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容疑者は台場に1人で立っていた
歌舞伎俳優の市川海老蔵(本名・堀越孝俊)さん(33)が顔などに大けがを負った事件で、傷害容疑で逮捕された職業不詳の伊藤リオン容疑者(26)が警視庁の調べに対し、「頭にきて、1人で殴った」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、暴行に至った経緯や動機、詳しい状況について、当時現場にいたとみられる関係者らから事情を聴くなどして調べている。
捜査1課によると、伊藤容疑者の逮捕容疑は、11月25日未明ごろ、東京都港区西麻布2丁目のビル内で、海老蔵さんの頭や顔を拳で何度も殴ったり足でけったりし、上あごの骨が折れるなど約6週間のけがを負わせたというもの。
捜査関係者によると、伊藤容疑者は、暴行現場はビルの11階の飲食店内と説明。「(当時身に着けていた)服や靴は事件後に捨てた」と話しているといい、捜査1課は暴行時に血がついたため処分したとみている。
伊藤容疑者は10日夜、関係者を通じ、出頭すると連絡。捜査員が指定された港区台場に向かうと、路上に伊藤容疑者が1人で立っていた。新しい靴を履き、着替えを持っていたという。事件からの2週間余の間、都内にいたと説明しているといい、捜査1課はこの間の行動も調べる。
伊藤容疑者は捜査員から逮捕容疑を告げられると、「殴っただけだ」とけったことは否定。「殴ってしまったことに間違いない。細かいことはあとで気持ちを整理してから話す」と供述し、取り調べには淡々と応じているという。
事件当時、海老蔵さんは、伊藤容疑者の知人の男性ら数人のグループと酒を飲んでいた。海老蔵さんはこれまでの事情聴取に「一緒に酒を飲んでいて酔いつぶれた人を介抱していたら因縁をつけられ、1人から殴られた」と説明している。