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◆明治神宮野球大会最終日 ▽高校の部・決勝 光星学院6―5愛工大名電(27日・神宮)
高校の部で、今夏の甲子園準優勝の光星学院(東北地区代表)が愛工大名電(東海地区代表)に
6―5で逆転勝ちし、初優勝を飾った。5―5の8回2死二塁、4番・北條史也内野手(2年)が中越えに
適時三塁打を放ち、勝ち越しに成功。3番・田村龍弘主将(2年)も2安打1打点と、2人の主砲が
チームをけん引した。各地区優勝校が出場するようになった2000年以降、東北勢初の日本一で、
来春センバツの明治神宮枠を東北にもたらした。
その瞬間、遊撃手の北條は右腕を突き上げた。9回2死一塁、カウント2―2。愛工大名電・
鳥居丈寛(2年)のバットが空を切る。ボールはバックネット方向にそれたが、捕手の田村は
空振りしたボールが打者の足に当たりボールデッドでゲームセットだと冷静に球審にアピール。
振り逃げを狙っていた相手がぼう然とする中、光星ナインが歓喜に沸いた。「めっちゃ、うれしいです」。
田村はまん丸の顔をくしゃくしゃにした。
前チームからの主力で、小学生時代からお互いを知る2人の「坂本2世」が要所で貢献した。3回、
田村が右翼へ1点差に迫る適時二塁打。7回は先頭で右越え二塁打の田村に、北條も右前安打で
続き、3点を返す足がかりをつくった。そして8回。1死二塁で田村は空振り三振に倒れたが、北條が
中越えに勝ち越しの適時三塁打。初戦の神村学園(九州地区代表)戦で大会史上初の逆転サヨナラ
満塁本塁打を放った男が、ファイナルでも試合を決めた。
大阪・オール狭山ボーイズから一緒に光星に進学した。金沢成奉総監督(45)は「別の子を見に
いったら、あいつらがいたの。ビックリしたよ。10スイング中8発くらい放り込んだ」と出会った時の
衝撃を語る。熱心に誘われ、口説き落とされた。そして、2年秋の大会制覇。北條は「田村と野球を
できたから日本一になれた」と喜んだ。
明治神宮大会と日程が重なり、修学旅行には行けなかったが、12月22日から1週間、台湾遠征がある。
「ご褒美っすね」と無邪気な田村は、出場が確実なセンバツに向け「(他校は)自分たちを目標に来る。
負けないように力をつけたい」と表情を引き締めた。春にまた、優勝の喜びを分かち合うためなら、
極寒の八戸の冬も乗り越えられる。
ソース:スポーツ報知(2011年11月28日10時44分)
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