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新聞記者だって人間だ。新聞記者だってサラリーマンだ。最高権力者に意見して身を危うくするのは嫌だ。
だから、今回の清武クーデターには驚いた。でも今はやっかんでいる。足も引っ張りたい。
「今後清武君の処遇がどうなるかわからないが、ナベツネ帝国終わりの始まりですよ。長くやりすぎた。
ナベツネはいま、日本テレビの経理状況までチェックし、指示を飛ばしています。読売本社でも、
6月の総会で内山(斉)さんがグループ本社社長を退任して以降、やりたい放題。
『オレは最後の独裁者』と公言しています。社会部記者を広報や総務に集め、警察や国税などの情報をとらせて蓄積している。
しかし、清武君が発表した声明のなかに、『自分が了承したことを全く忘れておられるということなら、
渡邉氏は任に堪えないということ』とあった。要するに、さしものナベツネも年老いて、記憶力も判断力も衰え、
ドンとしての力を失っているのではないか、と指摘しているんだ。この波紋は小さくない。
多くの幹部が心のなかで思っていても、口に出せなかったことをはじめて口にした」(読売新聞OB)
読売のドン、新聞界のドン、渡邉恒雄・読売新聞グループ本社会長(85歳)を、巨人軍・清武英利球団代表(61歳)が公然と批判した。
読売内ではドンに歯向かうなど、あってはならないことだ。絶対服従。たとえ閑職に飛ばされても、文句を言ってはいけない。
この20年、まともにドンに逆らった者は一人もいない。とくに巨人は、ドンにとって重要なツールのひとつだった。
「かつてほどではないとはいえ、巨人は依然として巨額の収益を上げる読売グループのドル箱なんです。社会的な注目度も高い。
ナベツネさんにとっては、権力を誇示できる道具であり、自由にできる財布でもあるんです。事実、ナベツネさんが子どものように
可愛がっている長嶋一茂には、鶴の一声で高額の年俸を払い続けている」(元球団幹部)
これだけの人気球団を意のままに操れたら、気分が悪いわけがない。怖い物なし、社内でも社外でも放言し放題だ。
「最近の会長は、酒が入るとひどく感情的になって、怒鳴り散らしたりすることが増えた。相変わらず
『悪名は無名に勝る』とか、独特の格言を駆使した話術は健在だが、人の名前を覚えたりすることは難しくなってきている。
'09年に水上健也・元経営戦略会議議長、今年3月に氏家齊一郎・日本テレビ会長など渡邉会長と同世代のグループ幹部が相次いで亡くなり、
いまは本社の役員クラスでさえ、渡邉会長にとって息子のような年齢です」(読売新聞元幹部)
読売新聞グループ本社社長を務める後継者候補一番手・白石興二郎氏でさえ、20歳年下。
かつてのカミソリのような明晰さこそ減じているが、渡邉会長の風圧は、ほかの役員を圧倒している。
渡邉会長は、ますます大胆な発言で社内を制圧するようになっていった。
「その場にいない幹部の悪口を平気で言う。『アイツはいざというとき逃げる』
『こんな問題を抱えている』などと平気で暴露し、今回助監督にしようとした江川卓氏さえ、
『カネの問題があるから、監督にはしない』と公言しています。聞いているほうにすれば面白いけど、
いないときは自分がターゲットにされているかと思うと気が気じゃない。
一種の恐怖政治ですよ。
社内の閉塞感は深刻です。30代、40代の若手・中堅でさえ、ナベツネさんの批判を表立ってするのは憚られるムードがある。
それどころか、こぞって『やはり主筆は凄い』と称えあっているくらいです」(前出・読売新聞OB)
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