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昭和の創業から40年余り、インベーダーゲームやビリヤードを時代に先駆けて取り入れ、若者の
人気を集めた老舗娯楽施設「スポーツランド北白川」(京都市左京区)が28日早朝で閉店する。
「キタバチ」の愛称で親しまれ、青春時代のひとときを過ごした市民も多い遊び場が惜しまれつつ
姿を消す。
■インベーダー、ビリヤード…時代先駆け
巨人V9のさなかで野球熱が最高潮だった1970年、左京区一乗寺に「北白川バッティングセンター」
として開業。老いも若きも通い詰めて打撃を楽しんだ。70年代後半には社会現象にもなった
インベーダーゲーム機を導入。経営者の山森徹也さん(54)は「京都で一番早かったはず。店内は
まさに人が溢れる熱狂ぶりだった」。この頃、店名を略して「キタバチ」と呼ばれるようになった。
80年代、ビリヤード場の開設直後は映画「ハスラー2」がヒットし、府内外から若者グループが車で
訪れた。さらにカラオケや写真シール作成機、漫画喫茶、ダーツを取り込み、その時々の流行が
詰まった店内は「遊びのおもちゃ箱」とも称された。翌朝まで営業する数少ない娯楽場で学生や
会社員が夜も時間を忘れて遊んだ。
だが近年は、大型アミューズメント施設の進出やインターネット、携帯ゲームの普及などで客は
最盛期の5分の1に減った。家族でよく通った左京区の会社経営高橋弘さん(50)は「やんちゃな
若者が集まると言われたが、今は家で遊ぶより、ここで汗を流す方が健全だと思う」と閉店を惜しむ。
山森さんは「顔なじみになった若者と笑い合い、時にしかり、楽しかった。不況続きで娯楽より
生活中心の時代になり、潮時だと思った」と話す。
最終日の開店は27日午前10時で、翌日午前5時に営業を終える。
ソース:京都新聞(2011年11月26日 22時50分)
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
画像:流行の遊びが若者に親しまれたが、客が減って閉店する「スポーツランド北白川」
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