10/10/22 22:39:00 C3aThDAq
周波数特性に関してだけど、
グラフの右の方でいくつか山があるから
耳に刺さるとか、そんな単純なものじゃないよ。
超高域の相対量を増やすとむしろ高域はマイルドに感じたりする。
よく知られてるのがマスキング効果だけど、
それだけじゃなくて、物理的、心理的に複雑な要素が絡みあってる。
ただ、EX1000がEX70,Q1からの高域傾向を依然引きずってるのは確か。
即ち4~6Khzあたりのピーク、歪感。
EX700ですらイコライザではどうしようもない刺さりがあった。
EX1000で歪感はかなり低減されて、耳障りではなくなってきた。
そのキーになってるのが、ここの住人には信じられないかもしれないが、
公式の分解図にあるイコライザの部分。
この古典的なスポンジでダイナミック型の刺激的な部分を大幅に抑えている。
ダイナミック型でカナルを作るってのは、
荒ぶる巨大な力をどう押さえ込むかってのが基本的な考え方。
背面音の処理に苦労するし、完全に密閉するのは不可能。
そうするとBAの強みも分かる。BAは鼓膜をほぼ直に動かせる。
EX1000を聴いてると、頑張って上品な音を出そうとしてるのがよく分かるが、伸び伸びと鳴っているようには感じられない。