12/12/05 21:23:46.89 LShRAot10
>>497
銀河鉄道に乗ってどこかへ行ってしまう直前、母は幼い桃に告げた。
「あなたがもっと大きくなった時、かならずあなたを必要とする人が現れます。今は辛いでしょうがイジメにも負けず、その時を待ちなさい」
桃は母の腰にすがりついて泣きじゃくりながら言った。
「かぁ様、かぁ様はどこへ行ってしまわれるのですか? 大きくなったらとはいつのことですか? あとイジメられてなんていません!」
母はしばらく逡巡した後、ただ一言だけ答えた。
「大洗へ行きなさい(意味深)」
そうして桃型の眼帯ケースからモノクルを一つ取り出すと桃の小さな手に握らせた。
列車が夜の空に消え、誰もいなくなったプラットホームで桃は一人呟いた。
「……答えになってない」
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/.: :: :: :: ;: ; へ;: ::、:: :: :: :: :: ::.\
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/:: :: /:: ..:::/|/-‐ト  ̄リ`ヽ::::/|:: :: :: :::. . ::i と思う丸山ちゃんであった
' / . l:: :::::;::| ! -‐ 二ヽi/ |:: :: :::::|::.:::::.i
|/ .:: :|:: .::! ! /刀ト ' し刀ヽ |:: .::::::/:|::::::::.i
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