10/05/12 14:46:49 VFtv/ekw
「京急の高架化事業への協力も困難になる」。京浜急行電鉄(本社・港区)が品川-羽田空港間で京急蒲田駅(大田区)の素通りを含むダイヤを発表した問題で、松原忠義・大田区長は十一日、対抗措置の可能性にも言及して、京急を批判した。「長いお付き合い」(同区)という大田区と京急。十六日の京急上り線の�1628iヒ化をともに祝うはずだった両者の間で、溝が広がっている。 (増田恵美子)
この日、大田区は区議会、区民と合同会見を開き、松原区長をはじめ、永井敬臣議長、樋口幸雄・区自治会連合会会長(京急蒲田駅通過反対区民協議会会長)、遠藤孝一・区商店街連合会会長ら十一人が出席した。
松原区長は、羽田空港の国際化が進む中、同駅周辺は「日本の空の玄関として、今後の街づくりの拠点」と強調。同駅を素通りする新「エアポート快特」を同駅に停車する内容に見直すよう京急に求めた。ダイヤ改正前日の十五日には、同駅通過に反対する区民大会を区産業プラザで開くことを明らかにした。
区側の事前の対応不足を指摘する声もあることについては、「区と京急は定期的に会って、相互信頼でやっている」と述べ、京急側が直前まで区に説明しなかったことを批判した。
区によると、京急は四月二十一日、区の担当部署に翌日のダイヤ改正発表を連絡してきた。区側が反発したため、双方の幹部間で協議したが京急の意向は変わらず、今月七日に発表。区側が同日再要請したのに対し、京急は十一日、「今後ともまちづくりの協議の場に参加する」と回答しただけで、素通り問題について具体的な言及はなかった。