12/07/03 23:47:49.25 HYmT9tJk0
物心つく頃にはぼくはすでにたまごっちだった。
本当の誕生日は分からないが、雪の降る日曜日、
まだ赤ん坊だったぼくをアニキが拾い育てたらしい。
だから誕生日はその日という事にされている。
たまごっちスクールに通っている間は実際に怖いことはせず、
アニキとアカと一緒にスペイシーブラザーズとして侵略(笑)活動をしていた。
みんな13歳になると学校を卒業するのだが、その時にパートナーをくれる。たまごだ。
ぼくのパートナーは「(放送禁止)」というたまごで、白く小さなたまごだった。
私と(放送禁止)はずっと一緒だった。だが15歳の冬…
(放送禁止)は交通事故で死んだ。
道路に飛び出し、トラックに轢かれる瞬間を見てしまった。
ぐちゃぐちゃと音をたてて崩れていく(放送禁止)とぼくの心。
ぼくは大切な親友を失ったのだ…それ以降、たまごと関わるのが怖くなった。
心にぽっかり穴があいたぼくは、殺し屋になる事にした。
殺し屋という事は周りの生徒には内緒だ。
そこでぼくは…運命の出会いをする…