11/09/24 21:09:01.14 /HkZSo7B
>>891
>失礼
>つまり低インピは一般のDAP向けで、高インピはPHPA向けってことだよね
>でもなんで低インピが鳴らしづらいのかがよく分からない
>音圧感度がすっごい低いとか?
1.低インピーダンスだと低電圧・大電流になるので電子回路にとって扱い難い。
例えば、KOSS The plugだと16オームで112dB SPL/mWなので、120dB SPL(爆音)出したとしてもピーク電圧で+-0.449Vしか必要ない。
ここまで電圧が低いと回路の精度的に不利でノイズにも弱い。
2.電子回路は電流の激しい変動を扱うのが苦手。
電池は化学反応なので、急に電流を増やそうとしても完全に追従できない。
据置の機器でAC100Vを使った場合は有利だが、それでも電源回路の平滑用コンデンサが大きくて内部抵抗が低くないと電流の変動に追従できない。
どちらにしても完全に追従するのは限界がある。
3.ダンピングでも不利
ダンピングファクター=ユニットのインピーダンス÷アンプの出力抵抗
この値が大きいほど電磁制動がかかりやすい。つまり正確に振動板を制御できる。
しかし、低インピーダンスだとダンピングファクターが小さくなってしまう。
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以上のことから低インピーダンスは鳴らすのが非常に難しい。
しかし、ポータブル機器は低電圧で動作する物が多いので、低インピーダンスが好まれてしまう。