07/01/01 21:13:12
冬場の寒さ考えるとブレードさんはちゃんとした事務所を作れてよかったな。
という訳で『もしブレードさんが橋げたの下の段ボール事務所にまだいたら』という設定で日記を書いてみる
寒空月花畑日
去年のうちにちゃんとした事務所を建てられなかった俺は
ブルーシティの大橋の下に段ボールで事務所を建てて住んでいた。
しかし正月までこんな貧乏暮らしをするのも、正直どうかと思っている。
リュックは風邪をひく回数が増えたし、これは本当にちゃんとした建物を事務所にした方がいいかもしれない。
今年の始めのリュックの様子は特にヤバかった。
体育座りでガタガタ震えていたかと思うと
どこからかマッチを出して擦っては幻覚を見ていたのだ。
その様子は『マッチ売りの少女』に酷似していた。
「ブレードさん。…川の向こうのお花畑で…母さんが手を振っていますよ。
待ってて下さい、母さん。僕もすぐ、そちらに行きますよ…」
目はどこか遠いところを虚ろにさ迷っている。
……うん、本格的にどうにかした方がいい。
夜更けには寒さがピークに達し、リュックの精神はすっかり参ってしまったようだ。