11/11/03 08:07:22.81 BE:720135037-PLT(12556)
福島第一原発の2号機で核分裂が連続する「臨界」が起きた可能性が濃厚だ。
東京電力や政府の見通しの甘さの証しといえる。今回の事態を軽く見ず、詳しい情報の開示を
さらに徹底すべきである。
メルトダウン(炉心溶融)した2号機の核燃料がどんな状態なのか、実は誰も分からない。
溶け出した核燃料が、原子炉の圧力容器や格納容器の底に堆積しているとみられている。
そこに大量の水を注ぎ込んでいるのは、核燃料を冷やし、安定させるためだ。
ところが、格納容器内の気体の状態を調べる装置から、キセノン133と同135と推定される
放射性物質が検出された。自然界に存在せず、核分裂に伴って生成される物質だ。
しかも、半減期はキセノン135の場合だと、約九時間である。つまり核分裂反応が連鎖的に続く
「臨界」が局所的に起きた可能性が高いとして、東電は核分裂を抑えるホウ酸水を注入したのだ。
最悪のシナリオを描けば、冷却水が沸騰したり、核燃料が露出したりすると、
破損した原子炉から外部に大量の放射性物質がばらまかれる恐れが出てくる。
*+*+ 東京新聞 +*+*
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