜哨戒なら門司を起点に上海~高雄~海南~サイゴン~シンガポール。
または高雄~マニラ~ダバオ~ジャワの飛行場から基地航空隊か水上機で間に合うから空母いらんし。
太平洋も横須賀~小笠原~サイパン~パラオ~トラック~ラバウルで必要なし。
速力20ktの低速艦を艦隊戦にとかバカげてるし、ソードフィッシュを日米航空戦で使えるか想像してみれ。
潜水艦については、まずアメリカは海上貿易にさほど依存してないのと、戦果より確実に補充が上回る。
日本が1年かけて潜水艦建造しても、向こうは1週間でリバティ船と護衛艦を建造して補充してくる。


577:名無し三等兵
09/10/08 04:48:01
>>576
アメリカは海上貿易への依存度が低くても、欧州とオーストラリア、ニュージーランド、インドを切り離すのは
思いっきり重要だと思う。
豪州とイギリスの交通路を切断できなかったのが敗因の一つだろうな。

578:名無し三等兵
09/10/08 10:14:04
>>577
そうすると、日本の潜水艦保有量でどうやって継続的通商破壊戦を
実施するんだね。

出撃根拠地は?
潜水艦への物資補給は?
重整備をする根拠地は?

579:名無し三等兵
09/10/08 14:37:36
>>576
海上護衛参謀の回想読むと、護衛空母が編入されてのを喜んでいたけどね。
あれば、色々使い道はあったでしょうに。邪険にすることもない。
まあ、護衛空母編入後、一時期被害が減ったのはアメの潜水艦ローテの関係だったみたいだが。

580:名無し三等兵
09/10/08 18:55:17
>>576-579
スレ違いだから他でやってくれ、


って言っておいて自分で続けるな。専用スレに移動しろ。
スレリンク(army板)
スレリンク(army板)
スレリンク(army板)

581:名無し三等兵
09/10/08 21:40:13
戦標船の価格ってどこかで調べられないかね。

582:名無し三等兵
09/10/08 22:19:06
自己解決した。

583:名無し三等兵
09/10/09 18:29:20
開戦時の時点で、日本船舶のうち船齢20年以上の老朽船はどれ位あったのだろうか?
船質改善助成施設によって、老朽船のうちどの程度を廃棄し、新造に代える事ができたのだろうか?
機帆船から豪華客船まで色々あるが、世界を股にかける米英船舶と比較して、日本の保有船舶は沿岸用小型低速が多く、外洋大型高速船の比率は少ないのだろうか?

584:名無し三等兵
09/10/09 18:46:03
戦時中の日本本土の港湾荷揚能力はサンフランシスコ1港にも劣ると聞いたが本当だろうか?
本土も内南洋も中国沿岸も港湾能力が貧弱で、沖待ちや滞船が多く輸送効率が悪かったらしいが。
港に着いてから積み荷を揚げ降ろしして、一ヶ月位チマチマと作業が必要だとか。
荷揚作業と船の整備で、航海に従事できるのは1年の半分でしかないとかひどすぎないか?
内南洋は軍縮条約の制限で、基地化できなかった影響もあるのだろうけど。
しかしシンガポールやマニラやジャワの港は、欧米が投資して逆に日本本土より港湾能力が優秀だったりしたのだろうか?

585:名無し三等兵
09/10/09 21:14:18
はいはい自分で調べようね

586:名無し三等兵
09/10/10 11:04:25
船舶改善助成施設

587:名無し三等兵
09/10/10 21:28:07
戦時中と言うか戦前からコンテナリゼーションの時代までは
はしけ荷役が多かったからな。
だから港湾荷役の労働者も「沖仲仕」なんて呼ばれていた。

588:名無し三等兵
09/10/14 18:14:18 msIMeQlZ
>>583
なつかしい日本の汽船サイトでも見たら?

589:名無し三等兵
09/10/14 22:39:26
>>576 最近よくそういう意見を見かけるけど、

・常時主要航路をオンステージするなら、それが可能な戦力が抽出できるほど
 各基地航空隊に余裕はあるの?
・船団上空近辺だけはりつけるなら、各船団の航路やスケジュールを確実に
 各基地航空隊に伝達して船団まで誘導できるだけのシステムを当時の
 日本に構築できるの?(組織論とか通信体制とか)

というのが疑問なんだ。それについての答えって出てるんだろうか?

590:名無し三等兵
09/10/15 01:55:05
>>589
何故スレ違いの話題を敢えてここで引っ張るのかわからない。
専門スレでやるか、取り合えず実際にその任務についていた901空、903空、951空、256空等を調べてみたらどうだ?

591:名無し三等兵
09/10/15 20:43:07 xYjvQsup
戦標船とは、まるで標的のことかと連想してしまう。

592:名無し三等兵
09/10/16 00:08:11
ageて言うほどの事か

593:名無し三等兵
09/10/24 21:52:22
何でこんなに過疎ってるんだろうか。
もうネタ切れか?

594:名無し三等兵
09/10/24 22:03:23
んじゃ、疑問に思ってたことがあったのでネタフリ
えげれすってWW1、WW2で、戦標船みたいなのとか規格とかなかったん?

595:名無し三等兵
09/10/28 18:03:32 7BJGLx6N
>>594
第二次大戦
エンパイア型輸送船290隻、フォート型輸送船60隻。
エンパイア型は7280トンで、フォート型は7140トン。
違いはエンパイア型はイギリスで建造、フォート型はカナダで建造だが、
船体デザインは、ほぼ同じで多少の装備違いは有る。
フォート・シップ WW2
URLリンク(fortships.tripod.com)


イギリスはアメリカからリバティー、ヴィクトリー、T2油槽船の援助も受けている。

596:名無し三等兵
09/10/29 13:12:54
WW1の時はえげれす自慢の大商船隊オンリーな気がする。
そもそもWW1で戦標船って概念があるかも微妙だし。

597:名無し三等兵
09/10/29 15:36:10 7xSV4j9/
>>596
大正時代に輸入された辰羽丸が元英国戦時標準船。
戦時標準船と言っても、たんにグラスゴー造船所がWW1前に企画統一製造したストックボートを、
そのまま戦時に簡素化して製造してただけ。

598:名無し三等兵
09/10/29 21:41:34
運営の機雷封鎖(アクセス規制)でいまの2chは1945/8/14の日本近海だ。これ見てくれ。なんで過疎?の疑問相手にコピペ推奨。
288 ?[?・?・`] 125-13-122-164.rev.home.ne.jp [sage] Date:2009/10/29(木) 19:21:12 ?ID:NreM9nwh Be:
? ? ★現在の規制状況

? ? 東京OCN(ACCA経由のADSL) 
? ? OCN(北海道、青森、秋田、山形、宮城、福島、栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、金沢、静岡、愛知、京都、奈良、大阪、兵庫、広島、香川、高知、福岡、鹿児島)
? ? ぷららインターネット、So-net、au.NET、BBエキサイト、BBIQ、 ミクスネットワーク、シティーケーブル周南、長崎ケーブルメディア、CTY、ASAHIネット、イー・アクセス、eonet、FCTV、ファインチューン
? ? BIGLOBE(北海道、岩手、山形、福島、宮城、群馬、埼玉、東京、神奈川、静岡、愛知、新潟、滋賀、大阪、京都、姫路、佐賀)
? ? アルファインターネット(FTTH)、hi-ho(FTTH)、UCOM(FTTH)、@George、JCN日野、JCNマイテレビ、
? ? 雲州わがとこテレビ、Iam-net、NTTPC(岩手、茨城、東京、岡山)、IIJ4U、@nifty、
? ? JANIS、DTI(神奈川、東京、京都)、KCN、JCNコアラ葛飾、EGA EGG、mopera、Aitai net(一部)、
? ? ODN、DION、SANNET softbank059,114,126,218~221、STARCAT、T COM 、T-CAT 東京ケーブルネットワーク、豊橋ケーブルネットワーク、丹南ケーブル
? ? ビック東海、VECTANT、WAKWAK、ZAQケーブルテレビ、Z-WAVE ?イー・モバイル、GyaO、静岡インターネット、ラッキータウンテレビ
? ? TikiTiki、ベイ・コミュニケーションズ 、コスモスネットコミュニケーションズ モバイルネット、itscom、WILLCOM、@NetHome、J:COMかながわセントラル  横浜ケーブルビジョン、J:COM、コミュファ光、東京大学

? ? こんだけ規制されればスレの進行も遅くなって書き込めなくてもそんなに気にならないな。
? ? 研究室の糞重いPCで書き込むか・・・。

599:名無し三等兵
09/10/29 21:43:11
>598ミス
運営の機雷封鎖(アクセス規制)でいまの2chは1945/8/14の日本近海だ。これ見てくれ。なんで過疎?の疑問相手にコピペ推奨。
288 [´・ω・`] 125-13-122-164.rev.home.ne.jp [sage] Date:2009/10/29(木) 19:21:12 ID:NreM9nwh Be:
★現在の規制状況

東京OCN(ACCA経由のADSL) 
OCN(北海道、青森、秋田、山形、宮城、福島、栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、金沢、静岡、愛知、京都、奈良、大阪、兵庫、広島、香川、高知、福岡、鹿児島)
ぷららインターネット、So-net、au.NET、BBエキサイト、BBIQ、 ミクスネットワーク、シティーケーブル周南、長崎ケーブルメディア、CTY、ASAHIネット、イー・アクセス、eonet、FCTV、ファインチューン
BIGLOBE(北海道、岩手、山形、福島、宮城、群馬、埼玉、東京、神奈川、静岡、愛知、新潟、滋賀、大阪、京都、姫路、佐賀)
アルファインターネット(FTTH)、hi-ho(FTTH)、UCOM(FTTH)、@George、JCN日野、JCNマイテレビ、
雲州わがとこテレビ、Iam-net、NTTPC(岩手、茨城、東京、岡山)、IIJ4U、@nifty、
JANIS、DTI(神奈川、東京、京都)、KCN、JCNコアラ葛飾、EGA EGG、mopera、Aitai net(一部)、
ODN、DION、SANNET softbank059,114,126,218~221、STARCAT、T COM 、T-CAT 東京ケーブルネットワーク、豊橋ケーブルネットワーク、丹南ケーブル
ビック東海、VECTANT、WAKWAK、ZAQケーブルテレビ、Z-WAVE イー・モバイル、GyaO、静岡インターネット、ラッキータウンテレビ
TikiTiki、ベイ・コミュニケーションズ 、コスモスネットコミュニケーションズ モバイルネット、itscom、WILLCOM、@NetHome、J:COMかながわセントラル  横浜ケーブルビジョン、J:COM、コミュファ光、東京大学

こんだけ規制されればスレの進行も遅くなって書き込めなくてもそんなに気にならないな。
研究室の糞重いPCで書き込むか・・・。

600:名無し三等兵
09/10/30 16:46:35
>>594
WW1時のイギリスB型標準船ってのを山下汽船が何隻が購入してるね。

601:名無し三等兵
09/11/02 15:18:48 /nHSfDcK
>>594
もっと言っちゃうと有名な對馬丸は英国ラッセル造船所の貨物船DEN OF CROMBIEの従兄弟に当る。
DEN OF CROMBIEの兄弟が三菱・川崎造船所で建造されたT型貨物船となる。

602:名無し三等兵
09/11/20 15:23:01
保守

603:名無し三等兵
09/11/25 16:23:13 Z+t6hUeF
第一次大戦の米国戦時標準船

第一次世界大戦中に米国及びカナダで建造された標準型貨物船LAKE型(2千t)が、
大正末期から昭和初期にかけて多数輸入された。
福洋汽船・墨田丸、佐藤國商店・昭和丸、松川菱商会・常昭丸、萬成汽船・興進丸、
岡崎汽船・日祥丸、宗像商事・宗安丸、小熊商店・北鮮丸、日成海運・日永丸

604:名無し三等兵
09/12/24 14:04:05 C0C7hNSk
ネタ投下は無いのか?

605:名無し三等兵
09/12/25 02:11:38
合間のネタ

戦時中に徴兵されながら、病院船だった氷川丸で南方から送還されて生き延びた祖父が、先日90過ぎで逝った。
(その後二度目の招集を喰らったが、兵営前で待ちぼうけていた指定日の8月15日昼下がり、
通行人から終戦の詔勅があったと知らされた男だ。運がいいにも程がある)

先ごろ横浜でカメラに収めてきた氷川丸の写真を、棺に入れてやった。
いまだに浮いているあの船なら、三途の川ごときたやすく渡るものと信じる。

思えば、あの船がなければ今の俺もいなかったのかも知れない。
軍が氷川丸を病院船に選んだ偶然、
良い船を作らせた日本郵船と、建造した横浜船渠と、エンジン屋のB&W社に感謝。

606:名無し三等兵
09/12/25 15:19:17
日本の戦時標準船て最初はレシプロ・ディーゼル・タービンとあったけど、三次標準船ではほぼタービンで統一されてるな(E型除く)。
甲25型や甲50型てギアードタービン?
何かレシプロと比べて贅沢なイメージあるんだけど。
商船なんだからむしろ燃費重視で、ディーゼルメインになりそうなもんだけど。
戦時標準船の機関て民間製造?それとも海軍工廠からの支給?

607:名無し三等兵
09/12/25 16:03:00
>>606
船団の行動速度を上げる為に加速に優れるタービンを敢えて採用
したんだが。

本来ならディーゼルの方が良いに決まってるが。

608:名無し三等兵
09/12/25 18:08:57 iBKiLmmk
>>605
爺さんが氷川丸乗船で沈没してたなら、君は生まれて無かったよね。
爺さん、氷川丸、日本郵船、そして病院船指定した軍に多大な感謝しよう。
軍が病院船指定して無かったら、姉妹船の平安丸や日枝丸と同じ運命だったかも知れないし。

609:名無し三等兵
09/12/26 08:26:07
>>607
戦前のディーゼルの生産能力が…なことを考慮しないと。
ついでに言えばタービンもディーゼルよりはマシ程度だし。
アメリカみたいに減速歯車の生産が追い付かないほど機関を量産できません。

結局最後はレシプロと焼玉に落ち着く貧乏国の悲しさ。

610:名無し三等兵
09/12/26 10:35:52
>>609
606のポイントは「三次戦標船」の話であると思うんだが。
本来は巡航速度=経済速度の船舶なのに、高速化しているのは
どして?
と言う話じゃないの?

611:名無し三等兵
09/12/26 14:02:35
三次と四次を間違えてないか?

612:名無し三等兵
09/12/30 14:34:58
>>606
機関の生産能力から見ると戦標船の機関は、二等駆逐艦や海防艦、中型潜水艦とかぶりまくっている
それでいて船体に余裕の少ない海防艦や潜水艦はディーゼルにしないと航続距離を稼げないので、優先的にまわされた節がある
輸送船の場合、貨物倉の一部を改造すれば予備の燃料タンクや清水タンクにできなくはないので条件はちょっとは緩和されるので後回しになりがちって事

機関に関しては製造は海軍工廠、軍指定民間工場、民間工場なんだけれども、甲造船の場合は船の生産は産業整備営団とかで一気に仕上げて、各船会社に運航割り当てな部分があるので、もう軍と民との綱引き次第
なので海軍の軍戦備の線表と民間船の建造船表を足して2で割って、そのギャップを透かしてみる必要がある(をひ
結論から言えば、運航会社からすれば船体ぶっこみで支給品とみてよいし、建造担当の造船所も機関から鋼板まで客先支給に限りなく近い(清算の処理は発生するけど)
ただし、全体で整備する営団や船舶運営会レベルでいえば確保できた分だけ実建造に移れるし、ダメな場合は設計変更で機関を変更するって形になる。

ここが顕著に表れるのは、E型船の建造や外地の造船所で、建造船台や艤装工場は同じンなのに機関系が整理されていないとか、設計変更があるとか



613:612
09/12/30 14:40:01
>>612の続き
えーと、結論だけ言えば造船所が材料を個別に買うのではなくて、主要な部品は客先が準備し、支給する形になるってのが基本
<客(営団)が軍から融通してもらったか、民需用を確保できたかは客の問題

ただし、支給=無償とは限らず、会計処理の関係で費用が発生する場合はあるし、修繕扱いやストック品、既存品を使える場合には別会計になる
外地で建造する場合は輸出入手続きになるので、おそらく全て民需品として客先支給で費用発生になると思われ

614:名無し三等兵
10/01/04 22:43:35 kCBvre3p
砲艦操江→操江丸
1869年竣工、清国北洋水師所属
1894年豊島沖海戦にて日本海軍が捕獲
1903年内務省移管、兵庫県港務部検疫船操江号に
1924年厳本善造所有、操江丸に
1965年船籍抹消 船齢96年

砲艦赤城→商船赤城丸
1890年竣工
日清戦争黄海海戦で大破
1912年川崎汽船に売却、商船化改造
1945年台風沈没、浮揚後1946年触雷沈没
船舶不足のおりからまた復旧
1953年老朽解体 船齢63年

そりゃ新造に近いような大改造を受けてるんだろうが
昔の船ってなんでこう、たまに常軌を逸したような古船がいたりするんだ

615:名無し三等兵
10/01/05 23:55:14
96年は流石にアレだが、フィリピン海軍駆逐艦ラジャ・フマボンは1943年に竣工していまでも現役だと思ったが。

616:名無し三等兵
10/01/06 00:01:44
1914年竣工のドゥロスもついに2009年末で終航らしい…
2010年まで残れば船齢96年だったんだが…

URLリンク(en.wikipedia.org)


617:名無し三等兵
10/01/06 00:13:45
フィリピン海軍と並んで、メキシコ海軍もちょっと前までは旧式艦が現役だったんだよなあ。
1930年代にスペインから買った大型砲艦とかが何隻もいたんだが。
21世紀に入ってすぐに、みんな除籍されてしまった。

618:名無し三等兵
10/01/06 00:20:35
艦艇ならば1915年竣工のロシアの救難艦コムーナが艦齢90年以上だったが、
まだ残ってるのかな…?

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)


619:名無し三等兵
10/01/06 00:40:39
>>265に出てくる「笠戸丸」も、そこそこ長寿な船だよな。
1900年進水のイギリス=南米航路船「ポトシ」で、
ロシアに売られて、日露戦争ではロシアの病院船「カザン」として活動。
旅順で沈んだのを、日本海軍が復旧して「笠戸丸」と改名。
払い下げになって、再び南米航路へ。その後に北洋漁業へ。
最後は、1945年のソ連対日参戦で、カムチャッカ方面で撃沈される。
長さでは飛びぬけた方ではないけど、けったいな船歴ではあると思う。

620:名無し三等兵
10/01/06 03:13:23
かの蟹工船のモデルの旧病院船博愛丸も1898年竣工で1945年撃沈
1929年の作品中ですら、いつ沈んでも惜しくないカタワのボロ船扱いだったというのに
よくもまあ太平洋戦争に御奉公したもんだ(乗せられる方はたまったもんじゃないだろうけど)

ありえないボロ船といえばご存知信濃丸だが、それでも1951年まで現役だったしな
浮かんで動けばそれでいい漁業工船時代を挟むにせよ、40年ちょいで錆び腐った船体が崩れ始めてるのに
60年だの90年だの現役づとめの船舶ってなにものだ

621:名無し三等兵
10/01/06 03:23:01
淡水だと凄まじく長生きの船多いぞ。特に南米。
保存艦状態のパラグアイ海軍の砲艦カブラル(1898年竣工)筆頭に50年選手ゴロゴロ。

ボリビア海軍のチチカカ湖の内水タンカーに1900年就役という壮絶なのがいて、2002年に
嵐で沈没するまで恐ろしいことに現役だった。
ジェーン年鑑で艦籍抹消が惜しまれてた。

日本でも軍艦じゃないけど、北海道の大沼の遊覧船に50年選手がいたはず。

622:名無し三等兵
10/01/07 17:17:23
>>620
まだ安全マージンの計算が進んでいない時代の設計だからじゃない?
余裕をかなりとって作っていると長持ちするでしょ。

当時は進水してみたら船体にヒビが入ったなんてことがあったくらい
事前に予測できない不具合が多発してる時代だから、無駄に丈夫に作ってたりする。

623:名無し三等兵
10/01/07 19:31:35
安全率と安全策の増加以外は今の方がかっちり決めてあるな

624:名無し三等兵
10/01/07 23:25:57
>>621
ヨーロッパ、確かスイスの湖に1901年と1902年に建造された外輪遊覧船がいる。たぶん今でも現役…

625:名無し三等兵
10/01/08 03:04:43
>>624
湖とかの遊覧船は接続する水系に造船所がある場合はともかく、建造して輸送してくるのが
一苦労なんで延々と使い続けるケースが多いな。
別に速力や耐航性は大して必要じゃないし燃費もそんなにシビアに要求されない。
船体周りや客室が老朽化したら下回りや機関関係流用して船体だけ更新するケースも多いな。

626:名無し三等兵
10/01/08 12:53:52
>>625
通勤通学の足として短い距離をシャトル輸送する小型のフェリーも長生き。
古くなってくると使えても整備費がかさんだり燃費が落ちるので
東南アジアに売却されて、さらに使われてるからね。

ただ、あんな耐候性の無い内海用の船体を設計で想定してない航路で
使うものだから沈没横転が続発してる。

627:名無し三等兵
10/01/09 02:29:31
フィリピンなんかで中古フェリー事故が多発するのはメンテや運航管理のええ加減さもあるけど、
上構を無理に積み増しした上通路にまでベッド置いたりして定員を稼いでいるのが大きいな。
旅客定員が日本にいた頃の3倍以上に増えてる上、定員オーバーでの運航が常態化してる。

世艦で何度かフィリピンに渡った中古フェリーの客室写真を見たけど、ロビーを強引に
上等客用レストランにするわ、遊歩甲板を遮蔽して三等客室にしてベッドを置くわやりたい放題だった。
根本的に旅客輸送をアテにしていない最近の日本のフェリーを「客船」にするのは凄いな。
特に原型では無きに等しい公室をレストランからラウンジまで一式無理矢理造っちゃうのは感心する。

628:名無し三等兵
10/01/09 09:13:30
救命ボートの数とか足りるんかいな?

629:名無し三等兵
10/01/09 16:46:21
電信丸(1873-1957)、夕顔丸(1887-1962)
いずれも200噸未満の鉄船。
生粋民間船として建造、それぞれ84年、75年も永らえた。


630:名無し三等兵
10/01/09 18:41:27
>>629
二乗三乗の法則とかあるから、大型船より小型船の方が
耐久性は有利は有利なんよ。

631:名無し三等兵
10/01/09 22:05:09
>>627
よくあるパターンとしては、
三角波等の激浪で大傾斜→搭載車両が荷崩れを起こして復元力を失い転覆。
激しいピッチングでペラ空転起こし機関故障で船位保持不能→大傾斜で搭載車両が荷崩れを起こして復元力を失い転覆。
強風に圧流され触礁または坐礁→船底損傷で浸水し復元力を失い転覆。
ってな感じだな。
日本でも沈没にまでは至らなかったが荒天に起因するフェリーの遭難はいくつか起きてるね。
こないだのありあけや、十数年前のやまと丸の海難とか。
特にやまと丸の海難はニュースや新聞ではさらっとしか流れなかったが、現場はかなり壮絶だったみたいだ。
URLリンク(nippon.zaidan.info)

632:名無し三等兵
10/01/09 22:55:47
青函のも荷崩れの話なかったけか

633:名無し三等兵
10/01/10 01:50:00
>>628
救命ボートはちゃんと国際法規で定められた定数積んでるというか、そうしないと保険かけられないし。
戦前の外洋航路客船のように救命ボートが鈴なりになっててなかなか壮観。
ただ救命胴衣なんかは客がパクっちゃうケースが多いんで問題になってる。
>>631
世艦でそれなりの分量割いて特報記事載ってたけど、ブリッジに激浪が打ち込んで
犠牲者が出た他、辺り血まみれの状態で何とか避航したそうで。

634:名無し三等兵
10/01/10 01:59:28
>>633
船橋使用不能で主機の機側操縦とか舵機室での応急操舵とか、まるで先の大戦でのダメコンみたいだな・・・

635:名無し三等兵
10/01/10 20:16:55
強い波でブリッジ破壊されないように昔の戦艦の司令塔のような構造にすればいいんだよ!

636:名無し三等兵
10/01/12 00:24:14
>>626
50年とは行かないが、尾道水道の第拾壱小浦丸1966年5月13日竣工。今でも現役。

>>620
> 60年だの90年だの現役づとめの船舶ってなにものだ
浮かぶ化石

637:名無し三等兵
10/01/12 00:59:00
>>620
今でも作業船レベルなら40ン年ものってのは結構見かけるよ
昔は1ハイ船主が多かったから、古くなっても新造船い切り替えるだけの資金繰りができなかったら騙し騙し使う事は多かったし
逆に運転資金に余裕のない会社、それこそその船に乗っていないのは住所だけってレベルの船会社だと、滞船=倒産だから下手に新船切り替えができなくて気づいたら、ってパターンがある

それに船って不動産扱いだから、登記的に面倒なところがあってある程度規模のある会社じゃないと譲渡や交換といった処理ができなかったのも大きいかな?

あとは、優秀船舶助成制度があった分だけ船腹量が制限されて、いくらかの落ち穂拾い的な仕事をこなす安い船が生き残れたって事情もあるね

638:名無し三等兵
10/01/12 23:28:17
瀬戸内海だと木造機帆船がまだ何隻も現役だね。船齢50年以上のもある。
小豆島で見かけたことがあるがレーダーやGPS、BSのアンテナがついててシュールだったな。

639:名無し三等兵
10/01/13 00:24:00 1PPUEjkX
船体はなんとかなるにしても、機関がよくもつよな。


640:名無し三等兵
10/01/13 00:52:34
重構造木船は材料木と船体のメンテ(特にフナクイムシ防除)がしっかりしていれば数十年は持つよ。
この辺ムツゴロウ氏のエッセイとか読んでいる人には体感的に理解できると思う。
実際北海なんかじゃ船齢数十年だけどピカピカの木造漁船が結構現役。

軍用木造船が数年しか持たないのはメンテなどが比較的粗放なのと、有事の大量建造を
前提とするので材料や工法をあまり吟味できないのが大きいと思われ。
米軍PTボートが耐久性を割り切って合板使用で大量建造に成功したのは有名だな。

ただ舶用のヒノキ一枚板とか最近じゃ日本国内ではほとんど作っていないだろうから、
今日この手のヘビーデューティーな木造船を再び作るのは難しいだろうね。

641:名無し三等兵
10/01/13 03:51:24
Wikipediaの機帆船の記事が意外にしっかりしてて驚いた。
最近の子は機帆船なんて知らないんじゃないかと思ってたが。

642:名無し三等兵
10/01/13 03:53:27
自己レス、別に書いてるのがおっさんの可能性もあるか。
写真とか技術的なところとか、もう少し突っ込むと良い記事になるから、誰か書き足してやってよ。

643:名無し三等兵
10/01/13 06:49:39
>>641
今の子じゃなくても「ポンポン船」ってイメージが強いね。

644:名無し三等兵
10/01/14 02:54:18
瀬戸内海で機帆船を保存して遊覧航海とかやったら面白いと思うんだが。
尾道水道あたりでやったらウケそうだと思う。

帆船や和舟の保存は熱心な自治体が結構あるけど、機帆船とか木造漁船、初期の
小型鋼船には冷淡なのが何とも寂しい。
機帆船なんかは保存するなら今後10年が最後のチャンスになるだろうから、少しは
この手の地味な船にスポットを当てて欲しい。

世艦あたりで今なお残る瀬戸内海の機帆船を取り上げないかな。

645:名無し三等兵
10/01/14 13:15:16 R0sd6Efn
>>632
青函連絡船だと昭和29年9月26日の台風5415号(台風15号)別称マリーによる、
洞爺丸を始め日高丸、十勝丸、北見丸、第十一青函丸が沈没した洞爺丸事故だな。

洞爺丸事故の沈没船「洞爺丸・日高丸・十勝丸」は傾斜によって車両甲板に積載されている貨車が横転して、
船の傾斜を一気に増して横転→沈没した。

646:名無し三等兵
10/01/14 19:14:36
>>639
エンジンはその気になれば換装できるだろう。低速で経済性重視の小型船ならそんなに巨大なエンジンは要らないし。


647:名無し三等兵
10/01/15 12:10:01
>>640
掃海艇とかどう?
木造で海外派遣までしちゃったよ。

>>645
だけど、車両甲板に水密扉がなくて、波の波長がちょうど水がでていかない(水が奥まで行って出口に戻ってくるときに、ちょうど出口があがるタイミング)のも原因かもよ。
空で沖合に退避してた船も沈んだんだしよ。


648:名無し三等兵
10/01/15 12:26:25
掃海艇が木造なのは機雷除去の任務の性質上だから、同じ木造でも
また考え方が違うんじゃないのかね。

649:名無し三等兵
10/01/15 14:31:14 6xwsY2Xf
>>647
当日は不幸なことに「波の高さ」と「波長の時間と長さ」と「船の長さ」が運悪く最悪の関係となった。

車両甲板に開いた後部の大きな車両積み込み口から、巨大な波が浸入して車両甲板には大量の海水が滞留し、
車両甲板と機関室、ボイラー室、石炭庫を結ぶ扉の隙間から大量の水が機関室やボイラー室に流れた。
この扉は海水が滞留するのが前提でなく水密はされてなく、船底に近い機関室やボイラー室は水没して機関が故障、
同時に石炭庫に流れた水は石炭と混じって泥水となってボイラー室を水没させ、機関の運転を不能にした。
湾内は長大なうねりが殺到しており、機関運転停止によって連絡船は船位の維持が困難となり、
船を風に立たせることが出来なくなって次第に横波を受けるようになった。
その上、車両甲板の大量の海水が船の重心を上げ、傾斜時の復元性が著しく低下していき、
ある程度の傾斜で甲板に積まれた車輌が転覆、さらに傾斜を加速させて行き傾斜に耐えられず最終的には沈没した。
海水が侵入して困るのは機関室に入り、機関そのものが停止させて、波に向って船をたたせられないこと。

車輌の積んでいる連絡船と積んでいない連絡船では運命が分かれた。

車輌を積んでいない船では車輌の重量分船が浮き上がり、船尾から打ち上げる海水量が大幅に少なかった。
その上車輌がなかったために船底への扉の水密対策がとりやすくなり、機関室やボイラー室への浸水は僅かで済んだ。
客載車両渡船「大雪丸」は沈没船と同量の海水の滞留があったと考えられるが、
南西のうねりを遮る地点まで何とか逃げ込んで幸運にも助かった。


650:名無し三等兵
10/01/16 04:35:50
>>947
職人の工芸品の性格が強い戦前までの木造船と兵器かつ工業製品の掃海艇じゃ基本的な
造りが違う。
掃海艇はどの工場でも図面どおりに組み上げれば所定の性能を発揮することを要求されるけど、
昔の漁船はユーザーの要望や素材を吟味しながら個々の職人が腕を振う部分が多かった。

まぁ大航海時代も真っ青な1000tクラスの木造船をこのご時勢に建造しちゃうのは神業だけど、
根本的なとこでは作品でなく製品だということで。

651:名無し三等兵
10/01/16 15:53:51
>>650
>1000tクラスの木造船
アメリカのアヴェンジャー級掃海艦は満載1300トン。
外板は4層構造でFRPコーティングだそうですが。

652:名無し三等兵
10/01/16 20:07:50
やえやま型掃海艦は満載1200tだけどコーティング無しの完全木製?

653:名無し三等兵
10/01/18 04:13:54
祖父が南方へ渡るとき、何丸だったか忘れたが、明治生まれの輸送船だったらしい
ずっとギイギイきしんでて、ごんごん機関の音が耳障りで、蒸し暑く油とペンキと汗の臭いが充満してて
甲板に出れば石炭殻がパラパラと降り注ぎ、鬱陶しいことこの上ない船だったと言ってた

甲板で涼んでたら突然魚雷攻撃を受けて衝撃で海に放り出され
海中で状況を認識できてない間にアレヨアレヨと沈んでって一巻の終わり
救助までの間、冷水につかりながら廃材に捕まって漂ってる間は、寒さと喉の渇きがキツかったとのこと
「タイタニック」を見て
「こんなおおけな船も沈んだら同じやな、しかしこんな豪奢な船もあるもんなんやな」
「あんな冷たそうな海に入って、あれはしんどかろうなあ、あれは自分の首掻っ切った方がなんぼかマシや」
と言ってたのが印象的

654:名無し三等兵
10/01/18 11:45:58 wKpAkLqo
>>653
明治建造の蒸気レシプロ船だから、蒸し暑いし、油の臭いなんてしょうがない。

655:名無し三等兵
10/01/18 12:48:33
>>653
甲板にいたから助かったのかもね。
中にいたら船と一緒におだぶつだったかも。
ともあれ救助されてよかったですね。

しかし、考えてみれば、今の船ってエンジン音と振動がやっぱりそこそこするけれど(豪華客船の類はどうかしらない)、帆船時代の船って振動とか音もなしだったんだろうなぁ。
速度もおそいし、向かい風とか無風状態になったらやばいけど。

656:名無し三等兵
10/01/18 16:53:26 wKpAkLqo
>>655
振動や機関音がしない限り、波で船体が傾斜した時にキシム音とかしたはず。

657:名無し三等兵
10/01/18 20:58:57
今の大型フェリーでも、航行中は大型ディーゼルの拍動と共に、船体の周期的なきしみが聞こえるからな。

かつて新日本海フェリーの真冬の航海で散々振り回されたことがあったが、
激しい揺ればかりでなく、船体全体の薄気味悪いきしみの音も、気分を悪くさせる効果絶大だった。

658:名無し三等兵
10/01/18 22:26:29
そうなのか・・・。きしむ音が気になってくるのか。
とはいってもエンジン音よりは小さいのでわ?
漂流中のSNFすいせんがそんな感じだった?

659:657とは別の人
10/01/20 00:21:16
>>658
ああいった場合のキシミ音ってのは、エンジンの振動から派生する内装品やドアなどの音だったり、プロペラ交流や波浪が船体を叩く音が反響したりするやるが過半
機関室の遮音は意外としっかりしているので旅客スペースに響いてくる事は少ないけれども、荒天や外海に出てテレビが映らなくなったり、船内BGMがとまったりすると
こういった雑音が妙に気になってくる
これは瀬戸内のフェリーでも一緒で、船酔いや就寝のために黙って横になると異常に気になってくるな
逆に引率なんかで仕事が続いていると意外と気にならないw <人の下呂の処理でそれどころではないがw

>>655
帆船は逆に波浪と風の音と構造のたわみによるものが大きいよ
荒天だったり風が変わると帆装関係の音が帆柱を通して船内に響くし、順風の場合は波に順当に突っ込むのでアップダウンの波切り音が舷側を伝わってくるのがわかる
とはいっても3日くらいしたらなれるんで気にならなくなったりするけどねw

660:名無し三等兵
10/01/20 03:05:38
これからは、また帆船の時代がきそうだね。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(www.funenokagakukan.or.jp)

船が進むくらいの力を受けているわけだから、帆柱から響くわけですか・・・。
エンジンの分、単純にしずかとはいかないものですね。

661:名無し三等兵
10/01/20 03:39:46
あと構造的な問題として帆走する帆船は必ず傾くのが難しいとこだな
こればかりは機構的なものだからどうしようもない。
帆装クルーズ船なんかでもこの点が問題になってめったに帆走しない。

662:名無し三等兵
10/01/21 00:36:44
すれ違いになるけど数年前に完成した「阿賀に生きる」って
ドキュメンタリーだと川釣りようの木造船ができるまでの工程が一部でてくる
それみると、冷淡というか当時の職人さんたちが跡継ぎを作らなかったことも今残ってない原因なのかあと思う

663:名無し三等兵
10/01/21 02:06:09
帆船で思い出してググってみたら、カティーサーク2007年に焼失してたんだ…ショックだ…

664:名無し三等兵
10/01/23 04:04:42 4S9BeK9w
焼玉機関は実物が残ってるけど
船舶用のレシプロ蒸気機関って残存してるのか?
動いてる様子ったら映画のタイタニックの機関室描写ぐらいしか思いつかんが

665:名無し三等兵
10/01/25 18:21:13 HRTwmZnG
ヒストリーチャンネルで放送した、リバティー船で機関室が写された。
動態保存されているジェレミア・オブライエンで、ノルマンディー上陸作戦記念日?に会わせ、
アメリカからヨーロッパまで公開する様子と、各部の保守管理作業風景。

往復するピストンが印象的。
建造後、50年以上たった船とは思えないほど、きれいだった。
その後も記念館として、時々観光客を乗せているらしい。


666:名無し三等兵
10/01/26 00:50:28
URLリンク(en.wikipedia.org)
1914年進水

667:名無し三等兵
10/01/26 09:54:33 2oCQt5jM
>>665
アメリカやイギリスなどは戦争兵器でも保存が決まればキチンと歴史価値として保存するから。
日本みたいに一時的な保存みたいなことはしない。

あのドイツでさえ、ナチス時代の兵器をキチンと歴史的資料・価値として保存してるのに、
日本は自国兵器・産業機器を軽視しがち。

リバティ船って蒸気レシプロ機関なんだよな。
三段式レシプロじゃなかったっけ?

668:名無し三等兵
10/01/26 11:41:08 pDSbjCdY
>>667さん
よく知らないのだが、三段レシプロというのは、
低圧・中圧・高圧のシリンダーが付いているやつ?

番組を見直してみると、機関室で上下しているシリンダーやクランクなどが
ずらりと並んだ感じで映っていて、印象ではどれも同じ太さ、大きさに見える。
これは、低・中・高それぞれのシリンダーは、別に配置されているということかな。

戦争遺産の保存についてはその通り。
日本だと、靖国神社の遊就舘にかなり展示されているが、
戦没者の慰霊がポイントなので、どうしてもバランスがよくない。

同船は、サンフランシスコ係留で、ボランティアの有志で運営されているみたい。


669:名無し三等兵
10/01/26 15:01:55 2oCQt5jM
>>668
その番組、見て無いからワカランが、蒸気レシプロ機関の場合、三段、四段式膨張機関のはずだよ。
(略して三段式レシプロ、四段式レシプロ)

三段式レシプロ
URLリンク(ja.wikipedia.org)
(画像手前が高圧側)

四段式レシプロは低圧に2シリンダー内蔵されている。

昔、19世紀末や20世紀初頭の三段式レシプロだと高圧、中圧、低圧のシリンダーが、
一目で見て判るような大きさで作られていた。
その時代以降は機関を製造する会社によって容が違ってくるのでは?
とくに1920年代とかになると機関は出来るだけスペースを食わないような製造されたはずだし。

670:名無し三等兵
10/01/27 11:28:42 LIZli+rX
>>669さん
ていねいなご指摘、ありがとうございます。
3段、4段といっても、ちょっと見では、シリンダー径の違いは、
よく分からないですね。

映像だけで見ると、レシプロというのは、タービンにくらべ、
機関室内で、動くものが多く、危険な感じがした。
ぼやっとしたヤツだったら、手を挟まれたりしそうだw

>>660さんご紹介の帆船は、夢のような話ですが、
実際に何万トンもある貨物船を帆走で運用して、
経済的に成り立つような事業は可能なんでしょうかね?


671:名無し三等兵
10/01/27 12:37:41
追い風時に凧あげて補助動力というのは今でもあるな
URLリンク(www.transtex.jp)
URLリンク(www.transtex.jp)

日本にもMV「Beluga SkySails」は寄港したことがあるけど、その時はセイルに帆が絡んで大変だったようだが

672:名無し三等兵
10/01/27 13:38:06 LIZli+rX
>>671さん
ご教示、感謝。

これってスピンネーカーみたいですね。
張り出すのは、簡単そうだけど、収納が大変そう。


673:名無し三等兵
10/01/27 18:35:52 YF5KR9Hl
>>670
船が建造された時代、建造した造船所によっても機関の容が多少違うのだが、構造は同じ。
19世紀~20世紀初頭に建造された蒸気レシプロ船は基本3クランク3段膨張機関。
4クランク3段だと1高圧、2中圧、3・4低圧となる。
クランクはシリンダーに繋がっているので、3クランクを三段、4クランクを四段。

蒸気は圧力が低くなると体積が大きくなる。だからシリンダーの直径は次第に大きる。
タイタニックのシリンダー直径は、高圧137cm、中圧213cm、低圧246cm。
たぶんレシプロ機関だけを真上から見ないと違いが判らないかも?

レシプロ機関だとクランクに繋がるコンロッドが上下に動くので見た目は怖く感じる。
とくに大型客船だとレシプロ機関も非常に大きくなり、必然的にコンロッドも大きくなる。
映画、タイタニックで機関部が映った時、上下に動く巨大なコンロッドが映る。
人間の背丈以上な大きさで初めて見る人はビックリする。でも客船などでは普通の大きさ。

※タイタニックの3本機関、中央は(低圧)タービン、左右2本はレシプロ。

674:名無し三等兵
10/01/27 19:59:27
三段式膨張機関、四段式膨張機関と
三連成汽機、四連成汽機って同じ意味?


675:名無し三等兵
10/01/28 18:04:50 cDibjKZe
>>674
君は・・・・
意味は一緒だよ。

三連成汽機、四連成汽機は昔の呼び方、民間での呼び方で現在は使われなくなった。
三段式膨張機関、四段式膨張機関は海軍用語、海軍の呼び方で現在は、
民間でもこちらの呼び方を使う。

676:名無し三等兵
10/01/28 20:12:41
>>675
そうなのか、サンクス!

677:名無し三等兵
10/01/29 14:49:07 lbmOCoEy
リバティー船のレシプロなら日本の戦時標準船もレシプロが多い。

第一次戦時標準船(昭和16年12月から)
戦前、船舶改善協会が中少船舶会社の老朽船代替えに適用させる為に、
造船会社と企画統一策定された平時標準船そのまま。
一応、工事の簡易化・材料規格の統一・補機部品の統一などされていたが
大量建造に適した船型では無く、昭和16年12月以降、戦況の進捗に伴って繰り返し簡易化が実行された。
1A貨物6400t/9隻 1C貨物2700t/34隻 1D貨物1900t/22隻
1K鉱石5300t/20隻 1TS油槽1010t/5隻

第二次戦時標準船(昭和18年3月から建造)
船体構造・機関の重量軽減・工程・納期・資材節約簡易化した。
2D貨物2300t/82隻 2E貨物870t/419隻中、レシプロ数は不明

第三次戦時標準船(昭和18年12月から建造)
第二次戦時標準船そのままに速力増だけ。
3E貨物875t/建造数不明・数隻のみ

戦争前半はレシプロが多いが、後半は速力増に対応する為、タービンが主流になる。

678:名無し三等兵
10/01/29 15:23:56
>>677
昭和14年から導入された平時標準船は貨物船4種類で、一次戦標は全然まんまじゃない
A型9200トン
B型6800トン
C型4200トン
D型3000トン
昭和11~12年頃から景気回復して、日中戦争による徴用もあり船舶が不足。
当時の貨物船第一主義工作単純化による工期短縮、建造価格引き下げを目的とした。
1936年から1941年までに、国策で商船保有量を400万トンから600万トンの五割増しにする計画。
建造が順調でなかったので導入された。

679:名無し三等兵
10/01/29 17:08:18 lbmOCoEy
>>678
昭和14年からの平時標準船はA型9200tからF型750tまでの6種類だ。

>昭和16年12月以降、戦況の進捗に伴って繰り返し簡易化が実行された。
よく読め。
平時標準船を基本に繰り返し簡易化したのが第一次戦時標準船だ。

680:名無し三等兵
10/02/01 23:50:42
URLリンク(homepage3.nifty.com)
鵬丸が地味にすごい経歴だな
イギリスで元治元年建造以来、江戸幕府からあらゆる会社を転々とした挙句
中国まで渡り歩いて戦後まで生き延びてやがる

681:名無し三等兵
10/02/05 10:20:30
>677氏、>679氏
平時標準船って概念的には纏められていたけれども、実際に建造されたか?
実質的に注文船の時局にあわせたグレードダウンとして似通ったのは別として、
建造許認可として発注されたものではなかったと思うのだが?

それに一次標準船は平時の標準船そのものではないけれども、基本的な設計は同じとみなしていいだろ。
平時の標準船("案"としたいけどな)から繰り返し簡素化設計したというほどのものではないと思うけどな。

有体にいえば、NF文庫の大内氏の一連の著作だけ見ていると平時標準船がしっかり設計されているように見えるし、
それが戦時の標準船に直結しているように見れるけれども、実際には既存の発注船がさばききれないといった面から
標準船規格ってのは実質に建造計画は発動されていないし、内容も「船体サイズごとに1設計におさえました」といったレベルもので、
「計画造船はじめるなら、この案でいきましょう」以上のものではないと思うよ。

それに戦時標準船の特徴を本気で見るつもりなら、船の艤装品の簡素化や造船統制会といった周辺機械の統制による機材供給の確保や、
造船用鋼板の規格の緩和や検数の戦時特例といった面からの実質的な戦時設計に触れないと、一次戦標船と続行船の違いが判らないと思うのだけれどもドウよ?

682:名無し三等兵
10/02/08 16:30:08 bS89TGzF
>>681
1A貨物平時標準船は日産汽船の日産丸型6隻、
日産丸、日立丸、日威丸、日朗丸、日張丸、日瑞丸
1C貨物日帝丸型4隻、
日帝丸、日国丸、日運丸、日南丸

東洋汽船の1C貨物和洋丸型3隻
和洋丸、愛洋丸、睦洋丸

683:名無し三等兵
10/02/22 15:08:05 oqqJs7pf
長崎丸上海丸上げ!

684:名無し三等兵
10/03/09 16:39:57 AjReMq0i
ネタは?

685:名無し三等兵
10/03/18 14:00:10 2zSJWs4/
戦後、山下汽船が1951年に英国から購入した太平丸は1920年(大9)に建造された、
英国B型戦時標準船で1960年に新潟で解体されるまで長生きした。

686:名無し三等兵
10/04/10 20:29:56 H5ieUZPW
サイパン丸あげ

687:名無し三等兵
10/04/11 15:05:59
ディーゼルエンジンの騒音の凄まじさは知ってるけど

ボイラーで動かしてる船に一度乗ってみたいと思っているのですが
国内で乗れる船はありませんか?

688:名無し三等兵
10/04/11 22:29:27
航海訓練所の大成丸って船が蒸気タービンだけど一般公開で航海する事はなかったと思う。
あとはLNGタンカー、LPGタンカーなんかが蒸気タービンのものが多いけど、これも危険物運搬船なので一般人を乗せて走る事はまずない。

護衛艦も「くらま」くらいしかボイラー艦って残っていないと思うよ




689:名無し三等兵
10/04/12 04:03:51
貴重なボイラー艦が朝鮮のコンテナ船カリナスターにぶつけられて破壊された><

690:名無し三等兵
10/04/12 22:42:06 yIQGPdMM
てすと

691:名無し三等兵
10/04/13 02:35:44
佐世保にいるワスプ級と、横須賀の潜水艦母艦にブルーリッジが蒸気タービンだな。

692:名無し三等兵
10/04/13 08:36:58 071jcg9H
>>687
ボイラー燃料の音は、風呂屋などのボイラーに近い音。
ディーゼルの音を書くとウォンウォンウォンウォンって感じだけど、
ボイラーはゴーーーーーーーーーーーーーーーーーって感じ。

現在、蒸気ボイラーの船は特殊用途船以外、無いから民間人が乗って見る・音を聞くなんて、
ほぼ出来ない状態だろうな。
外国に行けば、蒸気ボイラー船の1万トン未満客船が現役で残っているから、
それらのクルーズに乗るしか手はないだろう。

693:名無し三等兵
10/04/13 23:40:01 yKmokblJ
蒸気レシプロ船に乗ってみたかった
これこそもうほぼ叶わない夢だろうな

694:名無し三等兵
10/04/14 13:12:26
>>693
アメリカの河川とか湖沼用の客船ならまだあるハズ
あの琵琶湖のミシガンみたいなヤツ

695:名無し三等兵
10/04/14 14:07:10 Ozd4W1Lv
ミシシッピー川のフロンティア号
URLリンク(upload.wikimedia.org)

船尾式の外輪船、航行中
URLリンク(upload.wikimedia.org)



一番近い所に在ったぞ!
東京ディズニーランドのマークトウェイン号は本物の蒸気船だぞ。
ただし、外輪は飾りでスクリュー航行、レール走行だが。

696:名無し三等兵
10/04/14 15:47:54
>>42
WWI期に生産されたHog Islander型戦標船がWWII序盤のイギリスの戦略輸送を支えてた。
1軸推進の2500馬力。満載で11ノット。
序盤のUボートにボカスカ沈められたのがこれ。損失は30隻くらい。で、Liberty Shipに主力の座を明け渡す。

帝国陸軍も香港で接収したのを完成させて用いてた。暁空丸と暁天丸の2隻がそれ。
ちなみに対馬丸の最後を見届けたのが暁空丸です・・・




697:名無し三等兵
10/04/14 17:12:34
あれはさ、発信機がつけられていたんだよ。
それで追跡されてタングに撃沈されて金沢第52師団が全滅した。
いわゆるブービートラップだったんだよな。

698:名無し三等兵
10/04/14 20:43:33
>>697
マジで?ソースぷりーず

699:名無し三等兵
10/04/15 22:50:49
>>687
国内では一般人が乗船できるボイラー動力船は無いのですか
大変残念です。

ありがとうございました。

700:名無し三等兵
10/04/16 00:46:21
>>695
ディズニーランドをナメとったわ
そういや園内の蒸気機関車も本物だったな

701:名無し三等兵
10/04/16 01:34:57
そうですね、重油専燃ですが、本物の蒸気機関車です

702:名無し三等兵
10/04/19 01:02:01
環境最悪かつ致死率高めの輸送船に押し込められるのは御免だが
昔のような一二等の客船旅行はしてみたかったな
今じゃモノクラスのフェリーかクルーズ客船ばっかだろ

703:名無し三等兵
10/04/19 02:57:36
確かポーランドとアメリカの間にQE以外で最後の北大西洋定期旅客航路が残っていたような。
あと南アとイギリスの間にもコンテナ船社がやってる旅客航路があったと思う。

個人的にオススメなのは中国沿岸航路かな。お手軽に長距離定期航路の雰囲気が味わえる。
あとかなり観光化はされてはいるけどノルウェーの沿岸急行船も面白いね。
れっきとした僻地航路だし洋上で支線便に乗換という面白い体験もできる。

日本で「客船」が味わえるのはさるびあ丸とおがさわら丸、トカラ列島航路位かな。

704:名無し三等兵
10/04/19 23:17:31
5年前なら有村の奄美経由のフェリーも悪くなかったけどな
奄美方面には村営としま丸があることはあるが、生活航路すぎて旅にはむかなすぐるw

705:名無し三等兵
10/04/20 01:15:37
十島丸は鹿児島からトカラ経由で奄美大島まで直航していたよな。
一応運賃もちゃんと設定してあるので、鹿児島から奄美までトカラ経由で定期船の旅を
楽しむことはできる。
ただ供食設備がない上(弁当の販売はあるそうだけど数は少ないそうで)、一等船室は
村の幹部の出張に押さえられることが多いんで競争率がかなり高いそうな。

あとフェリーだけど佐世保から上五島経由の各島停車で福江に行く航路もあったな。

伊豆諸島航路のかめりあ丸とすとれちあ丸がもっと客船としてしっかりした船だったら
面白さも増すんだけどね。
かなり利用者の多い独占観光航路なんだから公室とか供食設備を充実させて欲しかった。
さるびあ丸との落差が大きすぎるというか、せめてレストランは欲しい。

706:名無し三等兵
10/04/21 15:14:13 z7XTHrDZ
日本が戦争に負けてなかったら、日本が戦争に参加しなかったら、
南洋諸島や樺太航路に蒸気客船が遅くまで残っていたかな?

たぶん、ディーゼルに早々代えられる気もするが。

707:名無し三等兵
10/04/21 15:20:37
正直、当時の日本の海運政策はカルテルばかりで船舶の新規参入を
除外するような、今の中国の統制経済と同じようなことばかりやっていたから、
仮に戦争にならなかったからと言って、それじゃあそこからどんなふうに
産業が大発展していったか想像してみようと言われても想像できん。

708:名無し三等兵
10/04/21 18:09:12
             /)
           ///)
          /,.=゙''"/   
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   こまけぇこたぁいいんだよ!!
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /


709:名無し三等兵
10/04/22 05:26:11
産業報国政策が採られる前の日本の海運は欧米並みに自由競争だったぞ。
離島航路なんかも補助なしの独立採算でやってたから、ある意味現代以上に自由。
昭和40年代の国際的な海運自由化まではどこの国も有事の船腹確保のため国策で
優秀船舶の確保やスクラップアンドビルド、船腹量調整を行ってたから単純に現代と
比較はできない。

あと海運カルテルは他の業種と違って単純な競争排除のために行われるものではないから、
その辺自由競争原理主義の文脈で読み解くと誤解する。
利潤や利権の確保というより定期航路の維持調整の意味合いが大きい。
不定期船は発電や製鉄原料などの大型定型輸送を除きどの時代も基本的にカルテルの
対象外なのを考えると分かりやすいかと。

710:名無し三等兵
10/04/24 22:24:28
一つの例だが、佐渡島航路の経営安定のために、
新潟県が介入して競合する商船会社3社を統合した佐渡汽船を設立したのが、昭和7年だな。
これは日本初の第三セクター企業の例とも言われている。

711:名無し三等兵
10/04/30 20:06:24
蒸気タービン船に乗りたいならピースボートのオセアニックがあるじゃない

712:名無し三等兵
10/05/07 02:23:44
あれも世界一周の割には安価らしいね
いい具合に船も旧式船だし

その間船内で催される
講演会の数々を無視し続ける根性と神経の太さがあればこそ、だが

713:名無し三等兵
10/05/13 20:05:23
>>703
船客扱いの貨物船航路なら
ここ見る限りでは意外と多い感じだよ

URLリンク(www.freightercruises.com)

714:名無し三等兵
10/05/14 06:25:26
モーターシップ(M.S.)でなくて、スチームシップ(S.S.)を探すわけだな

しかし、盛んに建造されていたのが1940年代までだからなあ

715:名無し三等兵
10/05/14 06:37:22
昭和30年代まで貧乏留学生の渡航手段として貨物船に便乗するのは普通だったもんな。
阿川弘之氏や北杜生氏の本なんか読んでると貨物船で渡航する話が普通に出てくる。
世艦のなつかしの船影なんか読んでても、外航船だと貨物船でも大抵10~30人程度は
旅客乗せられるようになってるのが分かる。

最近の日本で便乗扱いが比較的活用されているのは小笠原航路の共勝丸位か。
本家のおがさわら丸よりメシが良い上安く、おまけに結構快適なので密かなファンが多いそうで。
最近じゃ評判になり過ぎて本家からクレームが来て、自動車やバイク航送の付添以外
島外者はあまり乗せなくなったようだけど。

716:名無し三等兵
10/05/16 23:54:10
>>715
阿川提督で思い出したけど、子息の尚之氏も商船キチガイで
大学時代商船研究会を立ち上げ、入港情報を調べ上げては
見学に乗船して(*´д`*)ハァハァしてたそうな

70年代初頭だと面白い船が結構多かっただろうし
羨ましい

717:名無し三等兵
10/05/18 06:56:08
コンテナ化が始まりつつも荷役合理化についてまだ煮えきらず、キワモノやら従来型の船が
ごっちゃに運航されてた頃だもんな。
何よりも「高性能は正義」な時代だから、燃費ガン無視で目を見張る性能の船が
毎年のようにガンガン建造されてたし。
動力も原子力やガスタービンへの夢があった時代だし。

今みたいに鈍重な巨大コンテナ船と省エネばら積み船だけじゃないもんねぇ。

718:名無し三等兵
10/05/23 00:44:08 j3wLEWIY
ボロボロの老朽船で、男たちが風呂にも入れず洗濯もできず
汗と腋臭とゲロの臭いが充満する蒸し暑い船倉に無理やりねじ込まれ
その状況で死地に行くまで何日か過ごせとか…想像するだけでげんなりする

719:名無し三等兵
10/05/23 13:23:37
一方、大和ホテルは寝棚と冷房完備であった

720:名無し三等兵
10/05/24 05:12:49
太平洋戦争が無かった日本を想像すると多分、進歩とか発展って意味では歩みが遅かったんじゃないかな?

スレタイと違って恐縮だけどモータリゼーションについて調べてて、物流関係の歴史書を見てたら戦間期の日本でモータ
リゼーションが普及しなかった大きな要因の一つとして、従来の輸送機関である鉄道に対して新興のトラック輸送は既得
権を脅かす脅威と映ったらしく、当時の鉄道省が持ってた物流関係の許認可権を行使して自動車輸送の会社に許認可を
なかなか与えなかったとの事。

721:名無し三等兵
10/05/24 08:26:48 m2YAHHJQ
>718
おっと、潜水艦の悪口はそこまでだ。

722:名無し三等兵
10/05/24 17:44:31 0otK6YRN
>>720
そうでも無いのでは?

ただ当時の日本は国防最優先で、兵器予算最優先だったから、
国内の道路整備などが完全に遅れていたのが原因なんだし。

戦後も日本各地の道路整備が充実し始めたのは田中角栄時代に入ってからだよ。
1960年代中期でも東北の主要国道でさえ、砂利道や未舗装が在った位なんだし。

国道4号線なんか乾燥した日には、前を走る車が撒き上げる土煙で前方視界がゼロだった。
都内、吉祥寺や狛江なんか、駅から1キロ離れたら未舗装なんて当たり前の光景で雨の上がった後、
バスやタクシーが泥に嵌って乗客が後ろから押すなんて当たり前の光景だった。

道路事情が良く無いから先に発達してた鉄道輸送が当然だった時代なんだし。

723:名無し三等兵
10/05/25 04:51:42
トラック物流の未熟さに関しては>>722に同意。
昭和40年代頃までの国鉄は既得権益を守るというより輸送量のパンクに苦しんでた。
東名・名神開通まで長距離トラック物流の基盤がなかった。

そもそも明治維新による国内の移動の自由化と、モータリゼーションが大して間を置かずに一気に
押し寄せてきたから、自動車が通れるレベルの道路の整備が追いつかなかった。
つか江戸時代以前の街道なんて峠は馬車が通れないレベルの道が大半だった訳で。
その辺モータリゼーション以前に多少なりとも道路網が整備されていた欧米や中国と事情が違う。

逆にフィーダー輸送には昭和初期からそこそこトラックが活躍している。
実際に戦前の時点で自動車との競争に負けて軽便鉄道や地方私鉄が結構廃止になっている。

724:721
10/05/25 07:32:53
中身を小出しする様で恐縮だけど、自動貨車の黎明は鉄道の近距離輸送を補完する形で出発して、鉄道の長距離輸送
における優位性や道路の未発達は諸氏の仰る通りなんだけど、その未発達の中でも成長して中近距離輸送で台頭し始
め車自体はある程度の長距離輸送も視野に入り始めました。

そして、その自動貨車のめざましい進歩はそれまで中近距離輸送を担っていた軽便鉄道や都市間路線、ひいては将来
の鉄道を見た場合、大変な脅威に感じたそうで、鉄道省はそこで新規の自動車物流業者や彼らの開拓したい新規ルート
に対して露骨な許認可権の濫用をしてこれらを抑制し、それは敗戦による鉄道省解体を待たねばならなかったそうです。

この他に物流から見たモータリゼーションの問題として、大八車やリアカーで人力輸送に従事する人達も悩みの種だった
らしく、その殆どが下請けか、業者との契約に頼る個人もしくは零細な彼らを切り捨てられなかったそうで、戦後間も無くの
物流業者(例えば日通)は徴用や戦災でトラックは激減して人力輸送は戦後しばらく間、近距離輸送の主力に返り咲きました。

725:720
10/05/25 07:35:17
すいません。

番号間違えました。

726:名無し三等兵
10/05/25 20:48:12
戦争が無ければ、日本にも1940~1950年代に橿原丸級(27,700総トン)を超える、5万総トン級の客船が誕生していた!…かもしれない。いや無理か……。


727:名無し三等兵
10/05/25 21:46:12
東京オリンピックが開催されていれば、可能性はあったかもよ。

728:名無し三等兵
10/05/26 05:11:38
絶対持て余されているのに一票。
新田丸級で一杯一杯だったというか、国際旅客需要が悲しい位に無さ過ぎた当時の日本は。
結局旅客の赤字を貨物で埋め合わせるしかなかったけど、荷役の関係で貨物積載量は限界があるから
一定サイズを超えると大型化すればするほど不採算なフネになる。

上級船室で年何往復もするようなVIPがゴロゴロしていた大西洋航路とは違うわな。

729:名無し三等兵
10/05/26 09:48:41
>>727
実際にそういう話があったが伊勢湾台風で政府の補助が受けられなくなったそうだ

730:名無し三等兵
10/05/26 10:17:34
>>729
伊勢湾台風って、戦後の話? 東京オリンピックって、中止になった方の1940年オリンピックの方の話だよ。

731:名無し三等兵
10/05/26 11:20:33 BGhsRIWN
国内の道路事情は昭和30年頃から段々と改善されていって、
日本中何処もかしこも改善されたのは昭和50年に入ってからだよ。

戦前、昭和一桁時代から道路事情の改善(日本中の道路幅を拡張)構想は在ったけど、
国防予算が最優先の都合上、限られた予算内で都心部から拡張し始め、
スピードは遅いけど都心部から徐々に改善が進み始めた矢先に関東大震災が発生した。
関東大震災で焼け野原になった都心を中心に日本全国の都市を災害に強い都市にする構想、
道路幅を拡張して、区画も碁盤目にしていく新計画も立ち上がったが、
関東大震災の被災者でも立ち退き問題・補償問題などで反対が多く、計画自体が頓挫した。

日本の道路事情が戦前戦後、一向に進まない理由の一番原因は、
立ち退き範囲に住む住民の反対運動が原因。
これは明治時代、鉄道施設でも反対が多かったことと同じ。

732:名無し三等兵
10/05/26 11:34:26 BGhsRIWN
>>728
一応、インド・アジア地域から北米地域に向う時は日本船会社・外国船会社でも必ず、
日本の横浜か神戸に寄航してから北米に向うように航路が組まれているけどね。

悲しいのは大西洋と比べて、太平洋は旅客需要が天と地の差が在ったことと、
貧乏地域のアジアから北米に向うなんて植民地管理の高官か極一部の金持ち位で、
移民需要にしても大西洋と太平洋では、これまた天と地の差が在ったし。

733:名無し三等兵
10/05/26 16:56:30 BGhsRIWN
>>726
戦争が無くても橿原丸級を越える船は誕生しなかったんじゃないかな?
米国でさえプレジデント・クーリッジやフーバーも21936トンで、
太平洋航路は3万トン未満が主力だから。
それほど太平洋航路は大西洋航路と違い、旅客が少なかった証拠でもあるし。
日中戦争が無くて、1940年に東京オリンピックが開催されていても、
1941年からは変らなかっただろうと予測。

734:名無し三等兵
10/05/26 20:34:22
>>731
立ち退き問題は都市計画道路だけだよ。

鉄道は、郷土史などで流布されてきたいわゆる「鉄道忌避伝説」の多くが、
事実と異なる伝承に過ぎず、明確な文献記録もなく、
現実には勾配克服の技術や建設コストから都市中心部や地域拠点を経由できなかったに過ぎなかったことが
近年明らかにされている
(そんなに忌避されるほどなら当時の地元新聞のバックナンバーに取り上げられそうなものだが、そういう例がほとんど無い。
むしろ誘致話の方が多い)。

また鉄道は戦前の日本の技術でも建設や整備が可能であって、
国鉄のネットワークとそのフィーダーとなれる私鉄路線の建設に便益があったので、
モータリゼーション自体が未熟だった時代には、国内の貨物輸送はどうしても鉄道と沿海航路メインになった。

だいたい国産トラックの品質が安定水準に達したのって、昭和20年代半ば以降の話だぜ。

735:名無し三等兵
10/05/26 21:52:57
>>734
1950年代の議会で国産車の低性能を糾弾され、関係者が痛い所突かれたと思いつつ悔しくて地団駄踏んでだそうな。

戦前、戦中、戦後と良い事無しだったのを指摘されたのがこたえたらしく、必ず良い車を作ってみせると答えたんだと。

736:名無し三等兵
10/05/26 22:03:34 ew4XLw8J
商船スレなのに、道路事情など脱線しすぎだろw

737:名無し三等兵
10/05/26 23:55:30
こちらにもお越しください。
兵站・補給について語るスレ4
スレリンク(army板)

738:名無し三等兵
10/05/27 20:54:14
>>737
やだ。

739:名無し三等兵
10/05/28 07:35:12
面装備では既知のファスナー問題もあるからトラックなんて品質に加え
量産自体も望むべくもないよな。そんな稚拙なトラックしか作れなかった日本も
航空機増産で対日戦勝利に貢献したGMやFORDにやがて逆襲することになるが、
戦後復活した日本商船隊がその自動車輸出を支えたのでしたってことで
商船スレの流れへと。

740:名無し三等兵
10/06/12 13:09:34
>>733
大平洋航路だとダンスホール、ピアノ、管弦楽団、パン焼がま
二等船客以下用のベッドルームと救命艇がいらない
ような希ガス


741:名無し三等兵
10/06/19 11:04:54 vk3mfEVD
日本郵船の貨物船、長良丸型、赤城丸型、崎戸丸型で話そうぜ。


742:名無し三等兵
10/06/23 23:28:57
本屋へ行ったら光人社NF文庫新刊で、戦時標準船入門てのがあった。


743:名無し三等兵
10/06/27 20:34:35
まあ、アメリカのリバティとは比べるのもアホらしいが、イギリスと比較してもイギリス国内だけで731万トンの商船を建造している。
しかも、通常商船をちょっと簡易化したもので、質に関してはリバティ船よりも上。
日本が同時期に建造した戦時標準船の倍くらいのトン数ある。


744:名無し三等兵
10/06/28 16:47:54 8ce8Tbnh
>>743
595にエゲレスさんのWWⅡ戦時標準船が書いてある。


>エンパイア型輸送船290隻、フォート型輸送船60隻。
>エンパイア型は7280トンで、フォート型は7140トン。
>違いはエンパイア型はイギリスで建造、フォート型はカナダで建造だが、
>船体デザインは、ほぼ同じで多少の装備違いは有る。
フォート・シップ WW2
URLリンク(fortships.tripod.com)


745:名無し三等兵
10/07/13 00:35:22 P28cyhld
商船・輸送船はやっぱり大内建二氏の独壇場だな
もうちょっと文章が洗練されてればなおいいんだが

746:名無し三等兵
10/07/13 11:58:08
さすがに戦標船入門は書店で見つけた時に仰け反ったw

おそらく類書はほとんど無いだろう

747:名無し三等兵
10/07/13 18:38:21
>>746
>おそらく類書はほとんど無いだろう
大内氏が自分で類書を書いている。

748:名無し三等兵
10/07/15 00:23:32
俺は土井全二郎氏の本も好き
当該船舶の詳細なんかはさっぱりだが、
乗組員の実際の体験談はやっぱり貴重な情報だと思う

749:名無し三等兵
10/07/15 03:02:27
戦標船は、軍オタと商船オタでだいぶ見方が割れるみたいだね。
軍オタは、戦時量産型で手抜きだったり、直線だったりするあたり喜ぶのに対し、
商船の人は、海軍の馬鹿に介入された可哀想な欠陥船で、船らしい魅力がないと言う。

750:名無し三等兵
10/07/16 12:11:08
戦艦大和誕生〈下〉が実は題名に反して、戦標船の話がメイン。
この題名で売ろうとしたのだろうが、逆にマニアに「また、大和か」で敬遠される。
大和の話かと思って買った人は、延々、戦標船の増産に必死になる造船官の話を読まされる。
困った本。

751:名無し三等兵
10/07/17 21:03:55
>>750
実は戦後の呉造船と真藤恒を題材にした
「世界制覇(上・下)」と言う本もあって
これでほぼ一つの物語と言ってもいい。

752:名無し三等兵
10/07/18 09:14:04
>>750
タイトルで敬遠してたけど、あなたのおかげで良い本が読めた。
ほんと、戦標船に限らず、戦時設計の話ばかりなのねw
一等輸送艦・二等輸送艦、特殊潜水艦、特攻兵器・・・これは素晴らしい。

753:名無し三等兵
10/07/20 09:07:10
某氏の著書を読んで思うのだが、リバティ級を持ち上げる一方で日本の戦標船を酷評し過ぎているように思えて好きになれない。

そら、粗製濫造なのは分かるけど、結果論から偉そうに物事を断じる姿勢って最低だと思う。

754:名無し三等兵
10/07/20 10:34:05 8KwrZAcw
>>753
某氏は、ある意味で言うなら、「負けた悔しさ」を日本軍に照らし合わせてるかも?

日本の戦時標準船は、あの時代、当時の技術で製造された。
当時の技術以上を求めるのは開国(大政奉還)を早めろと言うレベル。

755:名無し三等兵
10/07/20 10:54:55


756:名無し三等兵
10/07/21 11:53:39
>>753
>>結果論から偉そうに物事を断じる姿勢

この一言でお里が知れる。
旧軍や太平洋戦争に批判的な論を批判する馬鹿が背伸びして出した思考停止的批判。

最低なのは本じゃ無く君のオツムだと思うよ。

757:名無し三等兵
10/07/21 23:12:12
>>754
ぶっちゃけ、大量生産というもの自体が日本にとって初の体験だったようなものだからなぁ。
未経験のことを最初から上手くやれるわけがないわけで・・・。
でも戦時標準船を始めとする戦時急造艦の設計や製造で培った技術が後の造船大国の
礎を築いたのだけど、氏はそれを過小に評価しているんだよね。
ちょっと残念。

758:名無し三等兵
10/07/22 12:20:25
>>757
俺は技術的に礎になったってのは疑問。

コスト面で参考になったと聞くが、技術を具体的に見るとそんな痕跡は見受けられない。
例えば、溶接技術なんかを見てみると戦後に海外技術の導入やJISの制定が大きい。

759:名無し三等兵
10/07/22 13:49:57
技術というか、設計における考え方に影響を与えたと思うよ。

760:名無し三等兵
10/07/22 13:54:19
考え方への影響って?

761:名無し三等兵
10/07/22 21:58:51
限界設計?

そこまで戦後に活かせたかなあ、というと、ちと怪しいかも。

762:名無し三等兵
10/07/22 22:41:48
単に知識が足りないだけかも知れないが、戦後日本における造船の躍進とその礎というテーマで見た時に、戦時標準船の
どの技術がとか、この部分がという具体的な挿話をあまり聞いた事が無い。
聞いた事の有るのだと戦標船で使う材料を極限まで減らしたのが、コストダウンの参考になったって程度。

具体的な技術で何かあるだろうか?


763:名無し三等兵
10/07/22 22:47:41
>>758 俺も前は似たような考え方だったからそれよく判るし、フネとしての戦時標準船のどうしようもなさは前提事実として同意せざるを得ないんだが、
戦時標準船の量産経験から得られたものは確かにあるんだよ。
なんというか、大量生産のために、海外からどんな技術を導入するべきか、
て考え方のレベルで、戦時標準船量産が戦後の造船大国日本の礎になってるんだわ。

詳しくは、前間孝則「戦艦『大和』誕生」「世界制覇」の2冊を読んでくれ。
前者は普通の読者向けにキャッチーなタイトルがついてるが、戦艦大和の設計にあたって、
事前にユニットを組んどいてそれを組み立てるやり方の確立が前半で、
後半はそのやり方を利用した戦時標準船・海防艦その他の量産の話、
後者は、戦時標準船の造船経験を平時の優秀船舶の低コスト生産に生かした結果、日本造船業が世界制覇を成し遂げるまでの物語。
タイトルは異なるが事実上連続した一冊の本と言っていい。正直読んで世界観が変わったよ、俺の場合。

764:名無し三等兵
10/07/27 20:13:45
第二次戦時標準船、デザインはなかなか秀でているように思えるのは俺だけか?


765:名無し三等兵
10/07/28 23:41:05
思ったんだけど、もう少しコストと時間を掛けて建造した方が消耗率を抑えられて輸送に寄与できたんじゃなかろうか。
二重底を廃止してボカ沈させるより、たとえ使い捨てにするにしても生き残って資材を運びきらせるようにした方が
良かったんじゃない?

って、魚雷を一発くらえば二重底だろうがなかろうが輸送船なんざ一撃で葬られるか。

766:名無し三等兵
10/07/30 00:01:04
2次戦標船の生い立ちがどうしようもない泥縄で、そのツケとしてあんな船と言うのも憚られる代物になったのだからどうしようもないさ。

軍にせよ国にせよ、その無策や無計画を全部現場におっかぶせたもんが2次戦標船。

767:名無し三等兵
10/07/31 15:26:33
>>765
2次戦標以来二重底が廃止され、3次戦標船計画でも二重底は沈没率に影響しないと結論されている。
その代わり3次では二重底廃止はそのままで、商船ながら水密区画を増やした設計になってる。
1937年頃以来慢性的に船舶不足で、2次が計画された17年11月頃は通商破壊による被害も少ないし。
攻撃される事への対処より、目の前の輸送力不足解消のが重要だから。

768:名無し三等兵
10/08/02 11:45:47 EpVWTiej
>>765
減っていく輸送力の前に人は無力です。

769:名無し三等兵
10/08/04 00:31:37
二重底の現代の船の「ろーろーさろま」ちょびっと擦っただけで沈んだしな
RORO船だからある意味しょうがないけどさ

770:名無し三等兵
10/08/04 09:25:35
>>769
素人にも分かるように解説よろ

771:名無し三等兵
10/08/09 16:36:41 Ii0Qv2UI
ろーろーさろま
URLリンク(www.wakanatsu.com)

ろーろーさろま(総トン数8,349トン)は強風下の北海道釧路港において、
出港するために左回頭中、平成18年2月17日14時56分、
釧路港西区南防波堤東灯台から321度910メートルの地点で、
その右舷中央部が第2ふ頭南東端に衝突、右舷側中央部外板に破口を生じて浸水し、
右舷側に大傾斜して船底が海底に擱座した。

函館地方海難審判庁裁決
URLリンク(www.mlit.go.jp)

772:名無し三等兵
10/08/19 10:12:40 OwiNrdEn
フジミ模型から日本郵船のS型高速優秀船、讃岐丸がアナウンス。

773:名無し三等兵
10/08/20 00:01:12
第二次戦時標準船を模型化してほしいな。

774:名無し三等兵
10/09/04 10:52:34 sHHLb83W
戦時標準船の模型はレジンでラッキー扱いの寺尾工房で無かったか?

第一次戦時標準船の方が好きだけど。

775:名無し三等兵
10/09/04 12:51:07
正直、商船よりも洋上監視船のキットがほしい
あれだけ苦闘していてキット絶無とかかわいそう過ぎる

776:名無し三等兵
10/09/04 14:45:30
そういえば戦後にバラ積み貨物船がバラバラになる事故があったけど、あれはなんで?
リバティーみたいな溶接箇所の不具合?

777:名無し三等兵
10/09/04 18:36:49
そういえばリバティ船って戦後どれくらい日本でも使ったんだろ
商船団壊滅に近かった以上は中古のリバティかりてるよね?

778:名無し三等兵
10/09/04 23:49:49
第二次戦時標準船のカッコ良さはガチ。

779:名無し三等兵
10/09/06 10:29:18 gwCx80IH
>>776
バラ積み貨物船は戦前、その前の20世紀初頭から沈没する事故が多発してる。
最近、1990年にも20隻94人死亡、1991年には24隻154人が死亡してる。

大きな船倉が設置して在り、しかも上部が開閉されるバラ積み貨物船などは、
船齢20年以上経つと船の老朽化と共に強度が下がる。
こららと加え、不十分な保守、船倉上部の密閉腐食で船倉に大きな波などで、
大量の海水が流れ込み船体バランスを崩したり、船倉に入った水の余分な重量により、
隣の船倉間仕切りが崩壊したりして沈没を誘発する。

780:名無し三等兵
10/09/06 10:47:38 gwCx80IH
>>777
前後、残存した商船2800トン以上は92隻。
その内、6000トン以下は22隻。残り70隻は6000トン以上。
GHQ統制の日本で昭和22年から第一次計画造船が実行され、
昭和27年の第八次計画まで造船された。
日本近海や内海などに沈没した商船なども引揚げ修理、
建造途中で放置された戦時標準船も建造して艦船不足を少しでも補った。

輸入船を見ると、
第一次大戦時の英国製の戦時標準船を購入してるのが多い。
こう見ると終戦~2年後までは残存商船や外国委託が主流で、
戦後2年目から造船で補っていくのでは?

中古輸入船で元が米国製リバティ船らしきのは見つけられなかった。

781:名無し三等兵
10/09/06 11:07:53 Od+FsfaU
北太平洋で99式155ミリ自走砲がバラ積船で沈んでなかったか

782:名無し三等兵
10/09/06 18:40:36
>>781
他にも最新装備を満載で沈んだよ
装備には保険がかけてあってそれが効いたとか云々

もう大分前の話だと思うけど

783:名無し三等兵
10/09/06 20:03:20
>>780
一時大戦時の中古…

784:名無し三等兵
10/09/08 13:14:04
>>23
夕顔丸というと、坂本龍馬の乗船がすごく有名なんだが
そういう船もあったのか

785:名無し三等兵
10/09/09 04:55:57
戦後間もなくだと国内需要は、ララ物資とかGHQの援助物資頼りだし、活発に貿易してる訳でもないからそんなに商船必要じゃないでしょ。
明治時代なんて保有船舶100万トン程度だったし、食糧さえ援助してもらえりゃやっていける。

786:名無し三等兵
10/09/09 15:43:00
>>779
「ぼりばあ丸」や「かりふおるにあ丸」は20年どころか船齢5年以内に船体破損で沈没したけどね・・・

787:名無し三等兵
10/09/09 15:52:41 yemJHuWy
戦前も日本は欧米から船を輸入してるんだよな。
明治前期は258隻、明治後期は471隻、
大正時代は245隻、昭和は13年まで161隻、
合計1135隻が輸入された。
一番多かったのは明治38年の100隻。

戦争前の輸入船は第1次世界大戦中に米国及びカナダで建造された、
標準型貨物船LAKE型等が大正末期から昭和初期にかけて多数輸入された。

戦後は朝鮮動乱勃発による極東水域の船腹不足対策の一環として、
政府の奨励により外国船輸入による船舶拡充が図られ、
昭和25年(1950)から56隻(31万総トン)が輸入されるまで輸入船は無い。

第一汽船の「おりえんと丸」なんか、
1911年(明治44年)建造→1962年(昭和37年)9月9日に解体されたし、
同じ会社の「春祥丸」は建造がなんと1906年(明治39年)→1952年(昭和27年)11月23日解体。

788:名無し三等兵
10/09/24 12:17:18
サルベージ

789:名無し三等兵
10/10/07 21:02:33
>>786
2隻とも第20次計画造船の船だね。
そしてやはり同じように船首が吹っ飛んだ「尾道丸」は第21次計画造船。

19次から21次計画造船の船はちょうど大量建造の時期に当たっていて
手抜き工事も横行していたと言われていたくらいで。

790:名無し三等兵
10/10/07 21:17:48
さらに付け加えると
ああ言うタンカーやバルクキャリアのような船が出始めた頃だったので
構造や強度計算の面で未熟な所があったんだろうと。

791:名無し三等兵
10/10/18 17:39:58 0yeqSMVz
ピットロードから完全新金型の愛国丸アナウンス。
ウォーターとフルハル、二つを出すみたいよ。

792:名無し三等兵
10/10/22 23:05:17
ピットだとプロポーションや船体の絞りが不安だな…
ひゅうがも明らかに下半身デブだったし。

793:名無し三等兵
10/10/23 11:52:41
>>792
国内金型なら未だしも、トラペにやらせると船体の掌握力が
微妙だしなぁ。

794:名無し三等兵
10/10/23 18:44:26
金型製造と設計は別じゃないの

795:名無し三等兵
10/10/23 23:18:08
まあピットさんは曲線のシアを直線で処理したり、幅がスケールより狭かったり、LoaとLppを取り違えたり色々やってるから…
いいキットも多いんだけどね。

796:名無し三等兵
10/11/12 03:04:26
戦後はどうして計画造船になったんだろ。
むしろ戦前にやって欲しかったけど、造船て需要があって船主が個別に発注するものではないか。

797:名無し三等兵
10/11/12 07:24:23 voUrb/jw
昭和21年(1946)4月、戦時補償特別措置法が公布され当時の金で25億6000万円という、
補償が打切りとなり海運会社は新造船建造に必要な資金源を失った。
このため政府は翌昭和22年(1947)1月に復興金融金庫を設置し海運業に対する融資を行った。
戦時中の計画造船の一元的発注機関であった産業設備営団は連合軍総司令部により、
閉鎖機関に指定されたためその後を継いで昭和22年(1947)4月の船舶公団法に基づいて、
船舶公団が設立された。その基本金を全額政府が出資し、運営資金を復興金融金庫から借り入れた。
海運業者は船舶公団と共有の形で続行船の工事継続、戦標船の改造、
沈船の引き揚げ修理を行うことができるようになったのである。

船舶の再整備

太平洋戦争終戦時の商船は大半が戦時急造の戦標船であった。
残存した在来船も航行不能の状態のものもあり修理、
改造が各地の造船所で実施された。

798:名無し三等兵
10/11/12 07:28:20 voUrb/jw
GHQの斡旋により日本政府と米国、フランス、デンマーク、ノルウェー、フィリピン等と、
鋼船輸出契約の商議がすすめられ、最初にノルウェー向けの2隻の捕鯨船が契約された。
受注した播磨造船所は「戦後初の外国の注文船であるので設計、施工共に非常に慎重に行われ、
戦時中の荒廃した技術を一挙に戦前の優秀な技術に戻す意気込みで全員張り切って工事を進めている」
(「船の科学」昭和23年11月号)様子だったという。

799:名無し三等兵
10/11/20 11:33:07 ItJewrQw
age

800:名無し三等兵
10/11/26 16:53:33 CvmjyffH
フジミから日本陸軍輸送艦 佐渡丸/崎戸丸 12月9日から発送されます。

801:名無し三等兵
10/12/07 18:02:45 2vfmPy3r
紙で製作した往年の客船など。
URLリンク(members.jcom.home.ne.jp)

802:名無し三等兵
10/12/17 10:32:54
岩重さん戦時輸送船ビジュアルガイド2発売

803:名無し三等兵
10/12/27 17:12:26 VfWI/4MF
最近、話題無いのか?

804:名無し三等兵
10/12/27 19:56:53
>>802
買いましたよ、
良いですね。


805:名無し三等兵
10/12/27 20:20:35
>>804
岩重氏はガチな人だからねぇ。

806:名無し三等兵
11/01/01 21:44:33
今日、書店で買いました。正月はこれ見て過ごすぜ

807:名無し三等兵
11/01/29 10:11:02 LPoIBhZL
俺も購入予定だが、3軒まわって見つからなかった・・・・

808:名無し三等兵
11/01/29 13:12:32 HJpl4Va2
名古屋のINAXギャラリーで開催中の
「にっぽんの客船 タイムトリップ 展」の講演会を聴いてきた。

橘丸、あるぜんちな丸、橿原丸(空母隼鷹)など
戦前の客船時代の豪華な船内が写真や装具、
模型や設計図面やCG等で紹介されていて興味津々。

客船の装備品でも一等船室のバスタブなど高級衛生陶器などは、
ずっと輸入品だったとのことで、橿原丸あたりでようやく国産品を
使う予定だったが、空母改装でオジャンとのこと。

あるぜんちな丸では、内装に日本の工芸の粋を尽くしたのに資材不足。
すでにドアノブ等が真鍮からベークライトになっていたそうな。

名古屋/納屋橋 INAXギャラリー、2011年2月17日(木)まで、入場無料
URLリンク(www.inax.co.jp)


809:名無し三等兵
11/02/06 20:16:35
氷川丸5番ハッチを特別解放とのこと

>>6万人の命の証人「氷川丸」で聞く、戦争体験者の声<<
山下公園(神奈川県・横浜)に係留されている「氷川丸」。氷川丸が、病院船・復員船、そして引揚船として、第二次世界大戦に深く関わった船であったことは、あまりに知られていません。
氷川丸を通して、戦争体験者の労苦を語り、伝え続け、平和な社会を築くために、平和を祈念するために、戦争体験者やゲストを迎えたトークイベント『氷川丸サロン』、通常開放されていない5番ハッチでの『特設展示』を実施します。

>>特設展示 19日(土)・20日(日)※(19日のみ12:00~)<<
非公開の5番ハッチを、この2日間だけ特別開放。三労苦の関連資料を展示します。
※事前申込みは不要です。ただし、氷川丸への入館(200円)が必要になります。

URLリンク(www.heiwakinen.jp)

810:名無し三等兵
11/02/08 14:00:18 iV/7Uss8
東海大相模はいいよ。原 監督こと、辰(道)徳さん、もいい。

811:名無し三等兵
11/02/08 14:51:53 r9mP1iYK
戦前の客船などのバスタブなどは外国製高級衛生陶器は当たり前だよな。
外国人が乗船するんだし。

東洋陶器は戦前から1960年代まで食器などを生産してて、台湾や韓国などアジア圏内に輸出されていた。
丁度、バブル期が終った1992年に台湾の食堂で東洋陶器の皿やカップを見た時、
この店は食器を長持させてるな~と実感したな。


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