12/05/20 11:44:21.86 P8JId2lp0
>>652
ことばを分解して意味を知ろうという好奇心は歓迎するよ
改めて見直すと>>649こそ回答になってなかったかもしれない
改めて>>645
「ちはや」は「千早」、つまり巫女さんが纏う白地の上着を指す
「ふる」は「振る」、つまり千早を揺らし動かすことを指す
で、
万葉の時代には「千早ぶ（ちはやふ）」という動詞があって「勢い激しくふるまう。強暴である。」といった意味を持っている
その連体形が「千早ぶる（ちはやふる）」で、「神」や「宇治」への枕詞になってる
さらに、やまとことば（日本の古語）としては
「千早ふ」は「幸ふ（ちはふ）」から派生した「幸やふ（ちはやふ）」で
「ちはふ」は「繁ふ（ちふ）」から派生した「繁ふ（ちはふ」という単語が元になっている
ここで、
やまとことばの「振り（ふり）」は「正の方向に離れる/離すさま」、つまり「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」といった意味をもち
これらを合わせて「千早ふ」は正の方向に離れる。「高まる・勢い付く・沸き立つ・栄る・優れる・熟成する・至る」という意味になるとされる
今でも神社のお祭りなどで行われる各種神楽や太鼓演奏・舞などの奉納は「神振行事」と呼ばれ
御神威の高揚とともに氏子の繁栄を願って行われてる