13/03/22 02:02:59.37 oP3axkax
>>405
はいはい
で続きね
氏と姓が混乱しないようにここで用語を一度定義しなおすと以下の通りである。
・姓=氏族名。本貫の名。集団の名前。朝鮮や中国特有のもの。戸籍登録には不要。
・氏=家族名。家族で共有する名前。朝鮮には存在しなかった。戸籍登録に必要。
・名=個人の名前。ファーストネーム。戸籍登録に必要。
ここに『戸籍』、つまり“家族”を単位にして住人を把握するシステムを導入する場合、
「単位となる家族名」が朝鮮に存在しないことが問題だった。
そこで新たに家族で共有する家族名を自分たちで考えて登録せよ、
というのが「創氏」である。
感覚的な理解を助けるため現代風の例え話にすると、
ある“団体スポーツ”の大会に出場する選手たちを大会運営委員が管理する時に、
所属地域名(氏族名)だけでなく、チーム名(家族名)を作って申請せよ、と
「大会の運営者が」決定した、というようなことである。
つまり、東京に属する選手が多い(金や朴という本貫に発祥する氏族が多い)場合に、
ただ単に「東京の誰々」(氏族名+個人名)と名乗られるより、
たとえば“東京ジャイアンツ”や“東京ドラゴンズ”のようなチーム名を創らせたほうが、
大会運営側にとって、遥かに便利だということである。
そして運営者が使う(戸籍管理に使う)のは、「ジャイアンツの誰々」(家族名+個人名)
という登録名(戸籍登録名)だというだけの話である。