17/12/03 16:45:22.83 a2AhRVB60.net
事件当時のアリバイを3人に問いただすが、3人は予め口裏を合わせており、警察の質問には全て完璧に答えた。
尋問した捜査員は不自然なほどに完璧な返答だった為、逆に怪しさを覚え、この3人が犯人だと確信する。
ただ、証拠もなく、アリバイがあると主張する3人を拘留しておくことは出来ず、釈放されることとなる。
10日後、容疑者3人の内の1人が、グラスゴーを流れるクライド川に死体となって浮かんでいるのを発見される。
死因は溺死で、死体には争った跡はなかった。
その為、この事件は事故として処理された。
3日後、容疑者3人の内の1人が、アルコール中毒で死亡する。
この死体にも争った形跡はなく、不審な点は見当たらなかった。
更に2日後、最後の容疑者の1人が、勤務先の食肉問屋の大型冷蔵庫の中で、凍死しているのを発見される。
今回も争った形跡はなく、またも事故死として処理された。
わずか数日の間に、カップルを殺害した3人の若者が全員殺害された。
死因に不審な所はなかったが、警察はこの連続死をドクターSの仕業と考えていた。
しかし、いくらドクターSがやったとしても、その証拠も無ければ、3人共完全に事故死であり、不審な点は何一つなかった。
事件性がない限り、警察は動くことは出来ず、ただの事故死として処理するしかない。
その後、ドクターSは弟の死により、心痛で倒れた母親を看病し、回復を待ってシカゴに帰った。
捜査員は
「一切の手掛かりを残さず犯人達を葬った。私は仕事柄、犯罪者を賞賛するつもりは毛頭ありませんが、彼は例外中の例外でしょう」
と間接的にドクターSを賞賛する発言を行った。
その後のドクターSの所在については不明。