11/10/14 01:41:59.46
東京都世田谷区弦巻の区道から毎時3.35マイクロシーベルトの高い放射線量が検出された問題で、
文部科学省は14日未明、東京電力福島第1原発の事故とは無関係と断定した。
同区は13日、区道に面した住宅の床下から見つかったガラス瓶が発生源と発表。通報を受けて調べた文科省が、
ガラス瓶は数十本で、表面は毎時600マイクロシーベルト、中身は粉状で大半は放射性物質のラジウム226と推定されると明らかにした。
一方、東京都北区の小学校と千葉県船橋市の公園で毎時1マイクロシーベルトを超える放射線量を測定した。
世田谷区は13日、測量会社の放射線専門家に調査を依頼。区道南側に面した木造住宅から
高い放射線が検出され、所有者の承諾を得て屋内を調べると、床下から木箱が見つかった。
中には紙箱に入ったガラス瓶(長さ約7センチ、直径約5センチ)1本と棒状のガラス瓶3~4本があり、
毎時30マイクロシーベルトまで測れる測定器を近づけると針が振り切れたという。
文科省はガラス瓶を鉛容器に密閉、敷地境界線の放射線量は0.1~0.35マイクロシーベルトに下がった。
同省によると、この家には90歳くらいの女性が2月まで住んでいたが今は転居。
女性の夫は10年前に亡くなるまで一緒に住み、いずれも放射性物質を取り扱う仕事とは関係なく、
女性や親族も「あることすら知らない」と話しているという。
女性は箱から約2メートルのところで寝起きしていたことがあり、概算すると1年間に30ミリシーベルトほど被ばくしていた計算になるという。
警視庁世田谷署は、放射性物質の取り扱いを定めた放射線障害防止法に違反する事実があるかどうか確認するため、
ガラス瓶の保管状況などについて調べる方針。
一方、東京都北区の区立滝野川第三小学校の体育倉庫裏で13日、除染などの対応をするため
北区が独自に設定した空間放射線量の基準値(毎時0.25マイクロシーベルト)の約4倍に当たる
同1.01マイクロシーベルトを確認していたことが分かった。
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