11/11/06 08:02:02.13
周囲より比較的高い放射線量が計測されている柏市は五日、市立田中北小学校で進めている
除染実験の様子を公開した。同日行われた校庭表土の削り取りによって、地上五センチの線量が
毎時〇・三マイクロシーベルトから〇・〇八マイクロシーベルトへと大きく低下した。
同市では保護者らの協力で簡単な除染を進めてきたが、国が目標値として検討中の毎時〇・二三マイクロシーベルト以下を目指し、
重機を使った本格的な作業に乗り出す。同校では、市教委管轄の六十三施設で行う作業を検討するため
一日に実験を開始。十五日まで、他市のケースを参考に表土の削り取りや雨どい、側溝の清掃の三つを行う。
この日は、朝から作業員約二十人がショベルカーなど重機九台を使い、校庭約七千平方メートルで土部分は二センチ、
芝部分は五~七センチ分の土を削った。昼すぎには校庭の三分の二ほどまで終わり、市教委の計測では放射線量の大幅な低下を確認。
削った校庭は石灰石などで固めて一週間ほどで使用できるようになるという。削った土は大きな土のう袋に入れ、校庭の隅に埋める。
市教委は「費用は一千万円を下らない」と説明。効果や作業効率を検討し、他施設でも来年度にかけて順次、行う方針だ。
同校の柏熊孝校長は「これまでも特別に線量が高いわけでなく、手洗いやうがいを徹底するよう指導していた。
一層、放射線量を下げてもらえればこれに越したことはない」と話していた。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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