11/12/01 22:02:42.00
米国Trend MicroのCTO、レイモンド・ゲネス（Raimund Genes）氏は先ごろオーストラリアを訪れ、
Computerworldオーストラリア版の取材に対し、米国はデータ・セキュリティについての理解が欠けており、
またパブリック・クラウドの普及拡大がサイバー犯罪を助長していると苦言を呈した。
ゲネス氏は、米国におけるクラウドとオンライン・バンキングの普及状況は、米国にはセキュリティ上の
重大な欠陥があることを示していると語った。「米国はデータ・セキュリティをまるで理解していない。
手厳しい言い方だが、これは事実だ」（同氏）。
「ある国の市民が一般的にどれだけ安全かを知りたいとき、私は、『オンライン・バンキングを
していますか』、『2要素認証を使っていますか』と尋ねるようにしている」とゲネス氏。
「オンライン・バンキングは、だれもが安易に使うようになり、これからセキュリティを強化するのは
困難になっている」
ゲネス氏は、セキュリティに関するこうした安易なアプローチは、米国でクラウド・コンピューティングが
普及する過程でも繰り返されてきたと指摘した。
「クラウド・コンピューティングでも万事こんな調子だった。安さばかりが注目され、データがどこに
保存されるかはだれも気にしなかった」
さらに同氏は、クレジットカード会社によるNFC（Near Field Communication）技術の採用は、セキュリティに
大きな危機を招くと警告した。また、パブリック・クラウド・サービスも、セキュリティを脅かしていると
指摘した。
「パブリック・クラウドは“ダーク・クラウド”と言える。サイバー犯罪の温床になっているからだ」と
ゲネス氏。「われわれが現在のエコシステムを継続する限り、状況はひどくなる一方だろう」
ソース：ヤフーニュース(Computerworldオーストラリア版配信)
URLﾘﾝｸ(headlines.yahoo.co.jp)
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