11/12/03 22:42:41.26
本田技研工業は、軽自動車の新モデル「N BOX(エヌ ボックス)」を12月16日に発売する。
ベーシックな「N BOX」とカスタムモデル「N BOX カスタム」をラインアップし、前者は124~146万円、後者は144~178万円。
今回デビューしたN BOXは、同社の新世代軽自動車“Honda Nシリーズ”の第1弾モデルで、新規開発した「Nシリーズ共通プラットフォーム」
によって構成されている。
革新を目指したプラットフォームを支える技術的なコアは、初代フィットから採用されておなじみとなっている同社独自の
「センタータンクレイアウト」と、新たに発想された「ミニマムエンジンルーム」の2点。
このミニマムエンジンルームは、エンジンルームのスペースを従来比で70mm前方に圧縮し、その分を室内長として活用する新技術。
70mmという数値はFFレイアウトではほぼ限界に近い。
広がった室内長は空間のゆとりに加え、前席、後席ともポジションの前進を実現。従来の軽自動車では、後席の前後スライドによって
乗員空間とラゲッジスペースの広さの使い分けが一般的だったが、N BOXではクラストップになる1150mmのタンデムディスタンスと同時に
ラゲッジスペースでは18Lポリタンクやベビーカーなどの積載スペースを両立。後席は前後スライドの必要がなくなったことで、座面の
チップアップとダイブダウン格納を採用。センタータンクレイアウトが生み出す低い床との組み合わせで、多彩な使い勝手を実現。
全面刷新で新設計されたN BOXのエンジンでは、衝突時にコンプレッサやオルタネータの固定アームが曲がったり、インテークマニホールドや
ウォータポンプのプーリといった樹脂パーツが割れたりすることでエネルギーを吸収。衝突後のエンジン全長は、最大で78mmまで短くなるよう
設計されている。
新開発された「S07A」型エンジンは直列3気筒DOHCで、同じ名前でターボと自然吸気を設定。吸気側のVTC(連続可変バルブタイミング
コントロール機構)やロングインテークマニホールド、ハイドロリック・ラッシュアジャスター、低張力ピストンリング&ピストンパターン
コーティング、スイングアーム式ロッカーアームなどの採用によって、軽量&コンパクトでありながら扱いやすく高出力な特性を獲得し
とくに自然吸気エンジンは最高出力58PS/7,300rpm、最大トルク6.6kgm/3,500rpmと、これまでにない高出力化を実現。
さらにこのエンジンに組み合わせる変速機も新開発の軽自動車専用CVTで、平行軸式の1次減速機構を備えて伝達効率を高め、エンジンとの
協調制御による高効率化、自然吸気エンジンの全車でアイドリングストップ機能を採用することなどにより、自然吸気エンジンで24.5km/L
ターボ車で21.0km/Lという10・15モード燃費を実現。
スーパーハイトワゴンに属する高い車高を持つN BOXでは、ロアボディを重視してドアウインドーが高くなってしまうと車両周辺の視認性が
低下してしまう。この問題を解消するため、これまでステップワゴンやフリードに採用されたミラー技術を集めてさらに進化させた
「ピタ駐ミラー」を投入。ステップワゴンのサイドビューサポートミラー、フリードの後方視覚支援ミラーを受け継ぎ、さらにサイドビュー
サポートミラーの上には助手席側の路面を映すアンダーミラーを追加。ドアミラーも下部を広角化した広角ドアミラーとなっており
高いアイポイントと合わせて運転をサポート。
運転をサポートする装備として、軽自動車として初めてVSA(車両挙動安定化制御システム)とヒルスタート・アシストシステムを全車に標準装備。
ヒルスタート・アシストシステムはアイドリングストップのON/OFFに関わらずブレーキが作動する制御となっており、クリープ時の力が弱い
軽自動車でも不意に後退する怖さを解消。
▽ソース:Car Watch (2011/11/30)
URLリンク(car.watch.impress.co.jp)
▽ニュースリリース
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▽画像
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