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ハッカー集団が国連機関のWebサイトの脆弱性を突いて職員のパスワードなどを盗み出し、ネットで公開した。
[鈴木聖子,ITmedia]
国連機関のWebサイトがサイバー攻撃を受け、職員のパスワードやログイン情報がインターネットで公開される
事件が起きた。事件への関与を公言しているハッカー集団は、「次は銀行を標的にする」と予告している。
英セキュリティ企業のSophosのブログによると、「TeaMp0isoN」を名乗るハッカー集団が、国連開発計画(UNDP)、
経済協力開発機構(OECD)、ユニセフ、世界保健機関(WHO)といった国際機関の職員100人以上のユーザー名
とメールアドレス、パスワードをインターネットに掲載した。理由として、「国連は腐敗している」と主張しているという。
公開された情報は、UNDPのWebサイトの脆弱性を突いて盗み出されたとみられ、国連機関のセキュリティ対策を
からかうような文言も添えられていた。
TeaMp0isoNは、ロンドンで起きた暴動に関連してBlackBerryのブログを改ざんするなどして注目された集団。
次は別のハッカー集団のAnonymousと手を組んで「p0isAnon」という組織を結成し、金融機関を標的とした
「ロビン・フッド作戦」を展開すると予告している。
p0isAnonがインターネットに掲載した声明によれば、ロビン・フッド作戦はニューヨークで始まった反格差デモに
呼応したもので、銀行などの金融機関に攻撃を仕掛け、「制度に裏切られ、銀行によって苦しめられた人たちの
金を取り戻す」と公言している。
ソース:ITメディアエンタープライズ(2011年12月01日 16時45分)
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